【2025版最新 】海外旅行に強いおすすめプリペイドカード4選
この記事では、海外旅行に行く方におすすめのプリペイドカードのご紹介をしていきます。プリペイドカードは国際ブランドであれば国内だけでなく国外でも利用でき、海外旅行時に非常に便利です。現金で持っていこうと思うと、いくら両替すればいいのか、現地での持ち歩きは大丈夫かと心配なことが何かと多いですよね。また、私の場合は「足りなくなったら嫌だな」と思い多めに両替し、結果外貨を余らせてしまった経験もあります。
その点、プリペイドカードなら持ち運びが容易で、必要に応じて両替できるため、外貨を無駄にしにくいのが特長です。この記事では、プリペイドカードの使い方やそのメリット、デメリットも合わせて解説していくので、これから海外旅行を予定している人はぜひ参考にしてみてください。
海外で使えるおすすめプリペイドカード4選
プリペイドカードは各種金融機関が取り扱っています。ポイントがついたり、各種手数料を控え目にしていたり、それぞれに特長があります。ここでは、その中でも特に海外旅行に行く人におすすめなプリペイドカードをご紹介していきます。
キャッシュパスポートプラチナ | JAL Payプリペイドカード | IDARE | ||
|---|---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
カードブランド | マスターカード | マスターカード | マスターカード | VISA |
年齢制限 | 18歳以上 | 12歳以上(※1) | 12歳以上(※1) | 16歳以上(※1) |
海外事務手数料 | 決済通貨が口座内にあれば無料。日本円からの両替は格安の0.73 %〜 | 為替手数料4% | 取り扱い通貨での決済なら無料。それ以外は4%。 | 無料 |
為替レート | 独自レート | JAL Pay独自レート/カード会社独自レート(※2) | Visaの独自レート | |
対応通貨 | 40 通貨以上 | 9通貨 | 15通貨 | Visaカード加盟店ならどこでも利用可 |
特徴 | 両替に為替手数料がかからない | 24時間365日サポート | マイルが貯まる | 年率2%のボーナス |
(2025年11月9日時点)(※1)満18歳未満の場合は親権者の同意書が必要。(※2)事前に両替を済ませておく場合はJAL Payの独自レートが適用、決済時に自動両替をする場合はカード会社の独自レートが適用
こうしてまとめてみると、プロバイダーごとに違いがあることがわかります。年会費はいずれも無料ですが、海外事務手数料は無料~4%とさまざまです。為替レートはWise以外はいずれもプロバイダーもしくはカード会社が独自に定めるレートを使用しています。通常、こういった独自レートには為替手数料が含まれており、知らず知らずのうちに手数料の支払いが発生していることが少なくありません。そのため、「海外手数料無料」などと謳っていても、それだけで「お得!」と決めつけずに為替手数料もチェックすることが重要です。
Wise:総合力でトップ!
150 以上の国や地域で利用でき、保有できる通貨は40以上
保有通貨で決済する場合は手数料無料
両替が必要な場合も手数料が格安(0.73 %~)
現地ATMで現金引き出しが可能
Wiseの場合、発行できるのはプリペイドカードではなくマスターカードのデビットカードです。しかし、デビットカードも口座内に入っているお金しか利用できない、支払いと同時に口座からお金が引き落とされるという点でプリペイドカードと非常に似ています。旅行前にあらかじめ必要な金額をチャージしておき、その分だけを利用するようにすればプリペイドカードと同じような使い方ができるでしょう。
Wiseカードのメリットとデメリット
Wiseではアカウントを1つ持っていれば40以上の通貨が保有可能、150 以上の国や地域で支払いができます。月3万円分までなら手数料無料で現地ATMで現金引き出しができるので、現金が必要になったときも柔軟に対応できて便利です。
メリット | デメリット |
|---|---|
・対応通貨は40以上、使用可能な国や地域は150 以上 ・現地ATMで現金引き出しが可能 ・公正な為替レート ・両替手数料が安い | ・カード発行手数料がかかる ・デビットカードでのチャージには手数料がかかる ・Apple Pay、Google Payでの支払いに未対応(日本版の場合) |
また、自分の口座に入っている通貨で決済する場合には手数料がかかりません。例えば、アメリカで決済をする際、自分のアカウントにアメリカドルが入っているなら手数料がかからないのです。自身のアカウントに入っていない通貨での支払いの場合は両替手数料が発生しますが、その場合も手数料は0.73 %~と格安です。
通常、クレジットカードなどを使って海外で支払いをする場合には海外事務手数料が発生します。これはVisaやMastercardといった国際ブランドが定める為替レートに2~4%ほど上乗せして徴収されるのが一般的です。Wiseの場合はこの部分の手数料がないので格安で取引できます。
さらに、国際ブランドが独自に決めている為替レートには為替手数料などが含まれており実際の為替レートよりも割高であることが一般的です。それに対しWiseでは市場仲値(ミッドマーケットレート)で取引できるため、ほとんどの場合で他の金融機関より有利なレートで外貨両替ができます。
