海外留学におすすめのクレジットカード5選!外貨決済に強いカードもご紹介
海外生活に必須とも言えるクレジットカード。長期留学を控えている学生のみなさんや保護者の方は、どんなクレジットカードを持つべきかお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?海外で使うことを念頭に置いているならば、海外旅行傷害保険付帯のものや、外貨に強いクレジットカードなど、海外でも安全かつお得に使えるものがおすすめです。
そこで今回は、海外留学におすすめのクレジットカード5選をご紹介。気をつけたい手数料のほか、海外へのお金の持って行き方、クレジットカードではありませんが、海外生活の強い味方となるWise(ワイズ)デビットカードについても解説します。
本記事の目次:
- 海外留学に持っていくべきクレジットカードの選び方
- 海外クレジットカードで利用した際にかかる手数料は?
- 海外留学におすすめのカード6選!
- 海外留学へのお金の持っていき方
- 留学先でクレジットカードは作れる?
- 海外留学中のクレジットカード利用の際の注意点
海外留学におすすめのカードをご紹介!
この記事をお読みの方は、10代のお子様の海外留学に向けてクレジットカードを探している方も多いかと思います。重要視したいポイントとしては、海外旅行傷害保険の特典や、10代の学生でも発行できるかという点ではないでしょうか?
そこで、ここからは10代の高校生や大学生でも発行できる、もしくは家族カードが発行でき、かつ海外旅行傷害保険の特典が得られるクレジットカードを中心におすすめのクレジットカードを5つご紹介します。
年会費・発行費用 | 海外手数料 | 特典・ポイント還元率 | 国際ブランド | |
---|---|---|---|---|
エポスカード | 永年無料 | 海外事務手数料:2.20% 海外キャッシングATM利用手数料: 利用金額 1万円以下:税込110円/件 1万円超:税込220円/件 | ・海外旅行傷害保険(利用付帯): 傷害死亡・後遺傷害最高3,000万円 ・ポイント還元率:0.5% | Visa |
学生専用ライフカード | 年会費無料 | 海外事務手数料:2.20%(Visa / JCB / Mastercard®) | ・海外旅行傷害保険自動付帯(在学期間中のみ):最高2,000万円 ・ポイント還元率:0.1~0.3% ・海外ショッピング3%キャッシュバック | Visa, Mastercard®, JCB |
三井住友カード ゴールド(NL) | 年会費:5,500円(税込) 年間100万円の利用で翌年以降の年会費永年無料 *(1) 家族カード年会費:無料 | 海外事務手数料:3.63% (Visa / Mastercard®)*(2) | ・海外、国内旅行傷害保険最高2,000万円 ・ポイント還元率:0.5% | Visa, Mastercard® |
JCBゴールド | 初年度年会費無料 2年目以降:11,000円(税込) 家族カード(1名):永年無料、2人以降1,100円(税込)/枚 | 海外事務手数料:1.6% | ・旅行傷害保険(死亡・後遺障害の場合):最高1億円(海外)、最高5,000万円(国内)*(3) ・国内・海外航空機遅延保険:各種2万円~4万円限度 ・ポイント還元:0.1%~0.2% | JCB |
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス®・カード | 初年度年会費無料 2年目以降:11,000円(税込) 家族カード:年会費 1,100円(税込) | 外貨取扱手数料:2.0% | ・海外旅行傷害保険:最高5,000万円 ・国内旅行傷害保険:最高5,000万円 ・ショッピング安心保険:年間最高200万円 | American Express® |
Wiseデビットカード | 年会費:無料 発行手数料:1,200円 速達配送:1,298円~ | ・決済通貨を保有している場合:無料 ・決済通貨がアカウントにない場合:両替手数料0.33%~ *(5) | なし | Mastercard® *(4) |
上記でご紹介した5つのクレジットカードは、全て海外傷害保険の特典が得られます。エポスカードと学生専用ライフカードはいずれも満18歳以上(高校生を除く)から申込みができ、年会費は無料。持っていても損はないカードと言えるでしょう。
