Revolut(レボリュート)法人口座は日本で使える?5つの代替サービスをご紹介

高橋 美穂
ライター
石井 美南海
最終更新日
2025年8月11日

イギリス発のデジタル金融サービス・Revolut(レボリュート)。海外送金をはじめ、口座内で35種類以上の通貨の保有や外貨両替、ユーザー同士の送金などがアプリで簡単にできるサービスです。Revolutは法人用口座も提供していますが、日本でも利用できるのでしょうか?

本記事ではRevolut法人口座の代替サービスとして、Wise(ワイズ)法人口座、Payoneer(ペイオニア)、Curfex(カーフェックス)、住信SBIネット銀行 法人口座、GMOあおぞらネット銀行 法人口座の5つをご紹介します。

Wise法人口座をもっと詳しく見る

Revolut法人口座の5つの代替サービス

プロバイダー

特徴💡 

Wise法人口座

月額料金無料で使える法人口座。0.73%~と格安な送金手数料と為替手数料無料のミッドマーケットレートで140カ国への海外送金が可能。9種類の現地口座情報を取得できるほか、会計ソフトとのAPI連携により、給与振込や定期振替などの自動化が可能。

Payoneer

190カ国以上、70通貨に対応した法人やフリーランス専用の決済プラットフォーム。アカウント一つで、9種類の海外口座情報(受け取り専用口座)を取得でき、海外取引先からの支払いの受け取りに利用可能。

Curfex

個人口座・法人口座の両方に対応した国際オンライン送金プラットフォーム。為替レートに一切手数料を上乗せしないミッドマーケットでの海外送金に加え、海外送金手数料は一律1%と格安な手数料が魅力。

住信SBIネット銀行 法人口座

オンラインで開設できる法人口座。口座維持費無料で、他行宛の銀行振込は一律145円と格安な振込手数料。10通貨に対応した外貨普通預金や海外送金・受け取りにも対応しており、外貨普通預金から外貨のまま海外や国内口座への送金も可能。

GMOあおぞらネット銀行 法人口座

GMOあおぞらネット銀行が提供する口座維持費無料の法人銀行口座。円預金のほか、7種類の外貨預金の開設が可能。会計ソフトとの連携をはじめ、法人デビットカードの発行、ビジネスローンを提供。海外送金サービスWiseと提携した1,500万円までの高額送金も可能。

Revolut法人口座は日本で使える?

残念ながら、2025年7月現在、日本ではRevolut法人口座は提供されていません。日本国内では、海外送金や多通貨口座などが利用できるRevolut個人アカウントのみが利用できます。

Revolut法人口座は、イギリスをはじめ、アメリカ、ドイツ、イタリア、オーストラリアなどで使用できる法人用アカウントです。Revolut法人口座は、特に越境ECなど海外取引の多い法人に便利な機能が搭載されています。

  • 世界150カ国への海外送金

  • 海外現地の口座情報を取得した外貨の受け取り

  • アカウント内での外貨の保有

  • Xero、Sage、Zoho、その他45以上のツールとの連携

  • 事業規模に合わせて選べる4つの月額プラン

  • 法人デビットカード・バーチャルカードの発行

日本でのRevolut法人口座の代替サービスを比較

海外や外貨のやり取りが多い法人に使い勝手が良いRevolut法人口座ですが、日本はまだサポート対象国に含まれていません。ここでは、Revolut法人口座に代わる銀行や金融サービスを5つ比較していきます。

プロバイダー

法人口座の特徴

海外送金対象国

外部機能連携

お客様サポート

安全性

Revolut法人口座 *(日本国内での利用不可)

・選べる4つのプラン

・150カ国以上に対応した海外送金

・IBANやSWIFT/BICの口座情報を使った外貨の受け取り

・法人デビットカードの発行

150カ国以上

会計ツールとの連携可

24時間365日

・生体認証セキュリティ

・厳格な本人確認

・使い捨てバーチャルカード等

Wise法人口座

・月額無料

・ミッドマーケットレートでの海外送金

・9通貨を受け取れるマルチカレンシー口座

・最大1億5千万円までの高額送金

140カ国

会計ツールとの連携可

24時間年中無休(英語)