一方、デメリットはWiseカードの発行には1,200円の手数料がかかる点です。また、デビットカードを使ってアカウントにチャージする場合にも手数料が発生します。銀行振込であれば手数料がかからないので、手数料を抑えたい場合には銀行振込を利用しましょう。
日本で発行したWiseデビットカードを利用する場合、Apple PayやGoogle Payでの支払いは未対応となっています。そのため、旅行中もカードを持ち歩く必要があります。
キャッシュパスポートプラチナ:万全のサポート体制
出典:キャッシュパスポートプラチナ
年会費、カード発行費無料
世界210以上の国や地域で利用可能
24時間365日サポート
キャッシュパスポートプラチナのメリットとデメリットキャッシュパスポートプラチナはMastercardが発行しているトラベルプリペイドカードです。Mastercard対応の加盟店やATMで利用可能、世界210以上の国や地域で利用できます。
| メリット | デメリット |
|---|---|
・世界210以上の国や地域で利用可能 ・年会費、カード発行費無料 ・24時間365日サポート | ・対応通貨が9通貨 ・為替手数料4%が発生する |
キャッシュパスポートプラチナの発行には年会費およびカード発行費はかかりません。また、チャージ手数料も無料です。24時間365日対応のサポートデスクがあり、万が一のときには電話もしくはメールで問い合わせが可能です。カードを紛失したり盗難したりした場合には、マイアカウントから利用停止することもできます。また、緊急時にはカード残高の一部を現地の提携店舗で現金で受け取ることも可能です。
このカードで保有できる通貨は日本円やアメリカドル、香港ドルなど9通貨。他のプリペイドカードと比べるとその数はやや少なめです。しかし、カードに現地通貨がない場合も、日本円やその他通貨の残高を利用して決済可能です。
ただし、その場合には為替手数料4%が発生します。さらに、為替レートは取引実施日にMastercardが独自に設定するレートが適用されるため、事前にいくらになるか知ることはできません。
JAL Global Wallet:アジア圏に強い
両替でマイルが貯まる
対応通貨は日本円を含む15通貨
紛失、盗難時に補償あり
JAL Payプリペイドカードのメリットとデメリット
JAL(日本航空)の発行しているJAL Payプリペイドカードは、外貨両替時にマイルを貯めることができます。貯まったマイルは国内外のショッピングで使えたり、航空券の購入に充てたりできます。カードのブランドはMastercardです。
JALは以前は「JAL Global Walletカード」という名前でデビットカードを発行していましたが、2025年5月から「JAL Payプリペイドカード」に変更しています。それまで発行されたGlobal Walletカードについては、有効期限までは利用可能です。
メリット | デメリット |
|---|---|
・マイルが貯まる、使える ・アジア圏の通貨に多く対応 ・紛失、盗難時に補償あり | ・対応通貨以外は4.0%の海外事務手数料が発生 ・対応通貨であっても、両替手数料は発生 ・国や地域によってATMが利用不可のことがある |
対応している通貨は日本円を含む15通貨、その中には香港ドルやタイバーツ、台湾ドル、韓国ウォンなどアジア圏の通貨が多く含まれます。そのため、アジア圏の国に頻繁に旅行や出張に行く人に特におすすめです。万が一、第三者に不正利用されてしまったときには年間10万円まで補償がついているのもJAL Payの特長です。
ただし、対応通貨以外を利用する際には4.0%の海外事務手数料がかかります。対応通貨に関しても、両替は24時間いつでも可能であり、為替レートも24時間リアルタイムで更新されています。しかし、その為替レートには常にMastercardが定める両替手数料が含まれており、具体的な両替手数料の金額は公開されていません。海外ATMで現金の引き出しも利用できますが、中には対応していない国や地域もあるので注意が必要です。
出典:IDARE
入金しておくと残高に2%のボーナスがつく
海外事務手数料0%
Visaカード加盟店で利用できる
IDAREのメリットとデメリット
IDAREは「貯まるキャッシュレス」をコンセプトに、入金しておくだけで年率2%という高還元ボーナスを提供しているサービスです。それ以外にもキャンペーンを開催しており、お得にお金を貯めながら支払いや送金に使えます。カードのブランドはVisaです。
メリット | デメリット |
|---|---|
・入金しておくだけで年率2%のボーナス ・クレジットカード入金でクレカのポイントも獲得チャンス ・海外事務手数料が無料 | ・カードの発行に900円かかる ・外貨保有はできない ・Visaカード加盟店でのみ利用できる |
キャッシュレスサービスではありますが、プリペイドカードの発行が可能です。ただし、発行には900円がかかります。また、ここまで紹介してきた他のカードと違い、IDAREの場合は自分のアカウントに外貨を保有しておくことはできません。海外旅行に行く場合は自分のアカウントにある日本円を、支払いのときに自動両替して決済します。海外事務手数料はかかりませんが、両替の際にVisaの為替レートが適用されるため、そこで為替手数料が発生します。
プリペイドカードとは?
