【2024版最新】海外送金をお得に受け取る方法:手数料を比較!

グローバル化が進み、ますます身近になりつつあるのが海外送金。海外から自分の口座に入金してもらう機会もあるかもしれません。

この記事では、海外送金をお得に受け取る方法を徹底解説。銀行での受け取りやWiseやRevolutなどの新興サービスなどおすすめのサービスをピックアップし、手数料を比較しています。

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海外送金の受け取りにおすすめの方法は?

日本で海外からの送金を受け取る方法には、大きく分けて次のような方法があります。

海外送金を受け取るステップ

  1. 数ある海外送金方法を比較し、送金者と話し合って最適なものを選ぶ

  2. 送金者に必要な情報(後述)を連絡

  3. 送金者が送金する

  4. 送金手続きが完了したら必ず連絡してもらう

  5. 指定した方法でお金を受け取る

送金者に伝える情報は?

海外からの送金を受け取る際に、送金者に次の情報を連絡しましょう。

  • 正確な氏名(口座名義と一致するローマ字表記)

  • 銀行口座情報(銀行名、支店名、銀行の住所、口座の種類、口座番号、銀行のSWIFTコード)※口座振込で受け取る場合

  • 住所

  • 連絡先(電話番号、メールアドレス)

  • 送金通貨と金額

送金者にとっても、あなたにとっても最善な方法で送金できるよう、数ある送金手段を比較検討することが重要です。以下では、おすすめの海外送金の受け取り方法をコスト、スピード、利便性、安全性などの観点から比較して見ていきます。

方法①オンラインのマルチカレンシー口座

マルチカレンシー口座とは、複数の通貨を1つのアカウントで同時に管理できるサービスのこと。アカウント内の通貨は、自由に送金や両替、引き出しなどができ、またデビットカードで外貨のまま決済に利用することも可能です。

代表的なマルチカレンシー口座のプロバイダとして、WiseとRevolutが挙げられます。

Wise

Wiseでは無料でアカウントを開設すると、40を超える通貨を保有・管理できるようになります。対象9通貨に関しては海外の銀行口座情報を取得し、外貨を外貨のまま受け取ることができます。

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こんな人に最適

  • 外貨をお得に受け取り、管理したい人

  • 受け取ったお金をそのまま決済に利用したい人

  • ビジネス用の送金を受け取る予定のある人

Wiseで海外送金を受け取る方法

相手がWiseアカウントを持っている場合

  1. 事前準備:受け取りたい通貨の口座を開設し、連絡先の同期設定をオンにする

  2. 相手に自分のWiseアカウントのメールアドレスを伝える

  3. 相手が送金し、着金を待つ

相手がWiseアカウントを持っていない場合

  1. 対象10通貨(※)のうち、希望するものを選択して口座を開設し、口座番号やSWIFTなどの口座情報を取得

  2. これを送金者に伝える(送金者の国と同じ口座情報であれば、送金者は国内送金の感覚で送金することができ、大変便利です)

  3. 相手が送金し、着金を待つ

受け取ったお金は外貨のまま決済に利用するか、格安の両替手数料で日本円などに両替できます。

※米ドル、ユーロ、英ポンド、カナダ・ドル、オーストラリア・ドル、ニュージーランド・ドル、シンガポール・ドル、ハンガリー・フォリント、トルコ・リラ、ルーマニア・レイ

受取手数料

Wiseマルチカレンシー口座で送金を受け取る際、受取手数料は無料です。

為替レート

  • 送金された通貨と同じ通貨で受け取る場合:なし(為替手数料無料)

  • 通貨の両替が生じる場合:実際の為替レート+目安として1.5%以下の両替手数料

スピード

  • Wiseアカウント間の送金:即時〜数分

  • 同通貨での送金:通常24時間以内

  • それ以外の送金:送金者が選択した送金方法によって異なる

Revolut

Revolutは2020年に日本でサービスを開始したオンラインのマルチカレンシー口座です。海外送金手数料が原則無料、そして為替市場の営業時間内は為替手数料も無料で取引できることから人気を集めています。

ただし、日本のRevolutアカウントで海外からの送金を受け取るには、相手もRevolutユーザーである必要があります。

こんな人に最適

  • 多数の通貨を便利に管理したい人

  • 平日に手続きができる人

  • 受け取ったお金をそのまま決済に利用したい人

  • 相手がRevolutを利用している場合

Revolutで海外送金を受け取る方法

  1. 受け取りたい通貨の口座を開設する

  2. 相手に自分のRevolutに登録された氏名、電話番号、またはRevtagを教える

  3. 相手が送金し、着金を待つ

受け取ったお金は外貨のまま決済に利用するか、日本円などに両替できます。

受取手数料

Revolutユーザー間の国際送金の受け取りは無料です。

為替レート

  • 為替市場営業時間内(ニューヨーク時間日曜18:00〜金曜17:00): 無料

  • 為替市場営業時間外(上記を除く時間): 1%または1.5%(※)