それ以外の3枚はゴールドカードで、年会費がかかりますが、家族カードの発行は無料のものから1,100円程度かかるものがあります。その分、海外旅行傷害保険の補償内容は充実した内容になっており、補償面を重視したい場合にはおすすめのクレジットカードです。
クレジットカードではありませんが、Wiseデビットカードも海外渡航者に人気の高いカードです。Wiseデビットカードは、Wiseアカウント内に開設できるマルチカレンシー口座の残高に紐づくデビットカード。マルチカレンシー口座では、40種類以上の外貨を保有することができ、カード支払い時に決済通貨を保有していれば、手数料無料でカード決済が可能です。もし決済通貨がアカウントになくても、手数料が一番安い通貨からWiseが自動で両替して決済します。その両替手数料は通貨によって異なりますが、0.33%~と格安な手数料で、一般的なクレジットカードの海外事務手数料は2%~3%なので、Wiseデビットカードの手数料の方がお得に海外で利用できます。また、デビットカードは残高以上は利用できないため、使い過ぎ防止や、万が一盗難に遭った際のリスクを下げられるというメリットがあります。
このように、海外留学を目的としたクレジットカード選びでは各社の特典や、海外事務手数料、年会費などを総合的に考慮して選ぶと良いでしょう。
海外留学に持っていくべきクレジットカードの選び方
日本で人気のクレジットカードは、海外で利用する場合にもお得に使えるとは限りません。海外留学を前提としてクレジットカードを選ぶ際には、次のポイントを押さえると良いでしょう。
1. お得な手数料
海外留学を前提とするクレジットカードを選ぶ際に最も注目すべきポイントは、手数料です。手数料と一口に言っても、日本のクレジットカードを使って海外で決済する際にはさまざまな手数料が請求されます。手数料に関しては、この後詳しくご説明します。
2. 海外ATMでの現金引き出しの可否
クレジットカードのなかには、海外現地のATMでクレジットカードを使って現地通貨を引き出せるものもあります。これは「海外キャッシング」と呼ばれる機能で、事前にキャッシング枠の契約が必要になります。現金を必要以上に持ち歩くことなく、必要なときに現地通貨を引き出すことができる便利な機能です。
3. 国際ブランドはVISAまたはMastercard® + T&Eカードを選択
「国際ブランドはどれも同じ」と思っていませんか?国際ブランドには主にVISA、Mastercard®、JCB、American Express®、Diners Clubなどがありますが、世界シェア率が高く、海外でも使いやすいのが「決済カードブランド」であるVISAとMastercard®です。
American Express®やDiners Clubは「T&Eカード」と呼ばれ、Travel & Entertainment(旅行&エンターテインメント)を意味します。その名の通り、旅行や娯楽の場面で使いやすく、海外のホテルやバス会社、レストランなどが多く加盟しています。年会費がかかるものが多いですが、その分、海外旅行傷害保険の特典が得られるカードもあります。
JCBは日本のクレジットカードブランドで、ハワイ・グアム・韓国・台湾などを中心とした世界約4,300万の加盟店で利用できます。また、海外渡航中のトラブルや事故、怪我などの際に相談できる「JCBプラザコールセンター(海外)」を利用でき、日本ならではのサポート体制が整っています。このように、国際ブランドにも各種特徴があります。VISAまたはMastercard®のいずれかをメインカードとして持ち、2枚目のカードとしてT&EカードやJCBを持っておくのがおすすめです。
4. デビットカードも一枚あると便利
クレジットカードを持ちたくない、という方も一定数いらっしゃいます。そのような方には代替案として、デビットカードがおすすめです。
デビットカードにも国際ブランド搭載のカードのものがあり、海外でもショッピングやインターネット決済に利用できます。銀行口座残高と紐づいているため、クレジットカードのような審査はありません。また、口座残高以上の利用枠がないため、使い過ぎを防げるというメリットもあります。
このように、海外で利用できるクレジットカードには豊富な機能があり、海外旅行傷害保険付帯やポイント・マイル特典なども非常に魅力的です。しかし、知らず知らずのうちに決済時には割高な手数料がかかっていることも。クレジットカードを選ぶ際には手数料の仕組みをしっかりと理解した上で、総合的に判断することが大切です。
海外クレジットカードで利用した際にかかる手数料は?
