レボリュート(Revolut)を徹底解説
レボリュート(Revolut)は世界中に3,500万人以上のユーザーを持つ人気のキャッシュレス決済サービスです。2020年には日本でもサービスを開始し、最近特に知名度を高めています。
そんなRevolutを使ってみたいけれど、いまいちその機能や使い方が分からないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Revolutを徹底レビュー。気になる手数料から海外送金や外貨両替などの機能、そしてカードの情報まで全てをカバーしていきます。メリットとデメリットやまたRevolutの代わりとなるWiseなどのオンラインサービスも紹介するので是非最後まで読んでみてください。
レボリュート日本版の特徴
まずはRevolutの基本的な機能と特徴をまとめました。
【レボリュートについて】
設立 | 2015年(イギリス) |
日本上陸 | 2020年 |
世界での利用者数 | 3,500万人以上 |
アプリ内利用可能通貨 | 35種類以上 |
【アカウントの種類】
スタンダード会員 | 会費なし |
プレミアム会員 | 月額980円または年額9,800円 |
メタル会員 | 月額1,980円または年額19,800円 |
【主な機能】
レボリュート会員間の送金・受け取り
デビットカード(リアルカードまたはバーチャルカード)での支払い
海外送金
国内送金
通貨の両替
国際ATMからの現金引き出し
支出の分析・貯金
貴金属の取引
空港ラウンジの利用(プレミアム・メタル会員のみ)
メタルカードのの発行(メタルプランのみ)
【メリットとデメリット】
Revolutのメリット | Revolutのデメリット |
---|---|
✅ ニーズに合わせてプランが選べる ✅ アプリで簡単に資金やカードを管理 ✅ タッチ決済対応のデビットカードを発行 ✅オンライン決済に便利な使い捨てバーチャルカードを発行 ✅ 手数料なしで海外送金や通貨の両替ができる | ❌ カードからチャージすると手数料がかかる ❌ 為替市場営業時間外は両替の際に為替手数料がかかる ❌ ATMの引き出しは一定額を超えると手数料がかかる ❌スタンダード・プレミアム会員はキャッシュバックなし ❌Apple Payは利用できない |
レボリュートは、アプリから様々な通貨の資金を管理し、送金や決済に利用することのできるキャッシュレスサービスです。Revolutの大きな特徴は、その手数料のお得さにあります。ニューヨークの為替市場営業時間内であれば為替手数料なく通貨を両替可能。また、海外送金もいつでも手数料を気にせず行なえます。
アカウント内の資金は、デビットカードで決済に利用可能。タッチ決済対応のリアルカード、そしてオンラインで使えるバーチャルカードが発行できます。メタル会員は高級感のある金属製のメタルカードを持てるのも人気の理由の1つです。
しかし、Revolutはいつでも手数料無料で利用できるわけではありません。チャージ方法、利用金額、利用時間帯によっては手数料に気をつけなければいけないこともあります。手数料については以下でより詳しく見ていきます。また、日本ではApple Payに未対応である点も、iPhoneユーザーには痛いかもしれません。
Revolutは日本で使える?
レボリュートは2020年より日本でもサービスを開始しています。日本円を含む35種類以上の通貨を保有し、日本国内で決済に使うことができます。
ただし、Apple Payや18歳未満用口座、最上級ウルトラプランなど、一部日本ではまだ使えない機能もあるので、今後に期待がかかりますね。
Revolutとは?
