韓国で銀行口座を開くには?必要な書類や手順をご紹介!【2024版最新】
この記事では韓国で銀行口座を開く手順、その際に必要な書類をご紹介していきます。現地で銀行口座を開くメリットやデメリットなども詳しく見ていくので、留学や仕事で韓国へ長期滞在する予定の方はぜひ参考にしてみてください。また、日本から韓国へ海外送金する際のおすすめプロバイダーとしてWiseもあわせてご紹介いたします。
本記事の目次:
- 韓国で銀行口座を開設する際に必要となる書類
- 日本人が韓国で銀行口座を開くには
- 日本人におすすめの韓国の銀行は?
- 韓国に行く前に現地の銀行口座は開ける?
- 銀行口座を開くのにかかる時間
- 口座の種類はどうやって選ぶべき?
- 韓国で銀行口座にかかる手数料
- 日本から韓国への送金に役立つ情報
- ビジネス用口座を開く手順
韓国で銀行口座を開設する際に必要となる書類
韓国で銀行口座を開く際は、口座を開く銀行の支店へ行き口座開設の手続きを依頼する必要があります。その際、必要な書類は下記のとおりです。
・パスポート
・居住証明書
・在籍証明書(学生の場合)
・Alien Registration Card(ARC)
ARCとは外国人が韓国に90日以上する際にその目的を問わず登録が求められるカードで、到着から90日以内に申し込む必要があります。近くの地方入国管理局で申し込み手続きをします。口座登録の際にARCが求められるかどうかは銀行によって変わりますので、詳しくは各銀行に確認する必要があるといえるでしょう。ちなみに、ARCの取得には4~6週間かかることもあります。そのため、韓国に到着してすぐだと銀行口座を開くのが難しいかもしれません。
韓国への海外送金はWiseが便利!
韓国に開設した口座に送金する場合にはWiseの利用がおすすめです。日本の銀行から海外の銀行へ送金をする場合には、銀行を介したSWIFT送金が一般的です。その際、通常は送金手数料に加えて為替手数料や中継銀行手数料がかかります。為替手数料は為替レートに組み込まれていることが多く、その場合には実際の両替レートより割高なレートで取引することになります。そのため、1回の送金で手数料だけで数千円、金額によっては1万円に達してしまうことも。
それに対し、Wiseの海外送金では「ミッドマーケットレート(=実際の為替レート)」で取引することが可能です。手数料を可能な限り抑えて取引できるので、海外送金もお得に利用できます。Wiseは160カ国以上の送金に対応。韓国もその中に含まれます。
実際に取引にかかる手数料は送金する通貨の組み合わせによって異なりますが、取引を実行する前にどれくらいかかるのかがはっきりと示されます。気付かない間に多額の手数料が発生していた、ということが避けられるので安心して取引ができるでしょう。
日本人が韓国で銀行口座を開くには
韓国で銀行口座を開くには、まず口座を開く銀行のいずれかの支店に行く必要があります。身分証明書などの必要書類を準備し、近くの支店に行きましょう。大手銀行の多くはインターネットバンキングサービスを展開していますが、そのサービスの利用登録にまず支店に行く必要があるのでオンラインだけで口座を開くのは難しいです。
韓国で銀行口座を開く際に知っておくべきこと
外国人でも韓国の銀行口座は開けますが、先述の通りARCカードが必要など外国人の場合は開設のプロセスが少し異なります。また、ほとんどの銀行は口座開設の際に銀行の支店を訪れなければならないので、近くにどの銀行の支店があるのか、リサーチする必要があります。
パスポートだけで銀行口座は開ける?
大手銀行の中にはパスポートだけで銀行口座が開ける銀行もあります。ただし、パスポートだけで開いた場合には後日ARCカードとパスポートを持って再度支店を訪れる必要があります。これはどんなサービスを利用するかに関わらず、利用者全員に求められます。
また、取引の内容によってはARCカード以外にも給与明細や在職証明書、公共料金の請求書の提出が求められることもあるので、詳細は各銀行に確認しましょう。
日本人におすすめの韓国の銀行は?