海外でも便利に使えるクレジットカードですが、海外で外貨決済する場合にはさまざまな手数料が加算されます。中には聞き慣れない手数料の種類もあるかもしれません。ここでは、海外でクレジットカード決済した場合にかかり得る手数料を詳しく見ていきましょう。
為替手数料
為替手数料とは、異なる通貨間での両替(為替取引)を行う際にかかる手数料のことです。通常は、為替レートに上乗せされます。
クレジットカード決済の際にも為替手数料が発生しています。日本で発行されたクレジットカードを使って海外でカード決済した際には、各国際ブランドの基準レートに基づき、日本円に換算されて利用者に請求されます。
海外事務手数料
日本のクレジットカードを使って海外や海外のオンラインショッピングで外貨決済した際には、海外事務手数料が別途請求されます。海外事務手数料はカード会社ごとに定められており、カード会社に対して支払う事務手数料です。一般的には、国際ブランドの基準レートに対して、2%~3%程度の事務手数料を上乗せして請求されます。
残念ながら、海外事務手数料は日本のクレジットカードの利用時に避けることができません。このような手数料を避けたいという方におすすめなのが、Wiseデビットカードです。
Wiseではアカウント内に複数の外貨を保有することができます。海外利用時には決済外貨を持っていれば、外貨を外貨のまま支払うことができるため、手数料無料で決済が可能です。
海外ATMで現金を引き出す際の手数料
クレジットカードのなかには、海外のATMでクレジットカードを使って現地通貨を引き出すことができるサービスもあります。これを「海外キャッシング」と呼びます。
海外キャッシングには、カード会社が定めるキャッシングの利息と海外ATM手数料がかかります。
海外事務手数料についてさらに詳しく知りたい方は、「クレジットカードの海外手数料を比較。計算方法や注意点も解説」もご覧ください。
海外留学中にクレジットカードで決済するメリット・デメリット
海外生活では欠かすことのできないクレジットカード。海外留学中にクレジットカードで支払うメリットやデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
メリット | デメリット |
---|---|
✅高い安全性 ✅為替手数料が安く済む場合がある ✅緊急時にも便利 ✅ポイントやマイルが貯まる | ❌為替手数料・海外事務手数料がかかる ❌使いすぎのリスクがある ❌カードが使えない場所もある |
クレジットカードを利用するメリットとしては、何よりも安全性の高さが挙げられます。クレジットカードの紛失・盗難の際にも海外緊急サービスのサポートが得られるため、万が一のことがあっても安心です。また、急に病院にかかった際に大きな金額が必要になった際にもクレジットカードは役立ちます。
反対にデメリットとしては、日本のクレジットカードを海外で利用すると為替手数料に加えて、事務手数料が別途かかってしまうことです。海外事務手数料はカード会社によって異なるため、カードを作る際には事前にしっかり確認しましょう。
また、カードの使い過ぎにも注意が必要です。特に、学生のお子様にクレジットカードを持たせる際には、クレジットカードの特性をよく理解した上でやり繰りするように、限度額の設定をしておくことも検討した方が良いかもしれません。
海外留学におすすめのカード6選!
ここからは、冒頭でご紹介した海外留学におすすめのカード5つをそれぞれ詳しく解説していきます。特に、留学生にとってメリットの大きい海外旅行傷害保険特典があるものや、家族カードの発行が可能なカードを中心にご紹介します。各カードの特徴をはじめ、手数料や年会費、特典などがニーズに合っているかどうか、ぜひご参考にしてください。
Wiseデビットカード
Wiseデビットカードは約40通貨に対応したマルチカレンシー口座に紐づく国際ブランド搭載のカードです。Wiseは外貨決済に強く、アカウント内で好きな通貨へ0.33%~とお得な両替手数料で両替でき、留学中にスーパーやレストランなどで簡単に支払いができます。
海外ATMで上限回数・上限額までなら手数料無料で現地通貨の引き出しも可能。海外送金にも同じく0.33%~の送金手数料で送金できます。シミュレーターで事前に送金手数料や送金日数、他社との手数料比較も可能です。
利用できる国際ブランド | Mastercard® *(1) |
海外手数料 | 保有外貨での決済の場合:無料 決済外貨を保有していない場合:両替手数料 0.33%~ *(3) |
発行費用 | 1,200円 |
年会費 | 無料 |
保険の補償内容 (一部分のみ) | なし |
特典・ポイント | なし |
申し込みの条件 | 日本在住の18歳以上の個人*(2) |
発行にかかる期間 | 7~10日 |
キャッシングサービス | なし |
エポスカード
イメージ出典:エポスカードホームページ