Revolut(レボリュート)は、2015年にイギリスで誕生したキャッシュレス決済サービスです。アプリで35種類以上の通貨を同時に管理し、好きな時に送金したり、カードで支払いに利用したり、他の通貨などに両替することができます。
Revolutは特にヨーロッパで大きな人気を得ており、全世界での利用者数は3,500万人以上。「毎日のお金の管理は全部レボリュート」という人も少なくありません。日本では2020年にサービスを開始してから着実に知名度を高めています。
日本においてレボリュートは、財務省より第二種資金移動業者としての登録を受けています。なお、日本版ではヨーロッパなどで使える一部の機能が制限されているので注意。
レボリュートは基本的にスマホアプリで利用します。無料で会員登録・本人確認を済ませると、アカウントへのチャージ、そして送金、両替、カードの発行などの機能が利用できるようになります。以下でそれぞれの機能について詳しく見ていきましょう。
Revolutで送金
レボリュートのメイン機能が、お得でスピーディーな送金機能です。ユーザー間の送金はもちろん、銀行口座あての国内送金や海外送金も利用できます。
Revolutは送金手数料が格安なだけでなく、通貨の両替にかかる為替手数料もお得です。ニューヨークの為替市場営業時間内かつ月75万円まで(スタンダード会員の場合。プレミアム・メタル会員は上限なし)の両替であれば、手数料なしで両替することができます。
【こんなに人におすすめ】
海外送金にかかるコストと時間を節約したい人
お得に通貨を両替したい人
他のレボリュートユーザーにお金を送る機会がある人
Revolutアカウントとデビットカード
レボリュートのもう1つの大きな機能が、35種類以上の通貨を同時に管理できるマルチカレンシーアカウントと、アカウント内の通貨を決済に利用できるデビットカードです。
デビットカードはリアルカードとバーチャルカードの2種類が利用できます。リアルカードはタッチ決済対応で、メタル会員は洗練されたデザインの金属製メタルカードが発行可能です。バーチャルカードは安全なオンライン決済のために便利。1回きりで使い捨ての番号を発行することもできます。
Revolut対応通貨(2023年10月22日時点) |
AED、AUD、BGN、CAD、CHF、CLP、COP、CZK、DKK、EGP、EUR、GBP、HKD、HUF、ILS、INR、ISK、JPY、KRW、KZT、MAD、MXN、NOK、NZD、PHP、PLN、QAR、RON、RSD、SAR、SEK、SGD、THB、TRY、USD、ZAR |
カード決済は、決済通貨がアカウントにあればその通貨でそのまま決済可能。その通貨の残高がない場合でも、日本円または別の通貨の残高から自動的に両替されて引き落とされます。この場合、為替市場営業時間内であれば両替手数料はかかりません。
【こんなに人におすすめ】
複数の外貨を一括で管理したい人
外貨での支払いに便利なデビットカードが欲しい人
オンラインショッピングの際のセキュリティが気になる人
Revolutの法人アカウント
Revolutでは、一括送金や手数料なしの国際送金、法人デビットカード、API統合や予算管理機能などが備わった法人アカウントRevolut Businessも提供されています。しかし、日本ではまだビジネスアカウントは未対応となっています。(2023年10月22日現在)
Revolutの貴金属取引
レボリュートでは通貨の他にも、金や銀などの貴金属を売り買いすることもできます。ただし現物の貴金属を保有するわけではなく、あくまでRevolutが持つ貴金属の所有権を持つ取引となります。この貴金属は、レートを見て自由に売却することができます。
ただし、貴金属取引には会員プランに応じた手数料がかかります。
【こんな人におすすめ】
資産を分散させたい人
Revolutのラウンジ利用サービス
レボリュートのプレミアムプランとメタルプランでは、飛行機などが遅延した際に無料で空港ラウンジが使えるSmartDelayサービス、そして世界中のラウンジの割引利用券が利用できます。
【こんな人におすすめ】
旅行や出張の機会が多い人
空港での待ち時間をより快適に過ごしたい人
Revolutの会員プラン
レボリュートには全部で3つの会員プランがあり、ニーズに合わせて選択することができます。それぞれの会費と主な機能は次の通り。
スタンダード | プレミアム | メタル | |
---|---|---|---|
会費 | 無料 | 月額980円または 年額9,800円 | 月額1,980円または 年額19,800円 |
カードの発送 | 通常配送 | 速達 | 速達 |
メタルカードの発行 | ✕ | ✕ | ◯ |
キャッシュバック | ✕ | ✕ | 1%(月最大5,000円) |
カスタマーサポートの優先利用 | ✕ | ◯ | ◯ |
フライト遅延時のラウンジ利用 | ✕ | ◯(本人+同伴者1名まで) | ◯(本人+同伴者3名まで) |
空港ラウンジ割引利用 | ✕ | ◯ | ◯ |
手数料なしで両替できる金額(※1) | 月750,000円まで | 上限なし | 上限なし |
手数料なしでATMから引き出せる金額(※2) | 月25,000円まで | 月50,000円まで | 月100,000円まで |
(※1)為替市場営業時間内のみ。それ以外の時間はどのプランでも為替手数料がかかる。
(※2)ATM設置機関による手数料が発生する場合がある。
Revolutの仕組み
レボリュートは電子マネーの一種です。交通系の電子マネーなどと同じように、まずはアカウントに残高をチャージする必要があります。チャージは銀行振込やカード、または他のRevolutユーザーからの送金を受け取ることで行なえます。
このチャージしたお金は、レボリュートユーザー間で送金したり、海外の銀行口座あてに海外送金したりすることが可能。また、カードを使って実店舗やオンラインで決済に使うこともできます。好きな通貨に両替する機能もあります。
Revolutアカウント内の資金は国内送金で銀行口座に引き出すこともできますが、その際には手数料がかかるので気をつけましょう。
Revolutでどれだけ節約できる?
