Wiseを徹底解説

石井 美南海
Last updated
2024年3月13日

新しい海外送金の方法として「Wise(ワイズ)」(旧トランスファーワイズ)というサービスを聞いたことがある人も多いかもしれません。銀行よりも大幅に送金手数料を節約できるとして、特に海外では人気の海外送金手段となっています。

しかし、お金を送るとなると、どうしても安全性や評判が気になりますよね。「使い方が難しそう」「本当に安いの?」など、疑問も多いと思います。

この記事では、海外送金サービスWiseを徹底的に解説したレビューを紹介。使い方から口コミまで、Wiseの気になる点を全部見ていきます。

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Wiseって?おさえておきたいところ

まずは、Wise(旧TransferWise、トランスファーワイズ)の概要をおさえておきましょう。

Wiseの特徴

  • 海外送金と多通貨口座(マルチカレンシー口座)のサービスを提供

  • 通貨間の両替は常に実際の為替レート(ミッドマーケットレート)を使用

  • 銀行とは違った独自の海外送金方法で格安の手数料を実現

Wiseの統計

  • 世界中で利用者数は1000万人以上、毎月の送金総額は9000億円を超える

  • 世界80各国以上に送金

  • 送金の40%が即時、80%が24時間以内に完了

  • Wiseデビットカードを使って200以上の国と地域で買い物が可能

  • マルチカレンシー口座で50以上の通貨を同時に管理

  • 主要10通貨の送金を無料で受け取り

  • 現金引き出しに利用できるATMは世界に230万台以上

Wiseのメリット

  • 隠れコストがなく、手数料が明瞭である

  • 銀行など他の海外送金サービスに比べて手数料が安い

  • 法務局に資金移動業者として登録したしっかりとしたサービスである

  • 個人アカウントまたは法人(ビジネス)アカウントが利用可能

Wiseのデメリット

  • ウェブまたはアプリのオンライン利用のみ(支店などはない)

  • 送金先の国や通貨によって追加の手数料などがかかる場合がある

  • 最初の登録時に本人確認が必要

Wiseは、複数回の国内送金を活用した画期的な送金の仕組みを構築しており、そのため銀行に比べて格安で海外送金ができるようになっています。さらに、最初のシミュレーションで全ての手数料が明瞭に分かり、隠れ手数料一切なしで送金ができるので安心です。

海外送金だけでなく、マルチカレンシー口座の機能があるのもWiseの特徴です。複数の通貨での支払いの受け取りや送金の機会が多い人にとって特に便利ですね。

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Wiseと銀行比較:どれだけ安い?

やはり気になるのは、Wiseを使って銀行よりどれだけ安く送金できるのか?ということではないでしょうか?

Wiseでは、送金人がA国のWise口座に送金額を入金すると、その額をWiseがB国の受取人の口座に入金する、といった国内送金を活用した仕組みで送金を行っています。そのため、銀行の電信送金にかかる高額な費用が必要ありません。

Wiseの送金手数料は通貨や送金先の国、送金金額などによって決まります。対して銀行は一定額に定められていることが多いため、具体的にどれだけWiseを使ってどれだけ安く送金できるかは送金毎に異なります。

以下では、日本からアメリカに10万円を送金する際の手数料を比較してみました。


送金手数料為替レート
(1 USD→JPY)
相手の受取額
Wise660 JPY135.750731.79 USD
ウエスタンユニオン250 JPY137.027 727.96 USD
SMBC信託銀行プレスティア1,750 JPY136.708718.68 USD
楽天銀行3,500 JPY136.749705.67 USD
PayPal499 JPY143.407693.84 USD

(※比較は2022年7月8日時点)

この表を見ると、Wiseは必ずしも送金手数料が一番安いというわけではありません。しかし、Wiseが実際の為替レート(ミッドマーケットレート)を使っているのに対し、他のサービスは為替レートに手数料を上乗せしていることが分かります。この為替手数料によって、相手の受け取る金額が大きく変わってきます。

ぜひ一度Wiseの送金シミュレーションで、銀行に比べていくら節約できるか確認してみましょう。

Wiseとは

Wiseは「新しいテクノロジーで国際送金のあり方を変える」ことをミッションに掲げたフィンテック企業です。最安、最速、最も便利の3つのベストを目指して、安全で使いやすい海外送金方法を提供することを目標としています。