メール・電話・チャット


その他、日本語を含む14言語にも対応

・アプリの生体認証、暗号化

・毎日700万回(毎秒80件)の安全チェック

・1,000人を超える不正防止スペシャリストによる年中無休サポート

Payoneer

・9通貨の受け取り専用口座

・アカウント内で自在に両替

・一括支払い

・無料の請求書生成ツール

190以上の国や地域

・会計ツールとの連携

・eBay、Airbnb、Fiverr、Upworkなどとの連携

日本語対応のカスタマーケアあり

・2段階認証

・CAPTCHA認証

・RSA適応認証

・アカウント乗っ取り防止

・リスクモデルと行動プロファイリング 等

Curfex

格安でスピーディーな海外送金専門サービス

42カ国

不可

チャットまたはメール

・資金の厳格な分別管理


・ファイアウォールによる強固な情報保護


・定期的な監査によるセキュリティチェック


・全従業員の財務および犯罪歴のバックグラウンドチェック

住信SBIネット銀行法人口座

・口座維持手数料無料

・一律145円と格安な振込手数料

・外貨10種類の送金・受け取りが可能

・3,000万円以下までの高額送金に対応

アメリカ・イギリス・中国・東南アジア・欧州など多くの国と地域
送金対象外国

提携先サービスのみAPI連携可

お問い合わせフォームより問合せ可

・「スマート認証NEO」による高度な本人認証システム


・24時間365日体制の振込モニタリング

GMOあおぞらネット銀行

・口座維持費無料

・主要8通貨の外貨普通預金口座の開設

・設立1年未満の法人なら、期間内、上限回数まで他行宛銀行振込手数料無料

9カ国+ユーロ圏(19カ国)
※Wiseとの提携

会計ソフトや架け払いなどの連携可

日本語対応可

あらゆる認証機能や安全な通信環境による万全のセキュリティ対策

(2025年7月31日現在)

上記の通り、Revolut法人口座の代替として十分に活用できる銀行や金融サービスは日本国内にも存在します。

Wise法人口座:月額無料にも関わらず、140カ国への海外送金をはじめ、ミッドマーケットレートでの両替、9通貨を受け取れるマルチカレンシー口座の開設、API連携サービス、法人デビットカードの発行などが利用可能。最大1億5千万円までの高額送金に対応しており、スタートアップ企業~大企業まで幅広い規模の法人に適しています。

Payoneer:フリーランスや法人、マーケットプレイスなど海外取引の多いビジネスに最適。日本にいながら9通貨の受取り専用口座の開設ができ、取引先からの報酬や支払いも外貨のまま受け取り可能。さらに、Revolutにはない請求書生成機能もあり、請求から報酬の受け取りまでを一括管理できます。

Curfex:海外送金専門のサービスであるCurfex。海外送金対象国は約40カ国と他のサービスと比べて多くないものの、一律1%の送金手数料が魅力的。

住信SBIネット銀行法人口座:オンライン完結で法人口座の開設が可能。口座維持費が無料で、振込金額に関わらず一律145円で他行への振込ができ、スタートアップ企業にも最適なネットバンクです。外貨送金・外貨受取サービスでは10通貨の送金が可能。外貨普通預金にある資金から外貨のまま送金したり、外貨のまま受け取ったりすることもできます。

GMOあおぞらネット銀行:口座維持費無料、最短即日開設が可能なネットバンク。設立1年未満の法人なら、12カ月間、月20回までは他行の振込手数料が無料で利用できます。海外送金サービス・Wiseとの提携により、海外送金をミッドマーケットレートで両替したり、銀行よりもスピーディーかつ格安な手数料で送金が可能です。

Wiseで法人の海外送金をシミュレーションする🧳

代替サービス1:Wise法人アカウント

世界1,200万人以上のユーザーを抱える海外送金サービスのWiseでは、法人アカウントも提供しています。個人アカウントで利用できる格安な海外送金やミッドマーケットレートでの外貨両替、9種類の外貨受け取りができる口座情報の取得などの機能はそのままに、法人アカウントではPayPalやStripe、Xeroなど外部プラットフォームとの連携で支払いの自動化や一括送金機能など経理業務を自動化できる機能が搭載されています。

