レボリュート(Revolut)を徹底解説
レボリュート(Revolut)は世界中に5,00万人以上のユーザーを持つ世界最大規模のデジタル金融サービスです。2020年には日本でもサービスを開始し、最近特に知名度を高めています。
そんなRevolutを使ってみたいけれど、いまいち機能や使い方が分からないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Revolutを徹底レビュー。気になる手数料から海外送金、外貨両替などの機能、メリットとデメリットそしてカードの情報まで全てをカバーしていきます。
また、Revolutの代わりとなるWiseなどのサービスも紹介していますので、ぜひ最後まで目を通して見てください。
本記事の目次
- レボリュート日本版の特徴
- Revolutアカウントとデビットカード
- Revolutの法人アカウント
- Revolutの会員プラン
- Revolutの手数料
- Revolutのメリット
- Revolutのデメリット
- Revolutの使い方
- Revolutは高額利用に対応?
- Revolutに代わるサービス
レボリュート日本版の特徴
まずはRevolutの基本的な機能と特徴をまとめました。
【レボリュートについて】
設立 | 2015年(イギリス) |
日本上陸 | 2020年 |
世界での利用者数 | 5,000万人以上 |
アプリ対応通貨 | 35種類以上 |
【アカウントの種類】
スタンダード会員 | 会費なし |
プレミアム会員 | 月額980円または年額9,800円 |
メタル会員 | 月額1,980円または年額19,800円 |
【主な機能】
レボリュートアプリ間の送金・受け取り
デビットカード(リアルカードまたはバーチャルカード)での支払い
海外送金
国内送金
通貨の両替
国際ATMからの現金引き出し
支出の分析
貴金属の取引
空港ラウンジの利用(プレミアム・メタル会員のみ)
eSIMの購入・利用
寄付機能
メタルカードの発行(メタル会員のみ)
【メリットとデメリット】
メリット | デメリット |
---|---|
✅ ニーズに合わせてプランが選べる ✅ アプリで簡単に資金やカードを管理 ✅ タッチ決済対応のデビットカードを発行 ✅オンライン決済に便利な使い捨てバーチャルカードを発行 ✅ 手数料なしで海外送金や通貨の両替ができる | ❌一部カードからチャージすると手数料がかかる ❌ 為替市場営業時間外は両替の際に為替手数料がか かる ❌ ATMの引き出しは一定額を超えると手数料がかかる ❌スタンダード・プレミアム会員はキャッシュバックなし |
※送金は、銀行振込(クイック銀行チャージを含む)により入金された資金に限られます。海外送金時に中継銀行等を経由する場合は、中継銀行等の手数料が発生する場合もあります。
※為替市場の時間外(ニューヨーク時間金曜日17時から日曜日18時まで)の両替は1%の為替手数料が発生します。スタンダードプランの場合、無料利用枠75万円を超えた両替には0.5%の為替手数料が必要になります。
レボリュートは、アプリから様々な通貨の資金を管理し、送金や決済に利用することのできるキャッシュレスサービスです。Revolutの大きな特徴は、手数料が大変お得なこと。さらに、アカウント内の資金は、デビットカードで決済に利用可能です。タッチ決済対応のリアルカード、そしてオンラインで使えるバーチャルカードが発行できます。
しかし、Revolutはいつでも手数料無料というわけではありません。チャージ方法、利用金額、利用時間帯によっては手数料に気をつけなければいけないことも。手数料については以下でより詳しく見ていきます。
Revolutは日本で使える?
レボリュートは2020年より日本でもサービスを開始しています。日本円を含む35種類以上の通貨を保有し、日本国内で決済に使うことができます。
ただし、18歳未満用口座、最上級ウルトラプランなど、一部日本ではまだ使えない機能もあるので、今後に期待がかかりますね。
Revolutとは?
