海外留学中にATMで現金を引き出すおすすめの方法を解説!

高橋 美穂
ライター
石井 美南海
最終更新日
2026年3月30日

キャッシュレス時代とは言っても、海外留学などで多少の現金は必要ですよね。「海外のATMではどうやって現金を引き出したらいいの?」と疑問に思っていませんか?

海外での現地通貨引き出しにはいくつかの方法があり、気をつけないと高額なATM手数料を支払わなければならないことも。これを避けるためにも、事前によくリサーチしておくことが重要です。本記事では、とっさに現金が必要になったときに備えて、海外での現地通貨の引き出し方法について分かりやすく解説します。便利な国際プリペイドカードやクレジットカード、デビットカードで引き出す方法や、なかでも最もお得に現地通貨を引き出せるWise(ワイズ)デビットカードについてご紹介します。

Wise公式ページへ

留学中に海外ATMで現金を引き出す方法

海外留学中はなにかと生活費がかさみ、現金が必要になる機会も多くなりますよね。

とは言え、日本から海外へと大量の現金を手持ちで持ち込むことは紛失や盗難の可能性が高く、危険極まりない行為です。

なお、出入国時に携行できる現金額は、各国の税関で定められています。例えば、アメリカでは1万米ドル、EU諸国では1万ユーロ以上の場合は税関で申告する義務があります。

留学中にATMで現金を引き出すには、日本の銀行やWiseのようなオンラインサービスを利用して、現地で現金を引き出すのが安全と言えるでしょう。具体的には、デビットカード、クレジットカード、海外プリペイドカード、現地の銀行口座開設の4つの方法が挙げられます。一つずつ、見ていきましょう。

国際キャッシュカードはまだ使える?

国際キャッシュカード(インターナショナルキャッシュカード)とは、普段使用している日本の預金口座から海外ATMで現地通貨を引き出せるキャッシュカードです。結論から言うと、国際キャッシュカードのサービスはすでに終了してます。

以前は、日本の主要銀行の多くで発行されていた国際キャッシュカードですが、順次サービスを終了しています。

  • みずほ銀行:みずほインターナショナルキャッシュカード(貯蓄預金型):2014年2月28日をもって終了

  • 三井住友銀行:国際キャッシュカードサービス:2018年3月31日をもって終了

  • SBI新生銀行:インターナショナルキャッシュサービス:2018年12月8日をもって終了

国際キャッシュカードに代わるサービスとして、デビットカードが台頭しています。なかには、国際ブランドのVisaやMastercardの決済機能が搭載されているものもあり、海外で決済できるものもあります。

日本の銀行のデビットカードで海外で引き出し

デビットカードとは、銀行口座と紐づけられた決済カードで、大手銀行やネット銀行などの金融機関が発行します。クレジットカードのようにお店やインターネットショッピングで決済ができます。使ったその場で銀行残高から支払い代金が即座に引き落としされます。

デビットカードを使って海外ATMで現金を引き出す場合、日本にいる間に口座に入金しておけば、海外提携ATMで現地通貨を出金できます。ただし、持っているデビットカードが海外利用に対応しているかどうか、事前に確認しましょう。

デビットカードのなかには、外貨口座を開設しておき、外貨残高があれば、外貨のまま決済や海外ATMでの現金引き出しに利用できるものもあります。

国内利用時とは異なり、海外でデビットカードで決済する際にはカード会社ごとに海外利用手数料が請求される場合があるため、あらかじめ確認しておくと安心です。


説明

メリット

  • 原則、クレジットカードのような審査がない

  • 口座残高分しか決済できないため、使いすぎを防げる

  • VisaやMastercardなど国際ブランド搭載なら、海外でも使用できる

  • 使用後、即座に口座から引き落とされるため、家計の管理がしやすい

デメリット

  • デビットカードによっては海外ATM利用時、別途海外事務手数料が発生する

  • 分割払いやリボ払いができない

  • 口座残高がないと使用できない

Wiseデビットカード

Wiseが発行する「Wiseデビットカード」なら、海外留学中や海外赴任中に便利かつお得に現金を引き出すことが可能です。

Wiseデビットカードは、マルチカレンシー口座の残高と紐づいています。マルチカレンシー口座では、40通貨以上を保有して両替や海外送金が可能です。さらに、英ポンド、ユーロ、米ドルといった主要通貨を含む20通貨以上の現地口座情報を取得できるため、海外留学中に現地通貨での給与受取口座として利用できます。

