ドバイで不動産投資・購入できる?価格や税金、住宅ローンなどを解説

高橋 美穂
石井 美南海
Last updated
2024年12月19日

「ドバイの不動産投資ってどうなんだろう?」「日本人でもドバイの不動産は購入できる?」とお考えの方に向けて、ドバイの不動産投資や購入、価格、ビザについて解説します。

税制優遇や治安の良さなど、不動産投資で注目を集めているアラブ首長国連邦 (UAE) の都市・ドバイ。会社法の枠外に置かれるジェベル・アリ・フリーゾーンでは、100%外国資本による会社所有が可能だったり、法人税や所得税の免除が受けられたりと、さまざまな優遇措置が講じられていることが大きな魅力です。

さらに本記事では、海外不動産購入には欠かせない海外送金の手数料を大幅に削減できる送金サービスWise(ワイズ)についても併せてご紹介します。ドバイ不動産投資や、移住を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

日本人はドバイで不動産を購入できる?

はい、私たち日本人でも外国人としてドバイで不動産投資や購入が可能です。

外国人はドバイのジェベル・アリ・フリーゾーン内 (Freehold area) と呼ばれるいわゆる経済特区に限り、以下の2種類の不動産所有権を取得できます。

  • フリーホールド所有権 (Freehold)

ドバイ政府が指定した区域内で、購入者が土地と建物を完全所有権を取得できます。ドバイ土地局(DLD : Dubai Land Department)から土地所有者として政府登録簿に登録し、フリーホールド所有権証書が発行されます。

  • 借地権所有権 (Leasehold)

借地権付き不動産所有権では、購入者は一定期間(最長99年間)の長期借地権を取得できます。

ドバイでの不動産所有資格と必要書類

日本人が外国人としてドバイで不動産を購入するには、以下の資格と書類が必要になります。

<不動産所有資格>

  • 年齢制限なし

  • ドバイ非居住者・居住者問わず、外国人でも所有可能

  • 規則第3号(2006年)第3条に指定されている土地区画に限り所有可能

<必要書類>

  • 有効なパスポート

  • エミレーツID(UAE居住者の場合)

  • 収入証明

  • 銀行取引明細書

  • ディベロッパーからのNOC (No Objection Certificate:不反対証明書)

NOCとは、不動産取引において当事者間で法的に問題なく取引を進められることを証明する書類です。

  • 物件の詳細

  • 購入契約書

  • 支払い証明書

  • 販売者の身分証明書 など

ドバイで不動産を購入する流れ

外国人としてのドバイでの不動産購入は、一般的に以下の流れで進められます。ドバイでの契約手続きは主に電子取引となり、比較的速やかに進めることができます。

  1. 希望のフリーゾーンを選定

ドバイで不動産を購入できるエリアはフリーゾーン内に限定されています。まずは、不動産投資または居住用物件など、目的に合うエリアを選定しましょう。

  1. オフプラン(プレビルド:未完成)物件または既存物件を選定

オフプランとは、完成していない物件を意味します。オフプラン、既存物件のいずれにもメリット・デメリットがあるため、よく検討して選定しましょう。

  1. 希望エリアと物件の種類が決まったら、不動産ブローカーを選定

信頼できる不動産ブローカーを選定することは非常に重要です。ドバイでは、不動産ブローカーは不動産規制局(RERA:Real Estate Regulatory Agency)への登録、ライセンスの取得、毎年の宅地建物取引士資格の更新が義務付けられています。日本に居住している場合は特に、ドバイのブローカーを通じて物件の最新情報や優良物件情報を集めるようにしましょう。

  1. 資金調達

必要に応じて、銀行ローンで融資を申し込みます。住宅ローンについては、記事の後半で別途詳しくご説明します。

  1. 物件の選定

適切な物件が見つかったら、不動産ブローカーを通じて価格交渉と予約契約を行い、手付金の支払いや契約書への署名を進めます。

  1. ドバイ土地局での登録

契約を締結後、ドバイ土地局 (DLD) で所有権移転および不動産譲渡証書を取得する手続きを行います。

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ドバイの不動産価格はいくら?