2024年には会員数759万人を達成した人気の高いエポスカード。エポスカードでは、移動に関する代金やツアー料金といった旅行代金をエポスカードで決済することで海外旅行傷害保険特典が適用されます。エポスカードの国際ブランドは世界シェア率の高いVisa。エポスカードVisaなら年会費は永年無料のため、一枚持っていて損はないクレジットカードと言えるでしょう。
利用できる国際ブランド | Visa |
海外手数料 | 2.20% |
年間費 | 年会費永年無料(エポスカードVisa) |
保険の補償内容 (一部分のみ) | ・傷害死亡・後遺傷害:最高3,000万円 ・傷害治療費用:200万円(1事故の限度額) ・疾病治療費用:270万円(1疾病の限度額) ・賠償責任(免責なし):3,000万円(1事故の限度額)など *(1) |
特典・ポイント | ポイント還元率:0.5% |
申し込みの条件 | 日本国内在住の満18歳以上(高校生を除く) |
発行にかかる期間 | 1~2週間後 |
キャッシングサービス | キャッシングサービスあり |
学生専用ライフカード
イメージ出典:学生専用ライフカードホームページ
分かりやすいネーミングの学生専用ライフカード。学生に嬉しい年会費無料や、留学生にはぴったりの海外旅行傷害保険特典をはじめ、海外でのショッピング利用総額の3%がキャッシュバックされるという充実した特典が魅力です。
利用できる国際ブランド | Visa, Mastercard®, JCB |
海外手数料 | 2.20%(Visa / JCB / Mastercard®) |
年間費 | 年会費無料 |
保険の補償内容 (一部分のみ) | ・傷害死亡・後遺障害:2,000万円 ・傷害治療費用:200万円 ・疾病治療費用:200万円 ・救援者費用等:200万円など |
特典・ポイント | ・ポイント還元率:0.1~0.3% ・海外ショッピング3%キャッシュバック(年間上限10万円) |
申し込みの条件 | 満18歳以上満25歳以下で、大学・大学院・短期大学・専門学校に現在在学中の方または、進学予定で満18歳以上の高校生の方 |
発行にかかる期間 | 1週間前後 |
キャッシングサービス | キャッシングサービスあり |
三井住友カード ゴールド(NL)
イメージ出典:三井住友カード ゴールド
カード番号の記載がないナンバーレスカードが発行できる三井住友カードゴールド(NL)。カード番号やセキュリティコードなどのカード情報はアプリで集約でき、アプリで利用通知をリアルタイムに受け取ることができ、より安全に利用することができます。
家族カードの年会費は無料。海外旅行傷害保険の利用付帯の特典も受けられます。
利用できる国際ブランド | Visa, Mastercard® |
海外手数料 | 海外事務手数料:3.63% (Visa / Mastercard®) |
年間費 | ・5,500円(税込) 年間100万円の利用で翌年以降の年会費永年無料 *(1) ・家族カード年会費:無料 |
保険の補償内容 (一部分のみ) | ・傷害死亡・後遺障害:最高2,000万円 ・傷害治療費用:100万円 ・疾病治療費用:100万円 ・賠償責任:2,500万円 など *(2) |
特典・ポイント | ・ポイント還元率:0.5% |
申し込みの条件 | 満18歳以上(高校生を除く)で、本人に安定継続収入のある方 |
発行にかかる期間 | 最短10秒でカード番号発行 自宅に届くまで約一週間 |
キャッシングサービス | キャッシングサービスあり |
JCBゴールド
イメージ出典:JCBゴールド
安心の日本のクレジットカードブランド、JCB。JCBゴールドのメリットは、なんといっても充実した保険特典です。最高1億円を補償する海外旅行傷害保険をはじめ、国内外の航空機遅延保険や空港ラウンジサービスまで、海外留学はもちろん、定期的に海外出張や旅行に行く人には嬉しい特典がたくさん詰まった一枚です。
利用できる国際ブランド | JCB |
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海外手数料 | 海外事務手数料:1.6% |
年間費 | 初年度年会費無料 2年目以降:11,000円(税込) 家族カード(1名):永年無料、2人以降1,100円(税込)/枚 |
保険の補償内容 (一部分のみ) | ・傷害による死亡・後遺障害:最高1億円 ・傷害による治療費用:300万円限度 ・疾病による治療費用:300万円限度 ・賠償責任:1億円限度 |
特典・ポイント | ・ポイント還元:0.1%~0.2% ・国内・海外航空機遅延保険 ・JCBスマートフォン保険(ディスプレイ破損):年間最高50,000円(1事故につき自己負担額10,000円)*(1) ・空港ラウンジサービス |