Wiseデビットカードは、海外ATMで現金を引き出すことができます。引き出し手数料は 1か月あたり最大25,000円相当額までは手数料無料で出金できます。回数制限はありません。

毎月の無料枠を超えた金額に対しては、一回につき100円の固定手数料に加え、25,000円を超えた金額 +1.75%と格安な手数料で引き出しが可能です。

適用される手数料はカード発行国と利用者の居住国によって異なります。詳しくは、ATMでの現金の出金手数料についてをご覧ください。

もし、Wise口座に決済したい通貨を保有していれば、出金金額はそのまま該当通貨から引き落としされるため、為替手数料はかかりません。万が一Wiseデビットカードに必要な通貨口座を持っていなくても、手数料が最も安くなる通貨から自動で両替、決済されます。

なお、日本国内で口座を登録している場合は、原則としてWiseアカウント内に100万円相当までしか保有することができません。ただし、Wiseで利用する資金に限り、必要な設定を行えば、最長6カ月間、最大2,000万円相当まで保有限度額の引き上げが可能です。


説明

メリット

  • 年会費無料

  • 40以上の通貨の保有が可能

  • 両替手数料は0.73%~*(1)

  • 1か月あたり25,000円相当額まで海外ATM引き出し手数料無料*(2)

  • 20通貨以上を受け取れる口座情報の取得が可能

  • 最長6カ月間、最大2,000万円相当まで保有限度額の引き上げが可能

デメリット

  • 分割払いやリボ払いができない

  • 口座残高がないと使用できない

*(1)通貨・金額によって変動 *(2) 2026年4月30日までは月2回、30,000円相当額まで海外ATM引き出し手数料無料

日本のクレジットカードで海外ATMで引き出す

クレジットカードとは、カード会社から個人の信用情報に基づいて発行されるキャッシュレス決済カードです。

クレジットカード発行にはカード会社による審査があり、審査を通過するとクレジットカードが発行されます。クレジットカードにはVISAやMastercard、JCBといった国際ブランドが搭載されており、日本国内だけでなく、海外加盟店でも決済が可能です。

海外でお金を引き出す際、日本のクレジットカードの「海外キャッシング」機能を使えば、ATMで現地通貨を引き出すことができます。ただし、あくまでもキャッシング(借入)扱いとなるため、各カード会社が定めた利息を支払う必要があります。

また、近年は海外ショッピング利用時の「海外事務手数料」の値上がりが続いています。たとえば、エポスカードは2025年7月に海外事務手数料を2.20%から3.85%へ変更しました。クレジットカードを海外で使用する際は、各種手数料に注意が必要です。


説明

メリット

  • 海外キャッシングでATMでの現金引き出しが可能

  • 現金を持ち歩く必要がない

  • 分割払いやリボ払いが可能

  • ポイントやマイルがたまる

デメリット

  • 海外キャッシングの利息が高い(年率18.0%程度)

  • 海外事務手数料が1%~3%程度かかる

  • 使いすぎる可能性がある

  • 不正利用のリスクがある

  • 分割払いやリボ払いなどは所定の金利が発生する

海外プリペイドカード

海外で現金を引き出すのに便利なのが、海外プリペイドカードです。その名の通り、プリペイドカードのため、渡航前にチャージ(入金)しておいた残高内でクレジットカードのようにお店で買い物ができたり、キャッシュカードのように海外ATMで現地通貨を引き出すことができます。

海外プリペイドカードのなかには、アカウントに複数の外貨を保有して、自由に好きな通貨に両替できる海外利用に特化したプリペイドカードもあります。ただし、プリペイドカードによってはATM引き出し手数料が別途発生する場合があるので、注意が必要です。


