RevoltとWorldRemitを比較!安く海外送金できるのはどっち?
Revolt(レボリュート)とWorldRemit(ワールドレミット)は、安く海外送金ができると人気のサービスです。この記事では、RevoltとWorldRemitの海外送金を徹底比較。手数料やレート、かかる時間、使いやすさなどを比べています。
結論:Revolutは送金手数料・為替手数料無料で送金できます。ただし、中継銀行手数料に要注意です。また、海外送金以外の機能も充実しています。WorldRemitは豊富な入金・受取方法が選べ、即時で着金することもあります。しかし、為替レートに手数料が上乗せされているので気をつけましょう。
一目で分かるRevoltとWorldRemit
まずは、RevoltとWorldRemitの機能を比較しました。
Revolut | WorldRemit | |
---|---|---|
送金可能国・通貨 | 約150カ国・30通貨以上 | 約130カ国・70通貨以上 |
銀行口座への送金 | ✅ | ✅ |
現金への送金 | ❌ | ✅ |
モバイルマネーへの送金 | ❌ | ✅ |
マルチカレンシー口座 | ✅ | ❌ |
デビットカード | ✅ | ❌ |
ビジネスアカウント | ❌ | ❌ |
海外送金に特化したWorldRemitは、対応通貨数が多いのが特徴。送金の受け取り方法も銀行口座や現金、モバイルマネーなど、多様な選択肢の中から選ぶことができます。
対してRevolutは銀行口座あての送金のみ。しかし、海外送金以外にも複数の通貨を保有できるマルチカレンシー口座や、外貨決済にお得なデビットカードなどの機能も利用できます。
残念ながら、RevolutとWorldRemitはビジネス利用には対応していません。法人向けの海外送金サービスなら、Wise(ワイズ)を検討してみても良いですね。
RevolutとWorldRemitを比較:重要な点
次に、RevolutとWorldRemitの海外送金の重要な点を比較しました。
Revolut | WorldRemit | |
---|---|---|
送金手数料 | 無料(ただし中継銀行手数料が発生する場合がある) | 150〜600円 |
両替レート | 実際の為替レート(※) | 為替手数料を上乗せした独自のレート |
着金までの時間 | 即時〜数営業日 | 即時〜2営業日程度 |
サービス | アプリ、デスクトップ | アプリ、デスクトップ |
安全性 | 関東財務局より第2種資金移動業者として登録 | 関東財務局より第2種資金移動業者として登録 |
レビュー・口コミ | TrustPilotにて4.3点/5点中(レビュー145,226件) | TrustPilotにて4.0点/5点中(レビュー84,629件) |
(※)為替市場営業時間内(ニューヨーク時間の日曜日午後6時~金曜日午後5時)の場合。為替市場営業時間外は1%の為替手数料が上乗せされる。また、スタンダード会員が月75万円以上の両替を行う場合は、0.5%の手数料が追加。
Revolutは海外送金手数料が原則無料です。また平日であれば為替手数料も気にせず送金できます。
WorldRemitは送金手数料が格安ですが、両替レートに為替手数料が含まれています。現金
での受取では即時で着金するため、できるだけ速く送金したい人におすすめです。
両社とも関東財務局より資金移動業者としての登録を受けています。ユーザーからの評価も高く、安心して利用できるでしょう。
RevolutとWorldRemitのメリット・デメリット
Revolut | WorldRemit |
---|---|
✅ 送金手数料が原則無料 ✅ 為替市場営業時間内であれば為替手数料無料 ✅ マルチカレンシー口座やデビットカードなどが利用できる | ✅豊富な送金先(銀行口座・現金・モバイルマネーなど) ✅ 即時に着金することも多い ✅ 130カ国、70通貨以上に送金できる ✅ 送金手数料が安い |
❌ 中継銀行手数料がかかる場合がある ❌ 時間帯によって通貨の両替に為替手数料がかかる ❌ 取り扱い通貨数が少ない | ❌ 為替レートに為替手数料が上乗せされている ❌ 日本語未対応 |
RevolutとWorldRemit:どっちがいいの?