Revolut(レボリュート)は、2015年にイギリスで誕生したキャッシュレス決済サービスです。アプリで35種類以上の通貨を同時に管理し、好きな時に送金したり、カードで支払いに利用したり、他の通貨などに両替することができます。
Revolutは特にヨーロッパで大きな人気を得ており、全世界での利用者数は5,000万人以上。「毎日のお金の管理は全部レボリュート」という人も少なくありません。日本では2020年にサービスを開始してから着実に知名度を高めています。
日本においてレボリュートは、関東財務局より第二種資金移動業者としての登録を受けています。なお、日本版ではヨーロッパなどで使える一部の機能が制限されているので注意。
レボリュートは基本的にスマホアプリで利用します。無料で会員登録・本人確認を済ませると、アカウントへのチャージ、そして送金、両替、カードの発行などの機能が利用できるようになります。以下でそれぞれの機能について詳しく見ていきましょう。
イメージ出典:App Store
Revolutで送金
レボリュートのメイン機能が、お得でスピーディーな送金機能です。Revolutアプリ間の送金はもちろん、銀行口座あての国内送金や海外送金も利用できます。
Revolutは海外送金手数料が無料なだけでなく、通貨の両替にかかる為替手数料もお得です。ニューヨークの為替市場営業時間内かつ月75万円まで(スタンダード会員の場合。プレミアム・メタル会員は上限なし)の両替であれば、手数料なしで両替することができます。
※送金時に中継銀行等を経由する場合は、中継銀行等の手数料が発生する場合もあります。
【こんなに人におすすめ】
海外送金にかかるコストと時間を節約したい人
お得に通貨を両替したい人
他のレボリュートユーザーにお金を送る機会がある人
Revolutアカウントとデビットカード
レボリュートのもう1つの大きな機能が、35種類以上の通貨を同時に管理できるマルチカレンシーアカウントと、アカウント内の通貨を決済に利用できるデビットカードです。
デビットカードはリアルカードとバーチャルカードの2種類が利用できます。リアルカードはタッチ決済対応で、メタル会員は洗練されたデザインの金属製メタルカードが発行可能です。バーチャルカードは安全なオンライン決済のために便利。1回きりで使い捨ての番号も発行することもできます。
1ユーザーあたり以下の枚数のRevolutカードを発行できます。
リアルカード: 最大6枚
バーチャルカード: 最大20枚
使い捨てバーチャルカード: 1枚
Revolut対応通貨(2025年2月23日時点) |
---|
AED, AUD, BGN, CAD, CHF, CLP, COP, CZK, DKK, EGP, EUR, GBP, HKD, HUF, IDR, ILS, INR, ISK, JPY, KRW, KZT, MAD, MXN, NOK, NZD, PHP, PLN, QAR, RON, RSD, SAR, SEK, SGD, THB, TRY, USD, ZAR |
カード決済は、決済通貨がアカウントにあればその通貨でそのまま決済可能。その通貨の残高がない場合でも、日本円または別の通貨の残高から自動的に両替されて引き落とされます。この場合も為替市場営業時間内であり、かつ、月75万円まで(スタンダード会員の場合。プレミアム・メタル会員は上限なし)の両替であれば為替手数料はかかりません。
【こんなに人におすすめ】
複数の外貨を一括で管理したい人
外貨での支払いに便利なデビットカードが欲しい人
オンラインショッピングの際のセキュリティが気になる人
Revolutの法人アカウント
Revolutでは、一括送金や国際送金、法人デビットカード、API統合や予算管理機能などが備わった法人アカウントRevolut Businessも提供されています。しかし、日本ではまだビジネスアカウントは未対応となっています。(2025年2月23日現在)
Revolutの貴金属取引
レボリュートでは通貨の他にも、金や銀などの貴金属を売り買いすることもできます。ただし現物の貴金属を保有するわけではなく、あくまでRevolutが持つ貴金属の所有権を持つ取引となります。この貴金属は、レートを見て自由に購入・売却することができます。
ただし、貴金属取引には会員プランに応じた手数料がかかります。
【こんな人におすすめ】
資産を分散させたい人
Revolutのラウンジ利用サービス
レボリュートのプレミアムプランとメタルプランでは、世界中のラウンジの割引利用券が利用できます。
【こんな人におすすめ】
旅行や出張の機会が多い人
空港での待ち時間をより快適に過ごしたい人
Revolutの会員プラン
レボリュートには全部で3つの会員プランがあり、ニーズに合わせて選択することができます。それぞれの会費と主な機能は次の通り。
スタンダード | プレミアム | メタル | |
---|---|---|---|
会費 | 無料 | 月額980円または年額9,800円 | 月額1,980円または年額19,800円 |
カードの発送 | 通常配送 | 速達 | 速達 |
メタルカードの発行 | × | × | 〇 |
キャッシュバック | × | × | 1%(月最大5,000円) |
カスタマーサポートの優先利用 | × | 〇 | 〇 |
空港ラウンジ割引利用 | × | 〇 | 〇 |
手数料なしで両替できる金額(※1) | 月750,000円まで | 上限なし | 上限なし |
手数料なしでATMから引き出せる金額(※2) | 月25,000円まで | 月50,000円まで | 月100,000円まで |
(※1)為替市場の時間外(ニューヨーク時間金曜日17時から日曜日18時まで)の両替は、金額に関わらず、1%の為替手数料が発生します。詳細はRevolut公式サイトの手数料ページをご参照ください。
(※2)ATM設置機関による手数料が発生する場合があります。また、各プランの上限金額を超えるとRevolutにより2%の手数料がかかります。
Revolutの仕組み
レボリュートは電子マネーの一種です。デビットカードなので交通系の電子マネーなどと同じように、まずはアカウントに残高をチャージする必要があります。チャージは銀行振込、クイック銀行チャージやカード、または他のRevolutユーザーからのアプリ間送金を受け取ることで行なえます。
銀行からチャージしたお金は、レボリュートアプリ間で送金したり、海外の銀行口座あてに海外送金したりすることが可能。また、カードを使って実店舗やオンラインで決済に使うこともできます。好きな通貨に両替する機能もあります。
Revolutアカウント内の資金は銀行口座に国内送金することもできますが、その際には手数料がかかるので気をつけましょう。
Revolutは安い?手数料を比較
Revolutは一般的な銀行に比べて安く海外送金や外貨決済ができるのでお得です。実際にRevolutを使うことでどれだけコストを節約することができるのでしょうか?