説明

メリット

  • 審査不要

  • 海外ATMで現地通貨の出金が可能

  • VISAやMastercardなど国際ブランド搭載のプリペイドカードなら、加盟店で決済可能

  • チャージ(入金)しておけば、両替の手間が省ける

デメリット

  • 分割払いやリボ払いができない

  • 口座残高がないと使用できない

  • チャージ手数料・海外事務手数料・ATM引き出し手数料・為替手数料など各種手数料がかかる場合がある

海外留学先で銀行口座を開設し、海外の銀行口座から現金を引き出す方法 

最後に、海外留学先の現地銀行で銀行口座を開設して、家族から銀行口座に海外送金してもらうという方法もあります。

長期の海外留学では、現地の銀行口座を開設しておくと便利でしょう。アルバイト収入など現地通貨の受取りや、家賃や授業料など、ダイレクトデビット(口座引き落とし)で支払う機会もあるかもしれません。最近では、WiseRevolut(レボリュート)のようなオンラインサービスが人気で、オンラインで簡単に口座が開設できます。

現地銀行口座を開設したら、ご家族などにWiseのような海外送金サービスを利用して銀行口座に直接現金を送金してもらい、現地ATMで現金を引き出すという方法が可能です。

Wiseを利用した海外送金なら、中継銀行を挟まずに送金ができる仕組みのため、従来の銀行を使った海外送金と比較して、より早く、より格安な手数料で送金できます。

Wise公式サイトへRevolut公式サイトへ

説明

メリット

  • 収入や支払いがある場合、現地通貨で給与受け取りや支払いが可能

  • 銀行口座に紐づいたデビットカードを発行すれば、日常の買い物に利用可能

デメリット

  • 短期留学の場合は口座開設できないことがある

  • 現地の言語で銀行口座開設の手続きをする必要がある

  • 海外の銀行口座は口座維持費が発生する場合がある

海外ATMの使い方

ここでは、海外留学中に現金を引き出す際の海外ATMの基本的な使い方について解説します。なお、人目のつく路面上のATMや夜間の利用は避け、できるだけ金融機関や空港内など安全な場所のATMを利用するように注意しましょう。

  1. キャッシュカードやデビットカードを挿入する。

  2. 使用言語を選択する。

  3. 取引内容を選択する。(英語で引き出しの場合は、”Withdrawal”を選択)

  4. 引き出し金額を入力または選択する。

  5. 暗証番号を入力する。

  6. カード・現金・利用明細を受け取る。

国や機械によって若干手順は異なる可能性がありますが、おおむね上記の手順で現金の引き出しが可能です。

海外ATMの引き出し手数料 

海外ATMで引き出しの際に気をつけたいのが、各種手数料です。

海外ATM手数料とは?

海外ATMで引き出しする際には、手数料が発生します。

手数料には、主にATMを設置している金融機関に対する手数料と、カード発行元に対するATM利用手数料があります。カード発行元に対する手数料は、契約やプランによって変わりますので、事前にカード発行元に確認しましょう。

海外事務手数料・両替手数料とは?

海外ATM手数料の他に注意したいのが、海外事務手数料と両替手数料です。

海外事務手数料・両替手数料とは、日本円建てのカードを海外で決済をしたり、現金を引き出す際に発生する手数料です。

例えば、ソニー銀行のSony Bank WALLETでは、海外ATMで現地通貨引き出し時に事務処理経費として1.79%(2026年2月現在)が発生します。この手数料は、国際ブランドのVISAやMastercardなどが定める為替レートに海外取引きにかかる事務処理経費として手数料が上乗せされたものです。

この海外事務手数料・両替手数料は各金融機関やカード会社によって変わりますが、一般的に、1.6〜3%程度かかります。

つまり、海外でカード決済やATMで現地通貨を引き出す際にかかる費用は以下になります。

海外利用手数料

国際ブランド基準為替レート× 使った外貨額 × 海外事務手数料 (%)

例として、2026年2月21日にSony Bank WALLET(VISAデビット)を使って、アメリカで100ドルをATMで引き出した場合の海外利用手数料を計算してみましょう。計算時点のVISAインターナショナルが定める基準レートは、1USD = 158.45円でした。

上の計算式で計算すると、海外利用手数料は以下となります。

158.45円 × 100ドル  × 1.79% = 約283.62円

Sony Bank WALLETの海外利用手数料は比較的低い設定となっており、手数料は約283円でした。海外利用手数料は各カード会社によって異なるため、できるだけ手数料が安いカードを選ぶとお得に利用できます。

クレジットカードの海外キャッシング手数料(利息)とは?

