【2026版最新】PayPal(ペイパル)の海外送金の受け取り方法を徹底解説。手数料や注意点、かかる時間も

高橋 美穂
ライター
石井 美南海
最終更新日
2026年3月30日

海外送金の受け取り方法の一つとして、PayPal(ペイパル)が便利です。PayPalとは、世界で4億3千万人以上のユーザー数(2026年3月現在)を持つオンライン決済サービスです。

実際に筆者も、海外の取引先からの報酬の受け取りにPayPalを利用したことがありますが、アカウントでは即時で送金を受け取ることができ、非常に使いやすいサービスだと感じます。

本記事では、PayPalで海外送金を受け取る方法を順を追って解説するとともに、海外送金を受け取る際の手数料や注意点について解説します。 さらに、海外送金における手数料を削減できるWiseなどの代替サービスも紹介します。

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本記事の目次:

PayPalで海外送金や支払いを受け取るやり方は?

PayPalで海外送金を受け取ることができるとご説明しましたが、大前提として、受け取り側もPayPalアカウントを開設する必要があります。また、日本ユーザーの場合、国の規制によりマイナンバーカードの提出が必要になります。

PayPalでは、パソコンはもちろん、スマホブラウザやアプリで簡単に海外送金ができます。ここでは、具体的な方法をご紹介します。

メールアドレスまたは携帯電話番号で支払いを受け取る

PayPalでは、送金人とメールアドレスや携帯電話番号を共有することで支払いを受け取ることができます。

  1. PayPalアカウントを開設する

  2. PayPalに登録したメールアドレス、または携帯電話番号を送金人と共有する

  3. 送金人が送金処理後、受取人に資金が届いたことを知らせるメールまたはSMSが届く

なお、パーソナルアカウントを使用して10万円以上の送金を受け取る際には、本人確認手続きを完了する必要があります。本人確認には、氏名、住所、生年月日の分かる身分証明書のアップロードや、海外送金の場合はマイナンバーカードのアップロードが必要です。

受け取った資金は、銀行口座への振り込みするか、もしくは今後のオンラインショッピングや送金のために残高として保持することも可能です。

PayPal.Meで支払いを受け取る

PayPal.Me(ペイパルミー)とは、個人間取引での集金やフリーランスや学校、習い事での決済・請求を簡単にできるサービスです。請求側は自分専用のURLを作って相手に送るだけ、支払い側はそのURLをタップしてログインするだけで簡単に支払いが完了します。双方にとって手間なく、簡単かつスピーディーに送金手続きに進めるのがPayPal.Meの大きなメリットと言えます。

ここでは、PayPal.Meの使い方をご紹介します。

  1. PayPal.Meページから、「今すぐ自分専用のリンクを作成する」をクリック

  2. PayPalにログインする

  3. 「支払い先を通知する」の画面で、「PayPal.Meのプロフィールを作成」をクリック

  4. 覚えやすい自分専用のURLを作成する(企業名・店舗名など)

  5. 作成したURLをメールやメッセージアプリなど支払い者に共有する

  6. 支払い者はそのURLをクリックして支払いを完了する

支払いをリクエストする

個人間での集金には、PCでPayPalにログインするか、PayPalアプリから集金(送金リクエスト)ができます。ここではパソコン・アプリでの手順をご説明します。

  1. PayPalにログインする

  2. 「支払いを請求」をクリック

  3. 「請求」をクリック

  4. 送金リクエストを送る先のメールアドレスを入力

  5. 請求金額を入力する

  6. 内容を確認して、「今すぐ請求する」をクリックする

上記手順3の請求金額入力の際には、日本円の他、外貨での請求も可能です。

請求書(インボイス)を送る

PayPalで請求書(インボイス)を発行して支払いを受け取ることもできます。

なお、個人アカウントでは商用目的には利用することができないため、ビジネスではビジネスアカウントを開設する必要があります。ビジネスアカウントでは、以下の手順で請求書を簡単に発行できます。

  1. PayPalビジネスアカウントにログインする

  2. 「ツール」→「請求書ツール」→「請求書を作成」の順にクリックする

  3. 必要項目を入力し、宛先や請求日を設定する

  4. 請求内容を確認し、「送信」をクリックする

PayPalでの海外送金の受け取り手数料はいくら? 

