【2024版最新】WorldRemitを徹底解説
WorldRemit(ワールドレミット)のレビュー
WorldRemit(ワールドレミット)は、世界最大手の海外送金サービスの1つです。140カ国以上に向けた送金ができ、銀行を使った海外送金よりも手数料が安いと人気を集めています。
この記事では、WorldRemitについて使い方や評判、安全性、手数料など、利用前に知っておきたい内容を詳しくまとめました。
海外送金の予定がある人は、ぜひ参考にしてみてください。
WorldRemit:おさえておきたいところ
まずは、WorldRemit(ワールドレミット)の概要をおさえておきましょう。
WorldRemitの特徴
アカウント登録から送金手続きまですべてオンラインで完了
銀行口座への振り込み、電子マネーアカウント、現金での受け取りが可能
日本から銀行振り込みまたはデビットカードから送金可能
銀行に比べ、為替手数料と送金手数料が格安
WorldRemitの統計
2010年、ロンドンで設立
ロンドンに本社を構え、1,000人以上の従業員を抱える
送金の95%が数分以内に着金
日本からは140カ国以上、70通貨以上に送金可能
これまでに570万人以上が利用
WorldRemitのメリット
送金の受け取り方法が豊富(現金、口座振り込み、電子マネーアカウントなど)
アプリやオンラインで簡単にアカウント開設、送金手続き
140カ国以上に送金可能
イギリスのFCA(金融行動監視機構)が監視する安全な送金手段
WorldRemitのデメリット
送金先の国によって利用できるサービスが異なる
送金先、通貨、入金方法、着金方法によって手数料が大きく変わってくる
フランス、スペイン、ドイツなどヨーロッパの主要国には送金できない
海外から日本あてに送金することはできない
為替レートに為替手数料が含まれる
日本語に対応していない
WorldRemitの最大の利点は、相手がお金を受け取る方法が豊富に選べることです。受取人の銀行口座に直接送金できるだけでなく、現金での受け取りやモバイルマネー(電子マネー)も選択することができます。
ただし、手数料や選択できる着金方法は、送金する国や金額によって大きく変わってきます。そのため、必ず事前に他のサービスと比較検討することが重要です。また、送金前には必ず送金シミュレーションを利用するようにしましょう。
WorldRemitについて
WorldRemitは2010年にイスマイル・アフメドによって設立されました。アフメドは1980年代にイギリスに留学をした際に、母国にお金を送りたいと思っても、面倒で高額な手段しかないことに苛立ちを感じました。そこで、より便利で安価な海外送金の方法を作れないかと、WorldRemitを立ち上げたのです。
現在WorldRemitでは、1440カ国以上、70以上の通貨に向けて送金することができます。送金できる国や通貨の数は年々増えており、世界最大手の海外送金サービスとなっています。
WorldRemitは、様々な支払い方法を含む幅広いサービスを提供していることで有名です。
銀行口座への振り込み
WorldRemitでは、相手の銀行口座にお金を直接振り込むことができます。ただし、全ての国で口座振り込みのオプションを選べるわけではありません。WorldRemitにログインし、送金したい国を選んで、相手の受け取り方法の選択肢を事前に確認しましょう。
こんな人に最適:海外の口座あてに送金したい人。特にWorldRemitでは、初回利用時に送金手数料が割り引きになるキャンペーンもよく開催されているので、初めて海外送金をする人におすすめです。
現金受け取り
WorldRemitでは、相手が送金を現金で受け取ることができることもあります。送金は即時に行われ、銀行口座やモバイルマネーを持たない人でも送金を受け取ることができるのは魅力的ですね。
現金を受け取るには、相手が本人確認書類とSMSで送られる送金番号を持って、最寄りのWorldRemit支店を訪れる必要があります。
こんな人に最適:海外のWorldRemit支店あてに即時に現金を送りたい人。相手はSMSを受信できる携帯電話と本人確認書類を持っている必要があります。
モバイルマネー
WorldRemitでは、世界各国で広く利用されているモバイルマネー(電子マネー)アカウントあてに送金することも可能です。例えば、バングラデシュのbKashl、中国のAliPayなどに向けて送金することができるので便利ですね。
