【2026版最新】日本から中国にいるAlipay(アリペイ/支付宝)ユーザーに送金する方法
「日本から中国に住むAlipay(アリペイ/支付宝)ユーザーに中国元を送金する方法が知りたい」という方に向けて、オンラインで簡単に送金する方法をご紹介します。モバイル決済が主流である中国において、2大モバイル決済のうちの一つとされるAlipay。何かと規制が多い中国ですが、提携するWiseなどの海外送金プロバイダーを活用すれば、日本から中国にいるAlipayユーザーへ早く、安く、簡単に送金することができます。本記事では、その方法をはじめ、送金上限額や各プロバイダーの手数料比較、Alipayユーザーからの送金を受け取る方法についても解説します。
Alipay(アリペイ/支付宝)とは?
(出典:App Store Alipay)
Alipay(アリペイ/支付宝)とは、中国の電子商取引会社アリババ・グループ・ホールディングの金融関連会社であるアントグループが運営するオンライン決済サービスです。2004年に中国でサービスを開始して以降、10億人を超えるユーザー数と8,000万以上の加盟店に決済サービスを提供し、現在では世界有数のオンライン決済プラットフォームに成長しています。2017年には日本市場に参入。アリペイジャパン株式会社として日本支社を構えています。
Alipay(アリペイ/支付宝)アカウントへ送金する方法は?
Alipayではオンライン決済のほか、送金機能も備わっています。Alipayを利用するには、中国の銀行口座か、クレジットカードを登録する必要がありますが、海外クレジットカードにも対応しているため、日本で発行されたクレジットカードも利用できます。
日本から中国にいるAlipayアカウントに送金するには、海外送金プロバイダーのWise(ワイズ)やWestern Union(ウェスタンユニオン)、PayForexなどを介して送金できます。
ここでは、Wiseを例に送金手順をご紹介します。
Wiseでの送金手順
海外送金サービスを展開するWiseでは、Alipayとの連携によって手軽にAlipayアカウントへ送金できるようになりました。ただし、Wise経由でAlipayでの送金を受け取ることができるのは、以下のAlipayユーザーです。
18歳以上
中国国籍あるいは中国本土の渡航許可証を所持する香港・マカオ在住者
送金に必要な情報は、送金先ユーザーの携帯電話番号とAlipay IDのみ。手順は以下の通りです。
Wiseアカウントにログインし、中国・元(CNY)の海外送金手続きを作成する
受取人を選択するか、新規追加する
「銀行口座情報」で「Alipay」を選択する
受取人名とAlipay ID(Alipayに登録されたメールアドレスまたは電話番号)を入力する。(受取人名は通常ラテン文字で、中国国民IDの名前と一致する必要があります。)
送金の目的を追加する
入力した情報を再度確認の上、「確定する」をクリックする
Alipay(アリペイ/支付宝)ユーザーへ送金する3つの方法
日本からは、以下3社の海外送金プロバイダーを用いて中国のAlipayユーザーへ送金することができます。
Wise
Wiseは2011年にイギリスで創業した金融テクノロジー企業です。格安な海外送金手数料と為替手数料を上乗せしていないミッドマーケットレートでの海外送金で知られ、ユーザー数は1,600万人を突破しています。Wiseでは、Alipayのほか、WeChat、UnionPay、銀行口座宛(法人同士のみ)の送金の4つの受け取り方法が利用できます。
なお、Wiseは日本の住所で登録しているユーザーであれば、法人アカウントから中国の個人のAlipayへの送金が可能です。居住国によって制限があるため、詳細は「Alipayでの送金」をご確認ください。
特徴:
手数料上乗せがないミッドマーケットレートでの送金
格安で透明性のある海外送金手数料
個人の送金人・法人の送金人ともに中国の個人Alipayユーザーへの送金が可能
Western Union
Western Union(ウェスタンユニオン)は170年以上もの歴史のあるアメリカ発の海外送金プロバイダーです。ウェブサイトやアプリでのオンライン手続きはもちろん、日本国内にある200以上の取り扱い店舗からの送金も可能です。日本から中国のAlipayユーザーへの送金にも対応しており、WeChatや銀行口座、現金受け取りなど幅広い受け取り方法に対応しています。
特徴:
さまざまな送金方法に対応(ウェブサイト・アプリ・店舗)
Alipayのほか、WeChat、銀行口座、現金受け取りにも対応
銀行振込またはコンビニ決済で送金資金の支払いが可能
PayForex
PayForex(ペイフォレックス)は、2011年に日本で創業したオンライン海外送金および外貨両替サービスです。取扱い通貨40種類以上、200以上の国・地域への送金が可能です。独自システムによって銀行よりも早く、安い海外送金を実現しています。在日外国人らの母国への高い送金需要から、特にアジア圏を主力エリアとしており、中国でもAlipayをはじめ、銀聯(ぎんれん:UnionPay)やWeChatといった金融サービスで受け取ることができます。
特徴:
東南アジア圏を主力とした送金や言語サポートに強み
個人・法人ともに日本から中国のAlipayユーザーへの送金が可能
豊富な受取方法(銀行口座・Alipayを含む電子ウォレット・現金受取など)
Alipay(アリペイ/支付宝)アカウントへの送金上限額
Alipayでは、いずれの送金目的でも、1回あたりの送金限度額は50,000中国元(CNY)と定められています。この上限額は一つの送金サービス(Wiseなど)に限らず、すべての送金が含まれることに注意してください。
送金目的 | 1回あたりの限度額 | 1か月あたりの送金回数の上限(受取人毎) | 1年あたりの限度額 |
|---|---|---|---|
家族への送金 *(1) | 50,000 CNY | 15回 | 600,000 CNY |
給与支払い*(1) | 50,000 CNY | 15回 | 600,000 CNY |
貯蓄 | 50,000 CNY | 15回 | 600,000 CNY |
商品 | 50,000 CNY | 上限なし | 600,000 CNY |
サービス | 50,000 CNY | 上限なし | 300,000 CNY |
2026年3月6日現在 *(1) 送金回数の上限には受取人のAlipay残高への送金と、Alipayにリンクされている銀行カードへの送金の両方を含む
中国側の規制により、個人での年間外貨取引枠の上限は5万米ドルまでと定められています。
中国とのビジネスのやり取りで、中国の法人との大口取引がある場合は、Wise法人アカウントでの高額送金が利用できます。Wiseでは、日本ユーザーの場合、一回あたり1億5千万円相当の送金が可能になりました。銀行と比較して、為替コストや送金手数料、中継銀行手数料などが削減できるほか、すべての手続きをオンラインで完結できる手軽さも魅力です。
中国への海外送金手数料はいくらかかる?
