タイでRevolutカードは使える？
タイ旅行や留学、移住を計画中の方の中には、タイ滞在中の予算管理が気がかり、という方も多いのではないでしょうか？海外滞在には、切っても切れないお金の管理。外貨に強い海外旅行用カードのRevolutカードを活用して、安全でお得にタイ・バーツ (THB)での支払い方法や、海外ATMでの引き出し方法、旅費を節約するためのコツを解説します。
タイでRevolutカードは使える？
日本在住でRevolutカードを持っている場合、もしくは新たにRevolutカードを持とうと検討している場合、タイで使えるかどうか気になっている方も多いのではないでしょうか？
答えはイエスです。タイでの日常的な買い物の支払い方法としてRevolutカードを利用できます。Revolutカードはタイ・バーツでの支払いにお得な為替レートと格安な手数料で支払うことができます。本記事では、Revolutカードを使ってどのように旅行費用を節約できるかを解説します。
タイに旅行に行くとき、Revolutはどう使える？
Revolutは、150種類以上の通貨に対応したVISAデビットカードを利用できます。 スタンダード・プレミアム・メタルの3種類の会員プランから選ぶことができ、ライフスタイルやニーズに合った使い方が可能です。
Revolutでは35種類の外貨を一つのアカウントで管理・保有でき、海外でのショッピングでは保有外貨から外貨のまま手軽に支払いができます。アカウント内での両替には為替手数料が上乗せされていないミッドマーケットレートが適用 *(2) されるため、為替レートが良いときど好きなタイミングで両替するとお得に利用できます。
ただし、「為替市場営業時間」*(1)外に両替する場合には全プラン共通で1%の為替手数料が別途かかることに注意しましょう。
*(1) 為替市場営業時間：金曜日17:00ニューヨーク時間から日曜日の18:00ニューヨーク時間まで *(2) スタンダードプランの場合、為替⼿数料無料枠（750,000円）を超えて取引をした場合、無料枠を超える部分の金額に対して0.5％の為替手数料が適用される。
海外で利用するには Revolut カードを有効化が必要？
Revolut カードのリアルカード（物理カード）を日本国内およびタイで利用できるようにするには、まずはリアルカードの有効化が必要です。次の手順で有効化できます。
- Revolutアプリを開く
- 「カード」（右上のカードアイコン）を開いて、有効化したいカードをタップする
- 「カードを有効化」をタップし、Revolutカードの番号を入力
Revolut カードはデビットカードのため、タイ旅行で支払いに利用するにはアカウント残高へ資金の入金が必要です。以下5つの方法で入金が可能です。
- デビットカード
- クレジットカード
- プリペイドカード
- 国内銀行からの送金
- 海外銀行からの送金
一部のカードからの入金には手数料が発生します。詳細はRevolutブログをご確認ください。
タイでRevolutは発行できる？
タイへ移住後に、Revolutカードの発行ができるかどうか疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。残念ながら、Revolutカードはまだタイでは利用することができません。他の選択肢として、Wiseカードの取得を検討してみてはいかがでしょうか？
Revolutカードの発行方法
Revolutカードは日本で簡単に取得できますが、事前に会員登録が必要です。ここでは、Revolutのリアル（物理）カードの発行手順をご説明します。
- Revolutで無料会員登録を行い、アカウントを開設する
- Revolutアプリのホーム画面から、右上の「カード」をタップする
- 「新規追加」をタップする
- 「リアルカード」を選択する
- お好みのカードデザインを選択する
- プロンプトに従って注文を完了する
なお、Revolutカードの発行料および発送料は契約プランによって若干異なります。
- スタンダード会員：発行料は無料。発送料は普通郵便で500円、速達で2,000円。*(1)
- プレミアム会員：1枚目のカードの発行料および発送料は無料。2枚目以降は2,000円／毎
- メタル会員：1枚目のカードの発行料および発送料は無料。2枚目以降は6,000円／毎
*(1)2024年7月14日時点で会員登録している場合は、同年8月19日までに発行申請を行った1枚目のスタンダードカードの普通郵便による発送料は無料。
タイでも使えるWiseカード
ミッドマーケットレート為替レート
40通貨以上の外貨に対応
VISA/Mastercard 搭載デビットカード- タイ滞在中にも手軽にタイ・バーツで決済✅
- タイ在住者も利用可能✅
- タイATMで現金が必要なときにはタイ・バーツを出金✅
Wiseカードは、40以上の通貨に対応し、世界中で使える便利なデビットカードです。クレジットカードのようにわかりにくい手数料も一切ありません。支払いたい通貨をアカウントに保持していれば、手数料はかかりません。もし持っていなくても、手数料が最安の通貨から自動的に両替されます（両替手数料はわずか0.33%〜）。さらに、現地で現金が必要になっても、両替所を探し回る心配はありません。Wiseカードなら、タイのATMで、限度額内なら手数料無料でタイ・バーツを引き出すことができます。
タイのATMでRevolutカードは使える？
タイでは現金払いが主流となっています。特に小さな商店やレストランでは、現金を持ち歩くのが望ましいでしょう。