以下では、10万円を日本からアメリカに送金する場合について、他の金融機関やサービスとRevolutの手数料を比べました。
銀行のサービスに関しては、RevolutやWiseなどのオンライン送金サービスと比較するために、ネットバンキングやアプリなどを利用した場合の送金手数料を紹介しています。窓口や電話などで送金手続きをする場合、手数料が異なる場合があるのでご注意ください。
銀行・サービス | 送金手数料 | 為替手数料 | 中継銀行手数料(※1) | 合計手数料 |
---|---|---|---|---|
Revolut ² ³ | 無料 | 無料(※2) | 送金時に確認 | 無料+中継銀行手数料(為替手数料がかかる場合も) |
Wise ⁴ | 938円 | 無料 | 無料 | 938円 |
三井住友銀行 ⁵ | 3,500円 | 1円/ドル | 2,500円 | 6,000円+為替手数料 |
三菱UFJ銀行 ⁶ | 3,000円 | 0.25円/1ドル | 受取人負担のみ | 3,000円+為替手数料 |
楽天銀行 ⁷ | 750円 | 0.25円/ドル(※3) | 1,000円 | 1,750円+為替手数料 |
ソニー銀行 ⁸ | 3,000円(※4) | 0.04〜0.15円/ドル(※5) | 3,000円 | 6,000円+為替手数料 |
(2025年2月25日21:30CET時点の比較による)
Revolutは海外送金手数料なし、また時間帯によっては為替手数料もかからないので従来型銀行などと比べるとお得に海外送金ができます。しかし、中継銀行手数料を送金人負担にすると比較的高くつくため、実際にいくら節約できるのかは明言できません。
(※1)送金人が負担する場合。
(※2)為替市場営業時間内かつ月75万円以内(スタンダード会員の場合。プレミアム・メタル会員は上限なし)の場合。為替市場営業時間外は1%、スタンダード会員で月75万円を超える取引はさらに追加で0.5%の為替手数料がかかります。
(※3)銀行営業日の17:00前後から翌営業日の10:00前後までは、上記の方法で算出されたレートに1.0075を乗じた夜間レート、銀行休業日の前営業日の17:00前後から翌銀行営業日の10:00前後までは、1.015を乗じた休日レートが適用されます。
(※4)優遇プログラム Club S のプラチナステージ獲得で最大月3回まで無料。
(※5)優遇プログラム Club Sのステージによって異なり、プラチナステージで0.04円/ドル。
Revolutは安全?
大切なお金に関係するサービスだからこそ気になるのが安全性。REVOLUT TECHNOLOGIES JAPAN株式会社は、関東財務局によって第二種資金移動業者として登録を受けています。また、一般社団法人日本資金決済業協会にも加盟し、日本の法規制に則って運営されています。
しかし、あくまで資金移動業者であり銀行ではないため、預金保護制度の対象にはなりません。とはいえ、資金決済に関する法律に基づき、利用者を保護するため、資金移動業のサービス提供にかかる履行保証金制度が設けられています。該当する状況が発生した場合、利用者は当該制度に基づいて返金を受けることができます。
また、Revolutではアプリからカードのセキュリティ管理を簡単に行なえます。例えば、
カードの一時利用停止・一時利用停止の解除
オンライン取引やタッチ決済、ATM引き出しの無効化
位置情報に基づく不正取引の防止
限度額の設定・変更
通常のバーチャルカードや1回限りの使い捨てバーチャルカードの発行
などが行なえます。
Revolutの手数料
レボリュートの機能と仕組みが理解できたところで、それぞれのサービスにかかる手数料を詳しく見ていきましょう。
Revolutの為替手数料
レボリュートの主な機能とも言える通貨の両替。手動で好きな時に両替したり、決済時に自動で両替して支払ったりすることができます。通貨の両替に伴う為替手数料は次の通り。
スタンダード | プレミアム | メタル | ||
---|---|---|---|---|
月75万円まで | 月75万円超 | |||
為替市場営業時間内 | 無料 | 0.5% | 無料 | 無料 |
為替市場営業時間外 | 1% | 1.5% | 1% | 1% |
※為替市場営業時間内とは、金曜日17:00ニューヨーク時間から日曜日の18:00ニューヨーク時間までの時間を除く時間。日本時間でいうと、土曜日午前7時〜月曜日午前8時(サマータイムでは土曜日午前6時〜月曜日午前7時)を除く時間となります。