Wiseは2011年にTransferWiseとして海外送金のサービスを開始しました。2022年現在、Wiseのサービスは以下の3つの分野に広がっています。

Wiseの海外送金

Wiseの海外送金は、多くの仲介業者を経由する銀行の海外送金とは異なり、よりスマートなテクノロジーを使って行われます。そのため、送金にかかる手数料も他のサービスに比べて大幅に安く抑えられています。

Wiseの送金は直接相手の銀行口座に入金されるため、受取人はWiseアカウントを持っている必要がありません。日本からは80以上の国と地域に送金可能です。

送金時には、自分の送金する額(例:10万円)、または相手の受取額(例:1,000ドル)のいずれかを指定することができます。銀行では「着金するまで相手の受取額が分からない」といった問題が発生することもありますが、Wiseではシミュレーションで明確に受取額が分かります。

こんな人に最適:海外の銀行口座あてに送金する機会のある人

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Wiseマルチカレンシー口座とデビットカード

Wiseマルチカレンシー口座では、50以上の通貨を同時に保持することができます。送金はもちろん、受け取りや支払いへの利用も簡単です。GBP、EUR、USD、AUD、NZD、CAD、HUF、SGD、TRY、 RONは現地の銀行口座情報を取得できるため、受取手数料がかかりません。

マルチカレンシー口座にリンクされたデビットカードを使えば、残高を使って世界中で決済することができます。外貨のまま決済するか、格安の両替手数料で通貨を両替して支払いやATMでの現金引き出しに利用可能です。

アカウントは Wiseアプリで管理でき、残高をいつでも一目で確認できます。

こんな人に最適:外貨での支払いや送金、送金受け取りの機会が多い人

Wiseのビジネスアカウント

Wiseは個人向けサービスのほかにも、企業や個人事業主を対象としたビジネスアカウントも提供しています。Wiseビジネスでは基本的な送金のほかにも、

  • 10通貨の現地口座情報を取得して国際送金をより簡単に受け取り

  • 複数の通貨での給与支払い

  • CSVファイルを使ってより簡単な一斉送金

  • アカウントにユーザーを追加して管理を効率化

  • Wise APIを使って送金や支払いを自動化

  • クラウド型経費管理サービスとの結合

などが可能になります。

こんな人に最適:海外のクライアントや取引先とのお金のやり取りが多いビジネス

Wiseの仕組み

銀行の海外送金はSWIFTと呼ばれる送金の仕組みを利用して行われます。SWIFTは世界中の銀行を電信で結んだネットワークのことで、一般的に送金を行う際にはいくつかの中継銀行を介して目的の銀行にお金がたどり着くようになっています。

この中継銀行はそれぞれ独自に手数料を課すことがあるため、銀行の海外送金は高額になりがちです。また、着金までに時間がかかるという難点もあります。

対してWiseはSWIFTではなく、独自の銀行口座のネットワークを利用して送金を行っています。日本からアメリカに送金する例を見てみましょう。送金人が日本のWise口座に送金額を入金すると、Wiseはアメリカの自社口座から受取人の口座に同額を入金します。つまり、実際に行われているのは2回の国内送金なのです。

国内送金を活用した仕組みで送金を行っているため、Wiseでは送金手数料を格安に抑え、また送金にかかる時間も大幅に短縮できるようになっています。中継銀行によって思わぬ手数料が取られてしまう心配もありません。

Wiseの安全性

ワイズ・ペイメンツ・ジャパン株式会社は、関東財務局によって第二種資金移動業者(第00040号)として免許登録されています。そのため、銀行ではありませんが、金融機関と同じレベルのセキュリティで運営されています。もちろん他の国でも、各国の規制に従ってしっかりと監視・運営されているので安心です。

また、詐欺や不正の防止のために、24時間体制で最新のテクノロジーを利用して監視が行われています。徹底した本人確認があるのも、犯罪防止のために重要です。

Wiseは公式の上場企業として2,800人を超える従業員、そして1000万人を超える顧客を抱えています。世界中での毎月の送金額は9000億円にも上り、世界中で信頼されている企業であることが分かりますね。日本では2016年よりサービスを提供しています。

Wiseの手数料

Wiseは「高い」のが当たり前だった海外送金の世界に革命をもたらそうとしています。また、安さだけでなく透明性の高さも重視し、海外送金をより便利なものにするために努めています(Wiseの手数料に対する姿勢についてより詳しくはこちら)。