先に述べたように、外国人がドバイで不動産が購入できるのはフリーホールドゾーンに限定されています。ここでは、フリーゾーンで人気のあるエリアの平均不動産価格をチェックしていきましょう。

エリア・物件平均価格 *1

Jumeirah Village Circle

(ジュメイラ・ビレッジ・サークル)

AED 895,000(約3,769万円)

Business Bay

(ビジネス・ベイ)

AED 1,600,000(約6,560万円)

Dubai Hills

(ドバイ・ヒルズ)

AED 2,200,000(約9,020万円)
Dubai Marina
(ドバイ・マリーナ)
AED 2,300,000(約9,430万円)

Jumeirah Lakes Towers

(ジュメイラ・レイク・タワーズ)

AED 1,400,000(約5,740万円)


Meydan One

(メイダン・ワン)

AED 733,700(約3,008万円)


Arjan

(アルジャン)

AED 914,200(約3,748万円)


Dubai Land Residence Complex

(ドバイ・ランド・レジデンス・コンプレックス)

AED 719,900(約2,951万円)


Madinat Al Mataar

(マディナト・アル・マタール)

AED 3,100,000(約1憶2,710万円)


Dubai Sports City

(ドバイ・スポーツ・シティ)

AED 831,700(約3,410万円)


2024年12月15日時点での情報を基に作成、* 1ディルハム(AED)=約41円(2024年12月15日時点のレート)

ドバイマリーナやジュメイラ・レイク・タワーズは日本人から人気の高い注目エリアです。

アラブ中央銀行が2024年6月の資料「四半期経済レビュー (Quarterly Economic

Review)」によると、2024年1月から4月にかけて、ドバイの住宅物件販売価格の中央値は3.9%上昇したと公表しています。

アパートの価格は前年比+ 13.7%、ヴィラの価格は前年比+ 12.2%の上昇を記録し、価格高騰が続いています。

また、不動産購入費のほか、以下の諸費用が追加でかかります。

  • ドバイ土地局(DLD)手数料

物件販売価格の4% + AED 580

  • 付加価値税(VAT)

商業不動産の売買にのみ5%課税。建設から3年以内に提供される新築の居住用不動産(初販に限る)に対しては非課税

  • 不動産登記費用 (Title Deed)

不動産価格が500,000 AED以下の場合:2,100 AED

不動産価格が500,000 AED以上の場合:4,200 AED

  • 不動産登記 (Title Deed) 保険料

250AED=約10,250円(*1)

  • 抵当権登録手数料

物件価格の0.25%

  • 抵当権登録管理手数料

290 AED=約11,890円(*1)

* 1ディルハム(AED)=約41円(2024年12月15日時点のレート)

  • 代理店手数料

販売価格の2~3%程度

ドバイの固定資産税

2024年12月現在、ドバイでは固定資産税はありません。

ただし、物件購入に伴い、上記の物件価格以外の費用が発生するため、不動産価格以外の資金も確保する必要があります。

政府の政策により税率や各種手数料は変更する可能性があるため、ドバイ政府の最新の税制を確認するようにしておきましょう。

ドバイで不動産を購入する際の頭金はいくら?

初めてドバイで不動産を購入する際には、最低でも購入価格の20%の頭金が必要です。

もし、2件目の物件を購入する際は20%以上の頭金が必要になる可能性もあります。そのため、物件を確保するためにも十分な現金を用意しておくのが望ましいでしょう。

頭金を支払う際に避けて通れないのが、日本からドバイへの海外送金です。

不動産購入には多額の送金が必要になりますが、日本の銀行から送金する場合には高額な手数料と為替手数料が発生します。海外送金サービスを利用することで、このような手数料を大幅に節約することができます。

海外送金サービスのWiseでは、一定額以上の送金を超えると、自動割引が適用されるほか、為替レートには一切手数料が上乗せされていません。銀行で送金する際にかかる高額な手数料を一切省いた独自システムにより、安全かつリーズナブルでスピーディーな海外送金を実現しています。

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ドバイで不動産が最も安いエリア

「お手頃な価格でドバイ不動産を購入したい」という方に向けて、ドバイのフリーホールドエリアで最も安い4つのエリアをご紹介します。

下記4エリアはアパートメントを比較的安くできるエリアです。それぞれの平均販売価格を見ていきましょう。

エリア・物件スタジオ1ベッド2ベッド3ベッド

International City

(インターナショナル・シティ)

AED 381,000

(約1,562万円)(*1)

AED 550,000

(約2,255万円)

