ソニーバンクウォレットの使い方は?海外利用の手数料やメリット・デメリットを徹底解説!
海外旅行の際、現地での支払いをどうしようかと頭を悩ませる人は少なくないでしょう。現金を持っていくのか?それともカード決済にするのか?手数料や手間を考えると何がベストか決めがたいですよね。
そんな人にぜひチェックしてほしいのが、Sony Bank WALLETのデビットカード。ソニー銀行の外貨預金と連動したデビットカードで、自分の口座にある外貨を海外でそのまま使うことができます。
実は筆者もオーストラリア移住前にソニー銀行の口座を開設し、実際にデビットカードを使ってオーストラリアドルでの支払いをしています。日本円を両替して利用できるので便利である一方、利用の仕方によっては予想外にコストがかかってしまうことも。
そこで今回の記事では、Sony Bank WALLETの手数料の仕組みから具体的な使い方を詳しく解説していきます。Wise(ワイズ)など他社サービスとの比較もしていくので、ぜひ本記事を参考に自分に合ったサービスを選んでみてください。
Sony Bank WALLET(ソニーバンクウォレット)とは?
Sony Bank WALLETとはソニー銀行が発行する、キャッシュカードとデビットカードの機能が備わったカードです。ソニー銀行の外貨預金口座に紐づいており、外貨でそのまま決済ができます。対応している通貨は日本円を含む11通貨で、年会費及び発行手数料は無料です。カードのブランドはVisaです。
【徹底比較】Sony Bank WALLETと人気サービスの手数料・レート比較
早速、Sony Bank WALLETの手数料を見ていきましょう。ここでは、Sony Bank WALLETと類似サービスを比較していきます。比較対象は外貨両替に強いWiseとVisaの楽天カード、比較項目は為替手数料と海外事務手数料、そして海外ATM利用手数料です。
Sony Bank WALLET(優遇なし) | Sony Bank WALLET(プラチナ) | 楽天カード(Visa) | ||
|---|---|---|---|---|
為替手数料 | 0.15円/米ドルなど | 0.04円/米ドルなど | 0.73%~(※1) | 0.25円/米ドルなど |
なし | なし | なし | 3.63% | |
海外ATM利用手数料 | 220円+1.79% | 220円+1.79% | なし(※2) | 110円/220円ごと+利息 |
(2026年2月3日時点での情報を基に作成)(※1)両替手数料。(※2)月2回3万円まで。
Sony Bank WALLETは利用状況に応じて優遇プログラムがあり、優遇なし、シルバー、ゴールド、プラチナの4つのステージがあります。ステージに応じて為替手数料に違いがあります。また、海外事務手数料に関しては対象の10通貨であれば事前に両替を済ませておくことで、海外での決済時にも余計な手数料がかからず利用可能です。
ちなみに、事前に両替をしていなくても決済自体は可能です。「円からアシスト」という機能があり、自分の口座に決済通貨が入っていない際には円普通預金口座から自動的に両替して引き落とししてくれます。ただし、その際には1.79%の海外事務手数料と為替手数料がかかります。
Wiseもあらかじめ自分の口座に決済通貨を準備しておくことで、手数料不要で支払いができます。所有していない通貨を利用する場合には両替手数料がかかりますが、0.73 %~と格安です。ちなみに、為替レートには実際の市場仲値が採用されており、為替手数料はかかりません。利用できる通貨は40 以上と、世界各地で利用可能です。
楽天カードは海外で買い物などに利用する際には海外事務手数料3.63%がかかります。プラスして為替手数料も発生するので、決済額が大きくなればなるほど手数料も上がっていきます。なお、ATMで現金を下ろす場合には1万円以下の場合は110円、1万円を超える場合には220円の利用手数料がかかります。そして、海外でのATM利用はキャッシング扱いとなるため返済時には利息が発生する点に気を付けなければなりません。実質年率18%、これを返済日までの日割りで計算した金額を利息として支払います。
さらに分かりやすく、ハワイで1,000ドルを買い物したとしてコストの差を見ていきましょう。為替相場は2026年2月3日18時時点のデータを参照し、1ドル=155.67円とします。1,000ドルは155,670円です。
