AliPay(アリペイ)の使い方とは?その仕組みと特徴を徹底解説!
中国ではオンライン決済が急速に普及し、キャッシュレス化が進んでいます。特にモバイル決済が主流で、2024年の調査では取引の73.2%を占め、そのうち92%以上がAliPay(アリペイ)です。本記事では、中国へ渡航する方向けに、Alipayの仕組みや登録方法、使い方などを詳しく解説。
さらに、Wiseを紐付けることで、海外事務手数料を抑えた決済や、中国国内のAlipayユーザーへの直接送金ができる方法も紹介します。
目次:
- Alipayの使い方は?
- 日本人がAlipayアカウントを登録するには?
- Alipayのチャージ方法は?
- Alipayにクレジットカードを連携させる際に手数料を抑えるポイント
- Alipayを使って送金する方法
- Alipayを使って店舗で支払う方法
- Alipayでオンライン決済するには?
- Alipayの利用手数料
- Alipayを利用するときの注意点
Alipayの使い方は?
AliPay(アリペイ)とは中国の大手企業、アリババグループが提供するオンライン決済サービスです。中国国内では小売店や飲食店、公共交通機関など街中のさまざまな場所でAliPayを使った支払いが可能です。また、公共料金の支払いなどにも利用できます。長期、短期に関わらず中国へ行く場合には持っておいて損はありません。
AliPayの利用にはまずアカウント登録が必要です。アカウント登録後、銀行口座やクレジットカードを利用してお金をチャージし、そのチャージしたお金を使って支払いをします。また、保有しているクレジットカードを紐づけして利用することも可能です。中国国外の人もアカウント登録は可能ですが、国内在住者とそうでない場合ではチャージ方法などに少し違いがあります。次の段落からその違いを詳しく見ていきましょう。
日本人がAlipayアカウントを登録するには?
AliPayを利用するには、まずは下記のステップに沿ってアカウント登録をしましょう。
Aliayアプリをダウンロードする
AliPayの利用にはまずアプリのダウンロードが必要です。iPhone、Androidのスマートフォンであればそれぞれ下記ページでダウンロードができます。
App Store:「Alipay - Simplify Your Life」をApp Storeで
Google Play:Alipay - Google Play のアプリ
電話番号でアカウントを作成する
ダウンロード後、アプリを開くと最初に電話番号の登録画面が出てきます。日本の国番号である「+81」を選択し、自分の電話番号を入力しましょう。するとSMSで認証用の番号が届くので、それを入力すれば利用開始できます。
なお、この時点ではパスポートなどの情報を求められることはありません。このあと、実際に利用を開始するにはメールアドレスの登録やクレジットカードの連携が必要になります。
言語設定を日本語にする
Alipayはさまざまな言語に対応していますが、最初の段階では中国語に設定されていることがあります。最初の段階では中国語に設定されていることがあります。その場合にはまず画面右下の「我的」をクリックしてください。
次の画面の右上に歯車の形をした設定マークが出てくるのでそこをタップしましょう。そこからさらに「通用」をタップ、次の画面で表示される「多语言」という項目を選べば言語設定が換えられます。
次の画面の右上に歯車の形をした設定マークが出てくるのでそこをタップしましょう。
そこからさらに「通用」をタップ。
次の画面で表示される「多语言」という項目を選べば言語設定が換えられます。
海外クレジットカードとの連携方法
Alipayは2023年7月以降、海外クレジットカードを紐づけして支払いに利用できるようになりました。Visa、Mastercard、ダイナーズクラブ、ディスカバーの4種類が連携可能です。クレジットカードを登録するにはまず自分のアカウントを開き、「Add now」をタップします。画面に沿ってクレジットカード情報を入力していけば登録完了です。ちなみに、海外クレジットカードを利用する場合にはポストペイ(後払い)方式なので、決済前に残高をチャージしておく必要はありません。
なお、一度の決済の上限は3,000元(約61,000円)、1カ月累計で5万元(約102万円)、1年間で合わせて6万元(約122万円)まで使えます。200元(約4,068円)を超える決済を行う場合には決済額に対して3%の手数料が発生します。
なお、人民元の為替レートは2025年3月10日時点のもの(1CNY=20.341円)を参照しています。
Alipayのチャージ方法は?
