【2024】版最新 海外旅行に行くなら!おすすめプリペイドカード
この記事では、海外旅行に行く方におすすめのプリペイドカードのご紹介をしていきます。プリペイドカードは国際ブランドであれば国内だけでなく国外でも利用でき、海外旅行時に非常に便利です。プリペイドカードの使い方やそのメリット、デメリットも合わせて解説していくので、これから海外旅行を予定している人はぜひ参考にしてみてください。
海外で使えるおすすめプリペイドカード
プリペイドカードは各種金融機関が取り扱いしています。ポイントがついたり、各種手数料を控え目にしていたり、それぞれに特長があります。ここでは、その中でも特に海外旅行に行く人におすすめなプリペイドカードをご紹介していきます。
Wiseカード | キャッシュパスポートプラチナ | JAL Global Wallet | ANA JCBプリペイドカード | Kyash |
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・40通貨が利用可能 ・現地で現金引き出しが可能 ・公正な為替レート | ・年会費、カード発行費無料 ・世界210以上の国や地域で利用可能 ・24時間365日サポート | ・両替でマイルが貯まる ・対応通貨は日本円を含む15通貨 ・紛失、盗難時に補償あり | ・年会費が無料 ・マイル付与かキャッシュバックか選べる ・チャージ合計金額に応じてボーナスが出る | ・国内外1億店以上で利用可能 ・アプリで収支管理がしやすい ・複数人の共有口座が作れる |
Wise:総合力でトップ!
40通貨が利用可能
現地で現金引き出しが可能
公正な為替レート
Wiseの場合、発行できるのはプリペイドカードではなくデビットカードです。しかし、デビットカードも口座内に入っているお金しか利用できない、支払いと同時に口座からお金が引き落とされるという点でプリペイドカードと非常に似ています。旅行前にあらかじめ必要な金額をチャージしておき、その分だけを利用するようにすればプリペイドカードと同じような使い方ができるでしょう。
Wiseカードのメリットとデメリット
Wiseではアカウントを1つ持っていれば40通貨の保有が可能、160の国や地域で支払いができます。月3万円分までなら手数料無料で現金引き出しができるので、現地で現金が必要になったときも柔軟に対応できて便利です。
メリット | デメリット |
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・対応通貨は40通貨、使用可能な国は160カ国 ・現地で現金引き出しが可能 ・公正な為替レート ・両替手数料が安い | ・カード発行手数料がかかる ・チャージ方法によっては手数料がかかる |
また、外貨両替時の為替レートに実際の為替レート(=ミッドマーケットレート)を採用しているのもWiseの特長です。通常、為替レートは各金融機関が独自に設定しており、その中には実は為替手数料などが含まれており実際の為替レートよりも割高であることが一般的です。それに対しWiseではミッドマーケットレートで取引できるため、ほとんどの場合で他の金融機関より有利なレートで外貨両替ができます。両替手数料は発生しますが、0.33%~と非常に安く抑えられていてお得です。
ただし、Wiseカードの発行には1,200円の手数料がかかります。加えて、チャージをする際にチャージ方法および通貨によって手数料が発生することがあるのはWiseのデビットカードのデメリットです。
キャッシュパスポートプラチナ:万全のサポート体制
年会費、カード発行費無料
世界210以上の国や地域で利用可能
24時間365日サポート
Wise公式サイトへ キャッシュパスポートプラチナのメリットとデメリット
キャッシュパスポートプラチナはMastercardが発行しているトラベルプリペイドカードです。Mastercard対応の加盟店やATMで利用可能、世界210以上の国や地域で利用できます。
メリット | デメリット |
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・世界210以上の国や地域で利用可能 ・年会費、カード発行費無料 ・24時間365日サポート | ・対応通貨が少なめ ・為替手数料4%が発生する |
キャッシュパスポートプラチナの発行には年会費およびカード発行費はかかりません。また、チャージ手数料も無料です。24時間365日対応のサポートデスクがあり、万が一のときには電話もしくはメールで問い合わせが可能です。カードを紛失したり盗難したりした場合には、マイアカウントから利用停止することもできます。また、緊急時にはカード残高の一部を現地の提携店舗で現金で受け取ることも可能です。
このカードで保有できる通貨は日本円やアメリカドル、香港ドルなど9通貨。他のプリペイドカードと比べるとその数はやや少なめです。しかし、カードに現地通貨がない場合も、日本円やその他通貨の残高を利用して決済可能です。
ただし、その場合には為替手数料4%が発生します。さらに、為替レートは取引実施日にMastercardが独自に設定するレートが適用されるため、事前にいくらになるか知ることはできません。
JAL Global Wallet:アジア圏に強い
両替でマイルが貯まる
対応通貨は日本円を含む15通貨
紛失、盗難時に補償あり
JAL Global Walletのメリットとデメリット
JAL(日本航空)の発行しているJAL Global Walletは、外貨両替時にマイルを貯めることができます。貯まったマイルは国内外のショッピングで使えたり、航空券の購入に充てたりできます。
メリット | デメリット |
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・マイルが貯まる、使える ・アジア圏の通貨に多く対応 ・紛失、盗難時に補償あり | ・対応通貨以外は4.0%の海外事務手数料が発生 ・対応通貨であっても、両替手数料は発生 ・国や地域によってATMが利用不可のことがある |
対応している通貨は日本円を含む15通貨、その中には香港ドルやタイバーツ、台湾ドル、韓国ウォンなどアジア圏の通貨が多く含まれます。そのため、アジア圏の国に頻繁に旅行や出張に行く人に特におすすめです。万が一、第三者に不正利用されてしまったときには年間10万円まで補償がついているのもJAL Global Walletの特長です。