タイ滞在中は Revolutカードのような格安な手数料で利用できるカードがあれば、万が一THBが足りなくなっても、タイのATMで簡単に現金を引き出すことができます。観光地にある規模の大きなホテルやレストランであれば、 Revolutカードを使って支払うことができるでしょう。しかしながら、 Revolutカードと一緒に、常に現金はいくらか持ち歩いておくのが安心です。
常に複数の支払い方法を用意しておくことで、慣れない旅先でも安心して過ごすことができるでしょう。
タイでATM手数料を節約する方法
最近では多くのクレジットカードやデビットカード、プリペイドカードなどでタイ現地のATMを使ってTHBを引き出すことができるようになりました。しかし、気をつけたいのはカード会社に対してかかる手数料。帰国してから明細書を見てびっくり！なんてことにならないように、ATM手数料を節約するポイントを見ていきましょう。
- 海外ATMでの手数料や為替コストが格安なカードを作る
- 海外ATMでDCC取引*(1)が表示されたら、現地通貨での取引を選択する
- ATMの利用ごとに手数料がかかるかどうかを確認する。（利用ごとに手数料がかかるなら、最低限の回数で必要な分を引き出すように調整する）
- カード会社に対する手数料以外に、別途ATM事業者が手数料を徴収する場合があるので、事前によく確認する。
*(1) DCC（Dynamic Currency Conversion）取引：現地通貨とは異なる通貨（日本円など）で取引できる決済サービス。海外店舗やATMで提供されている。DCC取引を選択すると、一般的なレートよりも不利なレートで取引されるケースが多い。
タイ旅行費用を節約するコツ
海外ATM以外にも、タイ旅行にかかる費用を節約する秘訣があります。不要な手数料をできるだけ避けるためには、次のポイントをおさえておきましょう。
- フライトを予約するタイミングで、預け入れ荷物の費用を支払う：荷物が多い場合には、予約の際に預け入れ荷物の費用を払いましょう。空港で支払うよりも安く済むことが多いです。
空港やホテルでの両替を避ける：日本でも タイでも、空港やホテルでの両替は利便性が高い一方、為替レートが高い傾向があります。両替する際には為替レートに注意しましょう。
常に現地通貨での取引を選択する：海外ATM手数料でも解説したように、海外ATM以外にもお店やレストランではカード決済の際に加盟店が独自に設定したDCC取引（THB以外での決済）にするかどうか問われることがあります。この場合、不利なレートで取引されることが多いため、必ずTHBでの決済を選びましょう。
複数の支払い手段を用意する：タイに限らず、海外渡航の際には万が一のことがあっても対応できるように現金、デビットカード、クレジットカードなどさまざまな支払い方法を組み合わせて持っておくと万全です。また、お金は一か所にまとめず、いくつかの場所に分けて保管するようにしましょう。これにより、紛失や盗難などの最悪なケースが起こったとしても無一文になる心配がありません。
Revolutカードを作って、お得な為替レートと海外ATM手数料を節約する：タイ旅行で節約するには、Revolutカードを利用するのがおすすめです。Revolutカードを利用すれば、多額の現金を持ち歩くことによる盗難リスクはもちろん、一般的なクレジットカードやデビットカードでかかる割高な為替数料や海外ATM手数料を大幅に節約することができます。
Revolutカードは海外旅行用カードとして最適な選択です。為替手数料が上乗せされていないミッドマーケットレートが適用されるため、手数料で損することはありません。渡航前に為替レートが良いときにアカウントにTHBを入金しておけば、決済手数料は無料で支払うことができます。
タイに持っていくべき通貨は？
タイ・バーツ（THB）はタイの公式通貨です。 日本を出発前にタイ・バーツに両替することも良いでしょう。タイでは日本円はもちろん利用することができません。タイに到着してから両替することも可能ではありますが、不利な為替レートで手数料が余計にかかってしまったり、時間によっては両替所が閉店していたり、はたまた日本の両替に対応していなかったりと、不必要に時間を取られてしまう可能性も。
タイ旅行にTHBで支払いをするために最も良い方法は、海外旅行や外貨での支払いに特化した海外旅行用カードを事前に手に入れることでしょう。
まとめ：タイでRevolutカードを使うべき？
Revolutカードはアカウント内に保有している日本円で150以上の通貨での決済に対応しており、タイでも利用することができます。渡航前に為替レートがお得なタイミングで35以上の通貨を両替してアプリで保有しておけば、外貨のまま決済することができ、この場合には決済手数料は無料となります。THBをお得なレートで現地ATMから出金することも可能で、急に現金が必要になった場面でも、両替所を探し回る必要はありません。
よくある質問
はい、タイでRevolutカードを利用することができます。タイ旅行中の買い物やレストランでお得に支払いやATMでのTHBの引き出しに利用して、旅行費用を節約しましょう。
Revolutはタイ在住者は利用できないため、Revolutアカウントを閉鎖しなくてはならないかもしれません。しかしながら、Revolutカードは有効期限内までは利用できる可能性があります。詳細は、Revolutのカスタマーサポートまで確認してください。
はい、Revolutカードは外貨に強く、アカウント内でさまざまな外貨を保有できたり、幅広い外貨の決済に対応していたりと、海外旅行にぴったりのカードです。タイで現地通貨が必要になったときでも、取引上限額までなら手数料無料で現金を引き出すことができ、両替所を探し回る時間も短縮できます。
Revolutカードは居住国によって配送にかかる日数が異なります。日本在住の場合、一般的には7～10日営業日かかります。日本を含む対象国の場合、追加料金にて速達サービスで配送を早めることも可能です。