このように、為替市場営業時間内であれば為替手数料を気にせず通貨を両替できるのが魅力的です。ただし、この時間はニューヨーク時間を基準にしているので時差に注意しましょう。また、スタンダード会員の場合、月75万円を超えて両替を行うと、為替手数料が発生する点にも注意が必要です。
Revolutの送金手数料
次に、Revolutの送金機能に関して手数料を見ていきましょう。送金の手数料は、3プラン全てにおいて同じです。
Revolutアプリ間の送金 | 無料 |
日本国内の口座に日本円で送金 ¹⁰ ¹¹ |
以後1回あたり220円 |
海外の銀行口座に送金 | 無料(ただし支払銀行や中継銀行によって手数料が発生する場合あり) |
Revolutでは手数料を抑えて送金が利用できます。銀行に代わるお得な海外送金方法を探している人におすすめです。
Revolutのカード発行手数料
Revolutではリアルカードとバーチャルカードの発行が可能。バーチャルカードは番号だけの仮想のカードなので、申込み後即時に利用できます。リアルカードの発行にかかる手数料は次の通り。¹²
スタンダード | プレミアム | メタル | |
---|---|---|---|
1枚目 | 普通郵便:500円 速達:2,000円 | 無料 | 無料 |
2枚目 | 無料(メタルカードは6,000円) | ||
3枚目以降 | 2,000円 | 2,000円(メタルカードは6,000円) | |
更新 | 無料 |
※スタンダード会員がカスタマイズカードを発行する場合、カスタマイズカード発行手数料が追加で700円かかります。
Revolutの手数料
レボリュートの機能と仕組みが理解できたところで、それぞれのサービスにかかる手数料を詳しく見ていきましょう。
Revolutの為替手数料
レボリュートの主な機能とも言える通貨の両替。手動で好きな時に両替したり、決済時に自動で両替して支払ったりすることができます。通貨の両替に伴う為替手数料は次の通り。
スタンダード | プレミアム | メタル | ||
---|---|---|---|---|
月75万円まで | 月75万円超 | |||
為替市場営業時間内 | 無料 | 0.5% | 無料 | 無料 |
為替市場営業時間外 | 1% | 1.5% | 1% | 1% |
※為替市場営業時間内とは、金曜日17:00ニューヨーク時間から日曜日の18:00ニューヨーク時間までの時間を除く時間。日本時間でいうと、土曜日午前7時〜月曜日午前8時(サマータイムでは土曜日午前6時〜月曜日午前7時)を除く時間となります。
このように、為替市場営業時間内であれば為替手数料を気にせず通貨を両替できるのが魅力的です。ただし、この時間はニューヨーク時間を基準にしているので時差に注意しましょう。また、スタンダード会員の場合、月75万円を超えて両替を行うと、為替手数料が発生する点にも注意が必要です。
Revolutの送金手数料
次に、Revolutの送金機能に関して手数料を見ていきましょう。送金の手数料は、3プラン全てにおいて同じです。
Revolutアプリ間の送金 | 無料 |
日本国内の口座に日本円で送金 ¹⁰ ¹¹ |
以後1回あたり220円 |
海外の銀行口座に送金 | 無料(ただし支払銀行や中継銀行によって手数料が発生する場合あり) |
Revolutでは手数料を抑えて送金が利用できます。銀行に代わるお得な海外送金方法を探している人におすすめです。
Revolutのカード発行手数料
Revolutではリアルカードとバーチャルカードの発行が可能。バーチャルカードは番号だけの仮想のカードなので、申込み後即時に利用できます。リアルカードの発行にかかる手数料は次の通り。¹²
スタンダード | プレミアム | メタル | |
---|---|---|---|
1枚目 | 普通郵便:500円 速達:2,000円 | 無料 | 無料 |
2枚目 | 無料(メタルカードは6,000円) | ||
3枚目以降 | 2,000円 | 2,000円(メタルカードは6,000円) | |
更新 | 無料 |
※スタンダード会員がカスタマイズカードを発行する場合、カスタマイズカード発行手数料が追加で700円かかります。
RevolutのATM引き出し手数料
Revolutカードは日々の支払いに利用できるだけでなく、キャッシュカードとしてATMから現金を引き出すためにも利用できます。ATMの利用手数料は次の通り。
スタンダード | プレミアム | メタル | |||
月25,000円相当まで | 月25,000円相当超 | 月50,000円相当まで | 月50,000円相当超 | 月100,000円相当まで | 月100,000円相当超 |