また、手数料が割り引きになるケースは、自動的に割引が適用されるので「割引を使い忘れた」といったことがありません。これについてより詳しくは後ほど解説しています。

Wiseの送金手数料

Wiseの送金手数料は、固定手数料変動手数料の2つによって構成されています。

固定手数料:送金手続きにかかる費用をカバーするための手数料。主要通貨の場合、30~60円程度に設定されています。

変動手数料:為替の両替に伴うコストをカバーするための手数料。主要通貨の場合、送金額の0.5%〜1.5%程度となっています。

Wiseでは、送金前に全ての手数料が明確に分かるようになっています。後から追加で手数料が発生することはありません。

例:日本から10万円を海外に送金する場合の手数料

送金先の通貨固定手数料変動手数料合計手数料
AUD53円596円(0.6%)649円
BRL137円1,412円(1.43%)1549円
CAD59円606円(0.61%)665円
CHF65円635円(0.64%)700円
GBP55円596円(0.6%)651円
EUR43円596円(0.6%)639円
INR55円695円(0.7%)750円
USD64円596円(0.6%)660円
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Wiseの為替手数料

Wiseはミッドマーケットレートと呼ばれる、手数料の上乗せされていない実際の為替レートを使用して送金しています。これは、Google検索などで調べたときに出てくる為替レートと同じものです。

対して、多くの銀行や海外送金のプロバイダは、為替レートに為替手数料を上乗せしています。この手数料はなかなか気が付きにくく、海外送金の「隠れコスト」となってしまうことも。Wiseの為替レートは常に明快なので嬉しいですね。

マルチカレンシー口座・デビットカードの手数料

Wiseの手数料は、こちらのページから確認することができます。以下の表では特に重要な点をまとめました。

サービスWiseの手数料
口座の開設無料
主要10通貨の現地口座情報取得無料
50通貨以上の保持無料
Wiseデビットカードの発行1,200円(一回限り)
Wiseデビットカードを使った決済無料
ATMからの現金引き出し
  • 月2回、30,000円までの出金:無料

  • 月3回以上、30,000円を超える出金:1.75%、1回の出金あたり+70円

通貨間の両替0.41%~(通貨ごとに異なる両替手数料)
資金の送金0.41%~(通貨ごとに異なる両替手数料)
送金の受け取り
  • AUD、CAD、EUR、GBP、HUF、NZD、RON、SGD、TRYとUSD(電信送金を除く)の受け取りは無料

  • USD電信送金は4.14USD

Wiseで多額の送金はできる?

Wiseは少額の送金に最適ですが、高額の送金も取り扱うことができます。100,000英ポンド(またはそれ相当額の通貨)を超える送金では、自動的に送金手数料が割り引きになります。

送金の限度額は100万英ポンドに設定されていますが、それ以上の送金が必要な場合は、Wiseの専門チームに問い合わせることで送金をアレンジすることも可能です。高額な送金の場合は、資金が合法的に取得されたものであることを確認する手続きが必要になる場合もあります。

Wiseの送金にかかる時間

銀行を使った海外送金は、着金までに数日~1週間程度かかることが一般的です。対してWiseでは、全送金の40%が即時(手続きから20秒以内)、80%が24時間以内に届きます。

実際に送金が届くまでにかかる時間は、送金先の国や通貨、送金額、また入金方法(クレジットカードまたは口座振り込み)などによって変わってきますが、銀行より早く送金したい人はWiseを検討してみても良いですね。

Wiseアプリでは、送金の経過を常に確認することができます。

Wiseのメリット

  • ミッドマーケットレートを使った通貨の両替

  • 格安で明確な手数料体系

  • 安全で素早く80カ国以上に海外送金

  • オンラインで簡単に手続き

  • マルチカレンシー口座とデビットカードを利用可能

  • ビジネスアカウントも利用可能

Wiseのデメリット

  • 現金や小切手での送金は不可能

  • 送金先の国や通貨によって手数料や送金条件が異なる

  • アカウントの本人確認手続きが必要

  • 支店がない

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Wiseの使い方

Wiseの使い方は簡単です。スマートフォンかパソコンが必要になります。

  1. アカウントにログインする

  2. 送金したい金額、または相手の受取金額を指定

  3. 送金の目的を選択

  4. 相手の情報(銀行口座情報またはメールアドレス)を入力

  5. 入金方法(口座振り込みまたはカード)を選択

  6. 内容を確認して入金

  7. 以上で送金手続きは完了です!