Revolutは一般的な銀行に比べて安く海外送金や外貨決済ができるのでお得です。実際にRevolutを使うことでどれだけコストを節約することができるのでしょうか?以下では、10万円をアメリカに送金する場合について、他の金融機関やサービスとRevolutの手数料を比べました。
銀行のサービスに関しては、RevolutやWiseなどのオンライン送金サービスと比較するために、ネットバンキングやアプリなどを利用した場合の送金手数料を紹介しています。窓口や電話などで送金手続きをする場合、手数料が異なる場合があるのでご注意ください。
銀行・サービス | 送金手数料 | 為替手数料 | 中継銀行手数料(※1) | 合計手数料 |
---|---|---|---|---|
Revolut | なし | なし(※2) | 送金時に確認または受取人負担 | 送金時に確認 |
Wise | 732円 | なし | なし | 732円 |
三井住友銀行 | 3,500円 | 0.5円/ドル | 2,500円 | 約6,312円(※3) |
三菱UFJ銀行 | 3,000円 | 非公表 | 受取人負担のみ | 3,000円+為替手数料 |
楽天銀行 | 750円 | 0.25円/ドル(※4) | 1,000円 | 約1,912円(※5) |
ソニー銀行 | 3,000円(※6) | 0.04〜0.15円/ドル(※7) | 3,000円 | 約6,094円(※8) |
Revolutは海外送金手数料なし、また時間帯によっては為替手数料もかからないので従来型銀行などと比べるとお得に海外送金ができます。しかし、中継銀行手数料がいくらになるかは明示されておらず、送金時に確認する必要があります。そのため実際にいくら節約できるのかは明言できません。
(※1)送金人が負担する場合。
(※2)為替市場営業時間内かつ月75万円以内(スタンダード会員の場合。プレミアム・メタル会員は上限なし)の両替に限る。それ以外は0.5〜1.5%の手数料がかかる。
(※3)日本時間2023年10月20日20:35時点の三井住友銀行のTTSレート(1ドル=150.53円)に基づいた計算。
(※4)夜間や休日はそれぞれ割高な夜間レート、休日レートを適用。
(※5)日本時間2023年10月20日9:57時点の楽天銀行のTTSレート(1ドル=150.91円)に基づいた計算。
(※6)優遇プログラム Club S のプラチナステージ獲得で最大月3回まで無料。
(※7)優遇プログラム Club Sのステージによって異なり、プラチナステージで0.04円/ドル。
(※8)日本時間2023年10月23日01:40時点のソニー銀行の基準TTSレート(1ドル=150.03円)に基づく計算。
Revolutは安全?
