【2024版最新】海外旅行に行く人に!おすすめクレジットカード
クレジットカードはさまざまな金融機関が発行しており、それぞれ特長があります。その中には、特典が充実していて一見魅力的に見えるカードでも、実は海外事務手数料が高額で海外旅行には不向きなものもあります。そのため、海外旅行でお得にクレジットカードを使いたいなら、さまざまな角度から検討することが重要です。
この記事では、海外旅行での利用に特におすすめなクレジットカードのご紹介をしていきます。これから海外旅行を予定している人はぜひ参考にしてみてください。また、クレジットカードとは別にWiseのデビットカードも合わせてご紹介していきます。Wiseのデビットカードは海外での決済時に発生する外貨両替の手数料が安く、海外旅行に特におすすめのカードです。
海外旅行に向けてクレジットカードを選ぶときのポイント
クレジットカードはカード会社によって手数料や特典などそれぞれ特色があります。そのなかでも、海外旅行に向けてクレジットカードを選ぶ際には下記の2つに注目してみましょう。
・海外事務手数料
・海外旅行時に使える特典
注目すべきは海外事務手数料
海外事務手数料とは、国外でクレジットカードを利用した際に発生する手数料です。例えば海外事務手数料を2.0%に設定しているクレジットカードを使って、アメリカで100ドルの買い物をしたとします。その場合に発生する手数料は100ドル×2.0%=2ドル、日本円にして約322円です。支払いのたびに発生するものですので、なるべくこの手数料が安いものを選ぶとお得に海外旅行が楽しめます。
海外事務手数料は各カード会社によって異なります。例えば全国のマルイやモディでお得に使えるエポスカードは、海外利用時の手数料を2.20%に設定しています。他のカード会社の場合も、2.0%前後に設定している場合が多いです。
また、海外送金サービスのWiseが発行しているデビットカードも海外での利用時におすすめです。デビットカードですのでクレジットカードと違い利用できるのは自分の口座に入っている分だけですが、その範囲であれば外貨決済もできます。その際には両替手数料はかかりますが、海外事務手数料は発生しません。
Wiseでは両替手数料を最大限安く抑えられており、多くの場合で他のカードより安く取引できます。例えば日本円から100アメリカドルに両替するときにかかる手数料は84円と、一般的なクレジットカードの半分以下です。金額が大きくなればなるほど差が出てきますので、海外利用時に必要な手数料には注意してカードを選ぶようにしましょう。
海外旅行時のお得なサービス
クレジットカードには海外旅行の際に使える特典が付帯していることもあります。例えば先述のエポスカードには海外旅行保険がついており、旅行中に起きた事故に対する障害治療費は200万円まで補償されます。また、賠償保険もついているので他人に損害を与えてしまったときにも一定金額までは保険が利用可能です。ただし、保険が適用となるのは旅行代金を対象のカードで支払った場合のみです。
また、JALの発行しているJALカードでは航空券の予約時にマイルが貯まるほか、日々の買い物や公共料金の支払いでもマイルが貯まります。貯まったマイルは航空券の購入費に充てたり、ギフトの交換に使えたりといろいろな使い道があります。
ただし、こういった旅行時にお得な特典が充実していても海外事務手数料のチェックは欠かせません。現地での支払いにそのカードを使うなら、海外事務手数料の安さで選んだ方が結果的に得することが少なくないからです。
海外旅行におすすめのクレジットカード5選
ここでは海外旅行に特におすすめなクレジットカードを5つご紹介していきます。
カード名 | 海外事務手数料 | 年会費 | 特典・ポイント還元率 |
---|---|---|---|
楽天カード | 2.20% | 無料~ | 1%還元 |
エポスカード | 2.20% | 無料~ | 0.5%還元 |
JALダイナースカード | 1.3%~ | 2,200円(税込)~ | 0.5~1.0%還元 |
JCBカード | 1.6% | 無料~ | 0.01%還元 |
Wiseカード | 口座内に決済通貨がある場合は無料、ない場合には両替手数料が発生 | 無料 | なし |
海外事務手数料が安いのはJALダイナースカードとJCBカードです。現地で買い物を楽しみたいなど、海外での決済をたくさん予定している場合にはこれらのカードを選ぶとよりお得に旅行が楽しめます。ただし、ポイント還元率に関してはあまり高いとはいえません。楽天カードはポイント還元率が1%と、他のカードに比べ高くなっており魅力的です。しかし、海外事務手数料が2.20%と高めなのは海外旅行時にネックになるでしょう。