無料 | 超過分の2% | 無料 | 超過分の2% | 無料 | 超過分の2% |
ただし、これとは別にATM事業者による手数料がかかる場合があります。
ATMから現金を引き出す際には、利用できる設置機関(ATMプロバイダー)に注意しましょう。海外ではプロバイダーに限らず利用できますが、日本国内では「海外発行カード」に対応しているATMでのみ利用できます。
Revolutのチャージ手数料
Revolutアカウントにチャージをする際、基本的にチャージ手数料はかかりません。ただし、一部のカードを使ってチャージした場合には、1.3~1.7%の手数料がかかることに注意が必要です。¹³
また、銀行振込の場合は銀行側による振込手数料などが発生する場合もあります。
カードの種類 | チャージ手数料 |
---|---|
| 無料 |
Mastercardプリペイドカード | 1.3% |
その他のカード* | 1.7% |
*その他のカードには下記が含まれます。 国内で発行されたVisaクレジットカード・プリペイドカードおよび、国外で発行されたVisaおよびMastercardブランドのすべてのカード、およびVisaおよびMastecardブランドのすべての法人・ビジネスカード
Revolutの法人アカウント
Revolutでは、一括送金や国際送金、法人デビットカード、API統合や予算管理機能などが備わった法人アカウントRevolut Businessも提供されています。しかし、日本ではまだビジネスアカウントは未対応となっています。(2025年2月23日現在)
法人としてが日本からお得に海外送金や支払いを行うなら、Wiseなどのサービスを検討すると良いでしょう。
Revolutの貴金属取引手数料
Revolutでは貴金属の取引が可能です。スタンダード会員の貴金属取引の手数料は、外貨の両替額と合計して月75万円までかそれを超えるかによって異なります。
スタンダード | プレミアム | メタル | |
---|---|---|---|
月75万円まで | 月75万円超 | ||
1%または150円のいずれか大きい金額 | 1.5%または150円のいずれか大きい金額 | 0.5%または150円のいずれか大きい金額 | 0.5%または150円のいずれか大きい金額 |
Revolutの送金にかかる時間は?
Revolutの送金にかかる時間の目安です。
Revolutアプリ間の送金 | 即時 |
日本国内の口座に日本円で送金 | 原則として当日中 |
海外の銀行口座に送金 | 3〜5営業日 |
Revolutの海外送金は、銀行と同じSWIFTの仕組みを使っています。これは複数の金融機関が関わってくる送金方法なので、受取銀行の所在する国・地域の情勢により、最大5営業日となります。
Revolutアプリ間の送金なら即時に手数料無料でお金が届くので便利ですね。
国内口座への送金は、原則として、送金手続きを行ったその日に着金します。
Revolutのメリット
たくさんのキャッシュレス決済・海外送金サービスがある中で、Revolutを使うメリットはどこにあるのでしょうか?
お得な手数料で外貨両替・海外送金ができる
35通貨以上を1つのアカウントで管理できる
40通貨以上、200カ国以上に送金可能
タッチ決済対応のデビットカードを発行できる
使い捨てのバーチャルカードを発行できる
ニーズに合わせてプランを選択できる
支出分析やのための機能が充実
貴金属の取引ができる
Revolutのデメリット
Revolutの利用を検討している人は、メリットとあわせてデメリットもしっかり理解しておきましょう。
為替市場営業時間外は為替手数料がかかる
海外送金の際に中継銀行手数料や支払い銀行手数料などが差し引かれる場合がある
一部のカードからのチャージでチャージ手数料がかかる
一定額を超えるとATM引き出し手数料がかかる
キャッシュバック1%があるのはメタルプランのみ
Revolutの使い方
レボリュートでは様々な機能が利用できますが、ここでは主な機能である海外送金の手順について簡単に見ていきましょう。Revolutの海外送金は、アプリから24時間いつでも申し込むことができます。
※レボリュートで海外送金する際には、必ず事前に本人確認とマイナンバーの提出が必要です。本人確認の方法については後ほど解説しています。
アプリを開き、画面下部の「⇄ 送金」をタップ
「国際送金」をタップ
送金先の国と通貨を選択
送金額を入力し「続行」をタップ
送金先の口座情報など必要情報を入力し、送金先情報を登録
内容を確認の上、送金実行
送金できる資金