大切なお金に関係するサービスだからこそ気になるのが安全性。REVOLUT TECHNOLOGIES JAPAN株式会社は、関東財務局によって第二種資金移動業者として登録を受けています。また、一般社団法人日本資金決済業協会にも加盟し、日本の法規制に則って運営されています。
しかし、あくまで資金移動業者であり銀行ではないため、預金保護制度の対象にはなりません。とはいえ、万が一倒産などの自体があった場合には、保証金保全契約に基づき優先的に返金を受けることができます。
また、Revolutではアプリからカードのセキュリティ管理を簡単に行なえます。例えば、
カードの凍結・利用停止
オンライン取引やタッチ決済、ATM引き出しの無効化
位置情報に基づく不正取引の防止
限度額の設定・変更
1回限りの使い捨てバーチャルカードの発行
などが行なえます。
Revolutの手数料
レボリュートの機能と仕組みが理解できたところで、それぞれのサービスにかかる手数料を詳しく見ていきましょう。
Revolutの為替手数料
レボリュートの主な機能とも言える通貨の両替。手動で好きな時に両替したり、決済時に自動で両替して支払ったりすることができます。通貨の両替に伴う為替手数料は次の通り。
スタンダード | プレミアム | メタル | ||
月75万円まで | 月75万円以上 | |||
為替市場営業時間内 | 手数料なし | 0.5% | 手数料なし | 手数料なし |
為替市場営業時間外 | 1% | 1.5% | 1% | 1% |
※為替市場営業時間内とは、金曜日17:00ニューヨーク時間から日曜日の18:00ニューヨーク時間までの時間を除く時間。
このように、為替市場営業時間内であれば為替手数料を気にせず通貨を両替できるのが魅力的です。ただし、この時間はニューヨーク時間を基準にしているので時差に注意しましょう。
Revolutの送金手数料
次に、Revolutの送金機能に関して手数料を見ていきましょう。送金の手数料は、3プラン全てにおいて同じです。
Revolutユーザー間の送金 | 手数料なし |
日本国内の口座に日本円で送金 | 2%(ただし月1回かつ10万円以内の送金は手数料免除) |
海外の銀行口座に送金 | 手数料なし(ただし支払銀行や中継銀行によって手数料が発生する場合あり) |
このようにRevolutでは手数料を抑えて送金が利用できます。特に海外送金はRevolutによる手数料なし(※)で送金ができるので、銀行に代わるお得な海外送金方法を探している人におすすめです。
※ただし支払銀行や中継銀行などによって手数料が発生することも。この場合、送金額から手数料が引かれことに注意しましょう。相手の受取額を送金前に確定させたい場合は、Wiseなどの海外送金サービスを使うか、Pay All Fees機能で手数料を前払いすることができます。
Revolutのカード発行手数料
Revolutではリアルカードとバーチャルカードの発行が可能。バーチャルカードは番号だけの仮想のカードなので、申込み後即時に利用できます。リアルカードの発行にかかる手数料は次の通り。
スタンダード | プレミアム | メタル | |
1枚目の発行 | 手数料なし(通常配送) | 手数料なし(速達) | 手数料なし(速達) |
2枚目以降の発行 | 500円(通常配送)、2,000円(速達) | 2,000円 | 6,000円 |
更新 | 手数料なし(通常配送) | 手数料なし(通常配送) | 手数料なし(通常配送) |
RevolutのATM引き出し手数料
Revolutカードは日々の支払いに利用できるだけでなく、キャッシュカードとしてATMから現金を引き出すためにも利用できます。ATMの利用手数料は次の通り。
スタンダード | プレミアム | メタル | ||||
月25,000円相当まで | 月25,000円相当以上 | 月50,000円相当まで | 月50,000円相当以上 | 月100,000円相当まで | 月100,000円相当以上 | |
手数料なし | 超過分の2% | 手数料なし | 超過分の2% | 手数料なし | 超過分の2% |
ただし、これとは別にATM事業者による手数料がかかる場合があります。
ATMから現金を引き出す際には、利用できる設置機関(ATMプロバイダー)に注意しましょう。海外ではプロバイダーに限らず利用できますが、日本国内では「海外発行カード」に対応しているイオン銀行でのみ利用できます。
Revolutのチャージ手数料
Revolutアカウントにチャージをする際、基本的にチャージ手数料はかかりません。ただし、次のカードを使ってチャージした場合には、1.7%の手数料がかかることに注意が必要です。
VISAブランドのクレジットカード及びプリペイドカード
VISAブランドのデビットカード(日本国外で発行されたもの及びビジネスカード)
Mastercardブランドのデビットカード、クレジットカード及びプリペイドカード
また、銀行振込の場合は銀行側による振込手数料などが発生する場合もあります。
Revolutの貴金属取引手数料
Revolutでは貴金属の取引が可能です。スタンダード会員の貴金属取引の手数料は、外貨の両替額と合計して月75万円未満であるかそれ以上であるかによって異なります。
スタンダード | プレミアム | メタル | ||
月75万円まで | 月75万円以上 | |||
為替市場営業時間内 | 1.5% | 2% | 0.5% | 0.5% |
為替市場営業時間外 | 1.5% | 2% | 0.5% | 0.5% |
Revolutの送金にかかる時間は?