プリペイドカードとは、あらかじめカードや連携する銀行口座にお金を入れておき、その金額の範囲内で支払いを行うカードのことです。仕組みはデビットカードと似ていますが、デビットカードは銀行口座に紐づけられているのに対し、プリペイドカードはその限りではありません。銀行口座に紐づけられているものもあれば、Suicaのようにカード自体にお金をチャージするものもあります。
プリペイドカードの中には、海外旅行時に特に役立つサービスや特典がついているものもあります。例えば外貨を保有できたり、海外での利用時にポイントが貯まりやすかったり、その内容はカードによってさまざまです。このように、海外旅行用にデザインされたプリペイドカードのことをトラベルプリペイドカードと呼ぶこともあります。
プリペイドカードを海外旅行で使うメリットとデメリット
カード1枚あればさまざまな場面で支払いができて便利なプリペイドカードですが、デメリットもあります。ここでは海外旅行時にプリペイドカードを利用するメリットとデメリットを簡潔に表にまとめていきますので、利用の際の参考にしてくださいね。
| メリット | デメリット |
|---|---|
✅使いすぎを防げる ✅多額の現金を持ち歩く必要がない ✅現地ATMで現金引き出しができる ✅1枚で複数通貨が保有できる | ❌あらかじめチャージした金額しか使えない ❌対応していない通貨もある ❌海外手数料などが発生することがある |
プリペイドカードの入手方法
プリペイドカードを入手するには、オンラインで申し込みをするか、取り扱いしているカード会社の店舗へ行って手続きをするのが一般的です。多くのカード会社はオンラインとオフラインのどちらも対応していますが、中にはオンラインのみの場合もあるので事前に確認しましょう。
いずれの場合も、申し込みの際には運転免許証などの本人確認書類の提示が必要です。海外ATMでの現金引き出し機能があるカードについてはマイナンバーの提出が求められます。Wise、キャッシュパスポートプラチナ、JAL Payでもマイナンバーの提出が求められるのであらかじめ準備しておきましょう。
また、申し込みの際に規定の金額をチャージしなければならないこともあります。ただし、クレジットカードと違って申し込み時の審査がないので、通常は申し込み後すぐにカードが発行されて利用可能になります。
プリペイドカードにかかる各種手数料
プリペイドカードを利用するときには手数料が発生することがあります。利用するカード会社によって必要な手数料は異なりますが、一般に必要になるのは下記の手数料です。
・発行手数料
・チャージ手数料
加えて、海外旅行で利用するときには下記の手数料もかかることが一般的です。
・海外事務手数料
・ATM引き出し手数料
ただし、外貨保有のできるプリペイドカードであれば海外事務手数料がかからないこともあります。例えば、JAL Payは対応している15の通貨での決済であれば海外事務手数料はかかりません。ATMでお金をおろす際には出金手数料がかかりますが、1回あたり200円と控え目に設定されています。ただし、日本円から外貨に両替する際には為替手数料を含む為替レートが適用されます。
手数料のかからないプリペイドカードはある?