AED 959,000

(約3,931万円)

AED 1,440,000

(約5,904万円)

Discovery Gardens

(ディスカバリー・ガーデンズ)

AED 510,000

(約2,091万円)

AED 763,000

(約3,128万円)

N/AN/A

DAMAC Hills 2

(ダマック・ヒルズ2)

AED 455,000

(約1,866万円)

AED 680,000

(約2,788万円)

AED 1,014,000

(約4,157万円)

AED 1,729,000

(約7,089万円)

Dubai Investment Park (DIP)

(ドバイ・インベストメンツ・パーク)

AED 300,000

(約1,230万円)

AED 471,000

(約1,931万円)

AED 730,000

(約2,993万円)

N/A


2024年12月15日時点での情報を基に作成、* 1ディルハム(AED)=約41円(2024年12月15日時点のレート)

  • インターナショナル・シティ

お手頃な販売価格で物件を購入できることで投資家から知られているエリアです。賃貸物件の需要が高く、比較的早い利回りが期待できるとされています。

  • ディスカバリー・ガーデン

ディスカバリー・ガーデンはドバイで安価な物件を購入できる人気のあるエリアの一つです。家族向けの物件を探している場合も、投資用物件を探している場合のいずれも検討する価値のあるエリアと言えます。

  • ダマック・ヒルズ2

DAMAC(ダマック)はドバイの最大手不動産ディベロッパーの一つです。ダマック・ヒルズ2はまだ工事中で、2026年12月の完成が見込まれています。ダマック・ヒルズ2は自然をコンセプトにしており、エネルギー効率の高い素材や太陽光発電の温水システム、環境に優しい照明や至る所への樹木などドバイ初のグリーンコミュニティとなっています。

  • ドバイ・インベストメンツ・パーク(DIP)

ドバイ・インベストメント・パークは商業施設と住宅施設が混在するコミュニティ。近隣にはいくつかの有名な学校があり、特にファミリー層に人気があります。アル・マクトゥーム国際空港にも近く、交通の便が良いことも魅力です。

不動産価格が上昇する要因

一般的に、ドバイの不動産価格が上昇する要因としては以下の事柄が挙げられます。

  • 供給不足

ドバイの住宅価格は、絶え間ない需要によって上昇傾向が続いています。2024年現在、需要が供給を上回る状況にあり、不動産会社Knight Frank(ナイトフランク)の分析によると、ドバイの不動産価格は住宅供給不足により2025年に8%上昇すると予想されています。

  • インフレや金融資産のリスク

世界経済の悪化により、実物資産として不動産が注目されています。インフレが加速すると、不動産投資が有効な選択肢となり、需要が上昇する傾向があります。インフレが落ち着くと、不動産価格は上昇ペースが緩やかになることが見込まれます。

不動産購入後に必要な維持費

海外不動産を購入する上で忘れてはいけないのが、維持費(ランニングコスト)です。ドバイでの不動産での年間維持費はいくらかかるのでしょうか?なお、為替レートは1ディルハム(AED)=約41円(2024年12月16日時点)で換算しています。

<固定費>

  • サービス料

建物管理者に対して支払う共用部の管理費、清掃費、修繕費、セキュリティ費などです。ドバイ土地局 (DLD) によって費用の指標が提供されており、平方フィート当たりの面積で算出されます。

  • ドバイ電気水道局(DEWA)の保証金

DEWAはドバイの電気と水道を管理する国営企業です。初回利用に伴い、保証金の支払いが必要になり、金額は物件の種類によって異なります。

アパートメント:AED 2,000(約83,000円)

ヴィラ:AED 4,000(約167,000円)

保証金は、不動産売却の証明をもって返金されます。

  • 保険料

保険は必須ではありませんが、家財保険に加入する場合、年間保険料はAED 1,000(約4万円)程度かかります。

  • 住宅ローン

住宅ローンを利用する場合は、月々の返済と金利が発生します。

ドバイの不動産投資はおすすめ?