Revolutで海外送金できる資金は、銀行振込でチャージ(クイック銀行チャージを含む)された資金と、他のRevolutのユーザーから個人間送金で受け取った資金のみです。クレジットカードやデビットカード、プリペイドカードでチャージされた資金は送金できないので注意しましょう。¹⁴
また、1度に送金できる金額は900円から100万円相当までとなります。
送金先
Revolutでは、他のレボリュートユーザーのアカウントだけでなく、レボリュート外の銀行口座あてに送金することもできます。他のレボリュートアカウントへの送金は、通常即時に着金し、国際送金でも手数料はかかりません。
国内銀行口座あての送金は、原則として、送金手続きを行ったその日中に着金します。海外銀行口座あての送金の場合、中継銀行手数料や支払い銀行手数料などがかかることがあります。
Revolutのアカウント開設方法
Revolutのアカウント開設は無料です。
Revolutアプリをダウンロード
アプリを開き「アカウントの作成」をタップ
携帯電話番号を入力
SMSで受信した6桁の確認コードを入力
国を選択
個人情報を入力
Revolutの利用目的や通知設定を選択
4桁のパスワードを設定
本人確認を行う
Revolut口座を開設
必要となる個人情報
アカウント開設時に入力する個人情報は次の通り。
住所(本人確認書類に記載のものと同じ住所を登録)
氏名
生年月日
職業
本人確認に必要な書類
レボリュートの本人確認は、本人確認書類の写真と自分の顔写真(自撮り写真)をアップロードすることで行います。利用できる本人確認書類は例えば次のものがあります。
運転免許証(日本国籍の場合のみ)
マイナンバーカード表面(日本国籍の場合のみ)
在留カード(外国籍の場合のみ)
特別永住者証明書(外国籍の場合のみ)
本人確認にかかる時間
Revolutアカウント開設時の本人確認は、通常数時間で完了しますが、最大で数営業日かかる場合があります。
Revolutの限度額
レボリュートの海外送金やカードの利用には、限度額が設けられています。またプランによって様々なサービスにおいて手数料なしで利用できる限度額や限度回数などが異なる場合もあるので、比較検討することが重要です。
Revolutの送金限度額
日本国内、または日本から海外への送金限度額は、1回あたり100万円となっています。プランに関わらず、100万円以上の送金はできないので注意しましょう。大口の送金を考えている人は、銀行を利用するのがおすすめです。また、Revolutの最低送金額は1回あたり900円です。
また、国内送金に関しては、手数料なしで送金できる限度回数はスタンダードプランは月1回、プレミアムプランは月3回、メタルプランは5回までです。それぞれの上限回数に達した場合、それ以降は1回あたり220円の送金手数料がかかります。
Revolutのカードの限度額
Revolutでは、アプリから自分で毎月の支出限度額を設定することができます。ただし、利用内容によってはRevolutが定める週毎の支出限度額が適用される場合があります。
非金融機関における外貨取引、郵便為替(電信送金を除く)、トラベラーズチェック | 7日あたり10,000ポンドまたはその相当額 |
郵便為替(電信送金) | 7日あたり25,000ポンドまたはその相当額 |
賭け金(宝くじ、カジノゲーム用チップ、競馬場外での賭け金、競馬場での賭け金を含む) | 7日あたり25,000ポンドまたはその相当額 |
また、ATMの引き出し限度額にも注意しましょう。ATMから引き出すことのできる現金は、24時間で3,000ポンド(またはその相当額)までに制限されています。また、無料で利用できる範囲は、次の通りです。
スタンダード | 月25,000円相当まで |
プレミアム | 月50,000円相当まで |
メタル | 月100,000円相当まで |
ただし、これとは別にATM事業者による手数料がかかる場合があります。
Revolutのスタンダードプランの限度額
Revolutには、毎月の会費なしで利用できる最もベーシックなスタンダードプランがあります。Revolutを使い始める人は、まずはスタンダードプランから使ってみたいという人も多いかもしれません。
スタンダード会員は他の会員プランと比べて、様々なサービスにおいて手数料なしで利用できる限度額が低くなっています。
手数料なしで利用できる範囲 | |
ATMからの現金引き出し | 月25,000円相当まで(※) |
為替市場営業時間内の通貨の両替 | 月750,000円相当まで |
国内の銀行口座に送金 | 月1回まで |
※ATM事業者による手数料が別途発生する場合があります。
Revolutで高額送金はできる?