より詳しい送金の方法は、こちらのページから確認できます。

Wiseの入金方法

Wiseでは、送金額は以下の方法で入金することができます。

  • 銀行振込

  • クレジットカード・デビットカード

入金方法によって手数料が若干異なる点にだけ注意しましょう。最も安く、一般的なのは銀行振り込みによる入金です。

Wiseの着金方法

Wiseで送ったお金は基本的に、相手の銀行口座に直接入金されます。ただし、国や地域によっては他の方法での送金も可能な場合があります。

Wiseアカウントの開設方法

Wiseアカウントはオンラインで無料で開設できます。開設方法は次のステップで簡単です。

  1. メールアドレス、Facebook、Google、Appleアカウントのいずれかを使ってアカウント登録

  2. 氏名や住所などの情報を指示に従って入力

  3. 本人確認書類をアップロード

  4. 本人確認が完了したら送金が可能になります

本人確認手続きの方法は、こちらのページで詳しく確認できます。

本人確認に必要な書類

Wiseの本人確認手続きは、金融犯罪防止のために重要なプロセスです。本人確認に必要となる書類はケースによって異なりますが、一般的には次のものが利用可能です。

受付可能な身分証明書

  • パスポート(顔写真ページのみ)

  • 公的な身分証明書(ナイジェリアの公的な身分証明書は最新版のみ受付可能)

  • 顔写真付き運転免許証(ニュージーランド在住の方のニュージーランド・ドル(NZD)の送金を除く)

受付可能な住所確認書類

  • 公共料金の領収証:電気、ガス、電話(携帯電話の領収証は不可)

  • 銀行もしくはクレジットカード会社の取引明細書

  • 住民税の納税通知書、イギリスの歳入税関庁(HMRC)からの通知

  • 車両登録証もしくは納税通知書

  • 顔写真付きの運転免許証(住所と有効期限が記載されているもの)

  • 他金融機関や政府機関発行の書類

いずれの場合も、本人確認手続きはいつでも保存したり、キャンセルしたりすることができるので安心です。

本人確認手続きにかかる時間

本人確認手続きにかかる時間は、ケースによって異なります。即時で完了する場合もあれば、最大で10営業日程度かかることもあります。審査結果はメールで通知されます。

Wiseの送金限度額

送金の上限額は通貨によって異なります。日本円の場合、送金限度額は100万円です。また、日本円で送金を受け取る場合も、受取額が100万円以内である必要があります。

100万円を超える送金を行いたい場合は、Wiseに問い合わせることで可能になることもあります。ただしその場合、送金はSWIFTを介して行われるため、追加の手数料がかかることに注意しましょう。

その他の通貨の送金上限額はこちらから確認できます。

Wiseの対応通貨

Wiseは50種類以上の通貨に対応しており、世界で80以上の国と地域に送金が可能です。

対応している通貨は常に増えています。最新情報の確認はこちら

Wiseの口コミ・評判

WiseはTrustPilotにて5点中4.5点の総合評価を獲得しており、ユーザーからの口コミでは評判が良いことが分かります。以下では、TrustPilotの口コミをいくつか見てみましょう。

「海外送金の経験が全くなかったので、銀行ではなくこういったサービスを利用するのには若干抵抗がありましたが、手数料の安さに惹かれて利用しました。迅速な対応と処理状況のメールが随時届くのでとても安心できました。これからも利用させていただきます。」

「住所登録までが手間がかかるがその後は大変楽でよかった。」

「オーストラリアに留学している息子への送金に使ってます。

オーストラリアでは銀行口座も簡単につくれます。

送金時間も当日着金でとても早いですし、手数料も激安です。

初めは日本のデビットカードを使ってましたが、それよりはるかに安いです。」

もちろん、ネガティブなレビューがないわけではありません。

「事前に本人確認作業ができないのが難点。本人確認に時間がかかりすぎる。本人確認が重要なのは理解できるが、事前に本人確認作業を済ませておくことができないので初送金の時は本当に時間がかかって送金相手を待たせてしまうのが難点。送金先と送金通貨によってはさらに時間がかかってしまったりする。しかし、比較的迅速な対応と取ってくれるのは助かった。一度本人確認を済ませれば、送金手続きをして数分後には着金していることもあり、とても便利だと思った。しかし今だに2週間前に手続きしたお金が着金していないのは不安。」

「画像承認で失敗ばかり。どれがダメって理由も書いていないので手間がすごいかかる。そして写真を撮る画面も正しく反映されていないからそこでも画像の撮り直しが多い。改善点ばかり!」

しかし、全レビューの92%が5点または4点をつけており、最低評価である1点をつけたユーザーは5%に留まっています。信頼できる会社であることが分かりますね。

Wiseって銀行なの?