ドバイの不動産投資に限らず、海外不動産投資は常にリスクと隣り合わせのため、一概におすすめとは言い切れません。ネットの情報を鵜呑みにせず、次に解説するメリットやデメリットも踏まえて、判断に活かしてください。

ドバイの不動産購入のメリット・デメリット

外国人としてドバイで不動産を購入すると、次のようなメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット

✅税制優遇の恩恵を受けられる

✅先進国と比較して不動産価格のコストパフォーマンスが良い

✅高い賃貸利回りが期待できる

✅長期滞在ビザが取得できる

❌為替リスクがある

❌税制の変更リスクがある

❌外国人に対する融資が期待できない

まず、ドバイに外国人が多く集まる理由の一つとして、税制優遇が挙げられます。

ドバイでは個人所得税は0%、法人税も9% *(1)と、他国と比べて非常に低い税率です。ドバイでは以前は法人税は非課税でしたが、2023年6月が導入されました。ただし、課税対象となるのは年間所得が37万5,000 AED(約1,568万円)*(2) を超える企業のみで、同金額以下の小規模事業者は対象外とされています。

日本の法人税は会社の規模にもよりますが、基本的に23.2% *(1) となっており、ドバイの倍以上の税率となっています。このような税制優遇により、日本からはパナソニックやソニーといった日系企業が多くがドバイのフリーゾーンに進出しています。

ドバイの不動産は先進国と比べて不動産価格のコストパフォーマンスが優れていることもメリットです。投資に対する利回りも高く、ヴィラの場合は約5~7%、アパートの場合約6~ 8%程度と言われています。

ビザが取得できることも不動産投資の大きなメリットです。ドバイでは、購入時に750,000 AED以上の不動産に投資した人に対して、2年間の更新可能な滞在許可を申請することができます。さらに、2,000,000 AED以上の不動産投資した場合は10年間の滞在許可が得られるゴールデンビザ (Golden visa) が取得できます。

一方、デメリットとしては、為替リスクがあることが挙げられます。

ディルハムと米ドルは「ドルペッグ  (Dollar-Peg)」と呼ばれる固定レートが導入されており、1米ドル=3.6725 AEDで取引されます。円安が続く日本では、今後円高になれば、為替差損が発生することが予想されるため、ドル円のレートは常に気に掛ける必要があるでしょう。

税制変更のリスクにも注意が必要です。

税制優遇が魅力的なドバイですが、法人税のように課税に移行していく可能性もあります。また、ドバイの銀行では外国人に対する融資が得られにくい傾向があり、綿密な資金計画が必要です。

*(1) 2024年12月15日現在、*(2) 1ディルハム(AED)=約41円(2024年12月15日時点のレート)

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ドバイでは不動産を購入すべき?賃貸すべき?

ドバイ居住目的で不動産を探している方のなかには、「不動産を長期間賃貸するなら、購入した方が安いのでは?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。

ドバイには、通常の賃貸物件以外にも、長期滞在向けの家具付きサービスアパートメントやAirbnbなども多くあります。期間限定の移住であれば、リスクを負わずに賃貸物件を探すのも良いでしょう。長期滞在であれば、2024年現在、需要が供給を上回っている市況で不動産を購入するのは良いアイデアかもしれません。

なお、ドバイでの賃貸は1年間分の賃料を前払いする年払い制です。賃貸であっても、事前にまとまった資金が必要であることを考慮した上で計画を進めましょう。

最新 ドバイ不動産市場の動向

アメリカの経済誌・フォーブスによると、2025年のドバイ不動産市況は、引き続き高い需要が予測されています。

住宅市場では、中・高級物件の需要は継続して増加が見込まれ、世界中のセレブが集うパーム・ジュメイラ (Palm Jumeirah) のような高級住宅地区は依然として富裕層からの人気を集め、中程度の価格の住宅投資も期待できるとしています。

また、2025年はその他の開発が進むドバイ・サウス (Dubai South)やアル フルャン (Al Furjan)、モハメッド・ビンラシッド・シティ (Mohammed Bin Rashid City)のような地域は近代的なインフラや魅力的な価格帯で投資家の注目を集めるだろうと予測しています。

不動産購入における資金調達や住宅ローン

ドバイ不動産購入にあたり住宅ローンを利用したい場合、日本国内の銀行またはドバイの銀行で融資の申込みが可能です。

日本の銀行の場合、海外不動産投資にも利用できるローン商品もありますが、海外不動産投資はリスクが高いとされ、融資条件が厳しくなる傾向があります。

ドバイの銀行の住宅ローンは、外国人でも申込みが可能な商品があります。

例えばMashreqbankの場合、最低月収がAED 15,000(約61.5万円)*(1)以上の給与所得者または個人事業主のUAE国民または在住外国人であることに加え、年齢制限として給与所得者の場合は21歳~65歳まで、個人事業主の場合は21歳~70歳までなど、特定の要件を満たす必要があります。

