香港でWiseカードは使える?

香港旅行や留学、移住を計画中の方の中には、香港滞在中の予算管理が気がかり、という方も多いのではないでしょうか?海外滞在には、切っても切れないお金の管理。外貨に強い海外旅行用カードのWiseカードを活用して、安全でお得に香港ドル (HKD)での支払い方法や、海外ATMでの引き出し方法、旅費を節約するためのコツを解説します。

香港でWiseカードは使える?

日本在住でWiseカードを持っている場合、もしくは新たにWiseカードを持とうと検討している場合、香港で使えるかどうか気になっている方も多いのではないでしょうか?

答えはイエスです。香港での日常的な買い物の支払い方法としてWiseカードを利用できます。Wiseカードは香港ドルでの支払いにお得な為替レートと格安な手数料で支払うことができます。本記事では、Wiseカードを使ってどのように旅行費用を節約できるかを解説します。

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香港に旅行に行くとき、Wiseはどう使える?

Mastercard®搭載 *(1) のWiseデビットカードは、40通貨以上をアカウント内で保有して、外貨のまま決済できる海外旅行にぴったりのカードです。世界のほとんどの国で利用することができ、物理カードのほかにバーチャルカードの発行も可能です。

Wiseデビットカードの大きな特徴は、アカウント残高に外貨を保有しておけば、外貨を外貨のまま手数料が無料で決済できる点です。

Wiseデビットカードでは為替手数料が上乗せされていないミッドマーケットレートが適用されるため、クレジットカードのように高い海外事務手数料や不利な為替レートがかかることはありません。 *(2)

(1) 日本在住者が発注する場合 (2) 決済外貨を保有してなく、アカウント内の通貨から自動で両替する場合、0.33%~の手数料が発生

旅先で現金が必要になったときには、海外のATMからWiseデビットカードで現地通貨の出金も可能です。また、香港現地のお店やレストランなどでの支払いはもちろん、バーチャルカードを使ってホテルやオンラインショッピングでの決済にも利用できます。

海外旅行先でWiseデビットカードを利用するためには、旅行前にWiseアプリまたはウェブサイトからアカウントに資金を入金します。日本円で入金して、アカウント内で香港ドルはもちろん、好きな通貨へ両替することが可能です。日本国内では、銀行振込みまたはデビットカードから入金できますが、クレジットカード入金には対応していません。

該当通貨がアカウント内にあれば、決済手数料は無料。もし支払い通貨を保有していなくても、他の両替手数料(0.33%~)が最も安くなる残高から自動で両替され、決済が可能です。

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海外で利用するには Wise カードを有効化が必要?

Wise カードを日本国内および香港で利用できるようにするには、まずはカードの有効化が必要です。2023年3月27日以降に日本で発行されたWise カードは、カードと一緒に届く6桁のアクティベーションコードを使って有効化できます。

  1. Wiseアカウントの「カード」に移動する
  2. 「今すぐ有効化する」を選択する
  3. カードと一緒に届いた紙に記載された、6桁のコードを入力する

2023年3月27日以前に日本で発行されたWise カードをお持ちの場合は、次のいずれかのATMで残高照会をすることにより有効化が可能です。その際、カードの種類は「国際カード」をお選びください。

  • イオン
  • イーネット
  • デイリーヤマザキ

Wise カードはデビットカードのため、香港旅行で支払いに利用するにはアカウント残高へ資金の入金が必要です。Wiseにログインした上で、「資金をチャージする」を選択し、好きな金額を銀行振込みまたはデビットカードから入金することで利用できるようになります。

香港でWiseは発行できる?

香港へ移住後に、Wiseカードの発行ができるかどうか疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。残念ながら、Wiseカードはまだ香港では利用することができません。他の選択肢として、Revolutカードの取得を検討してみてはいかがでしょうか?

Wiseカードの発行方法

Wiseカードは日本で簡単に取得できます。発行手順は次の通りです。

  1. Wiseで無料会員登録を行い、アカウントを開設する
  2. 1,200円の発行手数料(日本の場合・1回限り)を支払い、カードを注文する
  3. 物理カードが届いたら、有効化する
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香港でも使えるRevolut

ニーズに合った3つの会員プランニーズに合った3つの会員プラン30通貨以上の外貨に対応30通貨以上の外貨に対応Visa搭載デビットカードVisa搭載デビットカード
  • 香港滞在中にも手軽にHKDで決済 ✅
  • リアル(物理)カードのほか、バーチャルカードや使い捨てバーチャルカードの利用も可能 ✅

ライフスタイルに合った3つのプランから選べるRevolutカード。アカウント残高に外貨を保有していれば、為替レートを気にすることなく、香港滞在中にも簡単にお店やオンラインショッピングでRevolutカードを利用できます。リアルカードの他にもバーチャルカードや、一回限りの使い捨てバーチャルカードも発行でき、オンライン決済にも安心して利用できます。

香港のATMでWiseカードは使える?