Wise法人アカウントの基本情報

  • アカウント開設・月額料金無料

  • 0.73%~と格安な手数料とミッドマーケットレートでお得に海外送金

  • 140カ国への海外送金

  • 9種類の外貨受け取りができる口座情報の取得

Wise法人アカウントのメリット

Wise法人アカウントのデメリット

✅ アカウント開設・月額料金無料

✅ 格安かつスピーディーな海外送金

✅ 150カ国で使える法人デビットカード

✅ 9種類の外貨受け取りができる口座情報の取得

✅会計ソフトとの連携で支払いの自動化

❌ 融資やローン機能がない

❌ 口座情報の取得には一回限りの手数料(3000円)が発生


Wiseの法人向けサービスを見る

Wise法人アカウントは安全?

Wiseはアカウント作成から送金まで本人確認を実施し、アプリは生体認証および暗号化によりセキュリティを強化。セキュリティ部門による毎日700万回(毎秒80件)の安全チェックにより、ユーザーの資金を管理、不正防止対策を講じています。

Wise法人アカウントとRevolut法人口座なら、どっち?

Wise法人アカウントとRevolut法人口座なら、Wise法人アカウントの開設がおすすめです。

冒頭に記したように、Revolut法人口座は日本でサービス対象外となっており、利用することができません。また、Revolut個人口座の事業目的での利用は規約により禁じられています。

Wise法人アカウントならば、Revolut法人口座で提供されている格安な海外送金や、複数の外貨を保有できるマルチカレンシー口座、海外現地の口座情報の取得、アカウントに紐づいた法人用デビットカードの発行、会計ツールとの連携などのサービスを利用でき、コストを抑えながら海外取引をスムーズに行える機能がそろっており、強力な代替手段となるでしょう。

Revolutの代わりにWiseを使う💡

代替サービス2:Payoneer(ペイオニア)

Payoneerはフリーランス・法人・マーケットプレイス向けのグローバル決済プラットフォームです。海外でビジネスを展開する際に役立つ機能が多数揃っており、報酬を受け取れる外貨受け取り口座のほか、190以上の国や地域・70通貨に対応した海外への支払い、請求書生成ツールなどが利用できます。海外に事業展開する法人や個人事業主にとって、非常に便利なサービスです。

Payoneerの基本情報

  • アメリカ発のデジタル決済プラットフォーム

  • 9通貨の受け取り専用口座をアカウントで一元管理

  • 190以上の国や地域へ、70通貨に対応した一括支払い

  • 日本の銀行口座で出金可能

Payoneerのメリット

Payoneerのデメリット

✅9通貨の受け取り専用口座の取得が可能

✅アカウント内で自由に外貨両替

✅アカウントから発行できる請求書生成ツール

✅支払いの自動化や最大150件の一括払い

✅法人デビットカード・バーチャルカードの発行

❌ アカウントが無効の場合、口座維持手数料29.95米ドルがかかる *(1)

❌ 国内銀行口座に出金する際、最大3%の手数料が発生

*(1) 12カ月間の入金受取り額が2,000米ドル (または同等額) 未満のアカウントにのみ適用

Payoneerは安全?

Payoneerは、安全なプラットフォームであると言えます。

ハッキングから保護するための二段階認証をはじめ、CAPTCHA認証、RSA適応型認証、アカウント乗っ取り防止対策、リスクモデルおよび行動プロファイリングプログラムなど多層的なアプローチにより強固な安全性を確保しています。

PayoneerとRevolut法人口座なら、どっち?