Revolutの送金にかかる時間の目安です。
Revolutユーザー間の送金 | 即時 |
日本国内の口座に日本円で送金 | 1〜2営業日 |
海外の銀行口座に送金 | 3〜5営業日 |
Revolutの海外送金は、銀行と同じSWIFTの仕組みを使っています。これは複数の金融機関が関わってくる送金方法なので、自然と着金までにかかる時間も長くなります。そのため、Revolutは銀行と比べて海外送金にかかる時間が短いとは言えません。しかし、Revolutユーザー間の送金なら即時にお金が届くので便利ですね。
海外送金にかかる時間を短縮するなら、WorldRemitやWiseなど、SWIFT以外の送金の仕組みを採用している海外送金サービスを利用するのがおすすめです。
Revolutのメリット
たくさんのキャッシュレス決済・海外送金サービスがある中で、Revolutを使うメリットはどこにあるのでしょうか?
お得な手数料で外貨両替・海外送金ができる
35通貨以上を1つのアカウントで管理できる
タッチ決済対応のデビットカードを発行できる
使い捨てのバーチャルカードを発行できる
ニーズに合わせてプランを選択できる
支出分析や貯金のための機能が充実
貴金属の取引ができる
Revolutのデメリット
Revolutの利用を検討している人は、メリットとあわせてデメリットもしっかり理解しておきましょう。
為替市場営業時間外は為替手数料がかかる
海外送金の際に中継銀行手数料や支払い銀行手数料などが差し引かれる場合がある
海外送金にかかる時間が長い
一部のカードからのチャージでチャージ手数料がかかる
一定額を超えるとATM引き出し手数料がかかる
スタンダード・プレミアム会員はキャッシュバックなし
Apple Payなど日本のRevolutでは利用できない機能がある
Revolutの使い方
レボリュートでは様々な機能が利用できますが、ここでは主な機能である海外送金の手順について簡単に見ていきましょう。Revolutの海外送金は、アプリから24時間いつでも申し込むことができます。
※レボリュートで海外送金する際には、必ず事前に本人確認とマイナンバーの提出が必要です。本人確認の方法については後ほど解説しています。
アプリを開き、画面中央付近の「⇄ 送金」をタップ
「国際送金」をタップ
送金先の国と通貨を選択
送金額を入力し「続行」をタップ
送金先の口座情報など必要情報を入力し、送金先情報を登録
内容を確認の上、送金実行
送金できる資金
Revolutで海外送金できる資金は、銀行振込あるいはデビットカードでチャージされた資金のみです。クレジットカードやプリペイドカードでチャージされた資金は送金できないので注意しましょう。
また、1度に送金できる金額は100万円相当までとなります。
送金先
Revolutでは、他のレボリュートユーザーのアカウントだけでなく、レボリュート外の銀行口座あてに送金することもできます。他のレボリュートアカウントへの送金は、通常即時に着金し、国際送金でも手数料はかかりません。
銀行口座あての送金は、着金に3〜5営業日程度かかります。また、中継銀行手数料や支払い銀行手数料などがかかることがあります。
Revolutのアカウント開設方法
Revolutのアカウント開設は無料です。
Revolutアプリをダウンロード
アプリを開き「アカウントの作成」をタップ
携帯電話番号を入力
SMSで受信した6桁の確認コードを入力
国を選択
個人情報を入力
Revolutの利用目的や通知設定を選択
4桁のパスワードを設定
本人確認を行う
必要となる個人情報
アカウント登録時に入力する個人情報は次の通り。
住所(本人確認書類に記載のものと同じ住所を登録)
氏名
生年月日
職業
本人確認に必要な書類
レボリュートの本人確認は、本人確認書類の写真と自分の顔写真(自撮り写真)をアップロードすることで行います。利用できる本人確認書類は例えば次のものがあります。
運転免許証
マイナンバーカード表面
在留カード(外国籍の場合のみ)
特別永住者証明書(外国籍の場合のみ)
本人確認にかかる時間
Revolutアカウントの確認と認証には、最大7日間かかる場合があります。
Revolutの限度額
レボリュートの海外送金やカードの利用には、限度額が設けられています。プランによって限度額が異なる場合もあるので、比較検討することが重要です。
Revolutの送金限度額
日本国内、または日本から海外への送金限度額は、1回あたり100万円となっています。プランに関わらず、100万円以上の送金はできないので注意しましょう。大口の送金を考えている人は、銀行を利用するのがおすすめです。また、Revolutの最低送金額は1回あたり900円です。
また、国内送金に関しては、手数料なしで送金できる限度額は月1回かつ10万円まで。月2回目以降、または10万円を超える送金は超過分に対して2%の送金手数料がかかります。
