PayForexの代替サービス5つを徹底比較!
PayForexはオンラインで手軽に海外送金ができるサービスです。手数料が安く着金が早いことを売りにしていますが、果たして最善の海外送金方法なのか、気になりますよね。
この記事ではPayForexとその他の海外送金サービス5つを徹底比較。手数料、送金スピード、使いやすさなどの観点から比べていきます。
Western Union(ウエスタンユニオン)
PayForexに代わるサービスを検討する理由は?
PayForexはQueen Bee Capitalが運営する海外送金サービスです。2011年からサービスを開始し、日本から約40通貨以上、200以上の国と地域に送金が可能です。個人から法人まで様々な送金のニーズに対応しており、オンラインから送金手続きができる点も魅力的です。
しかし、近年海外送金サービスは多様化しており、PayForexよりもお得で便利に利用できるものもあるかもしれません。様々なプロバイダを比較検討することが重要です。
PayForexのメリット
オンラインで24時間いつでも送金手続き
海外送金手数料が0円〜と格安
口座への入金、現金受取、電子マネー、海外携帯チャージなど豊富な受取方法
10カ国語のサポートダイヤルで安心
法人利用も可能
PayForexのデメリット
送金額から関係銀行手数料が差し引かれる場合がある
為替レートに為替手数料が含まれている
100万円を超える金額の送金はできない
PayForexの代替サービスを5つを比較
PayForexに代わる5つの異なる海外送金サービスを比較してみましょう。特に、送金手数料、レート、送金スピード、使いやすさに焦点を当てて検討していきましょう。
プロバイダ | 送金手数料 | レート | スピード | 使いやすさ |
---|---|---|---|---|
PayForex | 無料〜1,980円(+中継銀行手数料) | 為替手数料を上乗せしたレート | 即時〜2営業日程度 | モバイルアプリ、日本語対応 |
Wise | シミュレーションで確認 | 実際の為替レート | 1〜3営業日程度 | モバイルアプリ、24時間365日のカスタマーサポート、日本語対応 |
Revolut | 無料(+中継銀行手数料) | 0〜1.5%の為替手数料を上乗せしたレート | シミュレーションで確認 | モバイルアプリ、24時間365日のカスタマーサポート、日本語対応 |
PayPal | 499円 | 3または4%の為替手数料を上乗せしたレート | 即時〜数分 | モバイルアプリ、24時間365日のカスタマーサポート、日本語対応 |
Western Union | シミュレーションで確認 | 為替手数料を上乗せしたレート | 即時〜5営業日程度 | モバイルアプリ、24時間365日のカスタマーサポート、日本語対応 |
Goレミット | 2,000円+中継銀行手数料 | 為替手数料を上乗せしたレート | 1〜3営業日程度 | モバイルアプリ、日本語対応 |
海外送金サービスを比較する際、送金手数料だけでなく為替手数料や中継銀行手数料にも気を配る必要があります。これらのコストは見落としやすく、思わぬところで合計コストを引き上げてしまうことがあるためです。
Wiseなら、シミュレーション時に確認できる送金手数料以外の手数料は一切かかりません。そのため、PayForexよりもお得に送金できることもあります。
1. Wise(ワイズ)
2011年に設立され、海外送金・キャッシュレス決済サービスとして知られるWise。利用者数は1,600万人以上、毎日の送金取扱額は300万ポンド(5億円超)に達しています。日本では2016年にサービスを開始しました。
Wiseを運営するワイズペイメンツジャパン株式会社は、関東財務局から第二種資金移動業者としての登録を受けています。
Wiseの特徴
格安の送金手数料:独自の海外送金仕組みを採用し、手数料が銀行とは異なり格安。中継銀行手数料もかかりません。
実際の為替レート:隠れコストがなく、常に為替手数料が上乗せされていない実際の為替レートで送金可能。明瞭な手数料体系で他のプロバイダーよりもお得です。
送金にかかる時間:1〜3営業日程度が目安で、ほとんどの場合は24時間以内に着金します。
マルチカレンシー口座:1つのアカウントで40以上の通貨を保有・管理・両替。
デビットカード:外貨のままデビットカードで決済したり、1%以下の両替手数料でお得に両替できます。
ビジネスアカウント:給与の支払いや経費管理などに便利なビジネス専用のアカウントが無料で利用できます。