Wiseカードは自分の口座内に支払いに使う通貨があれば手数料はかかりません。外貨両替時には両替手数料が発生しますが、多くの場合で他のクレジットカードよりも手数料が安く済みます。
それぞれのカードの詳細を次の段落で見ていきましょう。
楽天カード
楽天市場など、楽天グループのサービスを利用することでお得にポイントが貯まる楽天カード。ポイント還元率1%に加え、ポイントがアップするキャンペーンを定期的に開催しています。生活のさまざまなシーンで楽天グループのサービスを活用している人にとっては、非常にお得に使いやすいカードです。
一般カードであれば年会費は永年無料、18歳以上なら学生でも申し込み可能。通常は申し込みから1週間~10日程度でカードが届きます。もし、カードに関してわからないことや質問がある場合には、ホームページ上のAIチャットもしくは電話での問い合わせが可能です。
海外旅行で利用する際には2.20%の手数料がかかります。ちなみに、海外旅行傷害保険が付帯しており、対象カードでツアーやパック旅行の支払いをしたときに保険が有効となります。海外での現金引き出しもできて便利ですが、キャッシング扱いになるので年率18.0%の利息が発生します。これはほかのカードでも同様です。
一般カード | ゴールド | プレミアム | |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 2,200円(税込) | 11,000円(税込) |
海外事務手数料 | 2.20% | 2.20% | 2.20% |
ATM引き出し費用 | 110~220円+利息 | 110~220円+利息 | 110~220円+利息 |
ポイント還元率 | 1% | 1% | 1% |
海外旅行保険 | 利用付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 |
申し込み条件 | 18歳以上 | 18歳以上 | 18歳以上 |
その他特典 | 国内主要空港ラウンジ年2回まで無料で利用可能 | 国内外の空港ラウンジが無料で利用可能 |
エポスカード
すでにご紹介したエポスカードも、一般カードであれば無料で発行できます。オンラインで申し込み後、最短で当日にマルイ店頭でカードを受け取り可能。電話やメールでカードに関する問い合わせができるほか、エポスカードセンターで各種照会や手続きもできます。
ゴールドカード、プラチナカードであれば国内外のラウンジが利用できるようになります。海外旅行保険も利用付帯しており、条件を満たせば旅行中に発生したケガや病気の治療費がカバーされます。
海外キャッシングも使えて便利なエポスカードですが、ポイント還元率は0.5%と、楽天カードと比べるとやや低めなのはデメリットです。
一般カード | ゴールド | プラチナ | |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 5,000円(税込) | 30,000円(税込) |
海外事務手数料 | 2.20% | 2.20% | 2.20% |
ATM引き出し費用 | 110~220円+利息 | 110~220円+利息 | 110~220円+利息 |
ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% | 0.5% |
海外旅行保険 | 利用付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 |
申し込み条件 | 学生を除く18歳以上 | 学生を除く18歳以上 | 学生を除く20歳以上 |
その他特典 | 国内主要空港、ハワイの空港ラウンジが無料で利用可能 | 国内外の空港ラウンジが無料で利用可能 |
JALダイナースカード
JALのダイナースカードは海外事務手数料が1.3%と、他のクレジットカードに比べて非常にお得になっています。海外旅行保険も利用付帯ではなく自動付帯なので、カード利用の有無に関わらず保険が適用されます。日々の支払いでJALのマイルを貯められるほか、免税店で割引を受けられるのもJALダイナースカードの特長です。
ただし、一般カードとCLUB-Aカードの場合はポイント還元率は0.5%とやや低め。また、一般カードでも年会費がかかるのはデメリットといえます。加えて、申し込みから発行まで最短でも約2週間が必要です。JALカード全般に関する問い合わせはフリーダイヤル、メール、オンラインチャットで受け付けています。ダイナースカードに関する問い合わせは専用の電話番号に電話しましょう。
一般カード | CLUB-Aカード | CLUB-Aゴールドカード | |
---|---|---|---|
年会費 | 2,200円(税込) | 11,000円(税込) | 17,600円(税込) |