残念ながら日本のRevolutは高額の利用にはあまり向いていません。例えば、国内・海外関わらず送金の限度額が1回あたり100万円となっています。また資金の追加についても、1回あたり100万円相当額が上限です。
また、年間のチャージ可能額がユーザーによって決まっており、この限度額を超えると資金源に関する書類の提出が求められます。
100万円を超える高額な海外送金をしたい場合は、最大1億5000万円まで送金可能なWiseの利用もおすすめです。
Revolutの対応通貨
Revolutでは35種類以上の通貨をアカウント内で保有・両替することができます。また、カードでの支払いやATMからの引き出しに対応している通貨の数は約150種類です。利用できる通貨数はこれからも増えていく予定です。
アカウントで保有できる通貨 | AED、AUD、BGN、CAD、CHF、CLP、COP、CZK、DKK、EGP、EUR、GBP、HKD、HUF、ILS、INR、ISK、JPY、KRW、KZT、MAD、MXN、NOK、NZD、PHP、PLN、QAR、RON、RSD、SAR、SEK、SGD、THB、TRY、USD、ZAR |
カードやATMで利用できる通貨 | AED、AFN、ALL、AOA、ARS、AUD、AWG、AZN、BAM、BBD、BDT、BGN、BHD、BIF、BMD、BND、BOB、BRL、BSD、BWP、BYN、BZD、CAD、CDF、CHF、CLP、CNY、COP、CRC、CVE、CZK、DJF、DKK、DOP、DZD、EGP、ETB、EUR、FJD、GBP、GEL、GHS、GIP、GMD、GNF、GTQ、GYD、HKD、HNL、HTG、HUF、IDR、ILS、INR、IQD、ISK、JMD、JOD、JPY、KES、KGS、KHR、KMF、KRW、KWD、KYD、KZT、LAK、LBP、LKR、LSL、MAD、MDL、MGA、MKD、MMK、MNT、MOP、MRO、MUR、MVR、MWK、MXN、MYR、MZN、NAD、NGN、NIO、NOK、NPR、NZD、OMR、PAB、PEN、PGK、PHP、PKR、PLN、PYG、QAR、RON、RSD、RUB、RWF、SAR、SBD、SCR、SEK、SGD、SLL、SRD、SZL、THB、TJS、TMT、TND、TOP、TRY、TTD、TWD、TZS、UAH、UGX、USD、UYU、UZS、VEF、VND、VUV、WST、XAF、XCD、XOF、XPF、ZAR、ZMW |
Revolutの口コミ
レボリュートはレビュー・口コミ投稿サイトのTrustPilotにおいて、5点中4.4点という高評価を獲得。10万件を超える5点満点レビューを集めています。しかし、全体のうち約10%が最低評価をつけていること事実です。¹⁵
以下では高評価、低評価それぞれのレビューをいくつかご紹介します。
高評価のレビュー
海外での使いやすさとカスタマーサポートの対応を高く評価している声が多くあります。
★★★★★
香港滞在中、空港や街中での両替を全くせず、RevolutとATMで過ごせている。カード決済もRevolutで済んでいる。とてもスマートで身軽な旅が実現できた。
(2023年10月13日)
★★★★★
海外ATMからカードが戻らなかった。慌てずアプリで口座凍結とカード再発行手続きができました。Revolutに国際電話をする必要がなく簡単です。チャットで連絡をすると再発行無料でフォローしてくれました。約束の時間ごとに手続きや返金状況の報告もくれました。チャットフォローはとても安心できた。
(2023年8月28日)
★★★★★
東南アジアでの利用に最適
マレーシア、フィリピン、シンガポール、オーストラリアへ渡航する際の航空会社、小売店、宿泊施設、観光施設での支払決済では可能な限りRevolutを使います。為替手数料の安さとネット取引での使い捨てカード提供を高く評価してます。
(2024年12月13日)
低評価のレビュー
残念ながら低評価のレビューでは、サービスや体験に関して不満の声も見受けられます。
★☆☆☆☆
コロコロ変わりすぎ。わずか半年足らずの間での相次ぐ規約変更により継続的で良質なユーザー経験が得られない。
(2023年4月25日)
★★☆☆☆
クレジットカードからのチャージ手数料の導入により、使い勝手が悪くなった。
(2023年4月13日)
Revolutのアクセシビリティ
レボリュートは基本的にスマホアプリでの利用となります。PCのブラウザからでもアカウントにログインすることはできますが、一部の機能が制限されているようです。
また、Revolutの新規登録には必ずSMSが受信できる携帯電話番号が必要になるので、実質的にはスマホが必須になるでしょう。
レボリュートアプリは日本語を含む20以上の言語で利用できます。
Revolutのカスタマーサポート
レボリュートでは、アプリ内のチャットまたはWebサイトから24時間365日いつでもカスタマーサポートに問い合わせることができます。チャットではまずボットが対応し、それでも解決できない場合はサポートチームにつながります。リアルタイムで対話しながらサポートを受けることができます。
アカウントにログインできない場合は、ログイン画面で「パスコードをお忘れですか?」と書かれた箇所をタップすることで問い合わせチャットに移動することも可能です。また、メール([email protected]または[email protected])での問い合わせも可能ですが、返信には数日かかるので気をつけましょう。
Revolutでは電話での問い合わせは受け付けていません。
Revolutに代わるサービス
Revolutは海外送金や外貨決済に便利なサービスですが、残念ながら短所があるのも事実です。例えば、
100万円以上の高額送金を行いたい
ビジネス利用に対応したサービスを探している
こんな人は、レボリュートに代わる他のサービスを検討してみるのが良いかもしれません。レボリュートと似たような機能を持つサービスをいくつかご紹介します。
Wise vs Revolut
海外送金をより透明性の高い手数料で行うなら、Wiseがおすすめです。
Wiseなら日時に関わらず、常に為替手数料の上乗せされていないリアルレートで海外送金が可能。独自の送金システムを採用しているため、中継銀行手数料もかかりません。格安の送金手数料だけで送金でき、着金までにかかる時間も1〜2営業日とスピーディーです。
また、Wiseではマルチカレンシー口座やデビットカードの機能も。法人アカウントのサービスもあるので、海外との取引が多い企業や個人事業主にも最適です。
ソニー銀行 vs Revolut
日本のネット銀行であるソニー銀行でも、多通貨口座と外貨決済ができるデビットカードが利用できます。優遇プログラム Club Sのステージによって海外送金手数料や為替手数料がお得になり、さらに国内カード額の最大2%がキャッシュバックされるという特典があります。
また、ソニー銀行では金利やローンなど銀行ならではの商品が利用でき、給与の受け取りなどにも使えるというメリットがあります。
WorldRemit vs Revolut
WorldRemitはオンラインの海外送金サービスです。WorldRemitでは、世界130以上の国と地域に向けて海外送金することができます。着金までの時間が早いのが特徴で、早ければ即時、そうでない場合も1〜2営業日程度で相手に届きます。また、相手が現金で送金を受け取ることもできます。
WorldRemitを徹底解説したページもあわせてご覧ください。
まとめ:Revolutはお得?