モバイルマネー送金は、現在約25か国で利用できます。送金は通常即時に到着します。
こんな人に最適:相手のモバイルマネーアカウントにできるだけ速く送金したい人。
WorldRemitの仕組み
WorldRemit(ワールドレミット)を利用するには、まずはオンラインかアプリでアカウントを開設する必要があります。その後、ホーム画面から送金したい国を選択し、相手の受け取り方法を選択します。その際に手数料と着金までにかかる時間が表示されます。
通常、WorldRemitの送金は即時または24時間以内に行われます。できる限り速く送金したい人には最適のサービスであると言えますね。
しかし、実際に送金国を選んでシミュレーションするまで、受け取り方法のオプションや送金手数料を調べることはできないのが難点です。
WorldRemitの安全性
WorldRemitは、イギリスに本社を置き、イギリスのFCA(金融行動監視機構)によって統制されているれっきとした企業です。2010年の創業以降、1,000人を超える従業員を抱える大企業として世界中でサービスを提供してきました。
これまで世界中でWorldRemitを利用した人は570万人にも上ります。TrustPilotでの評価も5点中4.2点と高評価を獲得しており、信頼されているサービスであることが分かりますね。
ただ、2022年現在、日本語でのカスタマーサポートは提供されていないため、問題があった場合は英語など他の言語で対応する必要がある点だけ覚えておきましょう。
WorldRemitの手数料
WorldRemitの送金手数料は、送金先の国や金額、希望する着金方法などによって異なります。WorldRemitの手数料は、
送金手数料
為替手数料
の2種類を含んでいます。
WorldRemitの送金手数料
送金手数料は送金額に上乗せされます。つまり、10万円を送金したい場合、手数料+10万円を入金する必要があるということです。
【主要国へ送金する際の送金手数料】
送金先 | 送金額 | ||
1万円 | 10万円 | 50万円 | |
アメリカ | 200円 | 200円 | 200円 |
オーストラリア | 150円 | 300円 | 500円 |
中国(AliPay) | 499円 | 499円 | 499円 |
タイ | 410円 | 410円 | 送金不可 |
ベトナム | 150円 | 300円 | 500円 |
マレーシア | 150円 | 300円 | 500円 |
フィリピン | 200円 | 200円 | 200円 |
※WorldRemitの送金シミュレーションを利用。手数料は中国以外銀行振り込みの場合。2022年7月14日現在。
このように、表を見るとほとんどの送金で手数料は500円以内と格安に抑えられていることが分かります。しかし、この他にも、通貨の両替時に適用される為替手数料が発生することに気を付けましょう。
WorldRemitの為替手数料
為替手数料は、通貨を両替する際に発生する手数料です。WorldRemitでは、為替レートに上乗せされる形で提示されます。WorldRemitが適用する為替レートは、シミュレーション時に提示されます。
この為替レートを、Google検索などで調べることのできる実際の為替レート(ミッドマーケットレート)と比較すると、いくら為替手数料がかかっているのかを調べることができます。
WorldRemitの送金にかかる時間
WorldRemitでは、全送金の9割以上が即時または数分以内に着金します。できるだけ速く送金する必要がある人は、WorldRemitの利用を検討してみるのも良いでしょう。
送金が届くまでにかかる時間は、シミュレーションで確認することができます。
WorldRemitのメリット
豊富な受け取り方法(口座振り込み、現金、モバイルマネー)
オンラインやアプリで簡単に送金手続き
世界140カ国以上、70以上の通貨に送金可能
ほとんどの送金が即時に着金
WorldRemitのデメリット
手数料:送金手数料のほかに為替手数料がかかる
送金先によって選択できる受け取り方法が異なる
入金方法:口座振り込みかデビットカードのみ(現金やクレジットカードは利用不可)
WorldRemitの使い方
WorldRemitを使って海外送金する方法は、次の通りです。
アプリまたはウェブでWorldRemitアカウントにログイン