Wiseのメリット
為替手数料なしの実際の為替レートで送金可能
手数料体系が分かりやすい
マルチカレンシー口座やデビットカードなどの機能が充実
ビジネスアカウントが利用できる
Wiseのデメリット
現金からの送金や現金受取はできない
大手銀行の窓口のような支店でのサポートがない
2. Revolut
2015年に設立されたデジタル銀行Revolutは、2020年に日本市場に進出しました。現在、世界の利用者数は3,500万人を超え、主にヨーロッパで急速に広まっているマネーアプリです。
日本においては、REVOLUT TECHNOLOGIES JAPAN株式会社は、関東財務局から第二種資金移動業者としての登録を受けています。
Revolutの特徴
送金手数料が原則無料:Revolutは海外送金手数料が無料。ただし、中継する銀行などによっては別途手数料がかかる場合があります。
日時によっては為替手数料無料:為替市場の営業時間内(※)であれば為替手数料が無料です。為替市場営業時間外は1%の為替手数料がかかります。
送金にかかる時間:送金にかかる時間は具体的には明言されておらず、1日以内に完了することもあるとされています。送金前にシミュレーションで確認しましょう。
マルチカレンシー口座:Wiseと同じように、Revolutでも複数外貨を1つのアカウントで管理・保有・両替することができます。
デビットカード:マルチカレンシー口座内の資金を、外貨のままデビットカードで決済に使えます。両替する際には、海外送金と同じ仕組みで為替手数料がかかる場合があります。
上位プランにアップグレード:スタンダードプランの他に、プレミアム・メタルの上位プランが用意されています。月額料金がかかりますが、ラウンジ利用や限度額・手数料の優遇が受けられます。
※ニューヨーク時間の日曜日午後6時~金曜日午後5時。
Revolutのメリット
海外送金手数料が無料
為替市場営業時間内であれば為替手数料も無料
マルチカレンシー口座やデビットカードなど機能が充実
3つの会員プランから選択可能
Revolutのデメリット
中継銀行手数料がかかる
現金からの送金や現金受取はできない
送金限度額が100万円と制限がある
3. PayPal
PayPalは1998年に設立された海外送金・オンライン決済プラットフォームです。世界中に4億人以上の利用者がおり、加盟店は3500万店を超えています。
シンガポール法人のPayPal Pte. Ltd.が日本のPayPalを管轄し、関東財務局より第二種資金移動業者としての登録を受けています。
PayPalの特徴
海外送金:アカウント間で手軽に海外送金可能。送金手数料も499円とお手頃です。ただし、通貨の両替にかかる通貨換算手数料には注意が必要です。
便利にオンライン決済:PayPalにカードや口座の情報を登録しておけば、対象のオンラインストアでPayPalにログインするだけで決済できます。面倒な情報入力が不要で、売り手に個人情報が伝わることもありません。
買い手保護制度:購入した商品に問題が合った場合などに、返金を受け取ることができます。
売り手保護制度:商品の購入者によって不当なキャンセルやクレームがあった場合に、補償を受けることができます。
PayPalのメリット
海外送金手数料が499円とお手軽
売り手に決済情報を伝えることなくオンライン決済ができる
買い手・売り手保護制度がある
ビジネス利用ができる
PayPalのデメリット
両替レートに3〜4%の通貨換算手数料が含まれている
銀行口座あての送金はできない
100万円を超える金額の送金はできない
4. Western Union
Western Unionは150年以上の歴史を誇る企業で、もとは電信事業からスタートしました。現在では、200以上の国と地域において海外送金のサービスを展開しています。
日本においては、ウエスタンユニオンジャパン株式会社が関東財務局から第二種資金移動業者としての登録を受けています。
Western Unionの特徴
送金スピードが速い:加盟店での現金受け取りを選択すると、送金から数分以内に着金します。また、銀行口座あての送金も1日以内で完了することがほとんどです。
現金で支払いができる:送金資金は口座振込で入金するか、Western Unionの取扱店に来店し、現金で支払うこともできます。
豊富な送金受け取り方法:銀行口座あての送金に加え、現金受取やモバイルマネーへの送金など、多様な受け取り方法が選択可能です。
