Wiseの海外送金限度額は?【2026年最新情報】

石井 大智
ライター
石井 美南海
最終更新日
2026年3月30日

世界で1,600万人近くの利用者数を誇る英国発の金融サービスWise(ワイズ)。一般的な日本の銀行よりもはるかに安く、早く、分かりやすい海外送金サービスが人気を呼び、2024年には日本の金融庁より「第一種資金移動業者(関東財務局長 第00040号)」として登録・認可を取得しました。これにより従来の第二種資金移動業者としての一回あたり最大1億5,000万円までの送金が可能となりました。

本記事では、各国にお住まいのユーザーの方に向けてWiseの送金限度額をはじめ、Wiseデビットカードの限度額や保有限度額についても解説します。さらにWiseで人気のある40種類以上の通貨を保有できるマルチカレンシー口座や、口座に紐づくデビットカードなどについてもご紹介します。

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これだけ分かれば大丈夫!

この記事では詳しくWiseの限度額について説明しますが、日本のユーザーの場合は以下の点だけ押さえておけば問題ありません。

日本のWiseアカウントでの一回あたりの送金限度額は最大1億5,000万円相当額まで!

  • 最大1億5000万円(相当額)の限度額は送金機能にのみ適用

  • Wiseで高額送金を行う場合、本人確認書類の提出が必要(追加書類が必要になる可能性あり)

  • 日本のWiseのアカウント内の合計残高が100万円を超えたら、30日以内に超えた金額について払い出すための余剰金用の口座設定が必要

  • 日本のWiseデビットカードでは毎月の利用、出金金額に加えて一取引当たり100万円までの支払い上限

Wiseの海外送金限度額は?いくらまで送金できる?

Wiseアカウントが日本の住所で登録されている場合

Wise日本法人であるワイズ・ペイメンツ・ジャパン株式会社は第一種資金移動業者として登録および認可を受けたことにより、Wiseアカウントが日本の住所で登録されている場合、全ての対応通貨で最大1億5000万円(相当額)の多額の送金が可能です。

この最大1億5000万円(相当額)は規制上の理由から送金機能のみに適用されます。アカウント残高からの送金や残高へのチャージ取引には、従来通り最大100万円(相当額)の限度額が適用されるので注意しましょう。

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Wiseアカウントが日本以外の住所で登録されている場合

英国や米国など日本以外の住所が登録されたWiseアカウントの場合、Wiseで送金できる限度額は通貨によって異なります。Wiseで日本円(JPY)は日本国内の銀行口座のみに送金できますが、アカウント登録国で別に規制がない限り送金額に制限はありません。

SWIFT送金はWiseの一般的な送金とは違う方法であり、追加の手数料が必要です。日本への100万円を超えるSWIFT送金の追加手数料は以下の通りです。

送金元通貨

固定手数料

日本円(JPY)残高から

181.75 JPY

オーストラリア・ドル(AUD)

4.8 AUD

ブラジル・レアル(BRL)

12.8 BRL

カナダ・ドル(CAD)

4.6 CAD

スイス・フラン(CHF)

3.5 CHF

チェコ・コルナ(CZK)

79 CZK

デンマーク・クローネ(DKK)

22.8 DKK

ユーロ(EUR)

3 EUR

英ポンド(GBP)

2.67 GBP

香港・ドル(HKD)

27.5 HKD

ハンガリー・フォリント(HUF)

965 HUF

ノルウェー・クローネ(NOK)

30 NOK

ニュージーランド・ドル(NZD)

5 NZD

ポーランド・ズロチ(PLN)

13 PLN

ルーマニア・レイ(RON)

14.5 RON

スウェーデン・クローナ(SEK)

31.5 SEK

シンガポール・ドル(SGD)

4.7 SGD

米ドル(USD)

3.5 USD

トルコ・リラ(TRY)

18 TRY

(2026年3月4日時点での情報を基に作成)

上記で手数料を支払っているので、受取人がさらなる手数料を支払う必要は通常はなく、受取人がいくら受け取ることができるのか予測することができます。これは銀行から海外送金するときに依頼人負担として、受取人に手数料を負担させないようにする方法に似ていますね。

