バングラデシュの通貨完全ガイド

高橋 美穂
石井 美南海
Last updated
2024年5月7日

バングラデシュ旅行を準備する中で、バングラデシュで使われる通貨について知りたい、という方も多いのではないでしょうか?本記事では、バングラデシュ・タカの通貨の基礎知識や通貨の特徴、バングラデシュを旅行する際のコツについても解説します。

バングラデシュの通貨は?

まずは、バングラデシュの公式通貨について学んでいきましょう。 バングラデシュの公式通貨はバングラデシュ・タカです。店舗やレストランでは、バングラデシュ・タカは通貨記号の৳で表示されます。

バングラデシュに到着すると、で表示された品物の値段を目にすることになりますが、現地の硬貨や紙幣で支払いを始める必要があります。

バングラデシュ・タカ
通貨名バングラデシュ・タカ
ISOコードBDT
通貨記号
補助単位Poisha
BDT/JPYのレート0.772735
バングラデシュ でのおすすめ旅行カードWise

バングラデシュの硬貨と紙幣

ここでは、バングラデシュの通貨単位であるバングラデシュ・タカの硬貨と紙幣をご紹介します。

バングラデシュ・タカ 紙幣バングラデシュ・タカ コイン
৳5、৳10、৳20、৳50、৳100、৳200、৳500、৳10001、5、10、25、および 50 ポイシャ (2001 年以降) ৳1、৳2、৳5 (2013 年以降鋳造されなくなりました。依然として法定通貨ですが、৳5 は 1993 年以降引き続き使用されています)

日本円はバングラデシュ・タカでも使える?

先述したように、バングラデシュで流通している通貨はバングラデシュ・タカです。そのため、日本円はバングラデシュ・タカに両替する必要があります。

バングラデシュ旅行で海外旅行用カードをおトクに使おう

「両替手数料がもったいない」「両替をお得にする方法はないのかな?」という方には、旅行中にバングラデシュ・タカをおトクで便利に両替する方法を知っておくと、旅行費用を大幅に節約できるかもしれません。

そんな方におすすめなのが、海外旅行用デビットカード(トラベルカード)。 海外旅行用デビットカードとは、口座残高に紐づいた海外でも使えるカードです。海外旅行デビットカードなら、クレジットカードのように国際ブランドの加盟店で買い物に利用できるだけでなく、急遽 バングラデシュ が現金で必要になった場合でも、現地ATMで出金することが可能です。なかには、マルチカレンシー(多通貨)口座と言って、複数の通貨をアカウント内で保有し、外貨を外貨のまま、もしくはアカウント内で自動で両替してデビットカードで支払ったり、ATMで外貨を引き出したりすることのできるサービスもあります。そんな便利に使える海外旅行用デビットカードをご紹介します。

Wiseデビットカード

Wiseデビットカードは国際ブランド搭載かつ、アカウントで多通貨を保有できるマルチカレンシー口座に紐づいたデビットカードです。バングラデシュでも、もちろん利用可能です。マルチカレンシー口座に支払う外貨を保有していれば手数料無料で決済でき、万が一該当の外貨を保有していなくても、最も為替レートが安い外貨から自動で両替されます。為替レートはミッドマーケットレート(市場仲値)の為替レートが適用され、上乗せされるスプレッドは一切ありません。

Wise公式サイトへ

メリットデメリット

✅年会費無料

✅海外事務手数料が0.39%~と格安

✅ATM引き出し手数料が月2回、3万円相当まで無料。超過分は1.75%+70円

✅マルチカレンシー口座に残高があれば、支払い外貨を該当外貨のまま手数料無料で決済可能

✅バーチャルカードの発行可能


❌カード発行手数料(1,200円)がかかる

❌ポイント還元やキャッシュバックの特典なし

BDT/JPY の為替レートは?

BDT/JPYのミッドマーケットレートを知っておけば、海外旅行中にどの程度費用が必要かを簡単に計算できます。そのためには、日々変動するミッドマーケットレート(市場仲値:TTM)に注目しましょう。市場仲値とは、銀行や両替所が外貨を売買する際に使用されるレートです。

現在のBDT/JPY のレートは以下の通りです。

ミッドマーケットレート(TTM):1バングラデシュ・タカ= 1.29411 円

しかしながら、このミッドマーケットレートは顧客には適用されず、為替手数料が上乗せされた「外貨販売レート(TTS)」として販売されます。現地滞在中に市場仲値を知るには、本ウェブサイトや各銀行のウェブサイト、通貨換算アプリなどでも確認できます。

日本円バングラデシュ・タカ
¥100৳ 77.2735
¥1000  ৳ 772.735 
¥5000  ৳ 3,863.675 

バングラデシュに行く前に日本円からバングラデシュ・タカに両替すべき?