豊富な送金先と取扱通貨:世界200以上の国と地域でサービスを提供。銀行口座を持っていない人でも、世界48万店以上の加盟店にて現金で送金を受け取れます。
Western Unionのメリット
受け取り方法が豊富
取扱国と通貨の数が多い
送金のスピードが速い
Western Unionのデメリット
両替レートに為替手数料が上乗せされている
送金限度額が100万円と制限がある
送金先によっては希望の入金・受取方法が利用できない場合も
5. Goレミット
GoレミットはSBI新生銀行が提供する海外送金サービスです。SBI新生銀行の口座を持つ個人は、アプリを用いて口座から直接送金できます。口座がない場合でも、SBI新生銀行の海外送金用口座に資金を振り込むだけで、国内送金と同じ感覚で海外送金が可能です。
Goレミットの特徴
銀行にしては安い送金手数料:送金手数料は1回あたり2,000円で、他の銀行に比べてリーズナブルな設定です。また、ダイヤモンド・プラチナ会員は月1回まで送金手数料が無料になります。
口座から直接引落し:SBI新生銀行のパワーフレックス口座を所有していれば、直接資金を引き落とすことができます。
国内振込と同じ感覚で海外送金:口座を持っていない場合でも、SBI新生銀行の海外送金用口座に国内振込するだけで送金できます。
高額送金に対応:100万円を超える高額な送金にも対応。ただし、限度額を120万円以上に設定したい場合は、資金源と送金目的が確認できる書類の提出が必要です。
Goレミットのメリット
SBI銀行の口座から直接送金可能
パワーフレックスの外貨口座から外貨建て送金も可能
高額送金に対応
ダイヤモンド・プラチナ会員は月1回まで送金手数料が無料
ビジネス利用も可能
Goレミットのデメリット
送金手数料に加えて中継銀行手数料などがかかる
為替レートに為替手数料が上乗せされている
現金からの送金や現金受取はできない
PayForexに代わるおすすめのサービス
このように、各プロバイダにはそれぞれ違った強みがあることが分かります。
Wise:為替手数料の上乗せされていない実際の為替レートで送金できるため、海外送金のコストを抑えたいと考えている人におすすめ。多通貨口座やデビットカードなども利用できます。
Revolut:3つの会員プランがあり、ライフスタイルに合わせて海外送金やキャッシュレス決済、投資などの機能を利用したい人におすすめ。送金手数料・為替手数料ともに無料で利用できる場合もあります。
PayPal:相手もPayPalユーザーであれば、アカウント間で手軽に海外送金ができます。即時〜数分以内に着金するため、スピードを重視する人におすすめです。
Western Union:送金方法がオンライン、店舗、ATM、コンビニなどから選択でき、受取方法も現金、口座入金、モバイルウォレットなどと多様なので、利便性を求める人におすすめです。
Goレミット(SBI新生銀行):銀行が提供するサービスであるため、100万円以上の高額送金も可能です。SBI新生銀行の口座を持っている場合は、直接送金資金が引き落とされるため、利便性も高いと言えます。
PayForexの代替サービスまとめ
PayForexの代替サービス5つを徹底比較した結果、各サービスの特徴が浮き彫りになりました。それぞれのメリットやデメリットを考慮し、自分のニーズに応じた最適な選択肢を探してみましょう。
ソース
When sending money to friends and family how fast do they get the transfer?|PayPal Help
Revolut launches Revolut 10 as it targets primary accounts and passes 35m customers worldwide
よくある質問
送金額や入金方法、受取方法によってコストが異なるため、一概には言えません。また、為替手数料や中継銀行手数料など、思わぬところでコストがかかる可能性があるため、Wiseなど手数料が明瞭なサービスのりようがおすすめです。
PayForex、Wise、Revolut、PayPal、Western Unionはすべて関東財務局により登録された第二種資金移動業者であり、安全に送金を行っています。ただし、高額な送金を行う場合は、Goレミットなど銀行によるサービスが適しています。
お得に送金したいならWiseやRevolut、迅速に送金したいならWorldRemitやPayforex、オンライン決済ならPayPal、ビジネス利用ならWiseやGoレミットが適しています。