クレジットカードの登録
Alipayは以前は中国国内に銀行口座を所有しているユーザーしか使えませんでしたが、2023年7月以降、海外発行のクレジットカードにも対応できるようになりました。日本で発行されたクレジットカードでもAlipayが使えるようになり、出張や旅行で一時的に中国を訪れる際にも使いやすくなりました。なお、Alipayはポストペイ(後払い)方式なので、決済前に残高をチャージしておく必要ははありません。
2025年3月現在、Alipayは以下の主要クレジットカードに対応しています。
Visa
マスターカード
ダイナースクラブ
Discover
JCB
なお、一度の決済の上限は3,000元(約61,000円)、1カ月累計で5万元(約102万円)、1年間で合わせて6万元(約122万円)です。200元(約4,000円)を超える決済を行う場合には決済額に対して3%の手数料が発生します。
人民元の為替レートは2025年3月10日時点のもの(1CNY=20.341円)を参照しています。
Alipayにクレジットカードを連携させる際に手数料を抑えるポイント
Alipayでの支払いにクレジットカードを使う場合には、Alipayに支払う手数料に加えてクレジットカード会社からも手数料の請求があります。詳しくは後述しますが、合計すると手数料が10%になることも。
一方、同じように中国で使えるカードでも、手数料がもっと抑えられるものもあります。例えばオンラインで複数通貨の管理ができるWiseのデビットカードなら、自分のアカウント内に人民元が入っていれば支払いに手数料がかかりません。
アカウントに人民元がない場合には他の通貨から両替することになりますが、その場合でも手数料は0.68%~と、クレジットカードの手数料よりも低額であることがほとんどです。
例えば楽天カードを使う場合、カードのブランドに関わらず海外事務手数料は3.63%です(2025年3月10日現在)。それに対し、Wiseで日本円から人民元に両替する場合には0.68%とクレジットカードを利用するより安くなっています。
中国の銀行口座を使う(長期滞在者向け)
中国に長期滞在をしており、現地銀行口座を持っているなら口座からのチャージが可能です。チャージはアプリ上で金額を入力し、パスワードを入力するだけですぐにできます。
ちなみに、中国で銀行口座を開くにはパスポートなどの身分証明書のほかにビザ情報が必要です。観光ビザでは受け付けてもらえないことが多く、学生ビザや就労ビザを提示する必要があります。
Alipayを使って送金する方法
Alipayはユーザー同士での送金が可能です。しかし、この機能は中国在住者向けの機能であり残念ながら旅行者やツアーカードのみの利用者は利用できません。そのため、日本人が中国国外でお金の送金、受け取りをすることはできません。
Alipayで海外送金はできる?
Alipayを使った海外送金も可能ですが、あくまで中国にいるAlipayユーザーのための機能です。そのため、日本国内でAlipayを使った海外送金を利用することはできません。日本から海外への海外送金を行いたい場合は、Wiseなどの海外送金サービスを利用しましょう。Wiseなら、中国を含む160 カ国への海外送金に対応しており、手数料は、0.68%〜。中国にいるAlipayユーザーへの送金にも対応しています。
中国への海外送金ならWiseがおすすめ!