ただ、受取人の銀行によってはリフティングチャージなど他の手数料を徴収することがあります。「リフティングチャージ」とは海外送金の際に、通貨の両替を伴わない場合に発生する手数料です。入金した通貨と同じ通貨で送金されてしまうと、銀行は両替レートに上乗せした「隠れた為替手数料」で稼ぐことができないので、その分を他の手数料として徴収しようとするものです。

Wiseではこのような受取人の銀行側の手数料は表示できないので、これらの手数料が実際にかかるかどうかは受取人の銀行に問い合わせる必要があります。また、そもそも日本の銀行の中にはSWIFTでの送金受け取りができない銀行もあるので(特定の通貨での海外送金の受け取りはできる・できないというパターンもあります)、その点も受取人の銀行に問い合わせる必要があります。

シンガポール在住ユーザーの場合

Wiseアカウントをシンガポールの住所で登録している場合、決済サービス法に準拠してWise残高に保有限度額・送金限度額・利用限度額が設けられています。

送金限度額においては、4月1日から翌年3月31日までの12カ月の固定期間内に、残高から100,000SGD(または他通貨の同等額)を超過する資金を送金または使用することはできません。

100,000 SGDの限度額には、Wiseデビットカードの支払いおよびATMでの出金や、現金としてWiseの残高またはお財布からの送金(第三者の海外の銀行口座への送金、国内外の法人銀行口座への送金、その他のWise残高への送金)がカウントされます。

反対に限度額としてカウントされないものには、現金としてWiseの残高またはお財布からの送金(第三者の国内の銀行口座への送金、自身の口座として指定された国内外の銀行口座への送金、SGDまたはUSD残高の利息付きファンドまたは株式への両替)、Wiseの残高またはお財布以外への送金、利息付きファンドまたは株式として保有しているWiseの残高またはお財布から入金した送金)がカウントされます。

詳細は、シンガポールにお住まいのお客様の保有限度額と利用限度額についてをご確認ください。

Wiseには、預けられる金額に限度額はある?

日本在住のユーザーの場合、Wiseに預けられる金額にも限度額があります。

Wiseのマルチカレンシー口座とは?

限度額について説明する前にWiseに「お金を預ける」とはどういうことなのか説明します。Wiseといえば海外送金をイメージしがちですが、マルチカレンシー口座も提供しています。Wiseのマルチカレンシーアカウントの特徴は以下の通りです。

  • 40以上の通貨の保有や両替が可能です。

  • 米ドルやユーロなどの一部通貨では資金の受け取りやダイレクトデビット(口座引き落とし)に利用できる口座情報も提供しています。

  • Wiseのデビットカードを使えばマルチカレンシー口座の残高を使った支払いや海外ATMでの引き出しも可能です。

これらの便利なサービスは、日本の住所で登録したユーザーも利用可能です。

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日本在住ユーザーの場合

Wiseアカウントが日本の住所で登録されている場合、資金決済法の遵守を目的として、一つのアカウントで保有できるのは原則として100万円(Wiseアカウントのすべての保有通貨を日本円に換算した合計額)です。

この100万円相当額の上限額を計算するときに、日本円以外についてはミッドマーケットレートで日本円に換算します。例えば、アカウント内に500,000JPYと5,000USDを保有している場合を考えてみましょう。ミッドマーケットレートが1USD = 145JPYの場合、米ドルは700,000円に換算されて計算されます。そのため、アカウント内の合計残高は500,000円+と700,000円を足し合わせて120万円となり、100万円の保有限度額から20万円オーバーしていることになります。

とはいえ、アカウント内の合計残高が100万円を超えたら、すぐにアカウントが使えなくなるというわけではありません。30日間の猶予が設けられていて、この30日の間に100万円を超えた金額について払い出すための余剰金用の口座設定が必要です。

余剰金用の口座とは、アカウント残高が100万円を超えた際にWiseが自動的に余剰金を送金するための銀行口座で、自分名義の日本円建ての口座である必要があります。余剰金の送金の際に日本円への両替が必要になった場合は、両替のための通常の手数料がかかります。余剰金用の口座が設定されておらず、アカウント残高が100万円を超えてから30日が経過してもアカウント内に余剰金がある場合は、アカウントへの資金のチャージや受け取りなどアカウントの機能が一部制限されることがあります。