申し込みの条件 | 本会員:20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方 家族会員:生計を同一にする配偶者・親・子供(高校生を除く18歳以上)の方 |
発行にかかる期間 | 最短5分でカード番号発行 |
キャッシングサービス | キャッシングサービスあり |
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス®・カード
イメージ出典:セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス®・カードホームページ
ステータスが高く、海外旅行や出張に頻繫に行く人にとってメリットがあるとされているアメリカン・エキスプレス®。海外旅行傷害保険特典は、家族カードでも死亡・後遺障害以外は本会員と同等の補償を受けることができます。さらに国際線手荷物宅配サービスや国内空港ラウンジの特典も。安心を重視するなら、検討したい一枚と言えるでしょう。
利用できる国際ブランド | American Express® |
海外手数料 | 外貨取扱手数料:2.0% |
年間費 | 初年度年会費無料 2年目以降:11,000円(税込) 家族カード:年会費 1,100円(税込) |
保険の補償内容 (一部分のみ) | ・海外旅行傷害保険:最高5,000万円(家族:最高1,000万円) ・国内旅行傷害保険:最高5,000万円 ・ショッピング安心保険:年間最高200万円 ・賠償責任:最高3,000万円 など *(1) |
特典・ポイント | ・永久不滅ポイント:0.1%~0.2% ・国際線手荷物宅配サービス(復路スーツケース1つまで無料) ・国内空港ラウンジ:無料 |
申し込みの条件 | 安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生・未成年を除く) |
発行にかかる期間 | 最短3営業日 |
キャッシングサービス | キャッシングサービスあり |
海外留学へのお金の持っていき方
慣れない海外での新生活において、お金に関してはいつも以上にしっかりと考えて管理しなくてはなりません。まとまったお金が必要になる海外留学には、次の3つの方法でお金を持参するのがおすすめです。
マルチカレンシー口座
渡航前に、Wiseなどが提供するマルチカレンシー(多通貨)口座を開設するのがおすすめです。マルチカレンシー口座に日本円を入金しておけば、レートが良いときなど好きなタイミングで現地通貨に両替することができます。アカウント残高に紐づくWiseデビットカードも出発前に発行しておけば、デビットカードでショッピングや海外ATMで現地通貨の引き出しも可能。
現地に到着して、役所での住民登録が完了したら、Wiseでの住所変更登録を忘れずに行うようにしましょう。
クレジットカード
海外生活ではクレジットカードは欠かすことができません。日本出発前に本記事でもご紹介したような、海外で便利に使えるクレジットカードを一枚作っておきましょう。
国際ブランド搭載のクレジットカードがあれば、現地での日常的な買い物やオンラインショッピング、急に現金が必要になったときでも海外キャッシング機能でATMから現地通貨を引き出すことも可能です。
とは言え、海外キャッシングはあくまでも借り入れとなり、抵抗感がある方もいらっしゃるかもしれません。その場合は、銀行が発行するデビットカードでも海外ATMで現金を引き出せるカードもあります。この場合は、引き出しと同時に口座残高から引き落とされるため、カードの使い過ぎを防ぎ、計画的に利用することができます。
海外送金
留学中の家賃支払いや授業料の支払いなど、現金が必要な場面も多くあります。現地で銀行口座を開設したら、日本にいる保護者や家族から現地口座に海外送金を依頼することもあるでしょう。
従来一般的であった日本の銀行からの海外送金は手数料も高く、着金までに日数がかかることから、最近ではWiseのような海外送金サービスが人気です。特にWiseは為替手数料が一切かからないミッドマーケットレートでの両替や、0.33%~と安い送金手数料で銀行と比較してスピーディーに送金できます。
現金
先進国ではキャッシュレス決済が普及していますが、現金払いがまだまだ根強い国もあります。現地の銀行口座を開設する前には海外送金ができないため、いくらかの現金を持参する必要があるかもしれません。
ただし、現金を持参しての入出国には注意が必要です。
まず、日本出国時に100万円相当額の現金やトラベラーズ・チェックを含む小切手などを携帯して輸出する際には税関への申告が必要です。
また、渡航先に到着した際にも各国ではマネー・ロンダリング防止の観点から外貨も含めた現金の総額が1万米ドル、EU諸国では1万ユーロ以上の場合には税関で申告する必要があります。
多めの現金の携行が必要な場合は、必ず事前に留学先の国の税関ルールをしてから渡航するようにしましょう。
留学先でクレジットカードは作れる?