海外送金手数料と一口に言っても、利用する海外送金プロバイダーをはじめ、プロバイダーが定める為替レート、受取方法、入金方法などによってかかる手数料は異なります。
以下の表では、日本円10万円をAlipayアカウントへ人民元(CNY)で送金した場合にかかる各種手数料と、最終的に受取人が受け取ることのできる金額を比較しています。
プロバイダー | 送金金額 | 海外送金手数料 | 為替レート | 受け取れる金額 |
|---|---|---|---|---|
Wise | 100,000円 | 1,825円 | 1CNY = 22.85JPY | 4,295.97CNY |
Western Union | 100,000円 | 0円 *(1) | 1CNY = 22.72JPY | 4,403.29CNY |
PayForex | 100,000円 | 800円 | 1CNY = 25.28JPY | 3,923.95CNY |
※送金手数料および為替レートは2026年3月6日現在のものを参照しています。*(1) 初回オンライン送金は送金手数料無料(本来は800円)
上記3社を比較してみると、最終的に受け取れる金額が最も多かったのはWestern Union、2番目にWiseという結果でした。反対に、受け取れる金額が最も少ないのはPayForexでした。
今回、Western Unionでは初回オンライン送金で利用できる送金手数料無料プロモーションコードが適用されています。適用レートとしては、Wiseが最も有利なレートで両替することができています。
PayForexは手数料自体は800円と比較的安いですが、レートがWiseに比べると約2.5円高く設定されています。
このように、受取人が受け取れる金額は、手数料だけでなく、レートにも大きく影響を受けます。中国に限らず、海外送金をする際にはこのような隠れコストにも注意していきたいですね。
Alipay(アリペイ/支付宝)で送金を受け取る方法
海外送金をAlipayで受け取る際には、あらかじめ受取人側で必要な手続きがあります。
受取人が初めてAlipayアプリで海外送金を受け取る場合、AlipayからURLが記載された通知を受け取る
Alipayアプリで実名認証を完了する
サービス契約に署名する
受取方法を選択する(Alipayウォレットまたは銀行カード)
必要に応じて、身分証明書のコピーや住所確認書類などを提出する
送金を受け取るには、上記の手順を72時間以内に完了する必要があります。受取人が間違いなく資金を受け取れるように必要な手続きを共有しておくと安心です。
まとめ
日本国内で利用できる海外送金プロバイダーで、規制の多い中国でもAlipayとの提携によって安く、早く、簡単に送金ができるようになりました。今回ご紹介した海外送金プロバイダーはどれも手続きが簡単で即時着金でき、急ぎの送金でもすぐに手続きすることができます。
受取人が受け取れる金額を増やすためには、海外送金手数料だけでなく、為替レートにも注意してみましょう。先に解説したように、為替レートには手数料が含まれていることがあるため、少しでもお得に送金したい!という場合には各社の為替レートに注目して、送金コストを抑えるようにしていきたいですね。
出典:
Wise Send Chinese yuan instantly to Alipay users (card & wallets)
Wise Send money to Alipay at the real exchange rate(2026年3月6日アクセス)
Wise Alipayでの送金(2026年3月6日アクセス)
Western Union よくあるご質問 1ヵ月にAlipayウォレット送金ができる回数は?(2026年3月6日アクセス)
Western Union 日本からの送金(2026年3月6日アクセス)
Wise Alipayへの送金(2026年3月6日アクセス)
PayForex 送金シミュレーター(2026年3月6日アクセス)
Western Union 日本からの送金(2026年3月6日アクセス)
中国・元(CNY)の送金についてよくある質問(2026年3月9日アクセス)
JETRO|為替管理制度(2026年3月17日アクセス)