もし中国にいる家族などに海外送金の予定があるなら、先にご紹介したWiseの利用がおすすめです。Wiseでは外貨を使った支払いだけでなく海外送金も可能で、アカウントひとつ[NumberCountryTransfer]カ国への送金が可能、その中には中国人民元も含まれます。
送金の際には相手の銀行口座へ振り込む方法と、相手のWiseアカウントへ送金する方法の2つがあります。
前者の場合は受取人がWiseのアカウントを持っている必要はなく、指定する銀行口座へ振り込み可能です。ただし、この際には手数料が発生します。それに対し、Wiseのアカウント間で同じ通貨同士で送金を行う場合には手数料がかからずお得です。
そして、中国への送金の場合は銀行口座だけでなく相手のAlipayアカウントに送金することもできます。ただし、中国国民であること、銀行カードがリンクされたAlipayアカウントを持っていることが条件です。
Alipayを使って店舗で支払う方法
Alipayでの支払いは基本的にQRコードを使って行います。その際、店によって少しシステムが異なります。
支払いQRコードの購入者提示型
ご自身でAlipayのQRコード を提示し支払いを行う方法です。この場合はAlipayアプリを立ち上げ「Pay(支払う)」を押し、QRコードを表示させます。お店側がそれを端末を使って読み込めば支払い完了です。
支払いQRコードの店舗提示型
支払いに利用するQRコードを店舗が提示しているパターンです。この場合、支払いを行う消費者がそのQRコードを自身のAlipayアプリを使って読み込み、支払い手続きを行います。コードを読み取ると自動で金額入力画面が表示されるので、金額を正確に入力し支払いを行います。こちらの方法だとお店側はQRコードを読み込む端末を準備する必要がなくすぐに導入できるため、多くのお店で採用されています。
中国に行くならWiseカードの利用もおすすめ!
中国へ行くなら、Wiseのデビットカードも持っておくと便利です。先述の通り海外送金のWiseはデビットカードの発行も可能で、自分のアカウントとカードを紐づけて支払いに利用できます。ちなみに、中国国内でもマスターカードが使えるお店であれば決済できます。
クレジットカードやデビットカードを使って海外で支払いをするとき、通常は両替手数料や事務手数料が発生します。クレジットカード会社から請求がきたときに思ったより支払い額が大きくなってしまった、なんて経験をしたことのある人もいるでしょう。その点、Wiseのデビットカードなら自分のアカウントに入っている通貨での決済には手数料がかかりません。つまり、アカウントに人民元が入っているなら中国で支払いをするときに手数料が発生しないということです。
自分の口座に入っていない通貨で支払う場合には、両替手数料が一番安くなる通貨を自動で選んで決済してくれます。出張などで中国滞在が短い場合には両替をするかどうか迷う場合もあるでしょう。そんなとき、Wiseのデビットカードを持っておくとお得に便利に使えます。
Alipayでオンライン決済するには?
また、Alipayはオンラインでの決済にも使えます。オンライン決済の際には自身のAlipayアプリを利用して決済する方法と、オンラインショップ上でAlipayのアカウントにログインして決済する方法とがあります。
前者の場合はオンラインショップの決済の際に表示されるQRコードをアプリで読み取って支払いをするだけです。後者の場合は、サイト上で自身のIDとパスワードを入力してログインし、決済をします。
Alipayは日本で使える?
Alipayは日本でも使えます。しかし、「どこでも使える」というわけではなく「Alipayを導入しているお店」に限ります。日本でも中国人観光客向けに導入しているお店は多数あり、例えばセブンイレブンはAlipayでのQRコード決済に対応しています。観光客向けにこれからますます増えていくと考えられるので、使える場所は拡大していくのではないでしょうか。
Alipayの利用手数料
中国のみならず日本での決済にも便利なAlipayですが、利用の際に気になるのは手数料ですよね。
クレジットカード会社に請求される手数料
Alipayを使ってクレジットカード支払いをするときには日本円を使って人民元の支払いをすることになります。その場合はクレジットカードの海外利用という扱いになり、カード会社から海外利用手数料と為替手数料が請求されます。
例えば楽天のVisaカードを海外で利用すると、3.63%の事務手数料が発生します(2025年3月11日現在)。Alipayを使ってこのカードで1万円分の支払いをしようと思ったら、先述のクレジットカード取り扱い手数料(3%=300円)と事務手数料(3.63%=363円)が発生するので、実際には10,663円支払うことになります。