ただし、対応している通貨以外を利用するときには4.0%の海外事務手数料がかかります。対応通貨に関しても、為替レートには両替手数料が含まれ、実際のレートよりも割高になっています。海外ATMで現金の引き出しも利用できますが、中には対応していない国や地域もあるので注意が必要です。
ANA JCBプリペイドカード:使えば使うほどお得
年会費が無料
マイル付与かキャッシュバックか選べる
チャージ合計金額に応じてボーナスが出る
ANA JCBプリペイドカードのメリットとデメリット
世界中のJCB加盟店で利用できるANA JCBプリペイドカードは、年会費無料のプリペイドカードです。
メリット | デメリット |
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・年会費が無料 ・マイル、キャッシュバックでポイント還元 ・チャージ金額に応じてボーナス | ・外貨保有はできない ・海外での利用時には1.6%が基準レートに加算 ・利用開始に手数料がかかる |
利用の際には、「マイルコース」と「キャッシュバックコース」を選ぶことが可能です。利用した金額に応じて、前者はマイルが貯まり、後者はキャッシュバックされる仕組みになっています。どちらも半年間のチャージ金額が12万円を超える場合にはボーナスがあります。
ANA JCBプリペイドカードは世界各国のJCB加盟店で利用できますが、外貨保有はできません。日本円を入れておき、決済時にはそれを両替して使うことになります。海外で利用した際にはその日の基準レートに1.6%を加算した為替レートで決済されます。また、利用開始時には必ず税込550円の手数料が発生します。
Kyash:お金の管理がしやすい
国内外1億店以上で利用可能
アプリで収支管理がしやすい
複数人の共有口座が作れる
Kyashのメリットとデメリット
KyashはアプリからVisaのプリペイドカードが発行できる決済サービスです。海外旅行用に特別にデザインされたプリペイドカードではありませんが、Visaブランドなので日本だけでなく世界各国で利用可能です。
メリット | デメリット |
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・国内外1億店以上で利用可能 ・アプリで収支管理がしやすい ・複数人の共有口座が作れる | ・外貨保有はできない ・カード発行手数料900円 ・海外利用時には海外サービス手数料4.5%が発生 |
利用すると即座に通知が届き、アプリ上で履歴を確認できます。残高がすぐに確認できるので、旅行中でも使いすぎを防げて便利です。また、複数人で共有の口座が作れるのもKyashならではです。一緒に旅行をする家族やパートナー同士で口座を作っておけば、旅先の収支管理がしやすくなります。
Kyashのアプリ自体の利用は無料ですが、カードの発行には900円がかかります。また、外貨を自分の口座内に保有することはできません。そのため、海外利用時にはVisaの設定する為替レートに海外サービス手数料4.5%を加算した金額が請求されます。
プリペイドカードとは?
プリペイドカードとは、あらかじめカードや連携する銀行口座にお金を入れておき、その金額の範囲内で支払いを行うカードのことです。仕組みはデビットカードと似ていますが、デビットカードは銀行口座に紐づけられているのに対し、プリペイドカードはその限りではありません。銀行口座に紐づけられているものもあれば、Suicaのようにカード自体にお金をチャージするものもあります。
プリペイドカードの中には、海外旅行時に特に役立つサービスや特典がついているものもあります。例えば外貨を保有できたり、海外での利用時にポイントが貯まりやすかったり、その内容はカードによってさまざまです。このように、海外旅行用にデザインされたプリペイドカードのことをトラベルプリペイドカードと呼ぶこともあります。
プリペイドカードを海外旅行で使うメリットとデメリット
カード1枚あればさまざまな場面で支払いができて便利なプリペイドカードですが、デメリットもあります。ここでは海外旅行時にプリペイドカードを利用するメリットとデメリットを簡潔に表にまとめていきますので、利用の際の参考にしてくださいね。
メリット | デメリット |
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✅使いすぎを防げる ✅多額の現金を持ち歩く必要がない ✅現地ATMで現金引き出しができる ✅1枚で複数通貨が保有できる | ❌あらかじめチャージした金額しか使えない ❌対応していない通貨もある ❌各種手数料が発生することがある |
プリペイドカードの入手方法
プリペイドカードを入手するには、オンラインで申し込みをするか、取り扱いしているカード会社の店舗へ行って手続きをするのが一般的です。多くのカード会社はオンラインとオフラインのどちらも対応していますが、中にはオンラインのみの場合もあるので事前に確認しましょう。
いずれの場合も、申し込みの際には運転免許証などの本人確認書類の提示が必要です。また、最初にいくらかお金をチャージしなければならないこともあります。ただし、クレジットカードと違って申し込み時の審査がないので、通常は申し込み後すぐにカードが発行されて利用可能になります。
プリペイドカードにかかる各種手数料
プリペイドカードを利用するときには手数料が発生することがあります。利用するカード会社によって必要な手数料は異なりますが、一般に必要になるのは下記の手数料です。
・発行手数料
・チャージ手数料
加えて、海外旅行で利用するときには下記の手数料もかかることが一般的です。
・海外事務処理手数料
・ATM引き出し手数料
ただし、外貨保有のできるプリペイドカードであれば海外事務手数料がかからないこともあります。たとえば、JAL Global Walletは対応している15の通貨での決済であれば海外事務手数料はかかりません。ATMでお金をおろす際には出金手数料がかかりますが、1回あたり200円と控え目に設定されています。ただし、日本円から外貨に両替する際には両替手数料を含む為替レートが適用されます。
手数料のかからないプリペイドカードはある?