PayoneerとRevolut法人口座なら、Payoneerが選択肢となるでしょう。

Revolut法人口座は日本でサービス展開されていないため、PayoneerはRevolut法人口座に取って代わるサービスと言えます。Payoneerは特に、グローバル決済に便利な外貨での支払いや外貨受け取り、請求書生成など、複雑な外貨でのやり取りを一つのプラットフォームで完結できる充実した機能がそろっています。

代替サービス3:Curfex

日本のほか、香港やオーストラリアでも認可・規制を受けている海外送金サービスのCurfex。Curfexでは個人口座以外にも、法人口座を開設することができます。

為替手数料無料のミッドマーケットレートでの両替や、一律1%の送金手数料など銀行よりも大幅に手数料を抑えることができます。法人口座はあるものの、法人に特化した機能やRevolutのようにアカウント内での外貨保有やデビットカードの発行などの機能は現状、提供されておらず、あくまでも銀行口座間の送金手続きのみに特化したサービスです。

Curfexの基本情報

  • 海外送金に特化したサービス

  • 為替手数料上乗せのないミッドマーケットレートでの両替

  • 海外送金手数料 一律1%

  • 法人口座の開設も可能

Curfexのメリット

Curfexのデメリット

✅ 為替手数料上乗せのないミッドマーケットレートでの外貨両替

✅ 海外送金手数料一律1%

✅ スピーディーな送金

❌法人に特化した機能がない

❌海外送金以外のサービスがない

❌送金対象国が約40カ国と少なめ

❌送金限度額は100万円まで

Curfexは安全?

Curfexでは、ユーザーの資金はユーザー専用口座に保管、会社管理用資金とは厳格に分けて管理されています。また、お客様情報保管サーバーはファイアウォールに保護され、物理的にも電子的にも守られています。常時ランダムセキュリティーチェックが実施され、セキュリティポリシーの定期的な監査によりお客様情報の保護が徹底されています。さらに、Curfexの全従業員は財務および犯罪歴のバックグラウンドチェックを経て採用されています。

CurfexとRevolut法人口座なら、どっち?

法人として海外送金の機会が多いのならば、Curfexがおすすめです。Revolut法人口座は日本でサービス対象国ではなく、残念ながら日本で利用することができません。また、Revolut個人口座は利用規約で事業目的での利用が禁じられています。そのため、格安でスピーディーな海外送金を求めるのであれば、Curfexは有力な選択肢の一つとなるでしょう。

代替サービス4:住信SBIネット銀行 法人口座

住信SBIネット銀行の法人口座は、オンライン完結できるネットバンクです。

口座維持費が無料かつ他行宛の銀行振込手数料は一律145円* と格安に利用でき、Visaデビット付きキャッシュカードによるポイント還元も魅力です。

さらに、外貨普通預金や海外送金・受け取りにも対応。米ドルやユーロ、英ポンドなど主要通貨を含む計10通貨を取り扱っており、外貨普通預金から外貨のまま海外や国内銀行への送金も可能です。ただし、外貨送金・外貨受取サービスの初期費用が55,000円発生することや、送金手数料や中継銀行手数料が一件2,500円かかるなど、海外送金の利用が多い法人には使い勝手が良いとは言えないかもしれません。

住信SBIネット銀行 法人口座の基本情報

  • オンラインで口座開設

  • 他行への振込手数料が一律145円と格安*

  • 外貨普通預金で外貨10種類の送金・受け取りが可能

  • 最大1.0%ポイント還元の法人デビットカード

* 振込優遇プログラムで振込件数に応じて最安130円(税込)

住信SBIネット銀行法人口座のメリット

住信SBIネット銀行法人口座のデメリット

✅オンラインで口座開設が完結

✅口座維持手数料無料

✅外貨預金口座から外貨のまま海外・国内銀行へ送金可能

✅外貨なら一定額以上の受取手数料が無料

✅3,000万円以下までの高額送金に対応

✅最大1.0%ポイント還元の法人デビットカード発行

❌ 外貨送金・外貨受取サービスの利用には初期費用がかかる

❌ 取り扱い外貨が少ない(計10通貨)

❌ 海外送金における各種手数料が割高

住信SBIネット銀行 法人口座は安全?

住信SBIネット銀行 法人口座では、アプリやATM利用時の取引認証機能「スマート認証NEO」により、高度な本人認証システムを導入しています。これにより、登録したスマートフォン以外では制御を解除できないため、第三者からの不正ログインを防ぐことができます。

住信SBIネット銀行 法人口座とRevolut法人口座なら、どっち?