加えて、為替レートはカード会社が独自に設定しており、その中には為替手数料が組み込まれていることが一般的です。そのため、実際の為替レートより割高なレートで取引されることがほとんどです。
クレジットカード取引手数料
Alipayでの支払いは、お店側に手数料が請求されるのが一般的です。ただし、クレジットカードを連携させて支払った場合の取引に関しては取引手数料が発生します。Alipayのヘルプページには、支払いにVisa、Mastercard、JCBのいずれかのカードを使った場合には3%の手数料が発生すると書かれています(2025年3月11日現在)。ただし、日本円換算で200人民元未満の場合は無料です。レート換算日はクレジットカード会社の規定に従います。
チャージ手数料、クレジットカードの海外事務手数料、そして取引手数料を加えると手数料は10%を超えます。手数料を抑えながら利用するには工夫が必要といえるでしょう。
ツアーカードについて
ツアーカードとは中国を訪れる旅行者を対象としたプリペイドカードで、Alipayの中のミニアプリです。とはいえ、Alipayそのものとは一線を画するものなので、Alipay加盟店だからといってどこでも使えるわけではありません。具体的には、Union Pay加盟店で使用可能です。
2023年7月に海外クレジットカードの連携を始める前はこのツアーカードがないとAlipayでのクレジットカード利用ができませんでした。しかし、現在は海外クレジットカードを直接Alipayに紐づけることができるため、以前よりもその必要性は低くなっています。
ツアーカードの設定方法
ツアーカードの利用には、Alipay内でツアーカードを有効化する必要があります。下記のステップに従ってまず申し込みを行いましょう。
Alipayアプリを開く
検索バーに「tourcard」と打ち込み、検索結果に出てくる「tourcard」をタップ
言語設定を変更したい場合には、右上の「Eglish」をタップし日本語を選択
「今すぐ利用(USE NOW)」をタップ
国、地域を選択した後、SMS認証と画像認証を行う
パスポート写真をアップロード
個人情報を入力
利用規約に同意
以上のステップで申し込みは完了です。審査を終えると自動で使えるようになり、アプリ内でチャージできるようになります。
Alipayを利用するときの注意点
このようにいろいろな使い方ができるAlipayですが、使うときにはいくつか注意点があります。まず、Alipayの利用には必ずインターネット通信が必要です。ネットに繋がらない環境ですと利用はできないので注意しましょう。旅行者の場合、現地SIMか海外旅行用のWi-Fiを利用することが多いと思いますが、通信が乱れたり電波が届かないエリアがあったりすることも考えられます。また、Alipayはもともと中国国内での利用を想定して開発されたものですので、中国国外での利用の場合は使える機能に違いがあります。利用の際はその点も注意する必要があるといえるでしょう。
もうひとつ気を付けるべき点はその手数料です。海外からの利用の場合は必然的にクレジットカードを紐づけることになりますが、Alipayに支払う手数料とクレジットカード会社に支払う手数料とが発生します。Wiseカードを使うなど、手数料を抑えるのには工夫が必要です。
まとめ
今回は中国の決済アプリAlipayについて詳しくご紹介してきました。中国国内では多くの場所で利用可能、中国の銀行口座がなくても使えて便利です。
一方、中国国外での利用となるとクレジットカードを使って支払いすることになるので、海外事務手数料などが発生することになります。Alipayに支払う手数料もあり、すべて合計すると手数料が10%を超えてしまうことも。クレジットカードの海外手数料を抑えてAlipayを使いたい場合にはWiseのデビットカードを使うなど方法を考える必要があります。
また、国外のユーザーの場合、送金ができないなど一部機能に制限もあります。中国国内での支払いだけでなく、海外送金や送金の受け取りを考えている場合には、他のプロバイダーを検討してみてもいいかもしれません。例えば先にご紹介したWiseなら中国の人民元以外にもさまざまな通貨に対応、送金も支払いもできます。ご自身のニーズに応じて、ベストなサービスを選べるといいですね。
AliPayでオンライン決済するには?
また、AliPayはオンラインでの決済にも使えます。オンライン決済の際には自身のAliPayアプリを利用して決済する方法と、オンラインショップ上でAliPayのアカウントにログインして決済する方法とがあります。
前者の場合はオンラインショップの決済の際に表示されるQRコードをアプリで読み取って支払いをするだけです。後者の場合は、サイト上で自身のIDとパスワードを入力してログインし、決済をします。
Alipayは日本で使える?