発行手数料やチャージ手数料などは無料のカード会社も少なくありません。一方で、海外で利用するときの手数料については避けられない場合がほとんどです。そのため、海外旅行でプリペイドカードを使う予定なら、この2つの手数料が安いカード会社を選ぶとお得に利用できます。
一方、Wiseであれば海外事務処理手数料はかかりません。アカウントにその国の通貨が入っていれば、地元民と同じように支払いができます。また、ATMの利用についても月3万円分までの出金には手数料がかからないので、現地で現金が必要になったときも安心です。
お金のチャージ方法
プリペイドカードにお金をチャージする方法はいろいろありますが、大きく分けると2つです。現金を使ってカードに直接お金を入れる方法と、オンラインで必要な分の金額をチャージし、クレジットカードや登録している銀行口座のお金から支払う方法です。
例えばSuicaなどの交通系ICカードはどちらも利用できます。駅にある券売機で現金を使ってカードに直接チャージすることもできますし、オンラインでクレジットカードなどを使ってチャージすることも可能です。それに対し、銀行などの金融機関から発行されるプリペイドはクレジットカードもしくは連携している銀行口座のお金を使ってチャージすることがほとんどです。
プリペイドカードは安全なの?
プリペイドカードは事前にチャージした分のお金しか使えません。そのため、万が一紛失や盗難をしてしまったときも、自分がチャージした分以上のお金を損することはありません。また、中にはバーチャルカードの発行が可能で、実物のカードが不要なカード会社もあります。カードを持ち歩く必要がないので、その点もセキュリティ面でより安心できますね。
プリペイドカードのセキュリティ
プリペイドカードにはカード番号および暗証番号、セキュリティコードがついており、それによって不正利用から守られています。万が一、第三者に悪用されてしまったときには補償対応してくれるカード会社もあります。ただし、補償制度のないプリペイドカードもありますので、事前に確認が必要です。
また、紛失時の対応としてカードの利用を一時的に停止できるカードもあります。もし落としてしまったときにはカード会社に連絡してすぐに止めてもらうようにしましょう。
プリペイドカードとクレジットカードの違いは
クレジットカードは顧客の「クレジット(=信用)」により、後払いができるカードです。決済をしても即座にお金が引き落とされるわけではなく、ひと月分をまとめて後から支払いをします。そのため、限度額はありますがそこに達するまではいくらでも利用が可能です。一方、プリペイドカードで使えるのは「自分がチャージした分だけ」ですので、その点が大きな違いです。
海外旅行で利用するときのポイント
海外旅行でプリペイドカードを使用するときには、なるべく現地通貨で支払いをすると手数料を安く抑えられます。対応していない通貨を利用する予定の場合には、海外事務手数料が安いプリペイドカードを選ぶのが手数料を抑えてお得に利用するポイントです。また、VisaやMastercardといった国際ブランドのカードならほとんどの場所で利用できますが、万が一に備え複数の種類のカードを持っていった方が賢明です。
ソース
海外旅行用プリペイドカードについてよくある質問
手数料をとにかく抑えたいなら、WiseやJAL Global Walletなど対応している通貨数が多いカードがおすすめです。自分が保有している通貨での決済なら海外手数料がかからないので、旅行先の通貨をあらかじめ用意しておくことで無駄な出費が防げます。一方、現地で現金を引き出したい場合には、ATMの出金限度額が多いプリペイドカードを選びましょう。
プリペイドカードは事前に入れた分しか利用できません。クレジットカードのように使いすぎてしまう心配がないのは大きなメリットです。また、万が一紛失や盗難に遭って第三者に利用されてしまったときも、被害はその金額内で済みます。
使いすぎを防げるのはなプリペイドカードの利点ですが、逆に言うと常に残高の管理が必要になります。その点が苦にならない人であればプリペイドカードは使いやすいでしょうが、旅行中はそこまで頭が回らない、もしくは気にしたくない人もいるでしょう。その場合にはクレジットカードの方が良い選択肢になります。自身の性格や求めるものに応じて、適切な方を選ぶようにしましょう。