送金先の国を選択
送金したい金額を選択
入金方法と相手の受け取り方法を選択
受取人の情報(氏名、住所、電話番号など)を入力
金額を入金
あとは送金が届くのを待つだけ
入金方法
日本から送金するには、
銀行振り込みでWorldRemitの口座に振り込む
デビットカードを使ってオンラインで決済する
の2つの入金方法があります。残念ながら、現金やクレジットカードは使えないので注意しましょう。
着金方法
WorldRemitで相手が送金を受け取る方法は
銀行口座に直接振り込み
現金
モバイルマネー(AliPayなど)
の3種類があります。ただし、送金する国によって利用できる方法は異なってくることを覚えておきましょう。例えばアメリカへの送金は、口座振り込みのオプションしか選択できません。
WorldRemitアカウントの開設方法
WorldRemitのアカウントはウェブ上、またはアプリをダウンロードして行うことができます。会員登録は無料です。
「Sign Up (サインアップ)」を選択
送金元の国(日本)を選択
メールアドレスとパスワードを設定
個人情報(氏名、住所、電話番号など)を入力
本人確認手続きを行う
本人確認に必要な書類
WorldRemitで送金するには、送金前に必ず本人確認を済ませる必要があります。本人確認は、必要書類をアップロードし、自撮りの顔写真(セルフィ―)を撮影することで行います。
政府発行の写真付き身分証明書
日本国のパスポート
日本の運転免許証
日本の在留カード
マイナンバーの分かる書類
マイナンバーカード
住民票の写し
自撮り画像(セルフィ―)
住所の確認できるもの
住所の記載された身分証明書
公共料金の請求書
本人確認にかかる時間
本人確認はオンラインで簡単に行うことができます。本人確認手続きが完了するまでに数日間かかる場合もあるため、時間に余裕を持っておくとよいですね。
WorldRemitの送金限度額
WorldRemitを使って日本から送金できる限度額は次の通りです。
口座振り込みで入金 | デビットカードで入金 | |
24時間あたり(合計) | 100万円 | 100万円 |
1回の送金あたり | 100万円 | 60万円 |
WorldRemitの対応通貨
WorldRemet(ワールドレミット)では、世界140以上の国と地域に送金が可能です。対応通貨は70通貨を超えています。
対応している通貨は常に増えています。最新情報の確認はこちら。
WorldRemitの口コミ・評判
WorldRemit(ワールドレミット)はTrustPilotにて5点中4.2点の総合評価を獲得しており、ユーザーからの口コミでは評判が良いことが分かります。以下では、TrustPilotの口コミをいくつか見てみましょう。
「無事に送金することができました。日本から海外に送金する場合には免許証などの証明書の他に、マイナンバーカードもしくはマイナンバー入りの住民票が必要で、知らなかったので慌てて住民票を取りに行きました。その他はスムーズに進める事が出来ました。」
「手数料が安くて便利です。少額の海外送金には、ベストだと思う。」
しかし、本人確認に手間と時間がかかるといったネガティブなレビューもあります。
「個人のID確認に手間取った。
運転免許やマイナンバー通知カードを何回も送信させられた。すぐに送信したかったが、確認のスピードが遅かった。
対策
・初期登録の際に、必要な本人確認は全部終わらせられるようにする。
・マイナンバーカードの普及率は少ないので、他の手段での登録がスムーズに行えるようにする。メールでリプライが来たときの応答も不正確だった。」
WorldRemitはTrustPilotで6万件を超えるレビューを得ており、そのうち75%が最高評価の5点、11%が4点をつけています。最低評価の1点をつけた人は9%と少なく、多くのユーザーに愛用されているサービスであることが分かります。
WorldRemitの利用環境
WorldRemitはオンライン環境のあるコンピューター、またはスマートフォンで利用できます。アプリはAppleまたはAndroidに対応しています。
また、WorldRemitは多言語でのカスタマーサポートサービスも提供しています。ただし、現在のところ日本語には対応していないため、英語または他の言語で利用する必要があります。
WorldRemitのカスタマーサポート