アカウントの機能が一部制限されたとしても、アカウントが凍結されるというわけではなく、余剰金用の口座を設定して自動的な送金を設定するか、残高から手動で余剰金を引き出せば、アカウントの制限は解除されます。アカウントが制限中で資金の受け取りができないときに第三者から資金を受け取った場合は、アカウントの制限解除後に入金が実行されます。

また、最大2,000万円、最長6か月間まで保有限度額の引き上げも可能です。規制のため、保有限度額を変更するには、アカウントのすべての保有通貨を日本円に換算した合計額が100万円以下である必要があります。詳細は、日本のお客様のWiseアカウントの保有限度額についてをご覧ください。

Wiseアカウントが日本以外の住所で登録されている場合

Wiseでは日本以外の住所で登録したアカウントに対しても預け入れできる金額に上限を設けていることがあります。この金額は各国の法律にしたがったものになっています。

マレーシアの場合

Wiseアカウントがマレーシアの住所で登録されている場合、個人アカウントは1日の終わりにアカウントに20,000 MYRを超える金額は保有できません。この金額の計算の際にはWiseのアカウント内に保有しているすべての通貨(日本円含む)が含まれ、MYR以外はミッドマーケットレートでマレーシア・リンギット(MYR)に換算されます。日本と異なり、余剰金受け取り用の口座は本人名義であればMYR建て以外の口座でも設定できます。

シンガポール在住ユーザーの場合

Wiseアカウントがシンガポールの住所で登録されている場合、個人アカウントに限り保有にも限度額が設定されています。

1日の終わりまでに20,000 SGD(または他の通貨で相当額)以上を保有することはできません。これには、あらゆる通貨の残高が含まれ、SGD以外についてはミッドマーケットレートでシンガポール・ドル(SGD)に換算されます。ただし、Wiseがシンガポールのユーザー向けに提供している利息付きファンドまたは株式はこの残高に含まれません。

Wiseデビットカードの限度額

Wiseでは海外送金だけではなく、デビットカードも提供しています。Wiseデビットカードでは、外貨のまま、あるいは両替してショッピングに使うことができます。マルチカレンシー口座で40種類以上の通貨を1枚のカードで管理し、両替手数料は一般的なカードよりも格安に設定されているため、外貨利用の多い人に最適なカードです。

ATMから現金を引き出すこともできるため、海外旅行や出張には特に便利ですね。このWiseデビットカードの利用にも限度額が設定されています。この限度額はWiseに登録している住所によって異なります。

Wiseアカウントが日本の住所で登録されている場合

Wiseアカウントが日本の住所で登録されている場合、Wiseアカウントが日本の住所で登録されている場合、規制によりアカウントの保有限度額は原則100万円(すべての通貨を日本円に換算した合計額)までに制限されています。

なお、この保有限度額は一定の条件のもとで、一時的に最大2,000万円まで引き上げることが可能です。設定した期間終了後は、限度額は自動的に100万円に戻ります。

Wiseアカウントが米国の住所で登録されている場合

Wiseアカウントが米国の住所で登録されている場合、支払いの種類によって利用限度額は異なります。また他の国と異なり1日あたりの利用限度額が設定されています。毎日の限度額は毎日午前0時に更新されます。毎月の限度額は毎月1日に更新されます。

決済方法ごとの限度額

1回あたりの限度額(USD)

1日あたりの限度額(USD)

1か月あたりの限度額(USD)

ICチップとPIN / モバイルウォレット

デフォルト:1,000、最大:2,000

デフォルト:1,000、最大:2,000

デフォルト:5,000、最大:15,000

ATM出金

デフォルト:250、最大:1,000

デフォルト:250、最大:1,000

デフォルト:1,500、最大:6,000

コンタクトレス決済

デフォルト:200 Max: 400

デフォルト:500、最大:1,000

デフォルト:1,500、最大:4,000

磁気ストライプ決済

デフォルト:1,000、最大:1,500

デフォルト:1,000、最大:1,500

デフォルト:1,500、最大:6,000

オンライン決済

デフォルト:1,000、最大:2,000

デフォルト:1,000、最大:2,000

デフォルト:2,000、最大:15,000

(2026年3月4日時点の情報を基に作成、法人アカウントをお持ちの場合は、別の利用限度額を設定することができます。)