発行手数料やチャージ手数料などは無料のカード会社も少なくありません。一方で、海外で利用するときの手数料は3~4%の手数料がかかるのが一般的です。そのため、海外旅行でプリペイドカードを使う予定なら、この2つの手数料が安いカード会社を選ぶとお得に利用できます。
一方、Wiseであれば自身のアカウントに決済通貨を保有している場合には手数料がかかりません。両替が必要な場合には手数料が一番安くなる組み合わせの通貨を自動で選んで決済してくれます。その際の手数料は0.73%~と格安です。また、ATMの利用についても月3万円分までの出金には手数料がかからないので、現地で現金が必要になったときも安心です。
お金のチャージ方法
プリペイドカードにお金をチャージする方法はいろいろありますが、大きく分けると2つです。現金を使ってカードに直接お金を入れる方法と、オンラインで必要な分の金額をチャージし、クレジットカードや登録している銀行口座のお金から支払う方法です。
例えばSuicaなどの交通系ICカードはどちらも利用できます。駅にある券売機で現金を使ってカードに直接チャージすることもできますし、オンラインでクレジットカードなどを使ってチャージすることも可能です。それに対し、銀行などの金融機関から発行されるプリペイドはクレジットカードもしくは連携している銀行口座のお金を使ってチャージすることがほとんどです。
プリペイドカードは安全なの?
プリペイドカードは事前にチャージした分のお金しか使えません。そのため、万が一紛失や盗難をしてしまったときも、自分がチャージした分以上のお金を損することはありません。また、中にはバーチャルカードの発行が可能で、実物のカードが不要なカード会社もあります。カードを持ち歩く必要がないので、その点もセキュリティ面でより安心できますね。
プリペイドカードのセキュリティ
プリペイドカードにはカード番号および暗証番号、セキュリティコードがついており、それによって不正利用から守られています。万が一、第三者に悪用されてしまったときには補償対応してくれるカード会社もあります。ただし、補償制度のないプリペイドカードもありますので、事前に確認が必要です。
また、紛失時の対応としてカードの利用を一時的に停止できるカードもあります。もし落としてしまったときにはカード会社に連絡してすぐに止めてもらうようにしましょう。
プリペイドカードとクレジットカードの違いは
クレジットカードは顧客の「クレジット(=信用)」により、後払いができるカードです。決済をしても即座にお金が引き落とされるわけではなく、ひと月分をまとめて後から支払いをします。そのため、限度額はありますがそこに達するまではいくらでも利用が可能です。一方、プリペイドカードで使えるのは「自分がチャージした分だけ」ですので、その点が大きな違いです。
即日発行可能な海外プリペイドカードは?
出発まで時間がない、など急いでいる場合にはキャッシュパスポートプラチナがおすすめです。審査なしで利用申し込みができるため、カードが届き次第利用開始できます。カードが届くまでは最大7営業日かかるので、それを踏まえて申し込みをしましょう。
一方、JAL Payはバーチャルカードに対応しているため、カードが届く前でもApple Payを活用して支払いが可能です。ただし、Google Payには対応していないため利用できるのはiPhoneユーザーのみといえます。また、両替手数料や海外事務手数料などの種々の手数料がかかります。
Wiseの場合は日本のアカウントの場合はApple Pay、Google Payに対応していません。カードの到着までには7~10営業日かかり、実際に郵送されるまで利用ができませんので、海外旅行などに合わせて発行する際は、早めに発行しましょう。キャッシュパスポートプラチナより少し時間がかかる可能性がありますが、対応通貨の多さや手数料の安さを考えると検討する余地があります。
それぞれ郵送までにかかる時間はおおよそ下記の通りです。
Wiseカード:7~10営業日
キャッシュパスポートプラチナ:7営業日以内
JAL Pay:約1~2週間
(2025年11月9日時点)
海外旅行で利用するときの注意点
最後に、海外旅行でプリペイドカードを利用するときの注意点を確認しておきましょう。
なるべく現地通貨払いをする
海外旅行でカード支払いをするときには、現地通貨で支払いをすると手数料を安く抑えられます。ほとんどのお店では自動的に現地通貨払いになりますが、稀に日本円で支払いができることがあります。ついつい馴染みのある日本円で支払いをしたくなるかもしれませんが、この場合の換算レートはカード会社が定めるものではなく、お店側が自由に決められることになっています。つまり、お店側は手数料を好きなだけ上乗せして請求することができるのです。そのため、結果として手数料だけで大損してしまうこともありえます。そのような事態を避けるためにも、必ず現地通貨支払いを選びましょう。
利用するカードが渡航先で使えるか確認する