Service | ウリィ銀行 | KEBハナ銀行 |
---|---|---|
日本円と韓国ウォンの保有 | 〇 | 記載なし |
渡韓前の口座開設 | × | × |
オンライン開設 | × | × |
開設費用 | 口座により異なる(※1) | 記載なし |
口座維持費 | 口座により異なる(※1) | 記載なし |
海外送金 | 〇 | 〇 |
解約費用 | 記載なし | 記載なし |
(※1)学生用の口座なら無料。その他口座については記載なし。
韓国の銀行の中には留学生や在日外国人向けのサービスを展開しているところもあります。英語での対応が可能なほか、日本語や中国語でのサービスに対応しているところも。
口座開設費や維持費についてはホームページに記載がないため、詳細は支店に行ったときに聞くか、カスタマーサービスに尋ねてみるなどしましょう。ただし、韓国の生活情報などをまとめたウェブサイトには「韓国では通常、取引時のみに手数料が課される」と書かれているので、かからないものと考えられます。
銀行口座はなぜ必要?
銀行口座がなくても日常的な買い物は現金で済ませられますが、口座がないとなにかと不便なことがあります。例えばアルバイトや仕事などの給料を受け取る際は、基本的には銀行口座振り込みです。働き始めるときに雇用主に銀行口座を聞かれますので、その際に口座がないとお互いに困ってしまうでしょう。
また、家賃の支払いも銀行口座を介して行われることが多いです。家主にわざわざ現金で払いに行くのも面倒ですし、そもそも家主が近くに住んでいるとは限りません。そのため、銀行口座は持っておくべきといえるでしょう。
韓国で銀行口座を開くメリットとデメリット
現地で銀行口座を開くときには、メリットもあればデメリットもあります。それぞれ下記で確認していきましょう。
メリット
・家賃の支払いや給料の受け取りに使える
・友人や知り合いへの送金がしやすくなる
・デビットカードを使えば韓国ウォンの支払いが簡単になる
デメリット
・必要書類の準備に時間がかかる
・韓国語が話せないと口座開設の際のコミュニケーションが難しいこともある
・外国人だと使えるサービスが異なることがある
このように、現地の銀行口座開設には多少のハードルもあります。特に言語の壁があると現地での銀行口座開設手続きには苦労するでしょう。
韓国に行く前に現地の銀行口座は開ける?
韓国の大手銀行のほとんどは口座開設の際に支店での手続きを必要とします。そのため、韓国に行く前に銀行口座を開くのは難しいでしょう。
オンラインで銀行口座は開ける?
ほとんどの銀行がインターネットバンキングサービスを展開しています。オンライン上で振り込みができたり、お金の受け取りができたりと何かと便利です。しかし、オンラインバンキングの申し込みにも一度支店を訪れる必要があり、オンラインだけで口座開設をすることはできません。
銀行口座を開くのにかかる時間
申し込みをしてから口座が開くまでの時間は銀行によって、また状況によって異なります。一概には言えませんが、手続き自体は15~30分で終わることが多いようです。手続きが終わったら口座情報が伝えられ、口座が使えるようになります。
銀行口座の種類
外国人向けの口座の種類は銀行によって若干の違いがあります。例えばウリィ銀行ではdeposit(預金)口座にもいくつか種類があり、外国人が給与受け取り用に使える「fortune salary account」、定期預金ができる「fotune fixed deposit」、外貨預金用の「foreign currency ordinary deposit」などがあります。
一方、KEBハナ銀行では日本の普通預金にあたる「Easy-One Pack Account」、定期預金用の「Easy-Pne Pack Savings Account」、外貨預金ができる「Foreign Currency Deposit Account」などを提供しています。
このように、各銀行によって取り扱いしているサービスは異なりますので詳しくはホームページなどで確認してみましょう。
口座の種類はどうやって選ぶべき?