Wiseは金融商品を提供するサービスですが、銀行ではありません。日本においてWiseは関東財務局に資金移動業者として登録されており、銀行と同様の不正検出ツールとセキュリティ技術を使用しています。そのため、銀行と同じレベルのセキュリティで安心して取引できます。

ユーザーから預かった資金は、Wiseの会社の資金とは別に、パートナー銀行に安全に保管されています。そのため、万が一会社が倒産した場合でも資金は保証されます。

Wiseの利用環境

Wiseはオンライン環境のあるコンピューター、またはスマートフォンで利用できます。アプリはAppleまたはAndroidに対応しています。

また、Wiseは日本語を含めた多言語でのカスタマーサポートサービスも提供しています。

Wiseのカスタマーサポート

Wiseはオンラインで簡単に送金手続きが行えるサービスです。銀行のように窓口に出向いたり、電話をしたりする必要はありません。

しかしもちろん、分からないことがあればWiseのカスタマーサポートに気軽に問い合わせることができます。Wiseのカスタマーサポートは、チャット、電話、eメールに対応しています。

問合せ方法Wiseの対応環境
チャットアプリまたはウェブでログインして利用可能
eメールアプリまたはウェブでログインして利用可能。特定の取引に関する質問は、取引を選択して簡単に問い合わせることができます。
電話ログインするか、問い合わせページから最適な言語と国の電話番号を調べることができます。

Wiseに代わる手段

海外送金にはどうしても不満がつきまとうもの。実際にWiseを利用する前に、他のサービスと比較検討してみることが重要です。

WesternUnion(ウエスタンユニオン):ウエスタンユニオンは、オンラインまたは店頭で申し込みのできる海外送金サービスです。送金の受け取りは口座振り込みか現金を選ぶことができます。Wiseよりも対応国が多く、現金を利用できる点が魅力的ですが、全体的な手数料はWiseよりも若干高めです。

PayPal(ペイパル):世界で最も広く利用されている海外送金サービスです。相手の銀行口座に振り込むオプションはないため、相手もPayPalアカウントを持っていること必要です。また、海外送金手数料はお手頃ですが、為替手数料が高額であるというデメリットがあります。

Revolut(レボリュート):Wiseに似たサービスで、海外送金だけでなく多通貨口座やデビットカードも利用できます。ただし、全ての機能を利用するには有料のプレミアムまたはメタルプランに加入する必要があります。

まとめ

ここまで、海外送金サービスのWise(ワイズ、旧トランスファーワイズ)について詳しく見てきました。

Wiseは、海外送金の手数料の安さが売りのサービスです。海外送金の他にも、マルチカレンシー口座や多通貨デビットカードなどの機能も利用できるので、海外旅行や出張の多い人、また海外とのお金のやり取りが頻繁にある個人・ビジネスに特におすすめです。

安くて簡単な海外送金サービスを探しているなら、ぜひ一度Wiseの利用を検討してみても良いかもしれませんね。

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FAQ

### Wiseの利用にはいくらかかる?

Wiseのアカウント開設・維持費用は無料です。送金の際には少額の固定手数料と、送金金額に応じた変動手数料がかかります。手数料はシミュレーション時に明確に提示されます。

### お金が届くまでにかかる時間は?

送金にかかる時間は、送金先の国や通貨によって異なります。しかし、Wiseの送金のほとんどが24時間以内に着金します。

### Wiseは安全?

Wiseは関東財務局に資金移動業者として登録された会社です。金融機関と同じレベルのセキュリティで資金を保護しています。

### Wiseの為替レートは?

Wiseは常に実際の為替レート(ミッドマーケットレート)を使用して両替を行っています。為替手数料が上乗せされることはありません。

### Wiseはアプリでも使える?

Wiseはスマートフォンのアプリ、またはパソコンから利用することができます。

### Wiseの仕組みは?

Wiseは国内送金を活用した独自の仕組みで海外送金を行っています。銀行の利用するSWIFTとは異なるシステムを利用するため、送金手数料を格安に抑えることができるのです。

### 送金可能国・対応通貨は?

Wiseでは世界80以上の国と地域に送金が可能です。対応通貨は50以上に上ります。また、Wiseのマルチカレンシー口座でも50以上の通貨を保持することができます。