海外取引の多い企業にとっては、住信SBIネット銀行 法人口座はRevolut法人口座に取って代わる選択肢となるでしょう。Revolut法人口座は日本で利用できず、個人口座も事業目的では利用不可となっています。

住信SBIネット銀行 法人口座では10種類の外貨普通預金を開設でき、外貨普通口座から外貨のまま、為替コストなしで国内外の金融機関へ送金したり、外貨建てのまま受け取りも可能です。海外送金の上限額も最大3,000万円以下までと高額で、海外取引の多い企業には適していると言えます。

代替サービス5:GMOあおぞらネット銀行 法人口座

あおぞら銀行グループの銀行経営ノウハウと、GMOインターネットグループのインターネットノウハウが融合して誕生したGMOあおぞらネット銀行。法人口座は、スタートアップ企業にも開設しやすい口座維持費用無料や、振込手数料の無料特典が魅力です。さらに、8通貨の外貨普通預金や海外送金サービスWiseとの提携により、安価でスピーディーな送金を実現。最大1,500万円までの高額送金にも対応しているため、海外取引が多い企業にとって最適な口座と言えるでしょう。

GMOあおぞらネット銀行 法人口座の基本情報

  • 口座維持費料・設立1年未満の法人なら、12カ月間・月20回まで他行宛ての銀行振込手数料が無料

  • 主要8通貨の外貨普通預金口座を開設

  • 高現金還元率の法人カード

  • 海外送金サービスWiseとの提携により、安価でスピーディーな外国送金 *(1)

GMOあおぞらネット銀行 法人口座のメリット

GMOあおぞらネット銀行 法人口座のデメリット

✅ 口座維持費無料

✅ 主要8通貨の外貨普通預金口座の開設

✅ 通常1%の高い現金還元率の法人カード

✅設立1年未満の法人なら、12カ月以内・月20回まで他行宛銀行振込手数料無料

✅ 海外送金サービスWiseとの提携による安くてスピーディーな外国送金 *(1)

✅海外送金サービスWiseとの提携により、1,500万円までの高額送金が可能

❌ Wiseとの提携による海外送金は、海外送金の受領には利用不可

❌ 法人デビットカードの海外利用手数料(ショッピング・ATM引き出し)が3.08%と高い

*(1) 送金手数料に提携会社Wiseの送金委託手数料とGMOあおぞらネット銀行の事務取扱手数料を含む

GMOあおぞらネット銀行 法人口座は安全?

GMOあおぞらネット銀行では安全な取引のため、複数のセキュリティ対策が講じられています。取引のリスクレベルに応じて、ID認証や、ワンタイムパスワード、トランザクション認証、生体認証などさまざまな認証サービスのほか、ログインロック、自動ログアウト、取引ロックといった機能により不測の事態に備えています。さらに、SSL通信暗号化やファイアウォールを導入し、不正利用対策システムも整備されています。

GMOあおぞらネット銀行 法人口座とRevolut法人口座なら、どっち?

海外送金や多通貨取引に便利なRevolut法人口座ですが、残念ながら日本では法人口座が開設できません。そのため、GMOあおぞらネット銀行 法人口座がおすすめです。

GMOあおぞらネット銀行 法人口座では海外送金サービスのWiseとの提携により、格安でスピーディーな海外送金が可能です。さらに、送金限度額もRevolut(日本のアカウント)より多い最大1,500万円まで可能なため、海外取引の多い企業には使いやすいサービスと言えるでしょう。

Revolut法人口座の代替サービス:法人向け外国送金

日本では開設できないRevolut法人口座ですが、日本でも代替手段して活用できる便利な銀行口座や送金サービスがあることが分かりました。ここでは、これら5つの代替手段における海外送金のサービス内容を比較していきましょう。

プロバイダー

送金対象国

送金手数料

送金日数

為替レート

Revolut法人口座 *(1)

(日本国内での利用不可)


150カ国以上

・プランによって無料送金上限回数あり*(2) 

・国際SWIFT送金:中継銀行手数料および受取手数料

・ACH送金:0.2%または最低0.50ポンドの手数料

など

数時間以内~最大3営業日

インターバンクレート(銀行間相場)

Wise法人アカウント

140 カ国


0.73%~

最短即時

シミュレーターにて事前確認可能)

ミッドマーケットレート

Payoneer

190カ国以上

取引き金額に対して最大3% *(3)