どれくらい滞在する予定なのかによって必要なサービスは変わるでしょう。例えば2~3年滞在する予定なら定期預金をしようかと考える人もいるはずです。一方、1年程度の滞在であれば必要最低限だけあればいいという人もいるでしょう。まずは自分の必要なサービスを考え、そのサービスを提供している銀行を探してみてはいかがでしょうか。
韓国で銀行口座にかかる手数料
先述の通り、韓国では銀行口座開設やその維持に手数料が発生することは基本的にはありません。ただし、利用するサービスに応じてその都度手数料が発生します。振込手数料、ATM手数料など細かく分かれています。
日本から韓国への送金に役立つ情報
日本から韓国の銀行口座へお金を送るには、銀行のSWIFT送金を利用するのが一般的です。SWIFT送金とは各国の銀行間をつなぐネットワークを利用した送金システムで、各銀行に割り当てられている「SWIFTコード」を使って取引を行います。送金時には受取人の口座情報や住所などを銀行に共有し、手続きを行います。銀行を使った海外送金の場合、手続き自体は銀行へ行けばすぐに済ませられますが、送金完了までには時間がかかることも。また、手数料が思ったよりもかかることがあります。
それに対し、Wiseを使った送金なら基本的には必要な日数は最大2営業日ほどです。ほとんどの場合はそれより短い時間で送金が完了します。先に紹介した通り手数料も最大限抑えて取引できるので、海外送金をよく利用する人に特におすすめです。
韓国でビジネス用口座は開ける?
韓国国内でビジネスを行っている場合、韓国の銀行でビジネス用の口座を開くことも可能です。ただし、韓国政府の発行する事業者登録証明書が必要です。これは、韓国国内でのビジネス展開を韓国政府が認めていることを証明する書類です。
ビジネス用口座を開く手順
ビジネス用口座を開くときには、下記の書類を準備して口座開設予定銀行の支店に行きましょう。
・法人設立証明書
・会社定款
・事業者登録証明書
・会社取締役及び株主のパスポートと身分証明書
ビジネスの内容によっては、印鑑や印鑑証明書が必要になることもあります。詳しくは各銀行に問い合わせしてみてください。
韓国で銀行口座を開くときの注意点
韓国に限らず、海外の銀行口座を開設するときにはその銀行が信頼できるところなのか、しっかり見極めてから申し込みをするようにしましょう。口座開設手続きを代行してくれる業者もありますが、中には詐欺目的で近づいてくる悪徳業者もいます。代行の代わりに多額の手数料を請求するといった手口が横行しており、金融庁がホームページ上で注意喚起を促しています。
海外の銀行口座を開くときには、金融庁が発表している「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」を必ず確認しましょう。このリストには外国銀行代理銀行も含まれており、信頼して口座開設手続きを依頼できる業者をチェックできます。
まとめ
今回の記事では、韓国の銀行口座について詳しく見てきました。韓国の銀行の場合、基本的に開設時には支店まで足を運んで手続きをする必要があります。インターネットバンキングのサービスもありますが、その申し込みにも支店に行かなければなりません。
現地で開設した銀行口座への韓国ウォンの送金を考えているなら、Wiseのようなオンラインプロバイダーも非常に便利です。隠れ手数料がなくお得に海外送金ができます。アカウント開設や送金手続きはすべてオンラインでできるので、場所を問わず使えて便利です。
ソース
https://www.kebhana.com/easyone/contents/useguide/index.do?menuItemId=wpuge200
https://www.linkedin.com/pulse/how-open-bank-account-korea-huy-kim-nguyen-1vzrc/
https://www.kebhana.com/easyone/contents/useguide/index.do?menuItemId=wppdt100
韓国の口座開設についてよくある質問
すでに現地にいる人なら必要書類をそろえれば開設できます。一方、多くの大手銀行が支店に来て手続きをすることを求めているため、日本にいる間に開くことは難しいと言わざるを得ません。
基本的には銀行口座の開設にはお金はかかりません。口座維持費や解約手数料も不要で、かかる費用はサービスを利用するときに発生する手数料のみです。各手数料については銀行ごとに異なるので、ホームページなどで確認する必要があります。
残念ながらほとんどの大手銀行は銀行口座開設の際に支店での手続きを必要としています。オンラインサービスもありますが、手続きをオンラインのみで手続きを完結させることは難しいです。
上述の通り、口座開設には支店に行って手続きをする必要があります。そのため、渡韓前に口座を開くことは難しいでしょう。