バングラデシュへ旅行する際、外貨両替を出国前にすべきか、 バングラデシュに到着後、現地で両替すべきか悩ましいですよね。昨今、クレジットカードやデビットカードを利用してATMから現金を引き出せる場所が増えているものの、緊急時のために少額の現金を出国前に両替しておくのも安心です。渡航前にリアルタイム為替レートを確認して、いつ両替をするべきか、現金をいくら両替するべきか、外出先ではカード・現金のどちらで支払うのかなど、両替で損をしないためにもよく計画を練るようにしましょう。日本でも、バングラデシュでも、空港での両替は便利な反面、為替レートが高く、おすすめできません。

バングラデシュでの外貨両替・支払いのコツ

1. バングラデシュのATM

DCC決済(Dynamic Currency Conversion:外貨建て決済)を導入している店舗では、自国通貨での支払いまたはバングラデシュ・タカでの支払いかの選択が端末で求められます。店舗でのカード決済やATMでの引き出し時には、バングラデシュ・タカ建てを選ぶようにしましょう。ATMはバングラデシュで多く設置されており、バングラデシュ・タカを出金できます。大都市やダッカなら、街中で比較的簡単にATMが見つかるでしょう。

2. バングラデシュの空港やホテルでの外貨両替は手数料が高め

海外旅行直前に、空港で両替する方は多いのではないでしょうか? 空港での両替は取扱い通貨が多く、出発直前でも両替できるとい高い利便性の一方、為替手数料が高いことがデメリットです。バングラデシュのホテルで両替できるところもありますが、同様に為替レートが悪く、おすすめできません。ただし、街中の両替所と比べて、空港やホテルでは偽札が紛れるリスクは比較的低く、安全面では良いと言えるでしょう。

3. 本日の市場仲値を知る

本日のBDT/JPYのミッドマーケットレート(仲値):1BDT = JPY 1.29411

旅行費を外貨両替するときには、ミッドマーケットレートに近い為替レートで両替できる場所を探しましょう。

4. 賢く外貨を管理するなら、海外旅行用デビットカードのWise がおすすめ

海外旅行用デビットカードであるWiseデビットカードは、40種類以上の通貨を保有できるマルチカレンシー(多通貨)口座に紐づいたデビットカードです。そのため、支払い通貨を保有していれば、手数料なしで外貨のまま決済が可能です。

現地でバングラデシュ・タカが必要になった場合も、月に2回/30,000円相当までならWiseからの手数料無料でATMから出金できます。(3回目以降の出金は日本で発行されたWiseカードの場合、1.75%の手数料が発生)為替レートはミッドマーケットレートでの換算のため、分かりにくい為替手数料を気にすることなく支払いでき、海外旅行にはぴったりのデビットカードと言えます。

バングラデシュ旅行でおすすめな外貨両替が可能な場所

オンラインなら、Wiseデビットカード。両社とも外貨をアカウントで保有でき、事前に現金を外貨両替する必要はなく、口座の残高から外貨のまま支払いができる点が大きなメリットです。現地ATMで外貨をおトクに出金できる点も共通しています。バングラデシュに到着してから、ATMで必要なだけ現地通貨を引き出すのもおすすめです。

オフラインであれば、いくらか日本円を持って入国し、到着してから現地で両替するという方法もあります。両替所は空港やホテルにもありますが、先述したように為替レートが割高です。市内中心部の両替所の方が為替レートが全体的に安い傾向があります。

バングラデシュでの支払い方法は?

バングラデシュではデビットカード、クレジットカードの利用が可能ですが、万が一カード決済が出来なかったり、カードが盗難に遭ってしまったりというケースに備えて、現金も用意しておくことが望ましいです。なお、両替する際には、できるだけ小額紙幣に両替するとチップの支払いなどちょっとした支払いの場面で使いやすく、おすすめです。

日本円での旅行費の支払い

せっかく海外旅行に行くのならば、できるだけ不要な経費は削減したいですよね。そのためには、海外旅行で使うカードを見直してみましょう。

すでに海外でも使える国際ブランド搭載のクレジットカードをお持ちの方は多いと思います。しかし、日本で発行されたクレジットカードで外貨決済をすると、「海外事務手数料」が上乗せされて請求されてしまうことをご存知でしょうか?

例えば、エポスカードの場合、VISAインターナショナルが定める為替レートに2.20%の海外事務手数料が上乗せされ、その金額が日本円に換算されて請求されます。

外貨に特化したWiseデビットカードなら、このような高い海外事務手数料はかかりません。海外に行く前にWiseアカウント内のマルチカレンシー口座に BDTをチャージしておけば、 BDTのまま決済ができ、決済手数料は無料です。

外貨の残高がなく、日本円をチャージしておいたとしても、決済時に自動で格安な手数料で両替され、決済できます。この場合の両替手数料は通貨によって異なりますが、0.39%~と他社の海外事務手数料に比べて格安です。

海外に行く機会が多い方は、この海外事務手数料の割合をカードを選ぶ基準にするとよいでしょう。

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まとめ:バングラデシュの通貨

バングラデシュに旅行に行く際には日本円が使用できないため、現地通貨についてリサーチしておくことがおすすめです。渡航前に外貨両替するにしても、ご紹介したWiseデビットカードを利用するにしても、ミッドマーケットレート(市場仲値)の動きについては日頃からチェックしておくと良いでしょう。当記事を参考に、日本円からバングラデシュに外貨両替するにはどこが最も為替レートが良く、どのような両替方法があり、その中でも最もおトクな両替方法はどれなのか?「両替手数料で損をした……」ということにならないように、かかり得る為替手数料についても、ぜひリサーチしてみてくださいね。

よくある質問:バングラデシュの通貨

1. バングラデシュの通貨はなんですか?

バングラデシュの公式通貨はバングラデシュ・タカです。ISOコードはBDTで、通貨記号は৳です。

2. ダッカの通貨はなんですか?

ダッカの公式通貨はバングラデシュ・タカです。現地滞在中はバングラデシュ・タカしか支払いに利用できません。

3. バングラデシュに持っていくのに最適な通貨はなんですか?

バングラデシュに滞在中は、バングラデシュ・タカが必要です。旅行中には最低限の現金とWiseデビットカードのような旅行用デビットカードを持っていくのが最適です。

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