AliPayは日本でも使えます。しかし、「どこでも使える」というわけではなく「AliPayを導入しているお店」に限ります。日本でも中国人観光客向けに導入しているお店は多数あり、例えばセブンイレブンはAliPayでのQRコード決済に対応しています。観光客向けにこれからますます増えていくと考えられるので、使える場所は拡大していくのではないでしょうか。
AliPayの利用手数料
中国のみならず日本での決済にも便利なAliPayですが、利用の際に気になるのは手数料ですよね。
ツアーカードへのチャージ手数料
AliPayは登録の際には特に手数料はかかりませんが、ツアーカードにチャージするときには5%の手数料が発生します。
例えば2,000人民元(約43,000円)をチャージしようと思ったら、100人民元(約2,200円)の手数料が発生します。これはチャージするたびに発生するので、頻繁に使う場合には少し高額に感じるかもしれませんね。
クレジットカード会社に請求される手数料
またツアーカードにクレジットカードを使ってチャージするとき、AliPayを使ってクレジットカード支払いをするときには日本円を使って人民元の支払いをすることになります。その場合はクレジットカードの海外利用という扱いになり、カード会社から海外利用手数料と為替手数料が請求されます。
例えば楽天のVisaカードを海外で利用すると、2.2%の事務手数料が発生します。AliPayを使ってこのカードで1万円分の支払いをしようと思ったら、先述のクレジットカード取り扱い手数料(3%=300円)と事務手数料(2.2%=220円)が発生するので、実際には10,520円支払うことになります。ちなみに、楽天カードは2025年3月よりカードのブランドに関わらず海外事務手数料が3.23%に上がる予定になっています。
加えて、為替レートはカード会社が独自に設定しており、その中には為替手数料が組み込まれていることが一般的です。そのため、実際の為替レートより割高なレートで取引されることがほとんどです。
クレジットカード取引手数料
AliPayでの支払いは、お店側に手数料が請求されるのが一般的でユーザーに手数料が課されることはほとんどありません。ただし、クレジットカードを連携させて支払った場合の取引に関しては取引手数料が発生します。AliPayのヘルプページには、支払いにVisa、Mastercard、JCBのいずれかのカードを使った場合には3%の手数料が発生すると書かれています。
チャージ手数料、クレジットカードの海外事務手数料、そして取引手数料を加えると手数料は10%を超えます。手数料を抑えながら利用するには工夫が必要といえるでしょう。
AliPayを利用するときの注意点
このようにいろいろな使い方ができるAliPayですが、使うときにはいくつか注意点があります。まず、AliPayの利用には必ずインターネット通信が必要です。ネットに繋がらない環境ですと利用はできないので注意しましょう。旅行者の場合、現地SIMか海外旅行用のWi-Fiを利用することが多いと思いますが、通信が乱れたり電波が届かないエリアがあったりすることも考えられます。そのため、AliPay以外の支払い方法も準備しておくのがおすすめです。
また、AliPayはもともと中国国内での利用を想定して開発されたものですので、中国国外での利用の場合は使える機能に違いがあります。利用の際はその点も注意する必要があるといえるでしょう。
まとめ
今回の中国の決済アプリAliPayについて詳しくご紹介してきました。中国国内では多くの場所で利用可能、中国の銀行口座がなくても使えて便利です。
一方、中国国外での利用となるとクレジットカードを使って支払いすることになるので、海外利用手数料などが発生することになります。加えて、送金ができないなど一部機能に制限もあります。
中国での支払いだけでなく、海外送金や送金の受け取りを考えている場合には、他のプロバイダーを検討してみてもいいかもしれません。例えば先にご紹介したWiseなら中国の人民元以外にもさまざまな通貨に対応、送金も支払いもできます。ご自身のニーズに応じて、ベストなサービスを選べるといいですね。
FAQ:AliPay(アリペイ)の使い方
中国国外にいても、かつ中国の銀行口座を持っていなくてもAliPayのアカウントは開けます。ただし使える機能には一部制限があります。
AliPayに対応しているお店であれば利用可能です。中国人旅行客の需要を想定して、コンビニエンスストアなど使える場所は徐々に拡大しつつあります。
中国で登録したAliPayのアカウントユーザー同士であれば海外送金は可能ですが、そうでない場合には海外送金機能は利用できません。