Sony Bank WALLET(優遇なし) | Sony Bank WALLET(プラチナ) | Wise | 楽天カード(Visa) | |
|---|---|---|---|---|
為替手数料 | 150円 | 40円 | なし | 250円 |
海外事務手数料 | なし | なし | なし | 約5,651円 |
(2026年2月3日時点での情報を基に作成)(※1)30日後の引き落としで返済する場合
Sony Bank WALLETの場合、優遇なしだと為替手数料は150円、優遇ありだと40円です。一方、楽天のVisaカードは為替手数料はそれより少し高く250円、海外事務手数料が5,000円以上もかかります。Wiseの場合は両替手数料以外にはかからないのでお得です。
どのサービスが最適かは、利用頻度やソニー銀行での預金残高によって異なります。
ソニーバンクウォレットのメリット・デメリット
この段落ではSony Bank WALLETのメリットとデメリットを見ていきます。手数料以外にも注目すべきポイントはありますので、ぜひ長短を踏まえて検討してみてください。
メリット | デメリット |
|---|---|
|
|
既述の通り、Sony Bank WALLETは日本円以外には10の外貨に対応しています。対象通貨の口座を開設し資金を入れておけば、海外での支払いの際にはその口座から直接引き落としが可能です。また、利用状況に応じて優遇措置もあるため、使えば使うほどお得に利用できるようになっていきます。
国内ショッピングで利用した場合にキャッシュバックがあるのも魅力のひとつです。ステージなしでも0.5%、プラチナステージでは2%の還元率です。ちなみに、過去には海外での利用にキャッシュバックがついたこともあります。(2026年2月4日時点では終了しています)
一方で対象通貨が10通貨に限られており、それ以外の通貨を使いたい場合には常に手数料1.79%の手数料が発生します。優遇がない場合にはこれに加えて為替手数料も発生するので、思ったよりもコストがかかってしまうことがあります。
写真付きガイド:Sony Bank WALLET の口座開設・使い方
では、具体的にSony Bank WALLETの使い方を見ていきましょう。
口座開設~外貨取得までの流れ
まずは口座開設から実際に外貨を取得するまでの流れです。
口座開設
まずはソニー銀行の口座開設です。ソニー銀行の場合、手続きは「スマホ」「ペーパーレス」「郵送」のいずれかで行います。スマホの場合はすべてオンラインで完結するのに対し、「ペーパーレス」はウェブサイトで手続きの上、本人限定受取郵便で郵便局員に本人確認をしてもらう必要があります。一方、郵送は15歳未満の方もしくは外国籍の方のみ、手続き可能です。ここではスマートフォンでの手続き方法を説明します。
スマートフォンでソニー銀行のページを開くと、右上に「口座開設」というボタンがあります。そこをタップし、次のページでさらに「口座開設に進む」をタップします。
すると「口座開設方式の選択」ページに進むので、「スマホ」を選択して「手続開始」をタップします。そのあとは画面の指示に従って必要事項を入力、本人確認書類を撮影して提出して終了です。ちなみに、デビットカードは口座開設と同時に発行でき、開設から約10日でカードが到着します。
アプリのダウンロード
口座開設が済んだら、次はアプリをダウンロードします。ソニー銀行の関連アプリは「ソニー銀行アプリ」と「Sony Bank WALLET」アプリの2つがあり、それぞれ用途が違います。外貨取引をするには「ソニー銀行」アプリのダウンロードが必要です。
ソニー銀行アプリ
残高照会などの他に振込手続きや外貨購入など、種々の取引が行えるアプリ。
Apple Store: ソニー銀行アプリ - App Store
Google Play: ソニー銀行-残高確認、振込、外貨取引を簡単に - Apps on Google Play
Sony Bank WALLETアプリ
残高照会、取引履歴を照会するためのアプリ。
Apple Store:Sony Bank WALLETアプリ - App Store Sony Bank WALLETアプリ - App Store
Google Play:Sony Bank WALLET - Apps on Google Play
外貨購入手続き
「ソニー銀行」アプリをダウンロードしたら、アプリ上で外貨購入の手続きをします。まずアプリ左下に表示されている「外貨取引」をタップします。