はい、香港旅行中に現地ATMでの現金引き出しは問題なくできるでしょう。香港は発展国であり、ほとんどの都市や街中でATMを見つけることができます。ただし、中心地から離れた郊外ではATMを見つけることが困難なケースもあるかもしれません。このような場合に備えて、ATMを見かけた際には少し余分にHKDを出金しておくと良いでしょう。

ATMで必要な分の現金を出金するのも良いですが、香港に滞在中は、現金よりもカード決済の方が信頼性も高く、手数料を抑えることができておすすめです。必要以上の現金を持ち歩くのは防犯上、好ましくないですし、Wiseカードと組み合わせて小さな屋台やチップの支払いには現金を、カード決済に対応しているレストランやホテルなどではカード決済というように使い分けることができます。

常に複数の支払い方法を用意しておくことで、慣れない旅先でも安心して過ごすことができるでしょう。

香港でATM手数料を節約する方法

最近では多くのクレジットカードやデビットカード、プリペイドカードなどで香港現地のATMを使ってHKDを引き出すことができるようになりました。しかし、気をつけたいのはカード会社に対してかかる手数料。帰国してから明細書を見てびっくり!なんてことにならないように、ATM手数料を節約するポイントを見ていきましょう。

  • 海外ATMでの手数料や為替コストが格安なカードを作る
  • 海外ATMでDCC取引*(1)が表示されたら、現地通貨での取引を選択する
  • ATMの利用ごとに手数料がかかるかどうかを確認する。(利用ごとに手数料がかかるなら、最低限の回数で必要な分を引き出すように調整する)
  • カード会社に対する手数料以外に、別途ATM事業者が手数料を徴収する場合があるので、事前によく確認する。

*(1) DCC(Dynamic Currency Conversion)取引:現地通貨とは異なる通貨(日本円など)で取引できる決済サービス。海外店舗やATMで提供されている。DCC取引を選択すると、一般的なレートよりも不利なレートで取引されるケースが多い。

香港旅行費用を節約するコツ

海外ATM以外にも、香港旅行にかかる費用を節約する秘訣があります。不要な手数料をできるだけ避けるためには、次のポイントをおさえておきましょう。

  • フライトを予約するタイミングで、預け入れ荷物の費用を支払う:荷物が多い場合には、予約の際に預け入れ荷物の費用を払いましょう。空港で支払うよりも安く済むことが多いです。
  • 空港やホテルでの両替を避ける:日本でも 香港でも、空港やホテルでの両替は利便性が高い一方、為替レートが高い傾向があります。両替する際には為替レートに注意しましょう。

  • 常に現地通貨での取引を選択する:海外ATM手数料でも解説したように、海外ATM以外にもお店やレストランではカード決済の際に加盟店が独自に設定したDCC取引(HKD以外での決済)にするかどうか問われることがあります。この場合、不利なレートで取引されることが多いため、必ずHKDでの決済を選びましょう。

  • 複数の支払い手段を用意する:香港に限らず、海外渡航の際には万が一のことがあっても対応できるように現金、デビットカード、クレジットカードなどさまざまな支払い方法を組み合わせて持っておくと万全です。また、お金は一か所にまとめず、いくつかの場所に分けて保管するようにしましょう。これにより、紛失や盗難などの最悪なケースが起こったとしても無一文になる心配がありません。

  • Wiseカードを作って、お得な為替レートと海外ATM手数料を節約する:香港旅行で節約するには、Wiseカードを利用するのがおすすめです。Wiseカードを利用すれば、多額の現金を持ち歩くことによる盗難リスクはもちろん、一般的なクレジットカードやデビットカードでかかる割高な為替数料や海外ATM手数料を大幅に節約することができます。

Wiseカードは海外旅行用カードとして最適な選択です。為替手数料が上乗せされていないミッドマーケットレートが適用されるため、手数料で損することはありません。渡航前に為替レートが良いときにアカウントにHKDを入金しておけば、決済手数料は無料で支払うことができます。

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香港に持っていくべき通貨は?

香港ドル(HKD)は香港の公式通貨です。 日本を出発前に香港ドルに両替することも良いでしょう。香港では日本円はもちろん利用することができません。香港に到着してから両替することも可能ではありますが、不利な為替レートで手数料が余計にかかってしまったり、時間によっては両替所が閉店していたり、はたまた日本の両替に対応していなかったりと、不必要に時間を取られてしまう可能性も。

香港旅行にHKDで支払いをするために最も良い方法は、海外旅行や外貨での支払いに特化した海外旅行用カードを事前に手に入れることでしょう。

まとめ:香港でWiseカードを使うべき?

Wiseカードは香港でのお店やレストランでの支払いはもちろん、HKDが必要になったときには香港でのATMで現金を引き出すことも可能です。Wiseカードは為替手数料が上乗せされていないミッドマーケットレートが適用されるため、クレジットカードのような不透明な事務手数料や不利なレートで旅行費が余計にかかるということを避けることができます。

よくある質問

もうすぐ香港へ旅行します。香港でWiseカードは利用できますか?

はい、香港でWiseカードを利用することができます。香港旅行中の買い物やレストランでお得に支払いやATMでのHKDの引き出しに利用して、旅行費用を節約しましょう。

香港へ移住後もWiseは利用し続けられますか?

Wiseは香港在住者は利用できないため、Wiseアカウントを閉鎖しなくてはならないかもしれません。しかしながら、Wiseカードは有効期限内までは利用できる可能性があります。詳細は、Wiseのカスタマーサポートまで確認してください。

Wiseカードは海外旅行に適していますか?

はい、Wiseカードは外貨に強く、アカウント内でさまざまな外貨を保有できたり、幅広い外貨の決済に対応していたりと、海外旅行にぴったりのカードです。香港で現地通貨が必要になったときでも、取引上限額までなら手数料無料で現金を引き出すことができ、両替所を探し回る時間も短縮できます。

日本で海外旅行用カードを発注するにはどのくらい日数がかかりますか?

Wiseカードは居住国によって配送にかかる日数が異なります。日本在住の場合、一般的には7~10日営業日かかります。日本を含む対象国の場合、追加料金にて速達サービスで配送を早めることも可能です。