Wiseデビットカードの利用限度額を変更する方法

Wiseデビットカードの利用限度額は簡単に変更可能です。利用限度額は、アプリまたはウェブサイトで変更することができます。

日本を含めほとんどの国でのアプリでの利用限度額変更手順は以下の通りです。

  1. 「カード」タブに移動する

  2. 「制限」をタップする

  3. 変更したい限度額を選択する - ショッピング利用とATM出金の限度額を別々に設定できます

  4. 「利用限度額を変更する」をタップする

  5. 限度額を入力して「保存」をタップする

ウェブサイトでの手順は以下の通りです。

  1. 画面左側の「カード」タブに移動する

  2. 「制限」を選択する

  3. 変更したい限度額を選択する - 利用またはATM出金のいずれか

  4. 「利用限度額を変更する」をタップする

  5. 限度額を入力して「保存」をタップする

米国の住所で登録したアカウントに紐づけられたWiseデビットカードでは、利用限度額の変更方法が異なります。

アプリでの手順は以下の通りです。

  1. 「カード」タブに移動する

  2. 「制限」をタップする

  3. 変更したい利用限度額を選択する

  4. 下部のボタンをタップして、最大またはデフォルトの限度額に変更する

ウェブサイトでの手順は以下の通りです。

  1. 「カード」タブに移動する

  2. 利用限度額を選択する

  3. 変更したい制限を選択する

  4. 下部のボタンをタップして、最大またはデフォルトの限度額に変更する

結論:Wiseの海外送金限度額は?

Wiseの法人向けカードの限度額

ここまで主に個人アカウントについて説明してきましたが、以下ではWiseの法人向けデビットカードの限度額について説明します。

メンバーごとの限度額設定も可能

法人で各チームメンバーにカードを発行する場合、それぞれのメンバーの1日あたりの限度額と1ヶ月あたりの限度額を設定できます。管理者はチームメンバーのカードの利用を一時的に停止することができます。

管理者ではないチームメンバーはログイン時に自分の限度額を確認できますが、法人アカウントや財務に関するその他の情報を見ることはできません。

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結論:Wiseの海外送金限度額は?

この記事ではWiseの限度額について詳しく説明しましたが、日本のユーザーにとって特に以下の4点が重要なのでおさらいです。

  • 日本のWiseアカウントで一度に送金できるのは最大1億5000万円(相当額)まで

  • 日本のWiseのアカウント内の合計残高が100万円を超えたら、30日以内に超えた金額について払い出すための余剰金用の口座設定が必要

  • 日本で発行されたWiseのデビットカードでは1か月あたりの利用、出金限度額に加えて1取引100万円まで

第一種資金移動業者として送金可能額が大幅に上がったことで、個人ユーザーはもちろん、法人アカウントユーザーに対しても幅広い国際送金ニーズに応えられるようになりました。

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よくある質問

日本のWiseアカウントで一度に送金できるのはいくらまで?

日本のWiseアカウントで一度に送金できるのは最大1億5000万円(相当額)までです。

Wiseで日本に100万円を超える送金は可能?

はい、Wiseアカウントの居住国が日本の住所で登録しているユーザーの場合、最大1億5000万円(相当額)までの国際送金が可能です。高額送金には、本人確認書類の提出が必要で、送金額によっては追加の書類が求められる場合もあります。

日本のWiseのアカウント内ではいくらまで保有可能?

基本的には、100万円(相当額)です。アカウント内の合計残高が100万円相当額を超えた場合、超えた金額を払い出すための余剰金用の口座設定が必要です。余剰金用の口座設定は30日間の猶予期間内に行う必要があります。

だだし、最大2,000万円、最長6か月間まで保有限度額の引き上げも可能です。規制のため、保有限度額を変更するには、アカウントのすべての保有通貨を日本円に換算した合計額が100万円以下である必要があります。詳細は、日本のお客様のWiseアカウントの保有限度額についてをご覧ください。

日本のWiseカードの限度額は?

1か月あたりのショッピング利用限度額は400万円です(1回あたり100万円以下である必要があります)。1か月あたりのATM出金限度額は53万円です。