海外事務手数料 | 1.3% | 1.3% | 1.3% |
ATM引き出し費用 | 110~220円+利息 | 110~220円+利息 | 110~220円+利息 |
ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% | 1% |
海外旅行保険 | 自動付帯 | 自動付帯 | 自動付帯 |
申し込み条件 | 学生を除く18歳以上 | 学生を除く18歳以上 | 学生を除く20歳以上、安定した収入があること |
その他特典 | 免税店で5%割引 | 免税店で10%割引 | 免税店で10%割引 |
JCBカード
JCBのクレジットカードも、海外事務手数料が1.6%と相場より安めです。カードを使って旅行ツアーなどの支払いをすれば海外旅行保険もついてくるので、安心して旅行に行けますね。また、ゴールドとプラチナの場合は海外での利用時のポイントが2倍になります。
ただし、そもそものポイント還元率が0.01%と低め。また、加盟店は世界で4,300万店ありますが、他の国際ブランドのクレジットカードに比べると少なめです。そのため、一部の国や地域では利用できないこともあります。
JCBカードはオンラインでの申し込みの場合は最短3営業日でカードが発行されます。また、利用に関する問い合わせがある場合にはホームページのお客様サポートページから問い合わせができます。
カードS | ゴールド | プラチナ | |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 11,000円(税込) | 27,500円(税込) |
海外事務手数料 | 1.6% | 1.6% | 1.6% |
ATM引き出し費用 | かかることがある | かかることがある | かかることがある |
ポイント還元率 | 0.01% | 0.01% | 0.01% |
海外旅行保険 | 利用付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 |
申し込み条件 | 学生を除く18歳以上、もしくは18歳以上で本人または配偶者に安定した収入があること | 学生を除く20歳以上で、安定した収入があること | 学生を除く25歳以上で、安定した収入があること |
その他特典 | 海外利用時のポイント2倍 | 海外利用時のポイント2倍 |
Wiseカード
Wiseはオンラインで海外送金や外貨保有などができる金融サービスです。Wiseカードはクレジットカードではなくデビットカードですので、事前に自分の口座に利用する外貨を入れておく必要があります。両替手数料が安く、海外旅行におすすめです。
両替にかかる手数料は通貨によって異なります。例えば1万円をアメリカドルとカナダドルに両替する場合にかかる手数料は、それぞれ52円と49円です。自分の口座に入っている通貨での決済には手数料はかかりませんので、海外での決済に必要な手数料はこの両替手数料のみです。
このように、海外での決済時にお得に使えるWiseですが、他のクレジットカードと違ってポイント還元がありません。また、海外旅行保険も付帯していないので自分で契約をする必要があります。
Wiseデビットカード | |
---|---|
年会費 | 無料 |
海外事務手数料 | 両替手数料が発生 |
ATM引き出し費用 | 毎月2回まで、合計3万円まで無料 |
ポイント還元率 | なし |
海外旅行保険 | なし |
申し込み条件 | 18歳以上 |
その他特典 | なし |
海外旅行時のクレジットカードのメリット・デメリット
海外旅行でクレジットカードを使う際には、下記のようにメリットがあればデメリットもあります。
メリット | デメリット |
---|---|
✅ポイントが貯まる ✅海外旅行保険がついている ✅免税店での割引など、海外旅行時の特典がある ✅ATMで現金を引き出せる | ❌使いすぎてしまう心配がある ❌海外事務手数料がかかる ❌キャッシング利用時には利息が発生 |
クレジットカードは限度額に達するまではいくらでも利用できます。請求が来たときに、「こんなに使っちゃったのか」と驚いた経験がある人も多いのではないでしょうか。
もし、使いすぎが心配な場合には旅行用にデビットカードを1枚用意するのもおすすめです。デビットカードはあらかじめ自分が口座に入れた分のお金しか使えないので、使いすぎの心配がありません。特にWiseのデビットカードは、格安の手数料で外貨両替ができるため海外旅行にも使いやすくなっています。多通貨の保有や管理ができるので、複数の国にまたがって旅行をするときにも便利です。
海外旅行にはクレジットカードと現金どちらを持っていくべき?