※月に750,000円以上の取引をするスタンダード会員の場合は1.5%。

スピード

Revolutユーザー間の送金は通常数分程度で着金します。

方法②専門の海外送金サービス

近年は海外送金を専門に取り扱うサービスも増えています。銀行よりお得で早く送金できる場合が多いので、相手に「このサービスを使って」とおすすめするのも良いでしょう。また、銀行振込や現金受取など様々な受け取り方法が選べるのも魅力的です。

Wise

受取人がWiseアカウントを持っていない場合でも、送金者がWiseを利用して受取人が指定する銀行口座あてに送金できます。この際、為替手数料が上乗せされていない実際の為替レートで両替されるので大変お得です。

着金までの時間は通常1〜3営業日程度となっています。また、受け取る銀行で海外送金受取手数料がかかることもあるので気をつけましょう。

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Paypal

PayPalは世界で4億人以上のユーザーがいるオンライン国際送金サービスのパイオニアです。送金者・受取人両方がPayPalアカウントを持っていることが必須ですが、通常即時に着金。また、ビジネス利用も可能です。

なお、10万円を超える支払いを受け取るには、本人確認手続きを完了させる必要があります。また、通貨の両替の際に3〜4%の高額な通貨換算手数料がかかる点にも気をつけましょう。

こんな人に最適

  • 送金をできるだけ早く受け取りたい人

  • 相手がPayPalユーザーの場合

  • 相手に教える情報を最低限にしたい人

  • ビジネス用の送金を受け取りたい人

PayPalで海外送金を受け取る方法

  1. 事前準備:必ずマイナンバー書類を提出しておく

  2. 相手にPayPalに登録されたメールアドレス、電話番号またはPayPal.Meリンク(※)を相手に共有する

  3. 相手が送金し、着金を待つ

※ユーザー固有の請求用リンク。金額や通貨を指定することも可能。

受取手数料

  • 個人間(友人や家族など)の海外送金:無料

  • 海外からの商用支払いの受取:4.1%+固定手数料/1件あたり(※)

※基本のレート。オプションによって変動する場合もある。固定手数料は受け取る通貨によって異なり、日本円の場合は40円。

為替レート

PayPalの送金で通貨の両替が生じる場合は、下記の通貨換算手数料が上乗せされた為替レートが適用されます。

  • 送金者が負担する場合:4%

  • 受取人が負担する場合:3%

スピード

PayPalの送金は通常即時〜数分で着金します。

Revolut

Wiseと同じくRevolutでも、相手がアカウントを持っていれば、自分の日本の銀行口座情報を相手に伝えることで海外送金してもらうことができます。ただし、受け取る銀行が定める海外送金受取手数料がかかることもあるので注意が必要です。

Revolutを使った海外送金は、送金元の国や通貨によっても異なりますが、即日〜数営業日程度かかります。

Western Union

Western Unionは、100年以上の歴史がある国際送金サービスで、世界200を超える国や地域で利用されています。Western Unionで送金されたお金は、日本の銀行口座への振込か、取扱店での現金受取が選択できます。

こんな人に最適

  • 現金で海外送金を受け取りたい人

  • できるだけ早く海外送金を受け取りたい人

  • 世界中で知名度の高いサービスが使いたい人

Western Unionで海外送金を受け取る方法

口座振込で受け取る場合
  1. 相手に自分の銀行口座情報を伝える

  2. 相手が送金し、着金を待つ

現金で受け取る場合
  1. 相手に自分の氏名や住所などの情報を伝える

  2. 相手が送金する

  3. 相手から、送金処理番号(MTCN)等の送金内容の連絡を受ける

  4. Western Unionの取扱店に行く

  5. 受取申込書にMTCNなどの必要事項を記入

  6. 現金を受け取る

受取手数料

現金受取の場合、受取手数料はかかりませんが、口座振込の場合は銀行所定の手数料がかかることもあります。

為替レート

Western Unionの為替レートには所定の為替手数料が含まれています。具体的な金額は公表されていませんが、適用されるレートは事前にシミュレーションで確認できます。

スピード

口座振込の場合、通常は送金後3~5営業日以内に受取人の銀行口座へ入金されます。現金受取の場合は、送金後数分以内に受け取りが可能になります。

方法③銀行間の電信送金

多くの銀行は国際送金を取り扱っているため、送金者が自分の銀行口座から直接日本の銀行口座あてに送金することもできます。

銀行による海外送金は電信送金と呼ばれ、SWIFTという仕組みで行われます。これは世界中の銀行を繋ぐネットワークのようなもので、直接の関わりがない銀行間であっても中継銀行を介して送金ができるようになっています。