Revolutのカードの限度額
Revolutでは、アプリから自分で毎月の支出限度額を設定することができます。ただし、利用内容によってはRevolutが定める週毎の支出限度額が適用される場合があります。
非金融機関における外貨取引、郵便為替(電信送金を除く)、トラベラーズチェック | 7日あたり10,000ポンドまたはその相当額 |
郵便為替(電信送金) | 7日あたり25,000ポンドまたはその相当額 |
賭け金(宝くじ、カジノゲーム用チップ、競馬場外での賭け金、競馬場での賭け金を含む) | 7日あたり25,000ポンドまたはその相当額 |
また、ATMの引き出し限度額にも注意しましょう。ATMから引き出すことのできる現金は、24時間で3,000ポンド(またはその相当額)までに制限されています。また、無料で利用できる範囲は、
スタンダード | 月25,000円相当まで |
プレミアム | 月50,000円相当まで |
メタル | 月100,000円相当まで |
と定められています。
Revolutのスタンダードプランの限度額
Revolutには、毎月の会費なしで利用できる最もベーシックなスタンダードプランがあります。Revolutを使い始める人は、まずはスタンダードプランから使ってみたいという人も多いかもしれません。
スタンダード会員は他の会員プランと比べて、様々なサービスにおいて手数料なしで利用できる限度額が低くなっています。
手数料なしで利用できる範囲 | |
ATMからの現金引き出し | 月25,000円相当まで |
為替市場営業時間内の通貨の両替 | 月750,000円相当まで |
国内の銀行口座に送金 | 月1回かつ100,000円まで |
Revolutは高額利用に対応?
残念ながら日本のRevolutは高額の利用にはあまり向いていません。例えば、国内・海外関わらず送金の限度額が1回あたり100万円となっています。また資金の追加についても、1回あたり100万円相当額が上限です。
また、年間のチャージ可能額がユーザーによって決まっており、この限度額を超えると資金源に関する書類の提出が求められます。
Revolutの対応通貨
Revolutでは約35種類の通貨をアカウント内で保有・両替することができます。また、カードでの支払いやATMからの引き出しに対応している通貨の数は約140種類です。利用できる通貨数はこれからも増えていく予定です。
アカウントで保有できる通貨 | AED、AUD、BGN、CAD、CHF、CLP、COP、CZK、DKK、EGP、EUR、GBP、HKD、HUF、ILS、INR、ISK、JPY、KRW、KZT、MAD、MXN、NOK、NZD、PHP、PLN、QAR、RON、RSD、SAR、SEK、SGD、THB、TRY、USD、ZAR |
カードやATMで利用できる通貨 | AED、AFN、ALL、AOA、ARS、AUD、AWG、AZN、BAM、BBD、BDT、BGN、BHD、BIF、BMD、BND、BOB、BRL、BSD、BWP、BYN、BZD、CAD、CDF、CHF、CLP、CNY、COP、CRC、CVE、CZK、DJF、DKK、DOP、DZD、EGP、ETB、EUR、FJD、GBP、GEL、GHS、GIP、GMD、GNF、GTQ、GYD、HKD、HNL、HTG、HUF、IDR、ILS、INR、IQD、ISK、JMD、JOD、JPY、KES、KGS、KHR、KMF、KRW、KWD、KYD、KZT、LAK、LBP、LKR、LSL、MAD、MDL、MGA、MKD、MMK、MNT、MOP、MRO、MUR、MVR、MWK、MXN、MYR、MZN、NAD、NGN、NIO、NOK、NPR、NZD、OMR、PAB、PEN、PGK、PHP、PKR、PLN、PYG、QAR、RON、RSD、RUB、RWF、SAR、SBD、SCR、SEK、SGD、SLL、SRD、SZL、THB、TJS、TMT、TND、TOP、TRY、TTD、TWD、TZS、UAH、UGX、USD、UYU、UZS、VEF、VND、VUV、WST、XAF、XCD、XOF、XPF、ZAR、ZMW |
Revolutの口コミ
レボリュートはレビュー・口コミ投稿サイトのTrustPilotにおいて、5点中4.3点という高評価を獲得。10万件を超える5点満点レビューを集めています。しかし、全体のうち約10%が最低評価をつけていること事実です。
以下では高評価、低評価それぞれのレビューをいくつかご紹介します。
高評価のレビュー
海外での使いやすさとカスタマーサポートの対応を高く評価している声が多くあります。
★★★★★
香港滞在中、空港や街中での両替を全くせず、RevolutとATMで過ごせている。カード決済もRevolutで済んでいる。とてもスマートで身軽な旅が実現できた。