便利で手軽に使えるPayPalですが、特に海外送金サービスを利用する際には手数料に注意が必要です。海外送金サービスには主に以下の手数料が発生します。

PayPalでお金を受け取るのは無料?

例えば、日本円で送金して、米ドルでお金を受け取るなど、異なる通貨で取引が行われた場合には通貨換算手数料(為替手数料)が発生します。個人間送金の場合、その通貨換算手数料を送金側もしくは受取側のどちらが負担するかを選択することができます。手数料は下記の通りです。

送金側が負担する場合

4%

受け取り側が負担する場合

3%

通貨換算手数料(為替手数料)を送金側が負担するケースについて、具体例を挙げてみましょう。

送金人があなたに1,000米ドルを送金し、あなたが日本円で受け取る場合、通貨換算手数料が発生します。その手数料を送金側が負担するため、4%の通貨換算手数料がかかります。1,000米ドルに4%の通貨換算手数料が上乗せされるため、40米ドルを送金側が負担することになります。

PayPalでは送金側が通貨換算手数料を負担するならば、受け取り側はお金を手数料無料で受け取ることができます。しかし、この手数料は送金側・受け取り側のどちらかが必ず負担しなければならないため、特に大きな金額を送金する際には経済的とは言えないかもしれません。

Wiseは海外送金や受け取りのもう一つの選択肢に

国際送金の場合、上記でご説明した通貨換算手数料に加え、個人間海外送金手数料499円が送金人に請求されます。

送金にかかるトータルコストを抑えたいのであれば、Wise(ワイズ)のような別の海外送金サービスを検討してみてはいかがでしょうか。

ここでは、送金人が1,000米ドルを日本円で受け取れるように送金する場合に発生する手数料をシミュレーターで比較してみます。

サービス

受取人の受取額

(手数料後の合計額)

送金手数料</span>

為替レート

(1USD/円)

PayPal

146,064円

499円+40USD(約6,105円:通貨換算手数料*)
=6,404円

152.649円

Wise

156,668

7.27USD

(約1,147円)

157.815円

(2026年3月8日現在)* 送金人負担の場合:4%、ミッドマーケットレートの1USD=152.6円にて計算

シミュレーションの結果、WiseとPayPalで比較してみると、Wiseの方が受取人が受け取れる金額が約10,000円も多いことが分かりました。

送金手数料自体はPayPalの方が安いです。しかし、PayPal独自の為替レートに隠れコストが上乗せされていることや通貨換算手数料が負担となり、受取金額が大きく目減りしてしまいます。

Wiseではマーケットの中間レートで通貨を換算し、送金手数料を事前に確認でき、受取人が最終的に受け取れる金額を確認したうえで送金することができます。

さらに、Wiseのマルチカレンシー(多通貨)口座では、現地口座情報を取得できます。米ドルやユーロ、英ポンドなどの主要通貨を含む8種類の通貨を無料で受け取れる現地の口座情報を取得することで、まるで国内振込のように、手軽かつ無料で外貨を受け取ることができます。(SWIFT送金を除く)

Wiseで海外送金する

商品・サービスに対する支払い(商用支払い)を受け取る場合

PayPalのビジネス利用における海外送金受け取りの手数料を見てみましょう。

PayPalでは、商品やサービスを購入または販売する場合など、PayPalを介して請求し、支払いを受け取る場合には商用取引と呼ばれ、ビジネスアカウントに対しては商用取引レートが適用されます。

ビジネスアカウントの手数料

国内取引を受け取るための標準レート

3.6% + 固定手数料 *

海外取引に追加される割合手数料

+0.50%

通貨換算手数料

基本為替レート + 4.00%

出金手数料

5万円未満は250円(通貨換算が含まれていない場合)、5万円以上は無料

PayPalオンラインカード決済手数料(国内取引)