ただし、銀行の海外送金は送金手数料に加えて中継銀行手数料、為替手数料、さらに受取手数料などがかかり、コストが高くなりがちです。また、SWIFTによる送金は最大で1週間程度の時間がかかることも多いので気をつけましょう。

三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行では円口座に加え、外貨口座で外貨での送金受け取りも可能です。また法人口座でビジネス用の送金を受け取ることもできます。

こんな人に最適

  • 三菱UFJ銀行の口座を持っている人

  • 銀行口座に直接送金を受け取りたい人

  • 高額な送金を受け取る予定がある人

  • 法人口座で送金を受け取りたい人

三菱UFJ銀行で海外送金を受け取る方法

  1. 事前準備:マイナンバーまたは法人番号を銀行に提出する

  2. 相手に自分の口座情報を伝える

  3. 相手が送金し、着金を待つ

  4. 郵送で計算書が届く

受取手数料

三菱UFJ銀行の海外送金受取手数料は1,500円です。また、通貨の両替なしに同通貨で送金を受け取る場合は、加えて取扱手数料として送金金額の1/20%(最低2,500円)がかかります(※)。

※個人の外貨預金口座へ入金の場合は、無料。

さらに、中継銀行手数料にも注意が必要です。中継銀行(コルレス)手数料は通常、送金金額から差し引かれ、その金額は実際に送金してみるまで分かりません。そのため、思っていた金額が受け取れなかった、ということも考えられます。

為替レート

通貨の両替は送金者の銀行が定める為替レートに基づいて行われます。銀行の為替レートには通常所定の為替手数料が上乗せられているので気をつけましょう。参考までに、三菱UFJ銀行では米ドルの場合、1ドルあたり1円の為替手数料が加算されています。

スピード

SWIFTによる銀行間の電信送金には、通常1〜5営業日程度かかります。しかし両国の銀行休日の影響や、追加書類が必要になる場合など、それ以上の時間がかかることもあります。

楽天銀行

日本最大のネット銀行である楽天銀行は、特に海外送金や受け取りが便利な銀行として人気です。日本円口座だけでなく、外貨預金口座で外貨を受け取ることも可能。ただし、事業目的の資金の受け取りには利用できません。

こんな人に最適

  • 楽天銀行の口座を持っている人

  • 銀行口座に直接送金を受け取りたい人

  • 外貨預金で直接外貨を受け取りたい人

楽天銀行で海外送金を受け取る方法

  1. 事前準備:マイナンバーを登録しておく

  2. 相手に口座情報と中継銀行の情報(※1)を伝える

  3. 相手が送金し、着金を待つ

  4. 着金すると、楽天銀行から通知メールが届く

  5. 自分の口座にログインし「海外送金」を選択

  6. 「海外送金・外貨送金の受取」を選択

  7. 取引を選択し、受け取り手続き(※2)を行う

  8. 内容を確認し、受け取り手続き完了

  9. 指定した口座に入金される

(※1)楽天銀行で送金を受け取る際には、送金者が送金指図に中継銀行の情報を入力する必要があります。自分の口座情報と合わせてこちらも忘れずに伝達しましょう。詳しい情報はこちらで確認できます。

(※2)送金目的や受け取りたい口座を選択します。この時点で両替レートが確定し、入金手続きが行われます。夜間や週末は時間がかかることもあるので気をつけましょう。また、受け取り手続きは着金から10日以内に行う必要があります。

受取手数料

楽天銀行の海外送金受取手数料は1件あたり2,450円です。この他にも中継銀行手数料が差し引かれる場合があります。

為替レート

外貨で到着した送金を両替して日本円口座で受け取る場合、所定の為替手数料が上乗せされた為替レートが適用されます。参考として、米ドルの場合は1ドルあたり25銭の為替手数料がかかります。

スピード

SWIFTによる銀行間の電信送金には、通常1〜5営業日程度かかります。しかし両国の銀行休日の影響や、追加書類が必要になる場合など、それ以上の時間がかかることもあります。

海外送金を受け取る際の手数料

海外送金を受け取る際、実際に受け取れる金額は、様々な要因によって変わってきます。

  1. 受取手数料:利用するサービスによっては、着金に対して手数料かかります。

  2. 中継銀行手数料:SWIFTを介して送金を行う場合、中継する銀行が手数料を請求することがあります。金額は事前にはわかないため、思っていた金額を受け取れなかった、というトラブルも起こり得ます。

  3. 為替レート:多くの海外送金サービスは、為替手数料を上乗せした為替レートで両替を行っています。

  4. 送金者が指定した手数料の負担区分:利用するサービスによっては、送金者が依頼時に手数料の負担区分を選択できることがあります。

  • BEN(受取人):受取人がすべての手数料を負担

  • OUR(送金者):送金者がすべての手数料を負担

  • SHA(共有):送金者と受取人が手数料を共有

為替レートはどうなる?