WorldRemitはオンラインで簡単に送金手続きが行えるサービスです。銀行のように窓口に出向いたり、電話をしたりする必要はありません。
しかしもちろん、分からないことがあればWorldRemitのカスタマーサポートに気軽に問い合わせることができます。カスタマーサポートは、チャットと電話に対応しています。
問合せ方法 | 対応環境 |
チャット | アカウントにログインし、チャットで問い合わせ可能 |
電話 | 日本からの問い合わせ電話番号:+81 3 4588 8160 |
他にも、分からないことがあればよくある質問のページを参照しましょう。
WorldRemitに代わる手段
海外送金にはどうしても不満がつきまとうもの。実際にWorldRemitを利用する前に、他のサービスと比較検討してみることが重要です。
Wise(ワイズ):格安の手数料と実際の為替レート(為替手数料なし)で送金できるサービスです。受け取り方法は銀行口座への振り込みに限られますが、海外送金のほかにもマルチカレンシー口座やデビットカードなどの機能も利用できます。
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WesternUnion(ウエスタンユニオン):オンラインまたは店頭で申し込みのできる海外送金サービスです。送金の受け取りは口座振り込みか現金を選ぶことができます。
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PayPal(ペイパル):世界で最も広く利用されている海外送金サービスです。相手の銀行口座に振り込むオプションはないため、相手もPayPalアカウントを持っていること必要です。また、海外送金手数料はお手頃ですが、為替手数料が高額であるというデメリットがあります。
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Revolut(レボリュート):Wiseに似たサービスで、海外送金だけでなく多通貨口座やデビットカードも利用できます。ただし、全ての機能を利用するには有料のプレミアムまたはメタルプランに加入する必要があります。
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まとめ
ここまで、WorldRemit(ワールドレミット)の海外送金について詳しく見てきました。Worldremitはオンラインで手軽に海外送金が行えるサービスです。アカウントの開設は無料で、世界140以上の国と地域に送金することができます。
WorldRemitの特徴は着金の速さと、多様な受け取り方法を選べる点にあります。できる限り速く、口座や現金、モバイルマネーあてに送金したい人は、WorldRemitの利用を検討してみてもいいですね。
WorldRemitのよくある質問
ここでは、WorldRemit(ワールドレミット)の利用に関してよくある質問をまとめました。他のFAQはこちらから確認することができます。
FAQ
WorldRemitのアカウント開設は無料です。送金手数料は送金先の国、送金額、受け取りの方法などによって変わってきます。手数料は送金前のシミュレーションで提示されます。
WorldRemitでは9割以上の送金が数分以内に到着します。できるだけ速くお金を届けたい人に最適なサービスです。
WorldRemitは、イギリスに本社を置き、イギリスのFCA(金融行動監視機構)の規制に従って運営されています。TrustPilotでも5点中4.2点を獲得しており、安心して利用することができます。
WorldRemitの為替レートはシミュレーション時に表示されます。WorldRemitでは実際の為替レート(ミッドマーケットレート)に為替手数料を上乗せした為替レートを使っている点に注意しましょう。
WorldRemitはスマートフォンのアプリ、またはパソコンから利用することができます。
WorldRemitなら日本から世界140以上の国と地域、70通貨以上に向けて送金することができます。
一般的なアドバイス: 当サイトの情報は一般的なものです。お客様のニーズや状況を考慮したものではありません。ご決定の前にご自身の状況や必要条件をご確認ください。 当社は世界200か国以上の外貨両替、海外送金サービスの比較をしています。信頼性が高く、調査、承認済みの会社のみ表示しています。