(2023年10月13日)
★★★★★
海外ATMATMからカードが戻らなかった。慌てずアプリで口座凍結とカード再発行手続きができました。Revolutに国際電話をする必要がなく簡単です。チャットで連絡をすると再発行無料でフォローしてくれました。約束の時間ごとに手続きや返金状況の報告もくれました。チャットフォローはとても安心できた。
(2023年8月28日)
★★★★☆
かなり満足!
現在利用している限り不満はありません。先日はイギリス、フランスに行ってきましたが現金を使わずレボリュートのカードのみで済みました。通貨が変わってもスムーズに利用することができ満足でした。できれば、買い物をした時にポイントが貯まるなど特典があればいいなとおもいます。
(2022年10月17日)
低評価のレビュー
残念ながら低評価のレビューでは、サービスや体験に関して不満の声も見受けられます。
★☆☆☆☆
コロコロ変わりすぎ。わずか半年足らずの間での相次ぐ規約変更により継続的で良質なユーザー経験が得られない。
(2023年4月25日)
★★☆☆☆
クレジットカードからのチャージ手数料の導入により、使い勝手が悪くなった。
(2023年4月13日)
Revolutのアクセシビリティ
レボリュートは基本的にスマホアプリでの利用となります。PCのブラウザからでもアカウントにログインすることはできますが、一部の機能が制限されているようです。また、Revolutの新規登録には必ずSMSが受信できる携帯電話番号が必要になるので、実質的にはスマホが必須になるでしょう。
レボリュートアプリは日本語を含む20以上の言語で利用できます。ただし、カスタマーサポートはまだ100%日本語対応しているわけではないようです。
Revolutのカスタマーサポート
レボリュートでは、アプリ内のチャットまたはWebサイトから24時間365日いつでもカスタマーサポートに問い合わせることができます。チャットではまずボットが対応し、それでも解決できない場合はサポートチームにつながります。リアルタイムで対話しながらサポートを受けることができます。
アカウントにログインできない場合は、ログイン画面で「パスコードをお忘れですか?」と書かれた箇所をタップすることで問い合わせチャットに移動することも可能です。また、メール([email protected]または[email protected])での問い合わせも可能ですが、返信には数日かかるので気をつけましょう。
どうしてもカードをブロックする必要がある場合は、自動電話回線+442033228352に電話することもできます。ただし、これは担当者につながるものではありません。Revolutでは電話での問い合わせは受け付けていません。
Revolutに代わるサービス
Revolutは海外送金や外貨決済に便利なサービスですが、残念ながら短所があるのも事実です。例えば、
できるだけ速く海外送金したい
より多くの国や地域に送金したい
ビジネス利用に対応したサービスを探している
こんな人は、レボリュートに代わる他のサービスを検討してみるのが良いかもしれません。レボリュートと似たような機能を持つサービスをいくつかご紹介します。
Wise vs Revolut
海外送金をよりお得に、速く行うなら、Wiseがおすすめです。
Wiseなら日時に関わらず、常に為替手数料の上乗せされていないリアルレートで海外送金が可能。独自の送金システムを採用しているため、中継銀行手数料もかかりません。格安の送金手数料だけで送金でき、着金までにかかる時間も1〜2営業日とRevolutに比べてスピーディーです。
また、Wiseではマルチカレンシー口座やデビットカードの機能も。法人アカウントのサービスもあるので、海外との取引が多い企業や個人事業主にも最適です。
ソニー銀行 vs Revolut
日本のネット銀行であるソニー銀行でも、多通貨口座と外貨決済ができるデビットカードが利用できます。優遇プログラム Club Sのステージによって海外送金手数料や為替手数料がお得になり、さらに国内カード額の最大2%がキャッシュバックされるという特典があります。
また、ソニー銀行では金利やローンなど銀行ならではの商品が利用でき、給与の受け取りなどにも使えるというメリットがあります。
WorldRemit vs Revolut
WorldRemitはオンラインの海外送金サービスです。WorldRemitでは、世界130以上の国と地域に向けて海外送金することができます。着金までの時間が速いのが特徴で、速ければ即時、そうでない場合も1〜2営業日程度で相手に届きます。WorldRemitについては「WorldRemitを徹底解説」という記事で詳しく解説しています。
まとめ:Revolutはお得?