3.20% + 固定手数料

PayPalオンラインカード決済手数料(海外取引)

3.20% + 0.50%

(2026年3月8日現在・日本市場の場合)*日本の場合:40円

銀行口座への出金・引き出し方法(個人)

PayPal上で受け取ったお金は、自分の銀行口座に出金して現金を引き出すことができます。ここでは、個人アカウントでの銀行口座へ出金・引き出し方法をご説明します。

  1. PayPalにログインする

  2. 「ウォレット」をクリックする

  3. 銀行口座登録がまだの場合、「銀行の登録」をクリックする

  4. 銀行口座を登録する

口座振替には、ゆうちょ銀行、都市銀行、地方銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫など約300以上の金融機関を設定することができます。

なお、口座振替には本人確認手続きを完了することで一回および一日あたりの利用上限を引き上げることができます。本人確認なしの場合、海外との取引が適用外になるため、注意しましょう。

本人確認手続きなし

本人確認手続き済み

・一回の利用上限: 10,000円

・一日の利用上限: 25,000円

・支払いのみ

・国内の取引のみ

・一回の利用上限: 銀行の定めによる

・一日の利用上限: 銀行の定めによる

・支払い、受け取り、引き出し

・国内および海外との取引

なお、銀行口座への引き出しには金融機関にもよりますが、約3営業日かかります。また、5万円未満の引き出しには手数料250円が発生することに注意が必要です。

PayPalでの海外送金の受け取り日数は?

PayPalでは、アカウント間の送金は即時または数分以内に処理されることが多いですが、海外送金の受け取り日数は、送金される国や地域によって異なり、PayPalの公式情報として具体的な日数は明示されていません。

筆者の経験上ではありますが、海外の取引先から海外送金(米ドル)をPayPalアカウントで送金してもらった際、ほとんど即時(同日内)に受け取ることができました。

PayPalアカウントから銀行口座への出金には、金融機関によって異なり、最短3日程度かかる場合があります。

受け取り日数についての正確な情報を得るには、送金を行う前後にPayPalにお問い合わせすることをおすすめします。

PayPalでの受け取り上限金額

日本ユーザーの場合、PayPalでの海外送金は1回につき100万円が上限額となります。

なお、PayPal個人アカウントの開設当初は、10万円未満の支払いを受け取ることができます。10万円以上の支払いを受け取るには、本人確認手続きを完了する必要があります。

100万円を超える送金の受け取りをしたい場合は、PayPalで何回かに分けて送金してもらうか、代替サービスとしてWiseを利用することができます。

Wiseで海外送金する

日本の住所で登録しているWiseユーザーの場合、PayPalと同じく原則として、アカウント内で保有できる金額は100万円相当額までと定められています。しかし、Wiseで利用する資金に限り、あからじめ手続きをすることで最長6カ月間最大2,000万円までの引き上げが許可されます。

詳細や保有限度額の引き上げの手続き方法については、「日本のお客様のWiseアカウントの保有限度額について」をご参照ください。

まとめ:PayPalは手数料と受け取り日数に注意

相手のメールアドレスやPayPal.Meなど、簡単に海外送金ができるPayPalですが、通貨換算手数料や出金手数料などの送金コストが割高なことや、銀行口座での出金までに数日かかってしまうことがユーザーにとってはデメリットと言えるかもしれません。

海外送金に特化したWise(ワイズ)は、送金手数料が格安で海外送金の他の選択肢としておすすめです。受取人がWiseアカウントを持っていなくても直接相手の銀行口座へ送金でき、送金日数も早ければ当日中、または送金前に確認することが大きなメリットです。

PayPalでは、日本のアカウント同士・日本円での個人間送金は無料で使えるため、日本国内で使うならPayPal、海外送金ならWiseなど、うまく使い分けするのが良いかもしれませんね。

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