外貨利用ができるプリペイドカードを持っていく際には、渡航先の通貨に対応しているかを事前に確認しましょう。例えばキャッシュパスポートプラチナの対応通貨は9種類、米ドルやユーロ、オーストラリアドル、カナダドルなどを含みます。これらの通貨が使える国へ行くときには非常に便利ですが、そうでない国へ行く場合には支払いのたびに両替が発生するため手数料がかさみます。頻繁に海外に行く人は、なるべく対応している通貨が多いカードを選ぶのがおすすめです。
また、対応していない通貨でも支払う場合、カードのブランドに対応している加盟店でのみ利用可能です。VisaやMastercardといった国際ブランドのカードならほとんどの場所で利用できますが、万が一に備え複数の種類のカードを持っていった方が賢明です。
対応通貨の多さで選ぶなら、Wiseのデビットカードがおすすめです。Wiseで保有できる通貨は40種類以上、Wiseカードが使える国は150 にもなります。先に紹介した通り自身が保有する通貨で決済する場合には手数料がかからないので、かさむ手数料に悩まされることなく旅行が楽しめるでしょう。
必ず目の前で決済してもらう
お店で支払いをするときには、必ず自身の目の届く範囲で決済をしましょう。「手続きがあるから~」などと言って店舗の奥にカードを持っていき、見えないところで必要以上の金額を請求して決済をする、というのは観光客を狙った詐欺の常套手段です。日本だったら「ちょっと待った!」とすぐに声をかけられそうな場面でも、慣れない土地、慣れない言語、そして慣れない文化だと「そんなものか」と受け入れてしまうかもしれません。しかし、普通のお店であればしっかりお客さんに決済金額を見せてその場で決済をするはずです。カード決済をするときには、必ず自身の目で確認した上で支払いをしましょう。
まとめ
今回の記事では、海外で使えるプリペイドカードについて詳しく解説してきました。プリペイドカードは事前にいくら使うかを決めて利用できるので、旅行中ついつい楽しくなって使いすぎてしまう…という海外旅行でやりがちな失敗を防いでくれます。また、各種通貨に対応しているプリペイドカードも多く、事前に利用する通貨を準備しておくことで手数料がお得になることも。旅行や出張などで海外に行く機会がある場合には、渡航する国で使えるプリペイドカードを持っておくと便利です。
海外旅行用プリペイドカードについてよくある質問
プリペイドカードとは「pre(事前に)」「paid(払う)」、つまり事前にカードやカードに紐づいた銀行口座にお金をチャージすることで利用できるカードのことです。そして、プリペイドカードの中でも、海外渡航時に使いやすくデザインされているカードのことを「国際プリペイドカード」と呼びます。複数の通貨に両替をして保有することができるカードが多く、渡航先で支払いをするときに便利です。
国際プリペイドカードと呼ばれるものであれば基本的には使えます。それ以外のものとなると種類がいろいろとあるため、それぞれ確認する必要があります。例えば代表的なものではSuicaなど交通系ICカードはプリペイドカードとして利用されますが、国内の一定のエリア内でしか利用ができません。
手数料をとにかく抑えたいなら、WiseやJAL Global Walletなど対応している通貨数が多いカードがおすすめです。自分が保有している通貨での決済なら海外手数料がかからないので、旅行先の通貨をあらかじめ用意しておくことで無駄な出費が防げます。一方、現地で現金を引き出したい場合には、ATMの出金限度額が多いプリペイドカードを選びましょう。
カードによってチャージ方法は異なりますが、銀行振込、口座引き落とし、カード払い、コンビニなどでの店頭払いがあります。
プリペイドカードは事前に入れた分しか利用できません。クレジットカードのように使いすぎてしまう心配がないのは大きなメリットです。また、万が一紛失や盗難に遭って第三者に利用されてしまったときも、被害はその金額内で済みます。
事前にチャージした分しか利用できない、というのはプリペイドカードのメリットですが、そのことが手間に感じる人もいるでしょう。また、チャージのたびに手数料がかかるカードもあり、手数料がかさんでしまうこともあります。一方、Wiseのように手数料が節約できるカードもあるので、申し込みの前に各プロバイダーをよく比較して検討しましょう。
使いすぎを防げるのはなプリペイドカードの利点ですが、逆に言うと常に残高の管理が必要になります。その点が苦にならない人であればプリペイドカードは使いやすいでしょうが、旅行中はそこまで頭が回らない、もしくは気にしたくない人もいるでしょう。その場合にはクレジットカードの方が良い選択肢になります。自身の性格や求めるものに応じて、適切な方を選ぶようにしましょう。
JAL Payであればバーチャルカードの利用ができるため、カードの到着を待たずして利用可能です。ただし、本人確認などの書類審査が1週間程度かかることがあります。また、物理カードの到着を待つ場合でも1週間~ほどで届く場合が多いので、旅行の日程から逆算して余裕を持って申し込みすれば問題ないでしょう。例えばWiseの場合はカード到着までは7~10営業日です。
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