Revolut(レボリュート)とWorldRemit(ワールドレミット)のどちらが良いかは、ニーズによって異なってきます。
Revolutは送金手数料が無料。さらに平日は為替手数料もかからないため、お得に海外送金できます。マルチカレンシー口座やデビットカードなどの機能もあるため、海外送金以上のサービスを求めている人にも最適です。
WorldRemitは対応通貨数が多く、受け取り方法も充実しています。着金までの時間もスピーディーです。ただし、日本語未対応である点や、両替レートに為替手数料が上乗せされている点に要注意です。
RevolutとWorldRemitについて
Revolutは2015年にイギリスで設立されたデジタル銀行で、2020年に日本上陸を果たしています。海外送金やデビットカード決済、手数料無料の通貨両替サービスなどが人気を呼んでいます。会員数は3,500万人を超え、主にヨーロッパで急速に発展しているマネーアプリです。
WorldRemitは2010年に設立。創立者のイスマイル・アフメドはイギリスから故郷のソマリアに送金する際に安くて便利な方法がないことに困り、そのような問題を解決するためにWorldRemitを立ち上げました。今日では130超の国と地域で570万人以上のユーザーがいます。
RevolutとWorldRemitの仕組み
RevolutとWorldRemitの海外送金の仕組みは若干異なります。
Revolutでは銀行口座への送金が可能です。Revolut側の送金手数料は無料ですが、送金する際に中継する銀行や受取銀行による手数料が発生する場合があります。また、他の銀行を経由するため、着金までに時間がかかってしまうこともあります。
WorldRemitは様々な銀行や店舗、モバイル決済サービスなどと提携しており、受取方法が現金から口座入金、デジタルウォレットへなど多種多様なものが選べます。銀行を経由しないため、即時から数分でお金が届くこともあります。
RevolutとWorldRemitの手数料
次に、海外送金手数料を見ていきましょう。
海外送金手数料を考える際に気をつけたいこと
海外送金手数料を考える際には、以下の3つを考慮しなければいけません。
送金手数料
中継銀行手数料(※)
為替手数料
※中継銀行手数料とは、送金指示を仲介する金融機関が徴収する手数料のこと。
RevolutとWorldRemitの送金手数料比較
Revolutでは、海外送金手数料が無料ですが、中継銀行手数料が発生する場合があります(金額は送金前のシミュレーションで確認)。しかし、実際に送金してから手数料が引かれてしまう場合もあり、相手の受取額を確定できないという難点があります(日本円からの送金の場合)。
WorldRemitの送金手数料は金額や送金先、受取方法などによって異なりますが、150〜600円と安価な設定です。銀行を中継しないため、中継銀行手数料はかかりません。
RevolutとWorldRemitの両替レート
日本円から外貨に海外送金する際には、両替レートにも注意が必要です。
Revolutでは為替市場の営業時間内(※)であれば、無料で両替できます。為替市場営業時間外は、1%の為替手数料がかかることに注意しましょう。また、スタンダード会員で月75万円以上の両替を行う場合は、超過分に対して0.5%の為替手数料が追加でかかります。
※ニューヨーク時間の日曜日午後6時~金曜日午後5時
WorldRemitでは、為替手数料が上乗せされた為替レートが使われます。為替手数料の金額は公表されていませんが、シミュレーションで表示されるWorldRemitのレートと実際の為替レートを比べて計算できます。
例えば、2023年12月3日20:57(GMT+1)時点のWorldRemitの両替レートは1ドル=149.25円でした。同時刻の実際の為替レートは1ドル=146.75円なので、1ドルあたり2.5円の為替手数料がかかっていることになります。
RevolutとWorldRemitどっちが安い?
RevolutとWorldRemitの海外送金手数料は金額や送金先、時間帯などによって変わってくるため、一概にどちらが安いとは言えません。送金前にシミュレーションで手数料を確認することが重要です。
以下は、日本からアメリカに10万円を送金する場合の手数料です。
送金手数料 | 中継銀行手数料 | 為替手数料 | 合計手数料 | 受取金額 | |
---|---|---|---|---|---|
Revolut | 無料 | 非公開 | 1,000円(1%) | 1,000円+中継銀行手数料 | 679.49ドル−中継銀行手数料 |
WorldRemit | 200円 | 無料 | 約1,672円 | 約1,872円 | 664.76ドル |
2023年12月3日21:04(GMT+1)作成。為替市場営業時間外であるため、Revolutでは1%の為替手数料が発生する。
このように、Revolutは送金手数料が無料で、さらに為替手数料も格安であるため、お得に送金できることが分かります。しかし中継銀行手数料が発生することがあり、その金額は実際に送金してみるまでわかりません。相手の受取金額を確定させたい場合はWorldRemitの方が良いかもしれません。
RevolutとWorldRemitどっちが速い?