特に注意したいのが為替レートです。実際の為替レートはミッドマーケットレートと呼ばれていますが、銀行など多くのプロバイダは、ミッドマーケットレートに為替手数料を上乗せした独自のレートで両替を行っています。

例)ミッドマーケットレート:1ドル=150円、A銀行のレート:1ドル=149円

→1ドルあたり1円の為替手数料がかかっている

海外送金の受け取りに税金はかかる?

海外送金だからと言って特別な税金が発生することはありませんが、送金内容によって納税が必要になる場合もあります。

例えば、海外にある自分の資金を受け取る場合は課税の対象にはなりません。しかし、受け取る送金が所得や報酬などである場合は、確定申告が必要です。また、事業やビジネス取引、輸出、投資などの場合も別途で税金が発生することもあります。

特に100万円以上の高額な送金を受け取る場合は、送金を受け取った金融機関が税務署にその旨を報告しなければいけないため、注意が必要です。心配な場合は税理士などに相談しましょう。

海外送金の受け取りの限度額は?

日本の銀行や海外送金サービスの多くは、受け取りの上限を特に定めていません。しかし、高額な送金を受け取る場合は追加書類の提出が必要になる場合があります。

またWiseやPayPalなどのサービスは、残高に100万円以上の資金を保有できません。それを超える送金を受け取った場合は、指定期間以内に銀行口座などに引き出す必要があります。

まとめ

ここまで、海外からの送金を受け取る方法や手順、手数料、注意点などを見てきました。海外送金を受け取る方法は銀行に限りません。為替手数料や中継銀行手数料なども考慮すると、銀行よりもWiseなどの専門サービスのほうがお得な場合もあります。

それぞれの方法に長所と短所があるので、しっかりと比較検討して、最適なものが選べるとよいですね!

Wiseアカウントを開設

ソース

  1. 日本での海外送金の受け取り|Wise

  2. 次世代型金融アプリ・レボリュート、日本市場でついに本格始動 | REVOLUT TECHNOLOGIES JAPAN株式会社のプレスリリース

  3. どのようなアカウント情報を利用できますか? | Revolut 日本

  4. スタンダードプラン料金 | Revolut 日本

  5. Revolutを利用しているお友達に送金/請求|Revolut 日本

  6. Article: アクティブアカウント4億3千万突破のペイパルが越境ECで日本商品を世界へ|PayPal JP

  7. PayPalで資金を受け取る方法を教えてください。 | PayPal JP

  8. 【重要なお知らせ】海外送金等に伴うPayPalユーザー規約の改訂|PayPal JP

  9. PayPal.Meとは何ですか? | PayPal JP

  10. PayPalの送金・振込・出金手数料|個人向け|PayPal JP

  11. 日本からの国際送金|Revolut 日本

  12. Send Money to Japan|Western Union

  13. 海外送金サービス - 受取方法(WESTERN UNION)

  14. 外国送金のお受け取り | 三菱UFJ銀行

  15. 外為手数料 | 三菱UFJ銀行

  16. 外国為替相場一覧表:三菱UFJ銀行

  17. How long does an international wire transfer take? - Wise

  18. 海外送金は課税対象?申告納税する必要がある場合など詳しく解説|グランサーズ

  19. Wiseの残高での多額の資金の受け取りについて|Wise

  20. 日本にお住まいのお客様の保有限度額について | Wiseヘルプセンター

  21. 資金決済法改正にあたってのご案内2021年5月1日 | PayPal JP

海外送金受け取りに関するよくある質問

海外送金を受け取るのにどのくらい時間がかかる?

送金にかかる時間は、送金元や利用する海外送金プロバイダによって異なりますが、最速で数分程度、遅くて1週間程度かかります。

海外からの送金を受け取る際の手数料はいくら?

海外送金を受け取る際の手数料は、利用するプロバイダや受け取り方法などによって異なります。受取手数料以外にも為替手数料や中継銀行手数料にも注意が必要です。

海外送金にかかる手数料は?

海外送金の手数料は利用するプロバイダによって異なります。送金手数料だけなく中継銀行手数料や為替手数料にも気をつけましょう。

海外送金は申告する必要がある?

国際送金を申告するかどうかは、送金元の国や送金額、送金目的によって異なります。心配な場合は税理士などに相談するのがおすすめです。