現金で購入する場合、「いかに安く、早く、安全に送金するか」ということも懸念点として挙げられるでしょう。日本からドバイへ高額送金する際には、銀行よりも海外送金サービスのWiseを利用することで、この3つの点を解決することができます。

従来の銀行での海外送金は、SWIFT(スイフト)と呼ばれるネットワークを利用するため、中継銀行手数料、為替手数料、受取手数料といった手数料がかさむことがデメリットでした。Wiseでは独自の送金システムにより0.6%~と安い送金手数料や為替手数料ゼロで送金できるだけでなく、最高1億5,000万円まで *(2) の高額送金が可能になりました。

さらに、月間20,000 GBP以上(または別の通貨の相当額)を送金すると、この金額を超えた分の手数料が安くなる自動割引も適用されるメリットもあります。Wiseを活用すれば、無駄な手数料を大幅に節約することが可能です。

*(1) 1ディルハム(AED)=約41円(2024年12月15日時点のレート)、*(2) 日本の住所で会員登録している場合

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外国人としてドバイで不動産を購入する際のポイント

海外不動産の投資先で勢いのあるドバイですが、外国人として購入、取引するにあたって気をつけておきたいポイントを整理していきましょう。

  • 信頼できる不動産業者を選定する

ドバイで不動産を購入する際は、ドバイのディベロッパー、ドバイの不動産業者、日系の不動産業者から購入する方法のいずれかになります。現地の言語(アラビア語や英語)が堪能でない場合、法外な価格を請求されたり、騙されたりということも少なくありません。問い合わせに対してしっかり受け答えができたり、実績が豊富な信頼できる業者を選択するように心がけましょう。

  • 税制や商習慣をしっかり理解する

税制優遇が大きな魅力のドバイ不動産ですが、近年も法人税を導入したり、2025年には30%の酒税を再導入したりと法改正も行われています。また、不動産ビジネスの商習慣も日本とは大きく異なるため、入念なリサーチが欠かせません。

  • 政情や市況を常にチェックする

ドバイに限らず、海外不動産は世界経済に大きく影響を受けます。常に世界経済の情勢やドバイの市況をチェックして、予想を立てていくことが重要です。

ドバイの不動産業者や情報の探し方

ドバイでより良い物件に巡り合うために、さまざまな情報源が必要です。ここでは、ドバイの不動産物件ポータルサイトを2つご紹介します。

ドバイの不動産ポータルサイト

Propertyfinder

Propertyfinderは掲載数が多く、ドバイの代表的な不動産ポータルサイトです。主にドバイの不動産市場をターゲットに、商業用物件と住宅用物件の両方を検索することができます。

Bayut

Bayutも、Propertyfinderに並ぶ豊富な物件掲載数の不動産ポータルサイトです。ドバイの賃料上昇グラフや不動産評価、その他の不動産動向に関する有益な最新情報を入手することができます。

まとめ

日本人を含む海外の多くの投資家から注目を集めるドバイ不動産。海外不動産の購入はリスクはつきものですが、常にドバイの不動産市況や世界情勢をチェックするなど入念な情報収集により、リスクを最小限に抑えることができるでしょう。

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よくある質問:ドバイでの不動産購入

日本人はドバイで不動産を購入できますか?

はい、日本人でもドバイで不動産を購入することができます。ジェベル・アリ・フリーゾーン内 (Freehold area) と呼ばれる経済特区内であれば、フリーホールド所有権や、最長99年間の借地権所有権を取得できます。

ドバイで不動産を購入するには、いくら頭金が必要ですか?

初めてドバイで不動産を購入する場合、居住者の場合は最低、購入価格の20%の頭金が必要です。

ドバイの不動産購入はおすすめですか?

ドバイの不動産購入に限らず、海外不動産の購入は常に世界情勢や為替リスクといったリスクと隣り合わせのため、一概におすすめとは言いきれません。ただし、不動産会社Knight Frank(ナイトフランク)の分析によると、ドバイの不動産価格は住宅供給不足により2025年に8%上昇すると予想されており、引き続き高い需要が見込まれています。