長期留学の場合には、日本のクレジットカードを留学中に利用することもできますが、利用するたびに海外事務手数料がかかったり、為替手数料がかかったりと、どうしてもかさんでしまいます。
海外現地でクレジットカードを作るのも一つの方法です。
留学生でも作れるクレジットカードは多くありませんが、ここではアメリカで申し込めるクレジットカードを2つご紹介します。
BankAmericard® Secured Credit Card
BankAmericard® Secured Credit Cardは、アメリカでの個人信用情報であるクレジットスコアを構築するための第一歩としておすすめのカードです。
年会費は無料。保証金として200米ドル~最大5,000米ドルを払うことで、保証金の額や収入などを考慮して利用可能額が決定されます。
Bank of Americaではさまざまなクレジットカードが提供されているので、このカードである程度クレジットスコアを構築してから、他のカードを新たに申し込むのも良いでしょう。
Discover it® Student Cash Back
Discover it® Student Cash Backは、その名の通り、キャッシュバックが大きなメリットのクレジットカードです。
年会費は無料。Discover it® Student Cash Backでは四半期ごとに5%のキャッシュバックを獲得できるカテゴリーが変わります。例えば、2024年10月~12月はAmazonや、ディスカウントストアのTargetでの買い物で5%のキャッシュバックが最大1,500米ドルまでもらえます。
海外留学中のクレジットカード利用の際の注意点
他国と比較して安全な日本とは違い、海外留学中は「ここは日本ではない」という意識を常に持って行動することが重要です。クレジットカードを扱う際も同様に、気を引き締めて利用するようにしましょう。特に、次の4つのポイントに気をつけて行動しましょう。
1. 海外キャッシングでは利息やATM手数料を確認する
海外ATMで現地通貨を引き出すことのできる便利な海外キャッシング機能ですが、事前に利息が何パーセントかかるのか、ATM手数料を確認するようにしましょう。
例えば、エポスカードの海外キャッシングの年利は18%、利用金額に応じて110円~220円(税込)のATM手数料および為替手数料がかかります。これに加え、別途ATM事業者がATM利用手数料を徴収する場合があるので注意しましょう。
2. DCC決済では必ず現地通貨を選択する
DCC決済とは、Dynamic Currency Conversionの略で、「外貨建てクレジットカード決済」を意味します。
ショッピングや海外ATMで、自国通貨または現地通貨での決済のいずれかを選択することができます。自国通貨を選択することで、後日クレジットカード会社からいくら請求されるかが事前に分かるというメリットがある一方、加盟店が独自に設定した手数料が含まれた為替レートが設定されており、割高となってしまいます。
手数料を節約するには、DCC決済では現地通貨を選択するようにしましょう。
3. 信用できないお店ではクレジットカードを使わない
海外のお店やタクシー、レストランなどでは、少しでも怪しいと感じたらクレジットカード決済はやめておきましょう。
スキマーと呼ばれるクレジットカードの情報を盗み取る機械を使って、スキミング被害に遭う可能性があります。クレジットカードを店員に渡す際には、クレジットカードから目を離してはいけません。もし、店員が怪しい行動をとっていたら、クレジットカードでの支払いを止めて、現金払いに変更しましょう。
4. カード会社の連絡先を控えておく
万が一、クレジットカードの紛失や盗難に遭ってしまった場合に備えて、クレジットカード会社の電話番号をメモして控えておきましょう。これによって、すぐにクレジットカードの利用を止めることができます。そして、現地の警察へも届け出て、ポリスレポート(被害届の受理書)も忘れずに受け取りましょう。これは保険求償の際に必要になります。
まとめ
今回は、海外留学におすすめの5つのクレジットカードをご紹介しました。 お得な特典が満載のクレジットカードが多いですが、海外利用時には事務手数料や各国際ブランドの基準レートが定められていることもクレジットカードを選ぶうえで考慮したいポイントです。
クレジットカードの他にもう一枚、Wiseなどの外貨のまま決済できるデビットカードも追加で持つのもおすすめです。海外留学には欠かせない海外送金のほか、マルチカレンシー口座で複数の外貨を保有することができるため、海外生活の強い味方となるでしょう。ぜひ自分のニーズに合ったカード選びの参考にしてください。
よくある質問
留学におすすめの決済方法は? 海外留学では、クレジットカードと現金払いの2通りの支払い方法を用意しておくのがおすすめです。先進国であっても、チップや電車の切符の購入、小さな商店ではまだ現金払いが根強く残っていることがあります。