海外キャッシングとは、クレジットカードの海外キャッシング機能で海外ATMから現地通貨を引き出すことができるサービスです。

海外キャッシングは手元に現地通貨がなかったり、近くに両替所がなかったりする場合にすぐに海外ATMから現金を引き出すことができることがメリットです。

しかしながら、海外キャッシングとはその名の通り、キャッシング(借入)のため、返済時にはカード会社が定める所定の利息(15%〜18%程度)が発生することに注意が必要です。さらに、海外ATMの手数料が別途かかる場合があるので、その点にも注意しましょう。

Wiseデビットカードなら、上限額までATM手数料無料 

ここまで海外で現金を引き出す方法をご紹介してきましたが、海外ATM手数料や上乗せされる海外事務手数料・両替手数料といった手数料がかかり、経済的とは言えません。

Wiseデビットカードなら、マルチカレンシー口座を活用して複数の通貨を一つの口座で保有、管理することができるだけでなく、格安な手数料でカード決済や現金の出金が可能です。マルチカレンシー口座に該当通貨を保有していなくても、Wiseが自動的に為替手数料の安い通貨を選択し、最も安い通貨で決済を行います。

Wiseデビットカードは、海外ATMの手数料*も格安です。先述したように、現金の引き出しは月に合計25,000円までは手数料無料。無料枠を超過した場合でも1回の取引につき100円の固定手数料に、25,000円を超過した分に対して1.75%の手数料と格安です。手数料は居住国やWiseデビットカードの発行国によって変わりますので、詳しくはWiseの公式ページのATMでの現金の出金手数料についてをご覧ください。

Wiseの口座を開設する🏦

*2026年4月30日までは30,000円相当額まで海外ATM引き出し手数料無料

海外留学中にATMで出金する際の注意点 

最後に、海外留学や海外滞在中にATMで引き出す際のセキュリティ上の注意点をご紹介します。

日本は比較的安全な国と言われていますが、海外ATMで現金を扱う際には細心の注意が必要です。具体的には以下の項目に注意しましょう。

  • 高い手数料を避けるために、街中に独立して設置されているATMは避け、銀行に併設されているATMを利用する。

  • 周囲から見えにくいATMや暗い場所に設置されているATMは避ける。

  • 利用明細は必ず持ち帰る。

  • 夜間は信頼できる人に同行してもらって利用する。

まとめ |海外での現金引き出しなら、手数料が最安のWiseがおすすめ

留学中に海外ATMで現金を出金する最もおすすめの方法は、「手数料の安さ」「利便性」を考慮すると、Wiseデビットカードと言えます。

カードの種類

換算レート

手数料

外貨保有

Wiseデビットカード

ミッドマーケットレート

最大25,000円相当額までは無料

(回数制限なし)*(1)

日本の銀行デビットカード

国際ブランドの基準レート

・ATM手数料

・海外事務手数料

銀行によっては可

(外貨口座の開設要)

クレジットカード

国際ブランドの基準レート

・ATM手数料

・利息 通常 約18%程度

不可

海外プリペイドカード

国際ブランドの基準レート

・ATM手数料

・事務手数料

カードによっては可

*(1) 2026年4月30日までは月2回、30,000円相当額まで海外ATM引き出し手数料無料

Wiseデビットカードは、1つのアカウントを持っていれば複数の通貨を保有でき、海外ATMの手数料やレートも他のカードと比較して格安です。クレジットカードと比べても、使いすぎを防止できる点で留学生にもぴったりと言えるでしょう。

これから海外留学予定の方や、海外に滞在する予定のある方は、便利かつお得に利用できるWiseマルチカレンシー口座やデビットカードをぜひ活用してみてくださいね。

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留学中に現金を引き出す方法についてよくある質問

海外留学中にATMで現金を引き出すには?

デビットカードや、クレジットカードの海外キャッシング、海外プリペイドカードで現地通貨を引き出すことができます。

海外留学中に国際キャッシュカードで現金を引き出すことはできますか?

国際キャッシュカードのサービスはすでに終了してます。代わりに各銀行が発行しているデビットカードで現地通貨を引き出すことができます。

海外留学中に現金を下ろすのにかかるATM手数料は?

海外ATM手数料には、主にATMを設置している金融機関に対する手数料と、カード発行元に対するATM利用手数料があります。たとえば、エポスカードの海外キャッシングの際のATM手数料は、利用額1万円以下の場合は110円(税込)、1万円超の場合は220円(税込)です。(2026年2月現在)