ここまで、Revolutの機能とサービス、手数料など、Revolutを使う上で知っておきたい内容を詳しく見てきました。
レボリュートは海外送金や通貨の保有・両替、デビットカードでの決済などが便利に行えるキャッシュレスサービス。3つの会員プランがあり、それぞれ手数料体系や享受できるサービスなどが異なります。
Revolutは特にこんな人におすすめだと言えるかもしれません。
外貨をお得に両替したい
保有する外貨を海外での支払いに使いたい
海外旅行や出張の機会が多い
海外通販サイトで買い物することが多い
支出や予算管理をアプリで簡単に行いたい
貴金属の取引がしたい
Revolutが気になる人は、まずは会費なしのスタンダードプランから試してみるのが良いでしょう。WiseやWorldRemitなど他のサービスとも比較した上で、自分に最適なものが選べると良いですね。WiseとRevolutの違いについては「WiseとRevolutを徹底比較!」という記事でも解説しています。
Revolutに関するよくある質問
最後に、Revolutに関するよくある質問をまとめました。
Revolutはいくらかかる?
レボリュートでは、月額0円のスタンダード、月額980円のプレミアム、月額1,980円のメタルの3つの会員プランが利用できます。
レボリュートの海外送金は送金手数料がかかりません。ただし、中継銀行手数料や支払い銀行手数料などがかかる場合があります。また、為替市場営業時間外は為替手数料にも注意が必要です。
他に、ATMからの現金引き出し、国内送金、アカウントへのチャージ、貴金属の取引などの際に手数料が発生することがあります。
Revolutの海外送金にかかる時間は?
レボリュートユーザー間の送金であれば即時に着金します。銀行口座への送金の場合は、3〜5営業日ほどかかります。
Revolutは安全?
レボリュートは関東財務局より資金移動業者として登録を受け、規制に遵守して運営されています。ただし、預金保護制度の対象とはなりません。
Revolutではアプリでカードの利用や限度額を管理することができます。また、オンラインでの決済には、使い捨てのバーチャルカードの機能も利用でき、カード不正利用のリスクを軽減できます。
Revolutの為替レートは?
レボリュートでは、為替市場の営業時間内(ニューヨーク時間金曜日17:00から日曜日の18:00までを除く時間)かつ月75万円以内の取引(スタンダード会員の場合。プレミアム・メタル会員は上限なし)であれば、手数料なくリアルレートで両替取引ができます。
為替市場営業時間外またはスタンダード会員による月75万円以上の取引に対しては、0.5〜1.5%の為替手数料が上乗せされます。
Revolutにモバイルアプリはありますか?
はい、iPhoneまたはAndroid端末でレボリュートのモバイルアプリが利用可能です。デスクトップやブラウザでもログインできますが、アプリでの利用が主流です。
Revolutの仕組みは?
レボリュートとは、アカウントにお金をチャージし、その残高をカードでの支払いや送金などに利用できる電子マネーです。複数の通貨を1つのアカウントで管理でき、好きな時に両替して保有したり、海外で外貨のまま決済に使うこともできます。
Revolutの対応通貨は?
Revolutのアカウントでは、日本円を含む35種類以上の通貨を保有できます。また、150種類以上の通貨で支払い・ATMから現金引き出ししたり、世界200以上の国や地域に送金することができます。
ソース
Introducing the Revolut Web App. Now on desktop.|Revolut blog.
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