国際ブランドのクレジットカードであれば、多くの国や地域で使えるのでわざわざ現金を持っていく必要はないといえます。多額の現金を持ち歩くのは盗難や紛失のリスクもありますので、手放しにおすすめはできません。
一方で、行き先によってはキャッシュレス化が完全には進んでいない場所もあります。クレジットカードが使えないことも考えられるので、多少の現金は持っていた方がいいでしょう。また、クレジットカードが普及している国や地域であっても、店によってはカード決済を受け付けていないところもあります。そのため、必要最低限の現金とカードを組み合わせて持っていくのが賢明です。
海外旅行のクレジットカード利用でかかる手数料は
海外でクレジットカードを使うときには、下記のような手数料が発生します。カードを選ぶときには、それぞれを見比べて検討することがお得に利用するポイントです。
海外事務手数料
海外事務手数料はカード会社によって手数料は異なりますが、支払い額の2%前後に設定しているところが多いです。外貨での支払い時には必ず発生するものですので、海外旅行用にクレジットカードを検討している場合にはこの手数料は絶対に確認しましょう。
ちなみに、この海外事務手数料は為替レートに上乗せして請求されることが多いです。別途請求ではないので、明細書を注意深く読まないといくらかかったのかがわかりづらくなっています。
外貨での支払いにかかる手数料を安くしたい場合には、Wiseのデビットカードもぜひ検討してみてください。自分のアカウントに入っている通貨であれば決済時の手数料はかかりません。両替手数料はかかりますが、0.33%~と多くの場合で他のクレジットカードよりも安くなっています。
両替手数料の計算は下記ページでシミュレーションが可能です。
ATM引き出し手数料
海外でATMを使って現金を引き出す際にかかる手数料です。引き出す金額によって手数料は変わりますが、多くの場合は110~220円です。ただし、クレジットカードで引き出す場合にはキャッシング扱いになるので返済時に利息もつきます。
その他手数料
その他、一般的にクレジットカードに必要な手数料も忘れてはいけません。例えば年会費や入会費、カード発行手数料などです。カード会社によって金額は全く異なるので、それぞれチェックする必要があります。
海外旅行時にカードでATMからお金を引き出す方法
旅先で急に現金が必要になったとき、例えばクレジットカード対応していない店での飲食や買い物をするときなどにはATMを使って現金引き出しができます。対応しているATMを探してカードを挿入、案内に従って手続きを進めていくだけです。ATMの中には日本語対応しているものもありますが、そうでない場合には英語で手続きを進める必要があります。ちなみに、「引き出し」は”withdraw”と言います。
海外旅行時のクレジットカード利用の注意点
最後に、海外旅行でクレジットカードを使う際の注意点を確認しておきましょう。下記の5つに気を付けることで、よりスマートにクレジットカードの利用ができるはずです。
予算を決めておく
上述の通り、クレジットカードはうっかり使いすぎてしまうことがあります。それを防ぐためにも、自分の中で「いくらまで使っていいか」をしっかり決めておきましょう。食事、買い物、娯楽、と項目ごとに分けておくとさらに管理がしやすくなります。
利用限度額を確認しておく
予算を決めると共に、利用限度額を確認しておきましょう。ツアー料金や航空券の支払いでそのクレジットカードを使った場合には、利用限度額ぎりぎりに達している場合もあります。あらかじめ、そのカードでいくらまで使えるのか知っておきましょう。利用できる金額に余裕がない場合には、別のカードを準備する必要があります。
支払い方法を確認しておく
日本国内では一括払いや分割払いなど支払い方法を自分で選べますが、海外での決済時にはあらかじめ決まっている方法でしか決済できません。一般的には一括払いですがリボ払いに設定されているカードもあり、その場合には余分な金利が発生してしまいます。無駄な支払いをしないためにも、事前に確認しておく方がベターです。
現地通貨で決済する
海外での決済であっても、なかには日本円での支払いを選べるお店もあります。しかし、日本円にする場合にはさらに手数料が発生してしまうため、おすすめできません。
海外キャッシングが使えるかどうか確認しておく
クレジットカードの中には、国際ブランドのカードであっても海外キャッシングに対応していないカードもあります。現地で急に現金が必要になったときに困らないためにも、カードがキャッシング対応かどうかは確認しておくべきといえます。
まとめ
今回の記事では、海外旅行にお得なクレジットカードについていろいろとご紹介してきました。クレジットカードの中には海外旅行保険がついていたり、空港ラウンジが無料で利用できたり、旅行時にお得に使える特典がついているものもあります。そういったカードを選べば、海外旅行がよりお得に楽しめますよ。
ただし、特典が充実していても海外事務手数料が高いカードはあまりおすすめできません。決済のたびに手数料が発生するので、結果的に実は割高になってしまうこともあるからです。手数料の安さを重視するなら、外貨両替時の手数料が安いWiseのデビットカードもおすすめですよ。
ソース
海外旅行用におすすめのクレジットカードについてよくある質問
国際ブランドのカードであれば対応している国や地域は多いです。例えばVisa、Mastercardは全世界で1億3,000万の加盟店があります。
クレジットカードが広く普及している国や地域であっても、中にはカード決済を導入していないお店があることもあります。また、グループで食事をして割り勘をするときなど、現金があった方が便利な場面もあります。多くの場合クレジットカードがあれば決済に困ることはないでしょうが、現金も必要最低限は準備しておいた方がいいでしょう。
カードによって異なりますが、海外事務手数料は2.0%前後のカードが多いです。また、ATMを使って現金を引き出す場合にはATM引き出し手数料が110~220円に加えて、利息がかかるのが一般的です。