すると外貨取引画面が表示されるので、購入したい外貨を選びます。
「取引」→「購入」と進むと購入額を入力する画面になるので、必要な金額を入れて「確認」をタップしましょう。そして次の画面で「購入」をタップするだけです。
実際に外貨を使ってみる
購入手続きが済むと外貨口座が開設され、両替した資金がそこに入ります。ここまでできたら準備はOKです。デビットカードを使って支払う場合には店頭で「カード支払いで」と伝えるだけです。カードブランドはVisaなので多くの場所で使えると予想されますが、心配な場合には「Visaで」と伝え、念のためカードが使えるか確認しましょう。
ATMを使う場合にはまずカードを差し込んで取引を開始します。’Withdrawal’(現金引き出し)を選ぶと口座種類の選択になるので、’Checking Account’を選びましょう。ちなみに、’Saving’が表示されることがありますが、これは貯蓄用口座です。そして必要な金額を入力したら’confirm’(確認)ボタンを押し、手続きを終えます。
リアルな評判は?オリコン顧客満足度の口コミ
2025年にオリコン顧客満足度が発表したデータによると、ソニー銀行はネット銀行部門で総合1位の評価を獲得しています。特にアプリ・サイトの使いやすさ、手数料の満足度で高評価を得ています。一方で付帯・連携サービスについてはいまひとつのようで、「独自にサービスの提供を目指す余り、他サービスとの連携がしにくいです。」という口コミが寄せられていました。
海外旅行に最適なのはどれ?
このように、ソニーバンクウォレットは全体的な評価は高いものの、機能の一部に不満を抱えている人はいるようです。また、使う人が置かれている状況によって利用できるサービスが異なるので、一概に「絶対におすすめ!」と言い切れるものではありません。そこで、Sony Bank WALLETが向き、不向きな人の特徴を確認しておきましょう。
Sony Bank WALLETが適している人
ソニー銀行をメインで使っており、優遇ステージが高い人
対象の10通貨をよく使う人
すでに説明した通り、ソニー銀行は優遇ステージが高ければ高いほどお得に利用可能です。そのため、普段からソニー銀行を使っており優遇ステージの獲得条件を満たしている人であれば、海外旅行の際にもその恩恵を受けることができます。ちなみに、ステージの判定は月末の残高と利用状況によって決定されます。例えばシルバーステージを獲得するには月末の総残高が300万円以上、もしくは外貨預金の積立購入が月3万円以上、あるいは投資信託の積立プランが月間3万円以上、のいずれかの条件を満たさなければなりません。
また、ソニー銀行で購入し実際に使用できる外貨は10通貨です。アメリカドル、ユーロ、オーストラリアドル、などこれらの通貨圏によく行く人であれば非常に使い勝手の良いカードといえるでしょう。
他社サービスが適している人
対象10通貨以外が必要な人
利用状況に関わらず、常に公正なレートを求めている人
対象通貨以外が必要な場合にはSony Bank WALLETで決済してしまうと手数料が高くなりがちです。そのため、対象通貨以外を頻繁に使う人はWiseデビットカード、IDARE(イデア)、韓国のPAYCO(ペイコ)、中国のAlipay(アリペイ)など、他のカードを検討した方がいいかもしれません。特にアジア圏は香港ドルにしか対応していないため、韓国やタイ、ベトナムといった日本人に人気の旅行先に行く場合には注意が必要です。ちなみに、Wiseなら40以上の通貨が保有可能です。
また、利用頻度が高くない場合にはステージを獲得できず、思ったよりも手数料を支払わなければならないことも。その点、Wiseなら手数料は利用状況に左右されません。為替レートも実際の市場仲値が採用されるので、常に公正な取引ができます。
まとめ
今回の記事ではソニーバンクウォレットについて詳しく見てきました。ソニー銀行ユーザーであり、対象通貨を頻繁に利用する人であればとても使い勝手の良いカードといえます。一方で、対象通貨以外が必要な場合には他の選択肢を考える必要があります。先述の通りWiseであれば40以上の通貨に対応しており、かつ手数料も0.73 %~と格安です。気になる方は、ぜひ下記のシミュレーションページで渡航先の通貨の為替レートを調べてみてください。自分の渡航先やニーズに合わせて、最適なツールを選ぶようにしましょう。
ソース
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