Revolutの海外送金にかかる時間は送金先によって異なります。即日、1日以内での送金も可能です。着金予定日は送金前にシミュレーションで確認できます。
WorldRemitでは受取方法によってかかる時間が異なります。
銀行口座への送金:数分〜2営業日程度
現金での受け取り:即時
モバイルマネーへの送金:数分
携帯電話料金のトップアップ:数分
RevolutとWorldRemitの送金限度額
RevolutとWorldRemitの送金限度額は次の通り。
Revolutの送金限度額 | WorldRemitの送金限度額 |
---|---|
1回あたり100万円まで (最低:900円) | 【銀行振込で入金】
|
【デビットカードで入金】
|
RevolutとWorldRemitの入金方法・受け取り方法
銀行口座への送金するRevolutに対し、WorldRemitでは多種多様な受取方法があります。
サービス | 入金方法 | 受取方法 |
---|---|---|
Revolut |
|
|
WorldRemit |
|
(通貨によって異なる) |
RevolutとWorldRemitの使いやすさ
次に、各社の使いやすさを比較してみましょう。
アカウントの開設:両社ともにモバイルアプリまたはオンライン上で無料でアカウント開設可能。
送金方法:Revolutは銀行振込、WorldRemitは銀行振込・デビットカードから送金可能。手続きはオンラインで完結。
受け取り方法:Revolutでは相手が銀行口座を持っていることが必須。WorldRemitでは現金やモバイルマネーへの送金もできる。
言語:Revolutは日本語対応しているが、WorldRemitは日本語未対応。
送金限度額:両社ともに送金限度額は100万円/回(ただし、WorldRemitでデビットカードからの送金は60万円)。
RevolutとWorldRemitの対応通貨
Revolutでは30通貨超・約150カ国に、WorldRemitは70通貨超・約130カ国に送金することが可能です。
WorldRemitのほうが対応通貨数は多く、アジア・アフリカの取り扱いが多いのが特徴的です。しかし、日本円からユーロや英ポンドなどへの送金はできません。
RevolutとWorldRemitの安全性
RevolutとWorldRemitは、関東財務局に第二種資金移動業者として登録されています。銀行ではありませんが、規制を遵守して運営されているため、安全に利用できるでしょう。
RevolutとWorldRemitのカスタマーサポート
Revolutでは、メール、チャットで問い合わせが可能です。チャットのほうが対応が速いのでおすすめです。メールは[email protected]まで。
WorldRemitではチャットまたは電話で問い合わせることができます。日本からの問い合わせ番号は+81-50-6862-3679。
RevolutとWorldRemitの海外送金まとめ
以上、海外送金サービスRevolut(レボリュート)と WorldRemit(ワールドレミット)の比較でした。同じ海外送金を取り扱うプロバイダでも、手数料や送金方法、機能などに違いがあります。
Revolutは送金手数料が無料、さらに為替市場営業時間内であれば(為替手数料も無料で送金でき、お得に海外送金したい人に最適。またマルチカレンシー口座やデビットカードなど、海外送金以外にも様々な機能が利用できます。
WorldRemitは海外送金に特化したサービス。送金可能国・通貨が多く、また受取方法も現金やモバイルマネーなど多様です。さらに、即時〜数分以内に着金することも多いので、迅速な海外送金方法を探している人に最適です。
ソース
RevolutとWorldRemitについてよくある質問
Revolutは、海外送金の他にもマルチカレンシー口座やデビットカードなども提供するキャッシュレス決済サービスです。WorldRemitは海外送金に特化しており、豊富な受取方法と迅速な送金スピードが特徴です。
RevolutとWorldRemitのどちらが良いかは、自分のニーズによって異なります。送金したい国と通貨、相手の希望する受取方法、時間などを検討しましょう。
どちらが安いかは一概には言えません。Revolutは送金手数料・為替手数料が無料で送金できますが、中継銀行手数料がかかることがあります。対してWorldRemitは送金手数料は格安ですが、為替レートに為替手数料が上乗せされています。 送金前にシミュレーションなどで手数料を確認して比較しましょう。
Revolutでは即日〜1日以内で送金が完了することもありますが、それ以上かかることもあります。WorldRemitでは現金受取なら即時、口座振込やモバイルマネーへの送金も数分以内で着金することがあるため、WorldRemitの方が速いと言えます。
Revolutは約30通貨、WorldRemitや約70通貨に対応しています。