ここまで、Revolutの機能とサービス、手数料など、Revolutを使う上で知っておきたい内容を詳しく見てきました。
レボリュートは海外送金や通貨の保有・両替、デビットカードでの決済などが便利に行えるキャッシュレスサービス。3つの会員プランがあり、それぞれ手数料体系や享受できるサービスなどが異なります。
Revolutは特にこんな人におすすめだと言えるかもしれません。
外貨をお得に両替したい
お得に海外送金したい
保有する外貨を海外での支払いに使いたい
海外旅行や出張の機会が多い
支出や予算管理をアプリで簡単に行いたい
貴金属の取引がしたい
Revolutが気になる人は、まずは会費なしのスタンダードプランから試してみるのが良いでしょう。
WiseやWorldRemitなど他のサービスとも比較した上で、自分に最適なものが選べると良いですね。WiseとRevolutを徹底比較したページにして、それぞれサービスの違いも確認してみてください。
Revolutに関するよくある質問
レボリュートでは、月額0円のスタンダード、月額980円のプレミアム、月額1,980円のメタルの3つの会員プランが利用できます。
レボリュートの海外送金は送金手数料がかかりません。ただし、中継銀行手数料や支払い銀行手数料などがかかる場合があります。また、為替市場営業時間外は為替手数料にも注意が必要です。
他に、ATMからの現金引き出し、国内送金、アカウントへのチャージ、貴金属の取引などの際に手数料が発生することがあります。
Revolutアプリ間送金であれば即時に着金します。海外銀行口座への送金の場合は、3〜5営業日ほどかかります。なお、国内銀行口座への送金は、送金手続きを行った日中に着金します。
レボリュートは関東財務局より資金移動業者として登録を受け、規制を遵守して運営されています。
Revolutではアプリでカードの利用や限度額を管理することができます。また、アプリで簡単にカードの一時利用停止やその解除が行えたり、オンライン決済に使い捨てのバーチャルカードの機能も利用できたりと、カード不正利用のリスクを軽減できます。
レボリュートでは、為替市場の営業時間内(ニューヨーク時間金曜日17:00から日曜日の18:00までを除く時間)かつ月75万円以内の取引(スタンダード会員の場合。プレミアム・メタル会員は上限なし)であれば、手数料なくRevolut独自のレートで両替取引ができます。
為替市場営業時間外の取引には1%の手数料がかかり、スタンダード会員による月75万円以上の取引に対しては、0.5%の為替手数料が上乗せされます。
はい、iPhoneまたはAndroid端末でレボリュートのモバイルアプリが利用可能です。デスクトップやブラウザでもログインできますが、アプリでの利用が主流です。
レボリュートとは、アカウントにお金をチャージし、その残高をカードでの支払いや送金などに利用できる電子マネーです。複数の通貨を1つのアカウントで管理でき、好きな時に両替して保有したり、海外で外貨のまま決済に使うこともできます。
Revolutのアカウントでは、日本円を含む35種類以上の通貨を保有できます。また、150種類以上の通貨で支払い・ATMから現金引き出ししたり、世界200以上の国や地域に送金することができます。
一般的なアドバイス: 当サイトの情報は一般的なものです。お客様のニーズや状況を考慮したものではありません。ご決定の前にご自身の状況や必要条件をご確認ください。 当社は世界200か国以上の外貨両替、海外送金サービスの比較をしています。信頼性が高く、調査、承認済みの会社のみ表示しています。