Revolutの海外送金限度額は?Revolutの使い方完全攻略ガイド!

山口 友紀恵
ライター
石井 美南海
最終更新日
2025年8月7日

アプリやウェブサイトを使ってオンラインで海外送金ができるRevolut。全世界で6,000万人以上が利用しており、日本では2020年10月よりサービス提供を開始しています。

この記事では、そんなRevolutの海外送金について詳しく解説していきます。送金限度額や高額送金をする方法、手数料などいろいろな面を説明していくので、Revolutの利用を検討している人はぜひ参考にしてみてください。また、高額送金に便利なWiseなど他のプロバイダーについてもあわせて解説していきます。

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早わかり!Revolutの送金機能まとめ

Revolutの送金機能について、まず知っておきたいポイントをまとめました。

  • 送金は1回100万円まで

  • 手数料無料で海外送金が可能

  • 最短即日で海外送金が可能

  • 海外送金の利用にはマイナンバーカードの提出が必要

それぞれについて、次の段落以降で詳しく見ていきましょう。

Revolutの送金に上限はある?

答えは「イエス」です。Revolutで送金をする場合、送れる金額は1回あたり100万円まで(またはそれに相当する額)と決まっています。これを超える金額を送金したい場合には複数回に分けて取引を行う必要があります。これは海外送金だけに限らず、日本国内で送金するときも上限は100万円と決まっています。また、Revolutでは1回の取引は900円以上からと下限額も設定されています。

Revolutで高額のやりとりは安全?

Revolutは関東財務局に認可された第二種資金移動業者です。アカウント内の資金は厳格な本人認証、生体認証によって守られています。また、不審な取引を検知した場合には瞬時に一時利用停止をするなど堅固なセキュリティシステムが構築されています。他にもアプリやウェブサイトのデータはすべて暗号化されているなど、取引を安全に行うための対策がいろいろと講じられています。

Revolutで送れるのはいくら?

上述の通り、Revolutで1回に送れる金額は100万円(またはそれに相当する額)と決まっています。次の段落から、Revolutの送金についてより詳しく見ていきましょう。

Revolutの海外送金の上限額とは?

Revolutでは40を超える通貨の送金に対応しています。いずれの通貨の場合も、1回の取引は100万円相当までです。他の金融機関の場合、1日に取引可能な上限額を定めていることがありますが、ホームページ等に特に言及がありませんのでRevolutでは1日の上限は特に決められていないと考えられます。

また、Revolutでは送金の受け取りも可能です。高額の送金を受け取る場合でも特に事前に手続き等は不要です。稀に資金源に関する書類の提出が求められることがありますが、手順に沿って手続きを済ませれば問題ありません。

画像出典:Revolutホームページ

Revolutに代わる送金プロバイダー

もし100万円以上の送金を頻繁に行うようであれば、Revolut以外のプロバイダーを検討してみてもいいかもしれません。下記、オンラインで海外送金ができるプロバイダーについてまとめてみました。


海外送金上限額

送金可能な国・地域

送金方法

送金手数料

為替レート

Revolut

1回100万円まで

200以上

アカウント残高

無料(※1)

独自レート

Wise

1億5,000万円

140 以上

アカウント残高

口座振替

デビットもしくはクレジットカード

SWIFT(※2)

0.73%~ 

ミッドマーケットレート

Paypal

1回100万円まで

200以上

アカウント残高

口座振替

499円

4%

PayForex

1回100万円まで(※3)

200以上

アカウント残高

口座振替

通貨、取引額によって異なる

独自レート

2025年7月15日現在の情報を基に作成。(※1)中継銀行手数料が発生する可能性あり。(※2)送金金額が100万円を超える場合はアカウント残高からの送金は不可。(※3)送金先によっては100万円未満の場合もあり。

次の段落以降、それぞれのプロバイダーについてさらに詳細を見ていきます。

Wise

Wiseの海外送金は銀行口座もしくはカードを使って送金する場合には1回につき1億5,000万円まで送金が可能です。アカウント残高から送金する場合には1回100万円までとなっています。為替レートにはミッドマーケットレート(=実際の市場の為替レート)が採用されており、常に公平なレートで取引できるのもWiseの特長です。通常、銀行などが独自に設定している為替レートには手数料が含まれています。例えばミッドマーケットレートが1ドル=140円のときに、A銀行では1ドルを141円に設定しているとすれば、差額の1円がA銀行の取り分になるということです。

為替レートについては公表していない金融機関も少なくなく、実際に手数料がどれくらいかかるのかが不透明な場合があります。一方、Wiseの海外送金ならミッドマーケットレートで取引できるので、知らないうちに手数料が取られていた、といったことがありません。また、海外送金手数料も0.73 %~と安く抑えられています。

  • 最大1億5,000万円まで送金可能

  • ミッドマーケットレートで取引可能

  • 海外送金手数料が0.73 %~

送金限度額

海外送金手数料

1回最大1億5,000万円

0.73 %~

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PayPal

PayPalではアカウント残高や口座振替を使って1回につき100万円まで海外送金することができます。手数料は送金する金額に関わらず、1件につき499円です。PayPalアカウント同士での送金の場合には基本的に送金は即時で完了します。なお、送金の受け取りも可能ですが、10万円を超える金額を受け取る場合には本人確認手続きをしなければなりません。

  • 海外送金手数料は1件につき499円

  • アカウント同士の送金なら即時完了

  • アカウント残高、口座振替で送金可能

送金限度額

海外送金手数料

1回100万円まで

499円

PayForex

PayForexの海外送金の送金限度額はRevolut、PayPalと同じく1回100万円までです。海外送金の手数料は取引内容によって異なり、多額の送金の場合には無料になることもあります。例えばアメリカに送る場合、7,000~599,999円は1,480~1,980円の手数料がかかりますが、60万円を超える場合には無料です。なお、海外送金の受け取り方法はE-Wallet、現金受取、宅配送金から選ぶことができ、受取人が銀行口座を持っていなくても、送金が可能です。受け取り方法によって送金にかかる時間が異なり、早ければ即日、遅くとも2営業日以内には到着します。

  • 取引内容によっては海外送金手数料無料

  • 着金までは0~2営業日

  • 海外送金の受け取り方法が選べる

送金限度額

海外送金手数料

1回100万円まで

通貨、取引額により異なる

関連記事を読む:WiseとRevolutを徹底比較!

Revolutの送金上限額を増やすことはできる?

Revolutの海外送金は1回100万円までと定められており、それを増やす方法はホームページ等では確認できません。そのため、この限度額は変更できないと考えられます。

一方、Wiseは第一種資金移動業者の認定を受けているため、100万円以上の送金も可能です。もし100万円以上の送金を予定しているなら、ぜひWiseの使用を検討してみてください。

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Revolutで一度に高額の送金をする方法

Revolutで送金するときには、アプリもしくはパソコンから手続きを行います。アプリの場合、送金の手順は下記の通りです。

  1. ホーム画面下部にある「⇄(送金)」アイコンをタップ

  2. 「新規追加」欄にある「国際送金」をタップし、送金先の国と送金する金額を指定

  3. 「続行」をタップし、「アカウントの詳細」で口座情報を入力

  4. 確認画面で取引の内容に間違いがないか確認し、「続行」を押して送金を実行

なお、手順3の段階で個人向け送金か法人向け送金かが選べます。法人の場合口座名義がカタカナだったり英語表記だったりがあるので、間違いのないように慎重に入力しましょう。

Revolutの送金手数料

Revolutにはスタンダード、プレミアム、メタルの3つのプランがあり、それぞれ月額手数料やサービスの内容が変わります。しかし、いずれのプランでも海外送金手数料はかかりません。ただし、取引の内容によっては間に銀行を挟むことがあり、その場合には仲介した銀行から中継銀行手数料を請求されることがあります。

Revolutの海外送金の為替レート

為替レートについてはプランによって変わります。プランはスタンダード、プレミアム、メタルの3つで、月額利用料金はそれぞれ無料、980円、1,980円となっています。プレミアム、メタルについては為替手数料がかからず利用できますが、スタンダードの場合は無料で利用できる金額や時間帯に決まりがあります。

外貨両替が月に30万円に満たない場合には「通常スタンダード会員」とみなされ、為替市場営業時間内においては為替手数料は無料です。為替市場営業時間外に海外送金や外貨両替を行った場合には、1.0%の為替手数料が発生します。

一方、月に30万円を超える取引をする場合には「高頻度に交換等取引を行うスタンダード会員」とみなされます。その場合には為替市場営業時間内の取引には為替手数料は0.5%、為替市場営業時間外は1.5%の為替手数料がかかります。

なお、為替市場営業時間とは、ニューヨーク時間の金曜17時から日曜18時を除いた時間を指します。

Revolutで高額送金をする際にかかる時間

Revolutの国際送金にかかる時間は早ければ即時、遅くとも1日以内に完了します。送金先や支払い方法など、取引の内容によって送金完了までの時間は左右されます。送金の状況はリアルタイムでアプリで確認可能です。

Revolutで高額送金を受け取る方法

上述の通り、Revolutでは高額送金を受け取るのには特に手続きはいりませんが、稀に資金源に関する書類の提出を求められることがあります。その場合にはメール、プッシュ通知、アプリに通知が来るので、そこから詳細を確認しましょう。提出がない場合には利用規約に基づきアカウントの制限もしくは閉鎖が行われます。

取引の内容によって求められる書類は異なりますが、例としては確定申告書、税務申告書、銀行取引明細書などが挙げられます。詳しくはRevolutから指示がありますので、それに従うようにしてください。なお、書類の提出はアプリ上で紙の書類の写真もしくはPDFをアップロードします。スクリーンショットは受け付けていません。

法人アカウントの場合

Revolutでは法人アカウントも展開しており、一括送金や国際送金などビジネスに便利な機能がいろいろと使えます。しかし、日本ではビジネスアカウントはまだ未対応となっています。(2025年7月16日現在)

それに対し、Wiseでは日本人向けの法人アカウントの設立も可能です。Wiseの法人アカウントでは40通貨を保有することができ、140 カ国に送金できます。送金や外貨の保有だけでなく請求書の作成や登録済みの連絡先に一括で送金できるなどビジネスに役立つ機能も備わっています。

Revolutにカスタマーサポートはある?

もしRevolutを使っていて困ったことがあったら、24時間365日対応のカスタマーサポートを利用できます。アカウント上に表示される「ヘルプ」をタップし、「チャットで問い合わせる」を選択、そこからチャットが始められます。また、ヘルプセンターではよくある質問とその回答を確認することも可能です。

まとめ: Revolutは1回100万円が上限

今回はRevolutの海外送金について詳しく解説してきました。Revolutの海外送金では1回に送れる金額は100万円までと決められており、それ以上の送金がしたい場合には複数回に分けて取引をする必要があります。なお、高額送金の受け取りには特に手続き等はいりませんが、稀に資金源の詳細を聞かれることがあります。

もし、100万円を超える海外送金を予定している場合にはWiseの海外送金がおすすめです。Wiseの場合、支払い方法が銀行口座もしくはカード払いであれば1回に1億5,000万円まで海外送金が可能です。Revolutと違って法人アカウントもあるので、ビジネス目的で使う場合にもいろいろな選択肢があります。

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高額送金についてよくある質問

Revolutの海外送金限度額は?

1回につき100万円までです。それ以上の金額を送金したい場合には複数回に分ける必要があります。

Revolutの送金限度額を増やすことはできる?

ホームページ等では限度額の変更に関する記述は見当たりません。そのため、送金限度額の増額は不可と考えられます。