おおむね1~2営業日以内

取引額の2% + 中継銀行手数料等の追加手数料

Curfex

42カ国

一律 1%

最大2営業日

ミッドマーケットレート

住信SBIネット銀行法人口座

アメリカ・イギリス・中国・東南アジア・欧州など多くの国と地域
送金対象外国

初期導入手数料:55,000円

送金手数料:2,500円

円貨送金時手数料:2,500円

中継銀行手数料:2,500円

おおむね1日~3日程度

・外貨のまま送金の場合は為替コスト無料


・為替レートに含む

(例)

1米ドルあたり:6銭

1ユーロあたり:14銭

1英ポンドあたり:24銭 

など

GMOあおぞらネット銀行 法人口座

9カ国 + ユーロ圏(19カ国)

送金額・通貨・送金国によって変動*(4) 


最短0日~2営業日*(5)

ミッドマーケットレート

(2025年7月31日現在)*(1) イギリスでの法人口座の場合を例としています。各項目内容は、法人口座契約国によって異なる場合があります。*(2) 上限回数を超過した場合、既定の手数料が発生 *(3) Payoneer残高から現地通貨で出金 (残高の通貨と現地通貨が異なる場合) *(4) 送金手数料に提携会社Wiseの送金委託手数料とGMOあおぞらネット銀行の事務取扱手数料を含む *(5) 送金国によって変動

Wise法人口座: ミッドマーケットレートで為替コスト無料。格安な送金手数料とスピーディーな送金、送金状況の追跡も簡単でビジネスにも最適。

Payoneer: 190カ国に対応した海外送金。Payoneerから法人の銀行口座へ海外送金(出金)はできるものの、取引額に対して最大3%と少し割高。支払い状況は取引ページから追跡可能。

Curfex: 送金対象国は約40カ国とその他サービスと比較して少ないものの、ミッドマーケットレートでの両替や一律1%の送金手数料が魅力的。最大2日で着金するスピーディーな送金を実現。送金ステータスはウェブサイトから確認可能。

住信SBIネット銀行法人口座: 対応通貨は10通貨と多くないものの、外貨預金口座から外貨のまま海外送金でき、その場合は為替コストが無料。一方、外貨送金・外貨受取サービスには初期費用が発生するのがデメリット。

GMOあおぞらネット銀行 法人口座: 1__9カ国への海外送金に対応。海外送金はWiseとの提携により、ミッドマーケットレートでの両替および格安な送金手数料を提供。ただし、送金手数料にWiseの送金委託手数料とGMOあおぞらネット銀行の事務取扱手数料を含むため、Wiseより手数料は割高。受取人への送金内容通知メールの送信も可能。

Revolut法人口座よりも安全性が高い代替サービスは?

ご紹介した5つの代替サービスは、それぞれ顧客の資金の安全を保護するため独自のセキュリティ対策が講じられています。

Wise法人アカウント: アカウント作成から送金手続きまで厳格な本人確認を実施することで、高い安全性を確保しています。アプリには生体認証やデータの暗号化を導入してセキュリティを強化。さらに、Wiseのセキュリティ専門チームが毎日700万回(毎秒80件)の安全チェックを行い、顧客の資金を保護し、不正利用防止対策が講じられています。

Payoneer: ハッキング防止の二段階認証に加え、CAPTCHA認証、RSA適応型認証、アカウント乗っ取り防止対策、そしてリスクモデルや行動プロファイリングプログラムなどを導入しています。

Curfex: Curfexでは、ユーザーの資金は会社のものとは別に、専用口座で厳格に管理されています。セキュリティ面では、ユーザー情報が保管されているサーバーは、ファイアウォールによって物理的・電子的に保護。定期的な監査も実施され、情報保護を徹底しています。さらに、Curfexの全従業員は財務および犯罪歴のバックグラウンドチェックを経て採用されています。

住信SBIネット銀行法人口座: 住信SBIネット銀行の法人口座は、「スマート認証NEO」という高度な本人認証システムを導入しています。これにより、アプリやATMでの取引時に、登録済みのスマートフォン以外からは認証解除ができないため、第三者による不正ログインを強力に防ぐことが可能です。

GMOあおぞらネット銀行 法人口座: 取引のリスクレベルに応じて、ID認証、ワンタイムパスワード、トランザクション認証、生体認証など、複数の認証サービスを使い分けています。万が一に備え、ログインロックや自動ログアウト、取引ロックといった機能も備えています。通信はSSL暗号化で保護され、ファイアウォールや不正利用対策システムによって顧客の資産保全を徹底しています。

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まとめ:日本でRevolut法人口座よりも良い代替サービスは?

海外取引に便利な機能がそろったRevolut法人口座。残念ながら日本でのサービスは展開されていませんが、5つの魅力的な代替サービスをご紹介しました。

なかでも、Wise法人アカウントは格安な海外送金手数料やミッドマーケットレートでの両替、海外現地の口座情報を取得した外貨の受け取り、会計ツールとの連携など、Revolut法人口座と類似したサービスがそろっています。Wise法人口座は月額無料のため、コストを抑えながらビジネスをグローバルに展開したい企業にとっては導入しやすいことがメリットです。ニーズに合わせて、新たな候補として検討されてみてはいかがでしょうか。

Revolutの代わりにWiseを使う🚀

よくある質問:Revolut法人口座の代替サービス

法人口座を開設するのに最適なプロバイダーはどれですか?

法人口座を開設するなら、次の5つのサービスがおすすめです。

Wise法人口座は格安かつスピーディーな海外送金やマルチカレンシー口座、外部ツールとの連携。Payoneerは支払いから9通貨の受け取りまで一元管理できるアカウント。Curfexはお得な海外送金専門サービス。住信SBIネット銀行法人口座は、10通貨の外貨普通預金から外貨のまま海外送金が可能。GMOあおぞらネット銀行 法人口座では海外送金サービスWiseとの提携により、安くて早い海外送金に対応しています。

Wise法人口座はRevolut法人口座よりもおすすめ?

Wise法人口座はRevolut法人口座よりもおすすめです。Revolut法人口座は日本ではサービス展開しておらず、利用することができません。Wise法人口座では格安でスピーディーな海外送金をはじめ、ミッドマーケットレートでの両替、日本にいながら海外現地の口座情報を取得、外部会計ツールとの連携による支払いの自動化や一括支払い、法人デビットカードの発行、最大1億5千万円までの高額送金など、海外取引の多い法人には便利でお得に使える機能が満載です。

PayoneerはRevolut法人口座よりもおすすめ?

PayoneerはRevolut法人口座よりもおすすめと言えます。Revolut法人口座は日本では未対応で、利用することができません。Payoneerの多通貨アカウントでは9通貨を管理することができ、請求・支払いから受け取りまで一つのアカウントで一元管理できます。

CurfexはRevolut法人口座よりもおすすめ?

CurfexはRevolut法人口座よりもおすすめです。Revolut法人口座は日本では未対応で、利用することができません。 Curfexは海外送金に特化したサービスで、Revolutのように多通貨を管理できる機能はありませんが、送金対象国は42カ国、送金手数料は一律1%と従来の銀行よりも手数料を抑えて送金することができます。

住信SBIネット銀行 法人口座はRevolut法人口座よりもおすすめ?

住信SBIネット銀行 法人口座はRevolut法人口座よりもおすすめと言えます。Revolut法人口座は日本では未対応で、利用することができません。 口座維持費無料かつ他行宛の銀行振込は一律145円と格安な手数料。さらに、外貨普通預金や海外送金・受け取りにも対応しています。主要通貨を含む計10通貨を取り扱っており、外貨普通預金から外貨のまま海外送金も可能です。

GMOあおぞらネット銀行 法人口座はRevolut法人口座よりもおすすめ?

GMOあおぞらネット銀行 法人口座はRevolut法人口座よりもおすすめです。Revolut法人口座は日本では未対応で、利用することができません。 GMOあおぞらネット銀行 法人口座は、口座維持費用無料や振込手数料の無料特典が大きな魅力。さらに、8通貨の外貨普通預金を開設でき、海外送金サービスWiseとの提携により、安価でスピーディーな送金を実現。最大1,500万円までの高額送金にも対応しており、海外取引の多い企業には最適と言えます。

出典: